(浮気した夫への仕返しを考えながら街を歩いています)
(「私も浮気してやる!」そう思い、Dカップの胸を強調するようなノースリーブのワンピースでおしゃれをして、あわよくば誰かナンパでもしてこないかと…)
(すると熱いなか、額に汗をびっしりかいた青年が声を…)

えっ? 私ですか?
え、ええ、時間はありますけど…
意識調査? なあに、それ? ふふふ…
(あまりに見え見えの口実に少しおかしくなって笑ってしまいます)
(そして青年の顔をまっすぐみて…)
ねぇ、これってナンパでしょ? ナンパしてるのよね? あなた…大学生? 私、あなたよりずっと上のおばさんだけどいいの?

(戸惑う素振りの青年の手を軽く握り、雑踏の中で青年だけに聞こえる声で…)
あなた、ひょっとして童貞でしょ? なんか顔に書いてあるわ…
ねぇ、お茶だけ…私と一緒にお茶が飲みたいだけ? それとも他に目的あるのかしら?