>>89
相良さんの視線が私の身体を見てくるのがわかります
上から下まで隈なく見ていきながら、一体どんな風に思ったのでしょうか
感想も気になりましたけど、私の視線はお風呂場の内装に惹きつけられていました
紫色の照明に彩られた不思議な空間で、お湯を張った浴槽まで青くライトアップされています
普通のホテルとは全く違う大人の空間で、居るだけで気分が盛り上がりそうです

「はい、初めてですっ。私も一目で好きになりました♪」

相良さんが歩み寄ってくるとその体をまじまじと見てしまいます
シャワーを浴びて雫が滴る肉体も逞しくて素敵でしたけど、気になるのは下半身です
私の裸を見たくらいでは、まだ準備は整ってないみたいです
ただ興味を含んだ視線というより、大きくなる姿を思い描いての期待を込めた視線でした

「相良さんが手伝ってくださるんですか?
では、お言葉に甘えて、お願いしちゃいます♪」

シャワーを一緒に浴びるだけじゃなくて洗ってくださるという提案
もっと小さかった頃ならママに洗ってもらってましたけど、この歳では一人で洗うのが普通です
相良さんからの提案ですし、興味もあったので是非ともとお願いしてみました
腰かけに座って、後ろに相良さんが立ちます
スポンジは使わないみたいでボディソープを直接手に出しているのが見えました

「ん……っ、っ…。ぁ……気持ち、イイ…です……♪」

泡だてたボディソープに包まれた相良さんの手が背中を撫でるように洗います
洗うというより愛撫に近いものでしたし、男性の手を意識してドキドキもしてきました
口からは吐息が溢れて、腕や手も洗ってもらっていきます
最初は慣れない刺激に戸惑いもありましたが、慣れてくると気持ちよく感じます
相良さんの手が新しい所を洗うたびに嬉しくなって、もっと洗って欲しくなっていきます
遂にその手が胸に触れて包み込みました
きっと硬くなった突起に気づかれたと思います
私は心の中で、刺激してください。とお願いしました

「っ、ぅ……ぁ、っ…♪」

でも今回も相良さんの指は中心の周りばかりを責めてきました
胸の膨らみを軽く揉まれて、あまり大きくない乳輪を指先がなぞっていきます
それだけでも刺激は貰えましたし、気持ちよく感じられます
でも、でも、肝心の所には刺激が来なくて、もどかしくなってきます
焦らしてくる相良さんの攻めで、私は切なそうな表情を浮かべていました
眉を八の字にして顔は赤らめたまま瞳は少し潤んできています
余裕が無くなって吐息も切なく震えるようです

「相良さん……意地悪です…」

抗議というわけじゃありませんけど私は首を少し捻って相良さんを見ながら言いました
前戯というものだとわかっていましたが、それでも少しくらいは中心に触って欲しかったんです