>>214
(目は半開きになった口に集中していて)
(いつ首に伸びてくるか、それとも顔からかじられるのか)
(ホラー映画のようなことばかりが頭をよぎる)
(片手はそのまま押し付けていて身動き一つ許してくれない)

え…え?
何、やってるんです…?
(金属音が下から聞こえる)
(よく見れば空いた片手が下へ消えていて)
(その後に聞こえたのは布が地面に落ちたような軽い音と金属が床に当たった音)
(ちらっと視線を外せばズボンにしていたであろうベルトが光って見えて)
え?え…えぇぇ…これって、まさか…!
(よく見えないが熱く胎動するような感触が下腹部に擦り付けられている)
(保健体育で学んでいた男性器の形や触感に近く)
(かなり猛っていて身体は間違いなく死体なのに生殖しようとしているような…)
嘘でしょ嘘でしょ、死体にエッチされたくなんてないよぉ…
(お腹に擦り付けられている物が何なのか、そして擦り付けられれるという行為が何を示すか)
(耳年増な分想像がついてしまって死ぬのと同等の陵辱行為に表情を青ざめさせて)
(両手でゾンビの肩を押して押し返そうとする)