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シャワーも浴びずにこのまま抱いて欲しい、だって?
上目遣いでそう願った少女に俺は少し考える。

「……確かにそういう趣向を楽しむのも悪いことではないね。 もちろん、ソフィアちゃんの制服姿もとても気に入っているよ。 ただ……もしもだけど、ソフィアちゃんが焦っているのなら、それは間違いだ」

俺は少女の目線と同じくらいになるように屈むと、優しく諭すように口を開いた。

「見たところソフィアちゃんはまだ経験が殆どないように感じた。早く体験してみたい、大人になりたい、時間がもったいない、そういう思いもあると思うけど、こういう営みは、男女が会ってえっちして終わり、っていう作業ではないんだよ、わかるかな?」

俺はソフィアちゃんの頬に右手を添えて優しく微笑む。

「雰囲気……ムードかな?そういうものを大事にしていきたいんだ、特にソフィアちゃんのような初の子にはね」

頬に添えた右手を徐々に首筋、そしてほんのりと膨らみ始めた胸元へと、制服越しにだが手を添えた。

「えっちをするにしても、そこへ至るまでの過程っていうのが大事なんだ。 ムード作りから気持ちのいいえっちの仕方まで、俺が全部……教えてあげる」

制服越しに人差し指の爪で円を描くように乳首の周りをなぞる。
そのまましばらく無言で俺は少女の乳首周辺をなぞり続けた。
少女は俺から目線を外し、弄られ続ける自分の身体に目線を落とす。
その幼い顔が恥ずかしそうに高揚していくのが見て取れる。
段々とその小さな口から僅かに息が漏れ始めたのを確認すると俺はまたにやっと笑い、少女から手を離す。

「大丈夫、ソフィアちゃんがして欲しいことは全部してあげるよ。だからまずはシャワーを浴びよう。そうだな、それなら二人で一緒に入ろうか」

彼女を納得させると、俺は浴室の隣の更衣室へと彼女を招き入れた。
……確かにこのまま制服でするのも悪くなかったが、こういうのは時間をかければかけるほどいい。
一度イかせて終わりなんて、そんなもったいない事なんてさせない。
今夜は時間いっぱいを使って、ギリギリまでその小さな身体に気持ちいい事を教えてやろう。
俺としては今夜限りで手放すのは非常に惜しい、この少女にはとてつもない性のオーラが眠っているのは会ったときから理解している。
今夜の体験が忘れられないくらいのものにすれば、必ず次は彼女から俺を求めてくるはずだ。
俺は少女の制服越しに、その隠された裸体を想像しながらニヤリと笑った。

少女を招きいれるが、さすがに男女二人が密着する空間で制服を脱ごうとする気配はない。

「先に俺が入ってるから、ソフィアちゃんは後から入っておいで、そこにバスタオルがあるから使ってもいいからね」

そう言いながら俺は彼女が見ている前で堂々と、上から着ているものを順に脱いでいく。
俺の身体に彼女の視線が刺さっているのを感じる。
上半身裸になると、次は下半身の物に手をかける。
その時、少女はハッとしたように視線をそらせた。
さすがに羞恥心が勝ったようだ。
そうして俺は全裸になると、先に浴室へと入っていった。

中はほどほどに大きく、紫色の照明で普段とは異なる空間をかもし出している。
浴槽は二人が一緒に入っても十分すぎるほど大きく、中にはたっぷりのお湯が張ってある。
おまけに中からも青い照明でライトアップされ、まさに大人の空間という他なかった。

これから少女はどんな表情でここへ入ってくるのか……。
俺はシャワーを浴ながら、その時を待った。