(ささらから攻撃を仕掛けられた魔女は一定の距離を保ったまま躱していく)
(なぜか魔女は攻撃するつもりはなく、ささらに接近しようとしなかった)
(近すぎず離れすぎずささらを研究対象のように観察しているようで)
……おい、俺が相手をしてやるよ
久しぶりだな…お前のこと忘れてないぜ
(魔女に支配されているにしては珍しく自我を保ったままの男がささらの前に姿を現した)
(初対面ではない相手、魔法少女になったきっかけともいえる犯罪者がそこにいた)
美凪ささら……だっけか
お前を見てると捕まった日の悔しさを思い出しちまう!
(憎い対象としてささらを見つめて凶悪な顔をして睨みつけていく)
(魔女の読心術のおかげか、ささらの名前まで知っていて)
へたに動くと…分かってるよな?
(男が笑いながら多数の人質に目をやって、ささらが反抗しないように牽制する)

【せっかくだし名前も読み取ったことにしておいたよ】
【ここからたっぷり、くっ殺な展開にしていくからよろしくね】