愁目の内に魔は嗤い来るや
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@ピンキー2010/05/23(日) 01:06:33ID:DCK+L61J
 中華、丹。千年に一度の名君と呼ばれた永世帝(元ネタは乾髓驕jの治世。十三姫こと端静公主は父・永世帝の溺愛を恣にし、自由気ままに淫虐の日々を過ごすのでした。
ところが世には賢奸多く、また十三姫に躰で取り入ろうとする野心家もちらほらと。十三姫を諫める忠臣に、煽てる奸臣。
頭を悩ます兄弟姉妹に、手中の珠の如く溺愛する永世帝に十三姫を政略の道具として所望する異民族――。さてさて、丹の命運や如何に。

忠臣になるもよし、奸臣になるもよし、皇族になるもよし、宦官や市井の民、異民族になるもよし、仮想中華なりきり(18禁ネタあり)です。
時代背景、官位は明〜清(アバウトに考えていただければ)首都は北京で、それに次ぐ都市が南京というのも同じです。
以下参加テンプレです。

【姓】
【名】
【字】
【俗称】
【身分】
【身長・体重など】
【官職・品階】
【党派(ある場合)】
【NG(ある場合)】
【備考】
0048端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/05/29(土) 20:42:41ID:T3oaUVIm
…っん…っ……!

(袋に与えられた刺激に李沈の腰が面白いように反応し、恭順の誓いを破った)
(だが、端静公主は己の躰の火照りを鎮めたいだけで、李沈の行為を咎める余裕が無くなっていた)
(たった今、李沈の袋に触れた左手を噛み、快楽の声を奥歯に留めた)

(左手の指先はどれもぬらぬらと愛液に濡れていた)

(しばらく動きを止めていた端静公主の膣に、李沈の陰茎の形がくっきりと記憶される)
(躰の芯が蕩けたように李沈を欲しがり、紅唇はだらしなく半開きになり、何かを求める)

(「すきよ…玉兔……」の言葉に李沈は、「うん」と答え引き締まった両の腕で端静公主を包み、肩から背、背から腰、尻と撫ぜた。
李沈の腕は先ほどのように端静公主を締め付けるものではなかった)

(「どうぞお好きに、小婉のお気の召すまま動いてください」そう端静公主には受け取ることができた)

くすっ……クスクス……

(李沈の腕の中、小さな笑い声をあげる)

(悪戯を思いついた子供のように生意気に上がった口角は、李沈の無防備な喉仏に軽い接吻を浴びせた)
(李沈が低い呻きをあげるのを確認すると、喉仏の形状を舌で確かめるようにゆっくりと、嬲るように舌を這わせる)

(李沈の首が弓なりに曲がるのを眺めながら、柔らかな両腕を李沈の首に回し、李沈の胸の中に黒髪に包まれた裸体を埋める)

ねぇ、玉兔、私、本当に胸が苦しくなってしまったわ
わかるでしょう?
ほら、こんなに

(両腕を李沈の首に回したまま、これ以上ないほど固く充血した真っ赤になった乳首を李沈の胸板に擦りつける。
白い胸からはみ出た赤い突起物は、李沈にひどく淫靡な印象を与えた)

ん…はぁっ……

(端静公主は乳首も弱く、悩ましげな吐息が李沈の胸にかかる)

おねがい…玉兔……
早く…楽にさせて……
0049端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/05/29(土) 20:44:15ID:T3oaUVIm
(目を潤ませ、切なげに形の良い眉を顰め李沈を見上げる)
(李沈の首が縦に落ちたのを見届けると、絡ませた両腕をほどき、すっと立ち上がる)

(急に端静公主から解放された李沈の陰茎は勢いよく李沈の腹を打った)

私より先に気を放ったら承知しないわよ
どうしてもそこから青臭い奔馬が漏れ出そうになったら、
吏部尚書の顰め面と殿試で出された難問と味い続けた屈辱を思い出してやり過ごすことね

(岩上に座ったままの李沈を見下ろす)
(さっと風が舞い上がり、端静公主の黒髪が端静公主の肢体を隠した)
(ごつごつとした暗い岩の上に投げ出された端静公主の二本の脚は、どこまでも白く曲がることを知らず……)
(すっと右脚を上げると、端静公主の淡紅色を帯びた柔らかな纏足が李沈の淫らに濡れた陰茎を滑った)

(端静公主の太股の内側は蛞蝓のように光っていた)

返事は?

(柔らかな纏足に隠された固い爪が李沈の尿道を抉るように返事を促した)
(反抗の言葉ではない、順いの返答を――)
(立ったまま李沈に返事を促す端静公主の貌は、月の光を浴び、淫猥さに凄みが混じっていた)
(それは十五の小娘が見せるような目の色ではなく、「ああ、やはり永世帝の血をひくお方なのだ」と李沈に思わせた)


(天にそそり立つように聳える李沈の陰茎に右手を添え)

……そう
いい子ね…

(静かな笑みを見せる)

(立ったまま左人差し指と中指で赤く充血した肉唇を開いて見せる。
閉じたはずの肉の唇はつぅっと水晶のように透明な一条の糸を垂らした)

(端静公主は己の左指で秘唇を開いたまま、右手は李沈の陽物をしっかり掴み、そのまま腰を落していった)

