え、あ……？あの……？
（何というか質問にも答えずにズンズンと歩き去ると）
（しばらくして戻ってくると修道服を渡されて）
トリス、シスタートリスですか……
えっと、これは……？
私がシスターとして、ですか？
（お人好しなタイプだ、と感じるが同時に吸血鬼の自分が修道女はどうなんだという思いがグルグルする）
（そもそも十字架だらけの空間は苦にしないと言ってもあまり気持ち良いわけではなく）
シスターとして、というには私は学んでいませんし、また宗旨が違いますので
ですが、何かなさるのでしたら村娘のひとりとしてお手伝いはしますが、如何ですか？
（うん、シスターは無いわ、と思いつつ、穏当に提案をする）
（とはいっても当座は何か服が無いと困った、というのも本音だったが）
（この倉庫のどこかに以前村娘の姿をしていた時に着ていた服があったのを思い出していた）