>>3
ええ、行くところなんてないさ。ロンド・ベルに連れて行かれそうになって逃げてきた。
それなりに楽しくやっていけそうだったのに、台無しだ。もう住んでた街には戻れない。
条件って何だ。
(手を触れてみると、大きな胸がシャツのなかではちきれそうになっているのがわかる)
かくまってくれるのか。わたしの「マスター」か。
(アメジスト色の瞳をきらめかせて、口の端がほくそ笑むように上がった)