ちゅ…ず……ぬぷぷぷっ……


(李沈の目の前で李沈の固く反った物は端静公主に捕食されるかのように、飲み込まれていった)
0050李沈 ◆yv2TzgKXw. 2010/05/29(土) 22:32:18ID:Ic/XR0q5
ぅ、ぁ、ぅぅぅ……っっ

(まさか、無防備に晒した喉仏が、責めに晒されるとは思ってもみなかったのだろう。)
(李沈は低く吐息を漏らし、小さく呻いてされるがままに口戯を受け入れる。)
(知らず、首をうんと伸ばして弓なりの形を為し、快感に悶えていると、公主は両腕を首に回してきた。)

わかる… わかっ、た……
今… 今、楽にする……

(李沈の胸板に擦り付けられた乳首は、さらに快感を求めて泣いているようだ。)
(切なくしなだれかかるような様子を見せ、かと思えばすっと身を離した公主。)

(腫上がり、赤黒く充血して天を衝く陰茎の先端に、公主の固い爪が宛がわれる)
(それが折り曲げられると、尿道に鈍痛が走った…)
(何者をも、何物をも従える強大な「力」をもって、彼女は李沈に云った。)

「返事は?」

是 <はい> ……

(畏れ、掠れる声でやっと口にして頷く。)
(その時には、それが残酷な拷問の宣告であることなど、李沈は気付いていなかった。)
(玲玲と照り輝く月の下、端静公主の紅唇が、淫猥に笑んだ。)
(少し油断をすれば、すぐにも絶頂に達してしまいそうな快感が侵食してくる。)
(もしも、押し流されてしまえば…)

(そうならないためには、李沈がこれまでに味わった屈辱や、吏部尚書・荀頌の顔をこの甘い一時に)
(思い出さねばならない。)
(どちらにせよ、これは「拷問」なのだ。)

…れろり…

(李沈も李沈で、懇願され、否、命じられるままに公主の乳首に奉仕した。)
(れろれろと舌を絡め、唾液を絡め… そして充血した乳首に接吻の雨を降らせる)
(軽く唇を当て、ちゅっ……と吸い付き──、そして少し音を立てて唇から離す。)
(時には強めにちゅぅぅ、と吸い、敏感な箇所に舌をまつわりつかせる。)

ちゅっ、くちゅ、くちゅ、 ちゅ、ぱ……

(そうしている間にも、端静公主の襞の蠕動は確実に李沈の快感を高めていった。)

(ああ… 早く、早く…)
(許して…)

れろ、れろ、れろ…

(そうでなければ、俺は保たない。失望されてしまう…)

さわさわ…

(手と口を精一杯に使って尽くし、鼻梁や、頬ずりも試してみる。)
(最早、思考ではなかった。電気的に脳裏に浮かぶこと、全てを試した。)
(それでもなお、公主の責めは続いた。)
0051李沈 ◆yv2TzgKXw. 2010/05/29(土) 22:38:33ID:Ic/XR0q5

(…快楽に押し流されて公主より先に絶頂に達すまいと、李沈は、まずかつて賦試にて自作した詩を思い浮かべた。)

   …暁は涼しく 暮は涼しく 樹は蓋の如し
   千山濃緑 雲外に生ず……

(忽ち、脳裏には夜明けと暮れ方の涼気が肌をかすめるのが思い起こされる。)
(見渡す限りの山々には、いよいよ濃く繁った緑が、雲の上に届かんばかりに盛り上がり……)

きゅっ…とくん、とくん、ちゅぷ、ちゅぷ…… とくん、とくん……

(その間にも、端静公主の熱く濡れそぼった蜜壷が、今にも李沈の白い法悦を導くように陰茎を嬲り犯し)
(思考の中、木々の梢の間から、百も千もの端静公主が貌を覗かせ、自身の紅唇に扇情的に舌を這わせた…)

   …依微たる香雨 青 氛 [气+囚+皿]
   膩葉蟠花 曲門を照らす……

ぬちゅ……、ぬちゅ、ちゅ……

(ごくかすかに地を濡らした香り高い雨によって、青くもやが立ちこめ…)
(…そこには端静公主の艶ある黒髪の芳香がふわり、ふわりと漂い……)

(…分厚い葉、盛り上がる花は、庭の片隅の門に火と燃えて…)
(花と花の間には、敷物も敷かず端静公主が秘裂を見せ付けるように寝転び、二本の指で熱を帯びた紅いそこを)
(押し開く……つつぅ…と垂れた透明の滴は地面に染みを作った……)


ん、んっ、っぅぅ、ぅぁぁぁ…

(低く上げたのは、快感に悶えるというよりも、寧ろ苦痛に呻く声であった。)
(先程の、痛みを与えられる苦痛とは性質が違う。)
(絶えず快楽を与え続けられながら、絶頂に達することが許されない。)
(李沈は気が狂ったように首を振りたくり、歯を食いしばって吐息を漏らす)
(口の端からは唾液が流れ、首筋に伝った)

(これでは、だめなのだ。)
(自身の詩では、支配的な快感から逃れるには不十分だ。)
(李沈はあれほど憎んだ荀頌の美しい顔を、すがるような思いで浮かべた)
(やっとのことで思い浮かべた顔は、荀頌の顔をしていなかった。)
(そこにいたのすら、月光の夜に玉座に裸で座し、躰に蛇を巻き付けている端静公主の姿だった。)

