東南アジア、とりわけタイから美女移民がたくさん来ますように…
古谷経衡
猫系作家の時事評論
やはり移民しか日本を救う道なし
2021年06月29日(火)14時47分
https://www.newsweekjapan.jp/furuya/2021/06/post-12.php 一部抜粋

■国力は「人口×生産力」で決まる
この構造は「経済の二重構造」と呼ばれ、高度成長期にことさら問題になった。
池田勇人の時代、日本経済はこれをして「田んぼの鶴」と呼ばれた。
上半身はハッとする程美しいのに、下半身は泥濘に浸かって土に汚れていることからそう呼ばれた。まさに二重構造である。
日本経済はこの問題を解決するのに約30年かかった。いかにAIが発達した現在でも
生産性が人口減を補う速度で、たった数年のうちで向上するなどというのは机上の空論である。

国力は、人口×生産力で決まる。経済学の基礎だ。日本は人口が多すぎるから至って少なくなった方が良いというのは危うい抗弁だ。
先進諸国の中で、アメリカだけが潜在成長率が著しく高いのは単に人口増加のせいである。
アメリカはもはや3億3000万人を有する人口大国だ。アメリカでは特にヒスパニック系の人口増加が著しく、
それが消費と旺盛な住宅需要をけん引している。この人口増加が、アメリカ経済を底支えしているのだ。

日本ではイデオロギーの左右を問わず、移民アレルギーが多い。
実際に日本は、技能実習生という名目で事実上、海外からの安い労働力に依存している。
しかし技能実習生制度は、「いつかは祖国に帰ってもらう」体で始まった、上から目線の欺瞞措置にすぎない。
法的に移民と認められていないばかりに、彼らの労働環境や人権状況は言うまでもなく劣悪なものが多い。
日本は正式に移民を認め、東南アジアから大量の移民を招聘して人口減に歯止めをかけるべきだ。