統合失調症のよく知られている症状は、幻覚と妄想です

周囲が自分の悪口を言っている、誰かに監視されているなど、事実でないことを事実だと信じ、
たとえば誰かが自分をねたんで、いやがらせをしていると思う。
警察や暴力団にまで手をのばして、自分を監視させていると思い込む(被害妄想)。

しかし、これだけ周囲が騒ぐのは自分が特別な人間であるからかもしれない。 (誇大妄想)。

これらの妄想・幻聴に対して、病者は最初のうちは半信半疑のこともあるが、 明確な実感を伴うようになると、
周囲からの指摘・説得によって判断を変えることがなくなってくる (病識欠如)。
その結果、妄想・幻覚に基づいて相手を非難したり、
あげく、相手を殺害する、など他害行為をも、口にするようになる。