(お願いだ… 早く…っ、許して……)

(気付けば、快感に押し流されて、端静公主への奉仕が疎かになっていた。)
(はっとして公主の貌を見る。…ぞっとするほど、美しい。)
(そして、その美しさの中に危険を孕んでいる様子は、先程にも増していたようだ。)

かり… くぷっ…、ちゅ、ちゅっ、ねろり…

(李沈は、突き出された乳房の、先端のその部分を口に含み、甘噛みしたり、)
(唇で挟んで圧したり、吸ったり、舌で転がしたり……)

(およそ思いつく限りの愛撫をもって奉仕した。)
(それで足りなければと、左手では同時にもう片方の胸を懇願するように、やわやわと責めた。)

…はぁっ、っ、はぁっ……
0052端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/05/31(月) 00:13:13ID:SfcKyf0+
(「わかる… わかっ、た…… 今… 今、楽にする…… 」「是……」)

(詩や己を語るときの饒舌さは影を潜め、李沈は肯定の言葉だけを口にした)
(詩や己を語るときのような熱っぽさとは違う被虐的な喜びに濡れた瞳は快楽の為焦点を失っている)

(隷属する者から発せられる言葉は、どこまでも簡潔で明瞭だった)
(その言葉を構築するはずの脳も端静公主に支配されつつあるのだと気が付くときは李沈に来るのだろうか)

(どうせこの男から出るのは「是」「是」「是」…「是」だけ。耳を傾けるまでもないわ。
それよりも、早く達したい……他のものではなく、目の前に待つ従順な詩人で。どうして、こんなにこの男が愛おしいのかしら?
どこにでもいる小吏なのに……もうすぐ無くなる命だから? 私が愛したことで殺される命だから?)

ひっ…っ! ひゃっ……ぅんっ!!

(思考を逡巡する間も与えようとすまいと続く李沈の懸命な奉仕に端静公主は喘いだ)
(もう、指を噛んで紛らわせたり奥歯に隠す必要はなかった)
(長年の願望の体現か)
(生物としての本能か)

(ちゅっ、くちゅ、くちゅ、 ちゅ、ぱ…… きゅっ…とくん、とくん、ちゅぷ、ちゅぷ…… とくん、とくん……)

(李沈の奉仕は淫らな匂いと音と共に端静公主を快楽の極限にまで送りだそうとしていた)

はぁっ…んっ…やだ…なによ。玉兔……っ! 教えてもないのに……この乳首の扱いは…… 
 っ……あなた…本当に童貞だったの?

(童貞にここまでにされるなんて……こんなの嘘よ…こんなの私じゃない……。そんな――
私に戸惑いの声だなんて演技以外似合わないし、必要じゃないわ……)

(李沈に対する愛おしさと共に、童貞に乳首を攻められ想像以上に感じてしまった端静公主は羞恥と屈辱と快楽に身を淡紅色に捩らせた)
(達するときを今か今かと待ち構え充血した秘唇がひくつきながら李沈を捕らえたまま離さない)
(鼠径部はもう誰のなにだかわからぬまま淫らに濡れて、少しでも気を抜けばそのまま滑って抜けてしまいそうな濡れようだ)

(興奮のため乾いた李沈のざらついた舌は、端静公主の乳首の形を再現するかのように這っている。ざらついた李沈の舌は涎を垂らした
理知的だった唇から生え、端静公主にひたすら赦しを乞うかのように奉仕する)
0053端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/05/31(月) 00:14:28ID:SfcKyf0+
ぁっ…んっ……っ、もうだめ……

(端静公主は苦しげに熱い息を吐き出すと、李沈の手首を握り、動きを止めさせた)
(そして苦しげな息と共に、公主の誇りと余裕を取り戻し李沈を優しく岩に押し倒しながら云った)

……いいこと……玉兔?
あなたは下から私を見上げていればそれでいいわ
私と同じ目線で…いいえ、私を見下ろそうだなんて許されることじゃないのよ

(再びぬめり光る秘部を押し広げ、李沈に見せつけ)

ほら…ね…

(薄い和毛が僅かに生えるばかりの割れ目は、寝かされた李沈にも丸見えで端静公主がそのまま白く丸い小さな尻を上下させるたびに
己の分身が淫らな粘膜に押し入る様子が見えた)

(端静公主の柔らかな奥の襞が李沈の先端を刺激し、長い部分は出される度にちりちりと魚鱗のように愛撫した。
指に与えられたものとは違う刺激に李沈は苦しげな呻きを漏らした)

玉兔…ほら、目を背けないで……
私たちが繋がっているのがちゃんと見えるでしょう?

私の中にあなたが出たり這入ったりしているわっ……っ…

……どうして小娘のように躰を震わせているの?
私、李奉礼郎と寝た覚えはあっても小娘と寝た覚えはないわ

(淫らに歪んだ美しい端静公主の貌は毒気を孕んだかのような、日頃の清楚な容姿とはなにか違う印象を与えた)

(押さえつけられ寝たままの李沈に顔を近づけ)

まさか、私より先に達しようというの?

