女子寮侵入の警察学校元教官 起訴内容認め「更生誓う」福岡地裁初公判
9/6(金) 19:03配信毎日新聞

九州管区警察学校(福岡市)の女子寮に侵入したとして、住居侵入罪に問われた
同学校の元教官、幸村紀吉被告(39)=同市城南区=の初公判が6日、福岡地裁(蜷川省吾裁判官)であった。
幸村被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年2月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて即日結審した。

起訴状によると、幸村被告は同学校教官だった昨年10〜12月、女子寮の居室に計55回侵入したとされる。

検察側の冒頭陳述によると、幸村被告は休日の当直勤務時、旅行などで女子寮が無人になった隙(すき)に
寮生に貸与されるカードキーなどを使って居室に侵入。寮生の下着のにおいを嗅ぐなどし、その様子をスマートフォンで撮影していた。

別の痴漢行為の疑いで幸村被告を検挙した際、所持していたスマートフォン内の画像から女子寮侵入の疑いが発覚した。
幸村被告は被告人質問で「被害者や警察、市民に多大な迷惑をかけた。更生して再犯しないように誓う」と話した。

幸村被告は当時、福岡県警から九州管区警察局に出向していた。同局からは今年6月に停職6カ月の懲戒処分を受け、同月依願退職した。【浅野孝仁】

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