>>95
冷たくて気持ち良い、もっと奥まで言ってみようかな〜?。

(準備運動もきちんとせずに、サヤはじゃぶじゃぶと波を掻き分けて海へと突撃した、良い子は真似をしてはいけない)
(足元から伝わる海の感触に興奮とも感動ともつかない気持ちを抱きながら、サヤは更に深い方へと進んでいく……)

〜〜〜♪、〜〜〜♪。

(剣の腕はからっきしだが、小さい頃から川や池で遊んでいたサヤは泳ぎには自信があった、鼻歌を歌う余裕さえある)
(スイスイと海を泳ぎながら……その風変りな格好で海辺の視線を集めはしたものの、平穏な時間をサヤは楽しんだ)
(――――が)

〜〜〜♪、〜〜〜………ひゃっ!?。

(お尻に何か柔らかい物が触れたかと思った次の瞬間、その柔らかい物はサヤのお尻や太ももに纏わりついて来た)
(ビックリしたサヤが慌てて体勢を立て直し……何がお尻に触れたのかを確かめようとした次の瞬間には刺されていた)

痛ぁいっ!?、な、な、な、なんなのぉ〜……?。

(痛い、といってもチクッと刺したような痛みそのものが激痛だった訳ではないが、サヤは驚いて大きな声を出す)
(かくしてお尻に纏わりつき、太ももを刺した異物の正体は……クラゲだった、正確には、クラゲにそっくりなモンスターだ)
(人語を解する程の知性もなく、野生動物と大差ない存在だが……問題は毒を持っている事だ)

……あ、ど、どうしよう、脚が痺れてきちゃった、浜辺に戻らないと……。

(なんとか泳ぎながら、クラゲモンスターを振り払って浜辺に戻ろうとするサヤだったが……)
(クラゲモンスターの「何を勘違いしてやがる、まだオレのターンは終わってないぜ」と言わんばかりの攻撃が始まった)
(太ももに絡みついた触手を、ぬるりとそのままサヤの股間……ふんどしに守られた割れ目へと潜り込ませてきたのだ)

ひゃんっ!?、ひゃうぅぅ!?、な、なんでそんなトコ入って来るのぉ〜!?。

(生物の体内に潜り込み、弱点に毒を注入する事で餌を確保しやすくするというクラゲモンスターの本能である)
(勿論、餌と言ってもクラゲモンスターと同等か、それよりも小さい生物……貝や魚に限った話だ)
(人間であるサヤがこのままクラゲモンスターの餌になるという事は無いのだが……)
(もぞり、とサヤの褌の中へと潜り込んだ触手が、大陰唇にその毒針を突き立て、先程とは更に別種の毒を打ちこんだ)

うわわっ、きゃぁぁぁっ!?、な、なんて処を刺すんですかぁぁぁっ!?。

(その毒は、じんわりと熱いような感覚をサヤの割れ目へと広げていく、ポカポカとして悪い気持ちではない)
(クラゲモンスターもそれっきり、獲物が大きすぎる事を悟ったのか、サヤから離れて漂って行ってしまうが……)

す、すみません〜……何かに刺されたみたいで、脚が痺れてるんです、助けて下さい〜……。

(大した毒では無さそうだが、得体の知れない毒を注入された事にサヤは不安を抱いたのだろう)
(頑張れば自力で浜辺に戻れそうでもあったが、そこは慢心せずに……たまたま近くに居た水着姿の男に助けを求めた)

【勿論大丈夫ですよ、二つに分けます】