(湿った熱気と端静公主の芳香が李沈の脳髄を蝕む)

(そのまま李沈の頬骨を唾液のたっぷり乗った赤い舌でなぞり、舌を耳まで移動させ耳の軟骨を柔らかい果実のような唇で挟む)
(そのまま軟骨に舌と唇を這わせながら、甘く囁く)
0054端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/05/31(月) 00:15:24ID:SfcKyf0+
意地悪を云う私が嫌いになった?
ふふっ…玉兔が好きだから意地悪したくなるのよ……

ほら、わかるでしょう?
「玉兔」の名前を呼ぶ度に、私の中がねっとりとあなたにしがみついて離さないのを……
私もわかるわ

名前を呼ぶ度にあなたが私の中で固く震えるのが……

……ぢゅぷっ……ぢゅ…

あと、数回あなたが出入りしたら私きっと果ててしまうわ……

(耳から紅唇を離し、端静公主の右親指と人差し指はふいに李沈の乳首を挟み擦り合うように)

はぁっ…っん……あなたもつらいのね……っ!

(右指で李沈の乳首を刺激しながら、騎乗位のまま李沈を見下ろし腰を上下させるのを一旦止め)

…一緒に……、いく?

玉兔?

(端静公主の胸の僅かな谷間で真珠のような汗が鳩尾を伝わり、臍、さらに剥き出しの結合部へと裸体を伝っていく――)
(残酷とも云えるその言動とは違い、李沈に意思を問うその貌は童女のようにあどけない様子に変化を見せ、
それが魔物のようなこの世のものではないような印象を李沈に与えた)
0055李沈 ◆yv2TzgKXw. 2010/05/31(月) 03:02:17ID:Fz6UuyfP
(李沈は一切の思考を許されないまま、自身の唾液でぬらぬらと光る公主の乳首へ奉仕を続けた。)
(彼にできることは、それを置いて他に無かった。)

(ここまで、自分を隷属せしめるものが嘗てあったろうか?)
(永世帝の前に出たとしても、内心の独立は揺らぐまい。)
(そのことに快感を感じる余裕すら、今の李沈には手の届かないものであった。)


…んっ、ちゅっ、ちゅ… っふぅ、れろ……

(懸命な奉仕に、公主が堪えることなく喘ぐのにも気付かない)
(それ程身を襲う快感は壮絶で、李沈にとっては耐える事だけで精一杯だった)

(口の中で時折上げる低い声は、掠れて今にも消え入りそうで、聞き取ることもままならないだろう。)
(唾液の掻き立てる淫らな音と、交わる二人の匂いはあらゆる感覚を刺激し、公主と同じく、)
(李沈の辛抱もすでに窮まりつつある。)
(既に睾丸に溜めた精は、管を伝って外界へ飛び出るのを時や遅しと待ちわびていた。)

「ぁっ…んっ……っ、もうだめ……」

(ふと、端静公主は悩ましげに声を絞るや、李沈の動きを制する。)
(手首を握り岩に押し倒す所作は優しく、殆ど力を入れていないのに、今の李沈には抵抗することができない。)

(…こくり、と頷いた。わかっている。)…貴女といる時に、貴女のことを考えるときに、
俺に許されていること。それは…

(下から見上げる、公主が細い指で押し広げた秘裂に、全てが示されていた。)

ぅぅ…っ、ぅぅん……

(公主の淡紅色に燃える躰と、やや日に焼けた李沈の躰が合わさると、粘膜が淫らに絡み付く。)
(抽迭の度に与えられる膣内での愛撫に、鮮烈に伝えられる視覚的な官能美。)

(「私たちが繋がっている」…その言葉に、乱れた息遣いの中でも気を奮って、苦悶に閉じた目を開いた)

(今、李沈を支配している感覚)
(それは、端静公主への崇拝と、そして恐怖だった)
(やや、恐怖の度合いが伸張していたといっていい。)

(初めての強烈な快楽に対する恐怖心ゆえに、その快楽と恐怖を与えている端静公主に縋ってしまうこと)
(その事に対する倒錯的な快感と、さらに深まる恐怖。そして循環…)

(頑張る、から…)
(小娘のようでは、いないから…)
(そうして、また何時の間にか閉じてしまった双眸を努めて開けた)

(その恐怖心が変化したのは、公主が李沈にその貌を近づけたとき)
(濡れて熱い言葉と芳香ととに伝えられた言葉が、李沈にある変化を齎した)
0056李沈 ◆yv2TzgKXw. 2010/05/31(月) 03:04:03ID:Fz6UuyfP
「…一緒に……、いく?   …玉兔?」

(端静公主は李沈の躰に跨ったまま、腰を止めて見下ろしながら)
(その耳の敏感なところに紅く熱い舌と唇を這わせ、問いかけた。)
(甘い声音と熱い吐息に宿る問いに、李沈は思う)

(…今になって、俺の意思に問い掛けられる?)
(このひとにとって、一顧だにする価値もないものだと思っていたのに、)
(こうして、訊ねて呉れるとは…)
(小婉。俺の意思をここまで腐蝕させたのが貴女なら、今蘇らせて呉れたのも、また……)

(焦点を失った瞳孔に些かの光彩が戻った。)
(脳髄に、澄み渡る清水が潺湲と流れ込むように、まとまりを保った言葉が去来する。)
(それは間違いなく李沈の言葉であったが、より大きなものが働きかけたようでもあった。)
(親指と人差し指が、蟲惑的に乳首の上を這う感触が心地良い。)

