https://www.asahi.com/articles/ASQ9B1SY1Q96UTIL04Y.html
ジャーナリストの伊藤詩織さんが性被害を告発してから5年。性犯罪をめぐる司法の現場や被害者の心情にどんな変化を生んだのでしょうか。
性犯罪被害者の支援を中心に活動している弁護士の上谷さくらさんに聞きました。
――伊藤さんの告発の後、変化を感じることはありますか。
「伊藤さんが顔を出して実名で告発したことは、とてもインパクトがありました。その前後から、性犯罪被害者からの相談は増えています。
同じころ、性犯罪に関する刑法改正や財務事務次官によるセクハラ問題などもあり、『私が黙っているのはおかしい』という意識が少しずつ根付いてきているように思います」