(微笑を浮かべながら言葉を並べる霧原)
(その一つ一つを聞くたびに股間の辺りがじんわりと熱くなり、今やそれは反り返って屹立してしまった)
豚とは……随分な……くうっ……言い方だな!
(ドM豚とまで言われてさすがに渡辺も怒ったのか、ベルトと鎖で拘束されている両手を動かし、引きちぎらんと努力する)
(だが大剣を普段から振り回すだけの怪力をもってしても、ビクともしない)
(ビクともしないというより、手から力が抜けているようだ)
(軽く罵られながら男にとっての急所を握られ、やわやわと触られたかと思うと突然力を込められる)
(不規則な刺激に逸物は敏感に反応し、霧原の手の中で暴れだす)
……お前みたいな美人にそうされれば、誰だってこうなるだろうよ。
俺がドMってわけじゃ……ああっ!
(話しながらも下半身は正直だった)
(快楽を求めて霧原の手に逸物をトランクス越しに擦りつけて、その触感を味わってしまう)
(射精一歩寸前までなんとか踏みとどまり、我慢汁が亀頭からトランクス越しににじみ出る)
俺は……マゾじゃない……違う……違うからな……
(苦しそうに、だがどこか期待している目で全て見透かされているように感じる霧原の瞳を見つめる)
(手に当たったり擦られるだけでビクンビクンと跳ねまわる逸物は、渡辺の本音を現しているかのようだ)