嫌いになど、なるものか。
ああ、好きだ、小婉。 生涯、俺が身を捧げるのは小婉だけだ。

(俺は文人。口上に巧言を弄する術は持たないけれど、)
…ふたりで、互いの躰の芯を感じ取れる、いまを共有していられる…
それだけで千言もの意味がある…

いこう、一緒に。
それが叶わずば、俺は俺を恨むぞ。恨みのこもった我が血潮は、千年後まで、地中の碧玉となって残ろう。

(端静公主の胸から、一滴の泪が落ちるように、明珠の汗が伝ってゆく……)
(それが結合部に至るや、止まった二人の時は動き出した)


…はぁっ、…ん、んんっ……ちゅ、ぢゅっ、ぢゅぷっ……

はぁっ、はぁっ…  ぅぅっ…

(互いの結合部を貪るように、陰と陽はその腰を揺すり合った)
(女と男は、躰を愛液と汗に光らせて、ただ一つになろうと欲求する。)
(巫山の夢。ふたりは巫山に懸かる霞のように、互いの境界も明らかならぬほど身を一つにし、)
(男の陰茎が固くして浸入すれば、女の膣壁はそれを深く迎え入れて震えた)

ぴちゃ、ぴちゃっ……ん、っふぅ……じゅっ、じゅっ、じゅっ……、はぁっ……

きゅ… (上になりながらも自身にしなだれかかる女の躰を、男は優しく抱いた)

…今、小婉の奥が。
ぁぁ……

俺も、もう──

(奥にまで至った管を伝って、奔流が、今にも吹き出ようと昇ってきた)
(…まだ、まだだ。あと少しの所まで届きながら、届かなかった。そんなことは、もうあの殿試で充分だ。)
(一緒に。一緒にいこう、小婉っ──)

(ぴと… と、男は頬を女の頬に合わせ、首筋に女の吐息を感じながら、静かに目を閉じた)
(低く漏らした自身の吐息もまた、女の体にかかる)

ぅ、ぅぅっ……   (彼の胤は尿道の先から顔を出し、そして今にも…)

…っはぁっ、はぁ……

(そして何度かの抽迭の後、端静公主と李沈は、時を同じくして……)
0057端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/06/01(火) 22:49:53ID:Uft5TjKl
あ…ふぅっ……玉兔

っん……くっ……

(端静公主の流れるように豊かな黒髪は、李沈の動きと自身の動きに合わせて孔雀が羽を広げるかのように、
水中で藻が揺れるようにゆらゆらと揺れた)

(二人の情動は互いを、互いの存在自体を貪るかのように激しく、離れることがなかった)

(端静公主の桃色の膣は、柔らかな繊毛であやしながらも吸い付くように「きゅっ…きゅっ…」と李沈を程良く締め付ける)

(李沈に絡みついてくるのは端静公主の膣だけではない。端静公主自身も込み上げてくる快楽の極限にすすり泣くような声を
洩らしながら李沈に躰をあずけた)

(「…今、小婉の奥が。 ぁぁ…… 俺も、もう──」李沈の熱い言葉が阿片のように端静公主の嗜虐心と自尊心を蕩かした)

(躰そのものが性感帯になったように、躰を包む空気さえ、頬を撫でる夜風さえ端静公主に奉仕しているようだ)

(「ぅ、ぅぅっ…… …っはぁっ、はぁ…… 」李沈の湿った吐息が端静公主の躰にかかる)

(李沈の貪るような動きに深奥を突かれ、端静公主は李沈の動きと同じく激しい律動で人形のように白い裸体を揺さぶられてゆく)

……っぁぁあっ……っ!!

(そこにはもう「公主として」の高い自尊心もなにもない。ただ、一人の女として……いや、生物として理性を捨て真っ白い
強い光の中へ走ってゆく……。端静公主の尾てい骨から首筋まで一気に悦楽の炎は駆け抜けた。端静公主が気を放ったのと
時を同じくして李沈も快楽の絶頂に達し、端静公主の子宮に白濁の昂ぶりを吐き出した)

…ひぃぅっ!!

(李沈の精液を桃色に息づく子宮に叩きつけられ、両肩をびくりと痙攣させ纏足をひきつらせる)

…とくっ…どく…どく…どくっ…

(李沈の陰茎から子宮に送り込まれる熱い液体は数度にわけられ、端静公主の子宮を満たした。小さな子宮に入りきらない
精液は二人の結合部から淫らな光を呈していた)

玉兔

(淫蕩に潤んでいたはずの端静公主の瞳は、清らかに男の名を呼んだ)

(ぷっくりと膨らんだ唇には控えめな恥じらいを含んだ笑みを浮かべ……)

ふふっ……

(端静公主は李沈と繋がったまま、李沈の唇に軽く一回接吻しそのままきゅっと李沈を労るように抱きしめた。
達したせいだろうか。二人を撫でる夜風は爽やかなほど清々しかった)
0058碧螺春 ◇ZRvclcf//A2010/06/02(水) 00:34:46ID:xTnuxr7H
>>291
「まあ、雨だわ」
早起きの習慣が身に付いた螺春は、起きるなり窓越しの東の空を見て呟いた。
後宮に在る寮の一室。
未だ太陽は上らずとも、夜明けともなれば空が赤く染まり、太陽の存在を確かに
教えてくれる。だが、今日はどんよりとした暗い空が、降りだした雨に煙っている。

くぅわああぁあんん

大きな欠伸をして、螺春の枕元に丸まっていた陽雲が宙に浮かび出す。
眠たげな瞳を窓の外に向けると、そちらに向かってふわふわと移動し始める。
そのまま外へ抜け出そうとする陽雲の尻尾を螺春がぱっと掴む。小さな声で、
「陽雲!外は雨よ…きゃっ!」
螺春は思わず手を放してしまった。

ぴかああああああっ

鋭い稲光だ。次の瞬間、
がらがらどっしゃああああん!!!!

