>>13
わかってるよ、香奈。程々にする。
ただまぁ、これくらいの贅沢は許してほしいところだが…。
(香奈の冗談まじりの言葉に苦笑しながら答える)
(こうした会話が出来るあたり、妹の方もだいぶ懐柔できているという自信はある)
(姉…雪菜とのことを進めたら、今度は妹…香奈の方でも楽しませてもらおうと内心ほくそ笑んで)

あぁ、じゃあ少ししてから行くよ。
その間、俺も香奈の片づけを手伝うかな…
あーそうだ…香奈、「俺と雪菜が勉強してる間は、雪菜の部屋には近づかないように」
勉強で集中してると思うからさ、頼むな?
(雪菜が部屋に戻って少しの間、こちらは香奈と夕食の洗い物を始める)
(こうした軽作業を手伝うことで信頼も得やすいし、何よりこうして香奈の行動を制限する狙いもある)
(ある程度済ませたところで香奈に任せ、こちらは雪菜の部屋へ)

雪菜、もういいか?入るぞ。
…ふぅん、しっかり綺麗にしてあるじゃないか、感心感心。
ふふ、何というか…雪菜らしい部屋じゃないか。
(雪菜の部屋の扉をノックしてから、敢えて返事を待たずに扉を開ける)
(一通り部屋を見回す…が、この部屋に入ったのは実は初めてではない)
(二人が学校で部屋を空けている間、この家の中は一通り確認している)
(香奈の部屋は年頃の女の子らしい飾りが多かったが、対して雪菜の部屋は良くも悪くもシンプルだという感想を抱いたものだ)
(まぁ、いずれはこちら好みの部屋に「模様替え」してやろうとも思えたわけだが)

じゃあ、始めるか。どれどれ…
(勉強を見てやる、という名目で来たということで、まずは雪菜が出していた宿題を確認し、教えることにする)
(自分で言うのも何だが勉強はできるほうではあったし、何よりこの場合は雪菜が優秀だった)
(少し教えればてきぱきと先までこなしていくため、少し早いかもしれないが、流れを本題へ持って行くことにする)

うん、雪菜は優秀だな。さすがは可愛い妹だ…
これだと学校でも評判なんじゃないか?実は告白とかもされたことあるとか?
それか実はもう彼氏がいるとか…聞いてみたいな。
ほら、「兄さんが妹がどんな恋をしてるか詳しく知るのは当然」だろ?
雪菜、「正直に話してみてくれよ」
(予想よりも少し早く宿題が片づいた時点で、話を雪菜の交遊関係…もっと言えば異性関係に振ってみる)
(きっかけは何でも良いのだが、これがそれなりに自然だろうと思いつつ、念のため暗示を強めておく)