>>950
私……全然、虚しくなかったです
だって耕司さん、私のことが嫌いになったわけじゃないってわかっていたから
そんなにすぐに体だけなんて割り切れるほど、私たちの関係は軽くなかったはずです

耕司さんがどうしてこんなふうになったのかは検討がついていますし…
だから、私は変わらずあなたのことが大好きです
(にっこりとした笑顔を向けた瞬間、耕司さんは泣いていた。先ほどだって冷静さは欠いていたが、こんなに感情をあらわにする耕司さんは初めて見る)
(その姿に最初は驚き、そして胸を打たれ、最後には愛おしさよりももっと愛おしい気持ちが涙とともに込み上げてきた。頬を擦り寄せるとあたたかい涙が混ざり合う)

ふふ、嬉しい……
私、いつだって完璧な執事さんが好きなんじゃない
耕司さんというあなた自身が好きなんです
だから、失格なんて言わないで?
(あなたが深呼吸して何かに吹っ切れたような表情を浮かべると、不思議そうに覗き込んで)
策?ってなんですか?
……今聞いても、教えてくれなそうだけれど

(私の手を包む大きな手。この手をずっと離さないその真剣な瞳も、力強い声も、精悍な顔立ちも、なにより、私を大切に思ってくれる彼を)
私も……誰よりもあなたを愛しています

でもね、いきなり豹変してちょっと怖かったんだから!
だからね、今度は優しく優しく抱いてくださいませ
(そう言いながらあなたに跨ると、緩やかに落ち着いたペニスにまだ蕩けた秘部が触れる)
(そんなことは構わない。先ほどは自らこうすることはできなかった。いつものように甘えたり、笑ったり、安心した気持ちで耕司さんのそばにいられなかった)
(でも今は違う。これからを誓ってくれた耕司さんに、満面の笑みで告げよう、私の一番伝えたいことを)

ありがとう、耕司さん
大好きだよ!