凄まじい轟音が耳を貫いた。同時に激しい地鳴りが彼女のいる寮を襲い、何事かと飛び起きた同室の
二人と螺春は目を見合わせる。
その隙に陽雲は、なに食わぬ様子でふわふわと外へ飛んで行ってしまった…。

春雷。

今の様子では、宮殿の何処かにある巨木にでも雷が落ちたに違いない。
0059 ◆yv2TzgKXw. 2010/06/02(水) 00:36:08ID:xTnuxr7H
>>58は誤爆です。大変失礼しました…】
0060李沈 ◆yv2TzgKXw. 2010/06/03(木) 01:13:25ID:bZ8owfSd
>>57
「玉兔」

(端静公主の声音は二人を取り巻く風にもまして清くさざめき、絶頂に達した男の名を呼ぶ)
(その言葉が、その言葉を発するひとが、たまらなく愛おしい)

「ふふっ……」 「ふふふ……」

(繋がったまま目線を交わし、自然と笑みを漏らす時もまた二人揃った)
(ただ溢れる歓びを貌に浮かべ、ちゅっと無垢な接吻を交わし)
(その後には、言葉を交わすよりも多くを伝える抱擁。)

(繋がったまま、李沈は細く長い五本の指が生える右手を小婉の頭に回し)
(少しとて離れていないふたりの距離を確かめるように、ゆっくりと、慈しむ想いを込めて髪を撫ぜる)
(柔らかな公主の髪は、李沈の手が動く通りに形を変え、そこからふわりと芳香が生じ、)
(ますます愛おしくて、涙さえ滲み、その手を止めることがなかった)

小婉?

(李沈の目が、何かを伝えた)
(二十年に亘って欲を殺してきた李沈は、昂揚が収まることなく、再び求める気も沸き起こったが、)
(それを察した小婉はやんわりと優しく李沈の動きを止めて、人差し指を李沈の唇に当て、微笑む。)
(李沈もその気持を察して、首を擡げた欲望は霧消し)
(もう一度目を細めて笑い、語る)

…奉礼は官卑しく、何の益もないと腐っていたが、今はそうは思わない。
小婉、祭儀を見ることがあったら、その段取りと進行をみて
この玉兔を思い出して呉れ。

(そうして、かれは今度はこちらから、公主のぷっくりと形の良い唇を軽くついばむ)
0061華弘暦 ◆BuCrPgjAmc 2010/06/03(木) 01:25:36ID:bZ8owfSd
…そろそろ、好かろう。
想像した以上に愉しませてもらった。

娘のああした性行を見咎める者もいるが、朕にはそれを止めるつもりは毛頭ない。
あれには望みうるものを全て与えてやるのが朕の生甲斐なのだからな。
あの小吏も良い遊び相手にはなっただろう。
さあ、どう始末を付けようか?


(皇帝は、黄の竜袍の裾を風に靡かせ、二人の臥す岩に歩み寄った)


…何をしておるのか?

(皇帝は、まるで今初めてこの光景を見たような顔を取り繕い、険しく竜顔を顰めて)
(押し殺した声で凄んだ)
0062藍滝公主 ◆3vPqMTbr6c 2010/06/15(火) 00:19:00ID:PS639h5c
(美しい彫刻の施された琵琶を抱き、窓辺に佇むは永世帝の第八姫。)
(長い黒髪を流れるに任せ、中空に浮かぶ月を眺めるその眼は憂いに満ちて)

ご覧、好友…今宵も月が綺麗
地上の俗事など全て捨てて、お前と月を眺めていられたらいいのに
(白く細い指が弦を弾く、琵琶が嫋と鳴る。)
(主の言葉に、あたかも是と答えるように――)


【姓】華
【名】咏
【字】
【年齢】十九
【俗称】八姫・藍滝公主
【身分】公主
【身長・体重など】163p 51s
【官職・品階】
【党派(ある場合)】なし
【NG(ある場合)】人体改造・猟奇
【備考】永世帝の第八の姫。十三姫とは腹違いの姉妹にあたる。
    政事には殆ど興味を示さず、故に母違いの兄弟姉妹を忌み嫌うことはしない。
    白磁の膚・藍がかった黒髪と瞳を持ち、麗しくも芯の強さを感じさせる顔立ち。
    宮中に渦巻く人々の思惑に辟易しており、時には気性の激しい一面も垣間見せるが
    本来は音楽を愛する繊細な性格。
    愛用の五弦琵琶を手に、気の置けない臣下と曲を奏することもしばしば。

