誰が落としたかなんて分からないじゃないですか。
名前が書いてなかったら、聞いて回るつもりでしたけど。
どちらにせよ持ち主が分かって良かったです。
(中を見ることも、分からない持ち主を探し回る手間が省けたと安堵の笑みを浮かべて)
お疲れ様でした。
…………なんか落ち着きのない感じですね。
(そそくさと出て行く由可里先輩を目で追い見送りながら、なにか違和感を感じてポツリと呟いた)
あの手帳、きっと何か秘密がありそうですね。
(先輩に向き直って勘だけで秘密がありそうと言って、少しだけ眉を顰めた)
「手帳、見つかったんですね。
良かったです」
(由可里の成り上がり宣言を聞いていたか否かは分からないが、手帳を閉じたタイミングで背後に莉奈が現れて声を掛けた)
【すみませんが、ここで凍結でお願いします】
【次回は日曜日の22時からなります】
【お疲れ様でした。おやすみなさい】