四:けもっ娘どーぶつえん!(4)/めぷちん☆
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生殖行為まで含めたけもっ娘たちとのふれあいを描いたアニマルストーリー完結編。毎話合体アリ。
斜陽の動物園の起死回生の策として、動物たちをけもっ娘に変え、
赤ちゃんを産んでもらうために夜な夜な生殖に励むぶっとんだ設定の物語の最終巻。
毎話違った動物たちのトリビアとともにけもっ娘とのえっちを描いてきた本作だが、
特徴的なのが主人公である飼育員の青年の存在で、
根っからの動物好きである彼の献身的なその姿勢は、本作の最大のテーマに繋がっている。
何かしら悩みを抱えた動物たちは、自らではそれを解決できずに苦悩するのだが、
園長兼マッドサイエンティストであるヒロインの豊富な知識からくる適切なアドバイスを貰いながら、
主人公は優しく包み込むように動物たちの悩みを解きほぐし、解決に導き、
そしてその延長として、心を開いた動物たちとの性の営みへと発展していく。
性行為は動物と人との心が通じ合ったことを象徴する暗喩であるという構成が巧みで、
ややもすれば獣姦、動物との合いの子という生々しい思考になりそうな題材を、
ぶれることなく人と動物のふれあいの物語に纏め上げ、異種族への理解と支え合いというテーマに落としている。