（今回も前回と同じ手口で弱い退魔忍の少女を捕らえて人質としてレイナを呼び出す手段とした。唯一違うのは建物の入口に退魔忍感知センサーを搭載したことで、どう頑張っても１つしかない入口を彼女が通ればわかるようになっていた）
さて、そろそろ来る頃だと思っていたが…まだ奴は現れないのか？あまり俺を退屈させるようならこの素人から殺してやっても良いのだがな。
（先ほど取り逃がした獲物を叩き潰すことを心待ちしていた巨大な妖魔は手の鉄球のついた棍棒を振り回してみせる。
その時彼の元に通信が送られ入口の様子がスタジアムのモニターに映し出させる）
ほぉ、どうやら獲物がかかったようだ。どうせなら仲間をたくさん引き連れてきてほしかったが…律儀に1人できやがるとはプライドの高い奴だぜ！
（モニターには受付をしているキャップ帽を目深に被り丈の長い野暮ったいジャケット姿の人物がいるが、レイナで間違いないだろう。偽造通行証など簡単に作れるのだろう）
いらっしゃいませ、お客様、通行証の提示をお願いします。只今の試合は退魔忍と最強クラスの妖魔のバトルです。お楽しみいただけると思いますよ。
【前回のMC同様にこの受付みたいな他の人物の描写も入るかもしれないので、その時はよろしくお願いします】