心配しなくてもすぐボロボロになるさ…すぐにな。

(妙に含みのある言い方をしながら笑いながら言いレイナの答えを聞くと道を開くように横に移動する)

はんっ、おもしろくない答えだな。もっと盛り上がらせないと面白くねえだろうが。
まあ、いいぜ。約束通りこいつは返してやるよ。

(その言葉共に退魔忍の少女はレイナに向けて嬉しそうに走ってくる。
妖魔の巨体を通り過ぎたところで彼の口元がニタリと歪む)
(その瞬間背中を向けた少女の背中に先ほどの人間なら軽く叩き潰せる棍棒が槍のごとく突き出される)

なーんて…んなわけないだろ!退魔忍は1人残らず皆殺しだ!ほらレイナ、早く庇わねえとこいつが死んじまうぞ!

(突き出された鉄球付きの棍棒は真っ直ぐ正確に少女の背中を捉えている)