感想
漫画原作のノベライズ。著者の「おくとぱす」も催眠ものを多く手がけているので質が良い。
挿絵は原作者の「愛上陸」 自身の作品であるため相性は言うまでもなく最高。
絵的には漫画よりトーンが強く、秘部隠しが強め。

さて展開は、いじめられっ子が催眠という武器を手に入れて復讐するという、よくありそうなピカレスク。
ヒロインである三人は、これまで何人もの人間を破滅に追いやってきた、同情の余地まったく無しの悪人悪女。おまけに非処女。
催眠内容もただ裸に剥いてHして程度ではなく、「田崎の最も嫌がることをする」という性格を利用している。
よってプレイは半分彼女たち自身が考えて率先して行い、田崎は嫌がる素振りの裏でほくそ笑む、という構図になる。

Hとしては一揃い。集団責め、逆転(笑)、アナルプレイ、コスプレ露出、恋人プレイ、洗脳、とばっちり。ボテもあるよ!
催眠描写やヒロイン視点もあり、描写は細かい。
4Pが主で個人パートは少なく、美菜子の描写が多いがなぜか紗英は少なめ。

さて難点。と言っても今回はあまりない。
元がピカレスクであるためNTRものよりも取っつきがよく、寝取り要素もあるにはあるがぶっちゃけほぼ無い。
いずみ落ちパートは描写が少なめだが、そこは漫画のクライマックスなので漫画版を読んでね!ということかと。

総じると復讐もの催眠ものとして爽快な一作。
元になった漫画版も同じく爽快で読みやすいので、合わせて購入もいいだろう。