(山道をしばらく走っていくと、目的の教会が見えてきた)
(小さいけどちゃんとした教会で、2人で結婚式を挙げるにはちょうどいい感じ)
(さとるに連れられて別荘に行くと、そこで待っていた人にウェディングドレスを着せてもらった)
(ドラマとかでよく見るドレスだけど、純白ですごく可愛い)
(自分で着てみて、初めて女の子がウェディングドレスに憧れるわけが分かった気がした)
(目立たない程度にお化粧もしてもらってから、さとるのもとに向かう)
(待っていたさとるは、黒いタキシードに着替えていた)
(思わず見とれてしまう千歳に、さとるがドレスの事をほめてくれる)
あ、あはは…さ、さとるさんもカッコいいよっ、ホント…すごく、カッコイイ。
(千歳も少し頬を染めながら、タキシード姿のさとるをじっと見つめる)
(そしてさとると一緒に教会に入ると、そこには神父さんが待っていた)
(音楽も何もない静かな教会は、かえって神聖な雰囲気を千歳に感じさせる)
(じっと中を見る千歳を手をさとるが取って囁いてくる)
う、うん…
(少し緊張気味に頷いて、さとると静かにバージンロードを歩きはじめる)
(先で待っている神父さんを見て、こくりと喉が鳴る)
(静かに静かに歩いていって、神父さんの前にたどり着く2人)
(神父さんが穏やかな声で、ドラマとかで聞く言葉を問いかけてくる)
(何だか自分が自分でないような、まるで夢の中にいるような気持ちで聞いている)
(すると隣のさとるが、神父の言葉に答えて誓いの言葉を言ってくれた)
……
(その言葉を聞いて、千歳の瞳が熱くなった)
あ、あの、あのっ…
(思わず溢れてしまいそうな涙をこらえて、さとるの誓いに答えようとする)
ちっ…ちかいますっ!
(緊張したからか、少し大きな声で誓いの言葉を言う)
さ、さとるさんと、絶対に幸せになりますっ!
【ぼくもこのまま、さとるさんと子供つくっちゃいたいなぁ】
【でもでも、神父さんの前だと恥ずかしいかも】
【あっ、言い忘れてたけど、ぼく今日も23時までだから次のレスで凍結でもいいかな…?】