(スマホには、思ったよりも早く返事が返ってきた)
(――が、そうは言っても帰ってきたのは)
『ごめん。だいじょうぶだから』
(――の一文だけ)
(まあ、それも想定内ではある)
(アカリちゃんは責任感が強いし、自分の変化に戸惑って魔法少女として働けていない現状は、歯がゆいし情けないものに違いない)
(それならそれで、一度顔を見に行ってみるべきか)
(魔法少……じゃない、魔法青年?カームサファイアの姿に変身、カツン、と踵を鳴らす)
(ずうっ、と姿を現した木製の扉を開くと……そこは、アカリちゃんの部屋)
(見回してみれば、ベッドの上で力無く寝転んでいるアカリちゃんがいた)
どうも、アカリちゃん。
どうかな、元気が無さそうだから来てみたんだけど……
うーん、こないだのマッサージが効きすぎた、感じかな?
(ごくごく何でもないことのように、軽くいってやる)
とりあえず、一回変身してみてくれる?
ブライトルビィの状態でどんな変化があるのか、見てみたいんだ。
(これまた軽くいってやる……が、むしろこっちが本番だ)
(よく見ればアカリちゃんの胸も以前より膨らみが目立っているようだけど……ブライトルビィは、果たして?)
【すいません、ご挨拶を忘れていましたね】
【本日もよろしくお願いします】