>>940
はあ…はあ…っん、あぅ……
(いつもの耕司さんなら、どちらでもいいなんて言わない…冷ややかな言葉で少し我に返った。彼はまだ私を愛している。だからこそ私の身体は反応する。それなのにこんなやり方で私を捻じ伏せる)
(想いと行動がちぐはぐで、感度が増し続ける身体が自分のもののようでなくて、それでも抱いてもらえるのが嬉しくて、頭の中が滅茶苦茶になりそうだった)
(それは先ほどからずっと、涙となり流れ出ている)

あっ、ああ、っく……ひぁ…っ
(脚が限界を告げていてもお構いなしで腰を持たれて、先端が粘膜に擦り付けられるとひくんと尻が跳ねる)
ああ…入っちゃ…う……っ、あああっ
(膣内に侵入してくるペニスの動きはやはりいつもよりも強引で、それでも覚え込んだ太さ、長さ、形のすべてに、身体は敏感に反応してしまう)
あん…っあん…っ…ああ……っ、強い…っ、ああんっ……
(言葉にはしない…けれど、快感を感じていることも、ペニスを咥え込んだ膣内が悦んでいることも、何度も軽く達していることも、彼には手に取るようにわかるはずだ)
(あなたの絶頂を感じ取るときゅううっと締め付けて、自身も一段と高みに登り詰める寸前で)

あん…あん…ああん、耕司さ…ん、こうしさぁん…ああ、いい、だめ…も………
(顔は見せたくない。快感と葛藤と戸惑いとある種の確信、そんなものが渦巻いて涙でぐちゃぐちゃになった表情は見られたくない。どうかこのまま、いつも顔を見合って、口づけをして果てていたわたしたちに似つかわしくない最後を…)

こうしさ…ん、あああっ、いっちゃう……っ!!