(窓のカーテンを開けながら)
お尻?そっ、そうなんだ。どっちもしてほしい日が来たら言うからそれまでぜーったいに待っててね。
(紗友の言葉に背中がゾクゾクしているのを悟られないように平静を装って)
ううん。こっちもやりたいこといっぱいあるから選ばせてくれてありがたいから、紗友も気にしないようにね。
(窓の外を見ると高い石垣に囲まれた草原に何頭かの子パンダが薄暗いオレンジの照明の中、 思い思いにタイヤで遊んでいたり、笹を食べたりしていて)
昼間もあんまり動かないでいるからかな?
コアラは夜行性だからそれに少し似てるのかも。
あっ、あそこにといた。
(1頭1頭パンダを見つけてはその度に指をさす)