(意気揚々とサヤが次の目的地へと出発してから少し経った頃、温泉街組合にとある一報が緊急で舞い込んだ…)

『警告!北西の森林地帯を縄張りとする人狼達が「発情期」に入ったとの事』
『人狼の集落より、(不用意に踏み入れば一切の責任は負わない…)との通達あり』
『往来を予定している冒険者、行商人。…特に女性へは細心の注意を呼び掛けるように』

(人狼たちは友好的…とまではいかないものの、普段は人間とは極力関わることなく森の奥でひっそりと過ごしていた)
(だが、このシーズンだけは別である。繁殖のための発情期が訪れれば、人狼達の頭の中は交尾の事でいっぱいになり…)
(パート―ナー、いわゆる「つがい」の居るものならば良いが、まだ相手を持たない、年若い個体は、持て余した性衝動に駆られるまま)
(森や周辺の通り道を徘徊し、性欲を満たせる相手を探し回る。そんな危険エリアになってしまうのだった)
(組合はすぐにこの警告を各所へ通達…毎年恒例とあり慣れた様子だったが)
(運悪く、この警告が出る前に街を発ったサヤの存在に気が付く者は誰も居なかった…)

(そして何よりサヤを窮地に立たせることになっているのが…匂いだった)
(嗅覚の鋭い人狼、ましてや雌に飢えた牡にとって、サヤに残る淫靡な香り…丹念に後始末されたとは言え、拭えぬ絶頂後の雌フェロモンは)
(着実に欲望に支配された牡人狼を呼び寄せる「エサ」のようになってしまい)
(今まさに、一匹の雄が茂みの中からサヤの事を狙っていて…)

【面白そうなのでこんな展開を出してみたよ!】
【もしも集落に連れ込まれても、あんまりヒドイ事はしないつもりだけど】
【種族的な違いで、孕みにくいからって何度も繰り返し中出しされちゃうのとかくらいは考えてたよ】