「ぶっきらぼうに見えて、要所要所で謝ったりできるのは、ガリュウの素敵なところだな。」
頭を下げるガリュウに思ったことを口に出してしまい、慌てて口元に手を当ててしまう。
「え、いや、その、私もさっき来たばかりなんだ・・・だから、気にしないでくれ」

そういった弁解の言葉を継ぐ間もなくガリュウは強引に私の手をつかんで迷宮の入り口をくぐる。
「モンスターはなるべく出ないルートを行くつもりだけど注意してね 」
モンスターが危険だから高効率地帯なのではないだろうか…そう思うも、ガリュウが仕入れてきた情報に間違いはなかったはず。
そのおかげで、私のような冒険者に不向きな魔術使いがこうして生活に困らずにいられるのだから。
彼の護衛を受け、人気のない方向へ方向へと歩みを進めていく。
「さすがガリュウだな。ここに入るためにいろいろ調べてくれたんだね。ほかの冒険者がいないってことは手付かずのお宝があるってことなのだな」
素直に感嘆しながら、彼の後をはぐれぬように、そして時折防護魔法を編んで、彼の守りの助けを繰り返した
***
【んっ、やんっ…そんなにいじられたら、たっていられなくなってしまう(胸を押し当てるようにしながらガリュウの腕に縋りつく)
そういうけれど、私みたいな、男に相手にされない女をガリュウはたくさん食い物にしているのではないか?
私がガリュウに必死に尽くしても、ガリュウはほかの女を抱きに行ってしまうのは、とってもつらな…んんっ(下着はお漏らしをしたようにぐしょぐしょになっている)】