【私も参加させていただけますか】
【妹妹をはじめとする皆様、どうぞよろしく】
0063端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/06/22(火) 19:39:23ID:8jVL9lTu
>>61
(淫らな疲労感に浸った姿態を青白い月光に晒しながら、端静公主は聞き覚えのある声のするほうへ振り返った。
そこには竜顔を険しく顰めた端静公主の父親・華弘暦が凄んでいた。父親の声には怒りが押し殺され、目の前で
繋がる娘と小吏に己の目に映った光景の説明を求めた)

(淫靡な汗にしっとりと光る黒髪を重たげに揺らし、ゆっくりと皇帝のほうへ振り返る。
たった今まで李沈と微笑みあっていた愛らしい頬は凍り付き、丸みを帯びた黒目勝ちの瞳は人形のようになり……)

お父様……

(なんの感慨もなく唇から漏れ出た音は、『お父様』と声を作った。成熟しきっていない躰に不釣り合いな
赤い唇は瞬時にして不健康な薄紅色に変化した。沢山の皇子、公主の中で華弘暦を『お父様』と呼ぶ子は一人もいなかった。
端静公主ただ一人を除いては――。『お父様』そう呼ぶ度に華弘暦は目尻を下げ、端静公主の望むものを与えた。
だが、父親にひた隠しにしていた性行を見せてしまったのは端静公主の誤算であった。『余興』としては面白いと
考えたものの、現実として起こってしまった今に端静公主は震撼した。日頃から白いと云われる膚がさらに白く見えるのは
なにも妖しく光る月のせいだけではないだろう)

(「何をしているのか」ですって? 答えを求められているのは、私と李沈、どっち?)

(頭の中で荀頌の死んだ息子のことが思い出された。あのときは情事の最中だった。第二皇子は光景を目の前に
怒りで唇から血色を消し、「十三姫」とだけ云った。何も考えず私は「兄上」と応え、第二皇子を見つめたまま静かに涙を流した。
私を『清浄な乙女』だと信じたい兄上は私を『強制的な姦淫を強いられた哀れなお姫様』だと思い込もうとし、思い込み、
荀頌の息子を狩りの最中に消した。「清らかなお姫様は穢れたお姫様」だったという事実を拭い消そうとするかのように。
多くの妾を侍らせながら、妾には淫らであることを望み、私には「穢れない」ことを望む。
自分が乗れないものだからと他人を乗せまいとする。本当に勝手な兄上。「妹妹」と優しく呼ぶ声の下では、邪な衝動が燻っていうというのに……。
荀頌の息子との現場を見た兄上の衣は、陰部の部分で悲しい光沢を放っていた。兄上は固くしていた)

(考えるよりも先に躰が動いた。皇帝の前で人間がとるべき行動)

(わかることはただ一つ。玉兔を殺したくはないということだけ。私の衣をずらしただけで溜息を漏らし、恐る恐る抱いてきた荀頌の息子。
縋り付くように抱擁する手は熱く、荀頌とは違う笑顔を見せた……失いたくはなかった。玉兔を失いたくはない。荀頌の息子のような悲劇は
もういらないの)

(繋がったままの李沈を軽く、三本の指で制し、今もなお銀鼠の衣を纏っているかのように、つと立ち上がり、端静公主はしなを作りながら皇帝に挨拶をした。
先ほどまで淫らな詠唱を歌っていた果実のような唇には笑みを浮かべ。躰の中に納めた男の白濁が白い内股から伝うのも気にせず)

ごきげんよう。お父様。
0064端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2010/06/22(火) 19:57:24ID:8jVL9lTu
>>62
(視線の隅に入っていた藍滝公主の姿を今初めて見つけたように)

あら、お姉様。…いい月ね……

(凝脂に実るたわわな二つの果実を持ちながら、まだ『清らかな』私の姉上。十九にもなって、いじるのが琵琶だけだなんて……。
その白い指が男にどんな悦楽を与えるのかもご存じないだなんて)
(多くの臣下、李姫、永世帝、兄、姉たちが天使だと信じてやまない極上の笑みで)

お姉様は本当に琵琶が好きね……
お姉様の琵琶が久しぶりに聞きたいわ。

(藍滝公主に甘えながら、演奏をねだる)

(ふふふ……まだ生娘のお姉様が閨でどんな演奏をなさるか、琵琶の上で舞う右指を鑑賞しながら想像でもしようかしら)

【参加ありがとうございます。置きレスですが、どうぞよろしくおねがいします。お姉様】
0065李沈 ◇yv2TzgKXw. 2010/06/25(金) 01:21:01ID:PaDIofV+
>>61>>63

(嗚呼、南無三。終ぞ、山と積もる想いを遂げたというのに)
(九品の鼠のちっぽけな命が今日終わるのは宮廷にあって珍しい事でもないが)
(だが小婉を罰させてなるものか)
(必ずや小婉は生きねばならぬ)
(こんなにも愛しきひとが、俺なんぞを抱いたために昏き牢を抱いて良いものか?)
(──良い道理が無い!)



