(人生が変わったのは、ついこの間)
(奇妙な喋る犬のぬいぐるみみたいな生物から話しかけられたことだった)
(最近この辺りに現れる怪物、ボクセルの動物や、ステンドグラスの兵隊、トランプの塊のロボット等……)
(それらと戦っている魔法少女、ブライトルビィを助けてくれ、と言われたのだ)
(君に力を与える、と言われて与えられたのは、確かにブライトルビィを助ける事のできる能力の数々だと、何故か理解できた)
(戦闘向きの能力はない様だったが、ブライトルビィの傷を癒やし、疲労を回復させ、より強い力を得られるよう導く事も出来る)
(……だが、そんな力の中に、明らかに異質な力も備わっていて……)

(今まで認識できなかったが、ブライトルビィの正体が、近所のアカリちゃんだと分かって)
(不意に、その「異質な力」への興味……いや、欲望が湧いた)
(これを、ブライトルビィに使ってみたい……と)

(ブライトルビィが、ボクセルのワニと戦っている)
(体のサイズの割に俊敏なそいつは、尻尾と大きな顎を巧みに使い、ブライトルビィを追い詰めようとする)
(しかしブライトルビィの俊敏さはそれ以上で、紙一重で尻尾を潜り、顎をすり抜け、その頭に致命の拳を叩き込んだ)
(断末魔の声を上げて細かいブロックに崩れ去るワニ、それもすぐに風に散っていき、後には何も残らない……)

よし、アk……ブライトルビィ、撤収しよう!
(肘と膝が装甲に覆われた執事服、そう言うのが最も簡単なのが、今の自分の服装だ)
(顔には何も付けていないが、髪は青く染まり、何より魔法の力とやらでブライトルビィ以外には正体がバレないらしい)
(カツン、とかかとを鳴らすと、背後に重厚な木製の扉が現れ、ドアノブをひねるとガチャリと開く)
(ブライトルビィを伴ってドアに入り、閉じれば……見知った自分の部屋だ)
(どこかの青狸のひみつ道具だよなあ、と使うたびに思う)

さ、アカリちゃん……じゃなかった、ブライトルビィ、ベッドに寝ころがって?
戦闘後のマッサージといこう
(暗に変身を解かずに、と言いながら、そう促す)
(既にもう何度か行っている、戦闘後のマッサージ)
(疲労抜き、魔力の回復に効果的、という説明をしたが……それだけではない)
(勿論、その効果もあるのは本当だが……隠れた効果も、また存在する)
(触れている相手、僕への魅了効果と感度上昇、性的興奮の蓄積……つまりは、じわじわと進行する性的調教
(それが、このマッサージの隠れた効果だった)

【おまたせしました】
【説明多くなっちゃいましたが、こんな感じでいかがですか?】