「ぶっ……がっ……」
ケーラに何度もビンタされ、その度に顔面は醜く、誰もが目を背ける表情になっていく

そしてケーラに引きづられ、後輩達の目の前に動かされ
彼女はあたしのアックスを手に取り、首筋に当てる
「ひっ………ひゃ、ひゃめて……くだしゃい……」
そして恐怖のあまり、元後輩に敬語を使ってまで命乞いをしてしまう
当然、今の部下達にも聞かれてしまっている

「い、いや………あっ―――!!?」
しかしケーラは当然、容赦なくアックスをあたしの首に振り下ろし
あたしは惨めに不細工で恐怖に歪んだ表情のまま首が跳ね飛ばされてしまう
中世の時代の王のような誇り高い死ではなく、惨めでみっともなく英雄とは思えない最期で
でも、ケーラはまだあたしに何かするようで