0076...φ(・ω・`c⌒っ
2020/01/03(金) 22:45:41.81ID:XyZMtmDp佐藤寿美子(以下、寿美子。)は玄関で上履きからスニーカーに履き替えていた石田健太(以下、健太。)に出会った。
「寿美子、今日の午後3時に公園に来て、歌を歌ってみろ。」
寿美子は上履きから赤い長靴に履き替えながら、「公園で歌うっ?はぁ?」
「そうだよ。歌うの下手だろ。上手く打ってみろよ。」
「わかったわ、受けて立つわよ!!」
寿美子は帰宅すると、ランドセルや手提げかばんを部屋において、玄関に向かった。
朝の雨と打って変わって晴れていたが、寿美子は学校の登校時に履いた赤い長靴を再び履いた。
右足のハイソックスがずり落ちているためと素足と中の布が直接触れて、ハイソックスと中の布が触れている左足とは
違った感触となってしまっているが、寿美子は全く気にしていない。
小刻みに「キュッキュッ・・・」と地面をする音を混ぜながら、長靴を「カポカポ・・・」と鳴らしながら、寿美子は土蔵に向かった。
土蔵で寿美子は、頭に被れる物を探す。
そして、年代物の甕を発見。
「甕を被って声の練習だわ。」
寿美子は甕を頭にすっぽり被った。
辺り一面がが蒸し暑くて息苦しい暗闇に覆われて、寿美子の声だけが反響する。
「ふゎーっ、ほへはいへふわ!!」
寿美子は楽しそうに、両足の長靴を地面に擦り付けたり、踵を踏みつけて長靴を変形させてながら、声の練習をしている。
声の練習の後半の入ったあたりで、左足の長靴が脱げてしまい、寿美子は左足を上げて声の練習を続けた。