(…小婉)
(ああ、畜生、この因業の老害め! この李玉兔に何を思わせる!?)
(俺は貴様を憎み、かつ心中で哀願しているのだ。)
(どうか、情けをかけて呉れるお積りなら、小婉と俺を生かしてください)
(俺は今まで、こんなにも誰かの生を冀い、そのひとの為に自らの生を冀った事はないのだ!)
(天帝陛下。俺は隠さずこの俺の真心を見せて差し上げたい)
(それを慮り叶えて呉れぬならば、俺の悲痛は地の底で千年の後まで叫び、)
(天界までも届いて諸神の眠りを妨げる事でせう)



『…そうして、何をしているのかとお問いになるから
至極当然の事でも敢えてご説明差し上げる。』


(李沈は、このような言葉を喉元まで昇らせた)


『臣は臣の心に適う振る舞いをしたので御座います。それを世上では不忠とか不道理とか不逞とかいうなら、
それは確かな事でございますから臣は大不忠にして大不埒者という事で結構……』


(言葉が、先程は淫靡な夜の帳の内で情愛をついばんでいた口から迸れば、それは止まらず次いで
このように続けていたことだろう)
(そして、それは皇帝の憫笑とともに李沈の命を軽々と絶ったに違いない)


(ふと)
(…先程抱いた女の細い指が、愛しい小婉の三本の指がすっと突き出された)
(『じっとしていて』──そう告げているのだ)


(浮かんでいた大胆不敵な言の葉が、一瞬にしてどこへやら消え去ってしまった)
(李沈の双眸は今、眼前で起こっていることをただ映し)
(時は止まったようであった)
0066藍滝公主 ◆3vPqMTbr6c 2010/06/26(土) 22:42:59ID:Fs3TbvSY
>>64
…貴女もそう思う、小婉?
(頬を緩め、視線を向ける前に声の主を呼ぶ。)
(可憐で無邪気な十三姫。何の打算もなく自分を慕ってくれる、まだあどけなく愛くるしい末妹は)
(音楽と並び、咏の心を慰めてくれる数少ない存在だった。)

えぇ。楽を奏でるものは美しい、それに……
(人を裏切らないもの…と続く筈だった言葉は飲み込む。可愛い妹に醜い音は似つかわしくない。)
(代わりに穏やかな微笑みを浮かべ、端静公主を手招く。)

さ、妹妹、此方へおいで

(華奢な造りの手が弦を撫でる。絹糸は歓喜に震えて其れに応える。)
(ほろりと零れ落ちた最初の一音を繋ごうと、指は次を求めて奔り始めた。)
(想い人を慰めるように優しく、時に躰を引き裂こうとするように荒々しく。)
(舞を思わせる愛撫に任せ、琵琶が謳う。共に楽を奏し高みへ登らんとする様は、。)

…小婉?そんなに見詰められては恥ずかしいわ
(熱の籠った妹の視線にふと気が逸れ、音の奔流は途絶える。)
あぁ…また、どこか苦しいの?
少し休んだら、もうお戻り。それとも迎えを呼びましょうか
(疎い姉姫は視線の意味を悟ることは出来ず、瞳を杞憂に曇らせながら尋ねた。)

【レスありがとうございます。此方こそよろしくお願いしますね】

【時間があるので、しばらく此方にお邪魔しております】
【気軽にお声を掛けて下さいますよう】
0069名無しさん@ピンキー2011/03/06(日) 20:47:12.57ID:LcOcTNnr
お帰りんこ
0071端静公主 ◆cmCNMRtTUajq 2011/03/06(日) 22:28:12.12ID:ANnCn5Sn
>>67せっかく書いて下さったのに留守してしまい、すみません。少しずつですが、また書いて行きたいと考えています。
最近、時間が取れないので本当にゆっくりになってしまうかもしれません。晩安】
>>69ありがとうございます】
>>70当初は漢民族を想定していましたが、今は殆ど清と同じ状態なのかもとも。
そこら辺も含め臨機応変に皆さんと作って行ければと思います。ちなみに漢民族独自の文化が幅をきかせている点は
清と同じ状態です】
0072名無しさん@ピンキー2011/10/01(土) 14:25:23.31ID:YrmrDTuc
揚げ
0074名無しさん@ピンキー2011/10/01(土) 20:13:54.13ID:Ymku6jo9
なんでまた、こんなスレを上げるのかな。

いや、中華モノは嫌いじゃないんだが。
誰か来ないかなぁ。
0077名無しさん@ピンキー2011/12/07(水) 20:31:28.23ID:8zwMPaqW
このスレ好きですわー。誰か来てほしいですわー。
0086名無しさん@ピンキー2012/04/04(水) 09:20:09.51ID:K6SIwHZ/
このスレ好きだから保守
0087名無しさん@ピンキー2012/05/06(日) 01:12:23.14ID:4VPtpGOV

0091名無しさん@ピンキー2013/10/27(日) 19:08:10.48ID:5LYrGECt
三振
0092蛮族2013/11/25(月) 13:02:39.19ID:Si7/TC0+
ヒャッハー!水を出せぇ!
0093名無しさん@ピンキー2013/11/25(月) 17:05:13.29ID:OKDxjmmf
そんな、ここ最近は日照り続きでして……
0094名無しさん@ピンキー2017/08/09(水) 13:32:31.38ID:tUHtEWLT
駆使
0096名無しさん@ピンキー2018/12/01(土) 20:11:06.49ID:LGjKqEDf
0097名無しさん@ピンキー2018/12/08(土) 09:25:26.70ID:GH0WZrgR
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況