大学の模擬試験で出典されたのがきっかけで読んだんだが、
夏目漱石の「こころ」と「彼岸過迄」が良いNTR小説で面白かった
特に彼岸過迄の「須永の話」は良くて

・仲の良い幼なじみの女の子(千代子)と結婚の約束
・みんなで家族旅行に行くが、イケメン間男(高木)の登場
・仲の良い二人を見ていられずに逃げ出した主人公を千代子は追いかけるが・・・

みたいなあらすじ。
他にも主人公が疑心暗鬼な性格、幼なじみの看病、大人しいメイドさんとか今のオタク文化に通じる要素が多い
特に千代子というキャラは漱石の妄想が爆発してて、幼なじみとして完成された可愛さがある
健気で明るい行動や言動はどれも可愛いらしくて、主人公とじゃれ合うシーンを見たら誰でも好きになってしまうと思う
だからこそ、泣きながら主人公の元を去ってしまう場面は非常に鬱になる

メイド諸君みたいな、主人公が持つ極度な嫉妬心から女の子とすれ違ってしまう話が好きな人はお勧め