だってできなかったんだもん

やっと聞けた、「す」の続き…
うん…好き、諒さんが大好きだよ
(穏やかな波音とは正反対に心音はドクンドクンと大きく響き、重なり合う胸で伝えあって)
(それを刺激するように諒さんの指が這うと、びくんと体が反応して小さく跳ね)

ドキドキしてて、そんなに押し寄せる波みたいにドキドキさせないで
こうして寝るまで離れられなくなっちゃう
(両腕を諒さんの首元に回すと、諒さんの動きを止めるように抱き締めて、顎を肩に乗せ)

今までで一番くっついてる
諒さん今日はいっぱい甘やかしてみようかって言ってたもん
何回も言うよ、諒さん大好き
(耳元でそう言うと、唇で耳たぶを挟んであむあむ遊ぶように動かして)
くすぐったい?
(ちゅって音を立てて耳たぶから唇を離すと、諒さんの顔を見つめて照れくさそうに笑って)

すきー!