表紙には物憂げな表情のおしとやかそうな女性がテーブルに向かい日記を書いていると思しき様子が描かれ、
表紙を捲ればカフェでの仕事内容や夫との家庭生活等の日常が平凡に送られていることが日記をしたためる様に記され、
ていたかと思えば次のページで彼女が浮気相手の男とのハードファックであられもない声を上げる様が見開きで描かれて、
まるで即落ち２コマを見ているかのような意外性のある展開を冒頭から見せる。
その後ホテルを出た二人を偶然通りかかった彼女を知る澄ました顔の青年に目撃されて…
と続いて行き予想できない展開が怒涛のように押し寄せまるで連続テレビドラマを見ているかのような感覚を味わえる。
著者も想定のストーリーからずれてきていると語っているように著者自身も全てを制御し切れている訳ではないようで、
ヒロインのイメージも変わってきていると語り表紙の様なもの静かさから後半はかなり活発な性格に感ぜられる様になる。
タイトルや地味な装丁は内容とのギャップを考えてのものと意図は分かるがその内容が伝わらないのはもどかしい。
エロティックでドラマティックな漫画を求めている人には是非お勧めしたい、
そして次の展開がどうなるか予想しながら読むと更に面白くなるそんな作品です。