>>17
……離して……ン、ンッ……離しな……ァンゥ……さい……ンクッ。
(両手首を抑えられ、痴漢へ反撃する術を失ったことで冷静さを欠いて)
(脹脛を絡め取られ股を広げたままに固定された体勢が、脚を持ち上げ引き抜けば簡単に解けることに気づかず)
(その間にも股下に伸びた痴漢の指が、ショーツの布越しに割れ目をなぞり、痴漢の中指が秘裂の中心を押し込んで刺激してくれば)
(背筋がゾクゾクするような疼きに集中力も途切れがちで、拒絶を示す言葉の途中にも堪えられずに甘い響きが籠もり)
(もう一度睨みつけようとするが、釣り上げた眉も弱々しく下がってしまう)
(「なんとかしなくちゃいけないのに……、アソコ触られて押し込まれると一瞬何も考えられなくなっちゃう」)
(奥手ゆえに性の悦びを知る機会もなければ、体が示す反応に戸惑うしかなく相手の成すが侭に翻弄されてしまう)

ンッ……クッ……や、ゃめっ……ンァゥ…………ゃ……ハァ……ゃぁ……め……ンンゥ。
(正面に立つ男の腕が伸び手がチェックのスカートを持ち上げ、内側へと入ってくるのを抵抗もできず見つめるしか出来ず)
(顔を上げ睨みつけようとするが、相手は密着している上におそらく20cmは背が高くて視線を合わせることもできない)
(その上、陰裂への刺激はより細かく時に繊細に揺さぶるように、時に大胆に膣口を押し込むように自在に動けば)
(正面の相手を睨みつけるどころではなく、頬は上気してほんのりと血が上り紅く染まり)
(睨もうとした瞳は微かに潤み始め、苦悶の中に艶めいた雌の表情が浮かび始める)
ィヤッ……ンァ、ァァン……ダメッ……ハァ、ハゥッ……そんなところ……ァッ……駄目。
(割れ目の上の方からお臍の辺りを目の前の痴漢の指が、何かを探るように動き)
(目指す陰核を見つけられれば、再び睨みつけようとするがそれは叶わず)
(完全に潤み始めた瞳は淫靡な光が小さく宿りだし、表情は何とか堪らえようと試みるものの快楽に蕩けた雌の表情へと完全に変わり)
(強い言葉を紡いだ凛とした声も、弱々しく甘い響きが籠もったものへと置き換わる)

ンハァ……えっ……ぁッ……ンンゥ……ぃやぁ……ン、ンァ……。
(右肩に掛けていたスクールバッグにまた別の男の手が伸び、中を物色するためにファスナーを開ける振動が伝わってきて)
(それに気づき振り返るけれど、その顔は完全に上気して頬が紅く染まり完全に快楽に蕩けた顔を向けて)
(鞄の中を勝手に物色されれば、鞄につけた小さなぬいぐるみも揺れて、何をされるか分からない恐怖に拒絶するが)
(体の中で湧き上がり背筋を駆け上り、体中で弾ける快感に顔を戻し俯き)
(快感を押しやるように小さく頭を左右に振るが、それは囲んだ痴漢に若い女性のシャンプーの混じった匂いを振りまくことにしかならない)
(押し寄せる快感に生徒手帳を取り上げられたことも気づかず、堪え切れずに膝を内側に折り太腿を擦り付けようとするが)
(後ろの痴漢の腕に阻まれそれも出来ないだけでなく、割れ目を弄る痴漢の指が膣口を押し込んだ時に)
(ヌルリと愛液が僅かに溢れ出した感触を伝えてしまう)