感想
戦国モノではあるが、血生臭さをぐぐっと抑えてテンプレートに近づけた一作。
挿絵は「あめとゆき」 ポップで今風な上にロリ巨乳に相性よし。着衣比率が高めだが、気にはならない程度。

さて展開は、世の動乱はさておいて、鬼の巨乳ロリババアに見初められましたよというお話。
前哨に主君が討ち取られたり自分も殺されたりしてるが、サツバツ要素はその程度。
あとはひたすら鬼っ子とヤリまくるだけというノーテンキ展開である。
一応前世でのトラウマなどもあるが、冒頭にオチが示されているので暗さは払拭されている。というかバトル要素すらない。

Hとしてはとにかくイチャつきヤリまくり。前作の三国志はなんだったのかというくらいエロ一辺倒。
初っぱなからイチャラブ要素が強く、終盤には謎の技術で開発されたコンドームプレイも。
ただパイズリは一回だけなので、巨乳要素は低め。

さて難点。戦国である必要性が皆無。ただヤリまくる展開で本能寺の変はまるで関係が無い。
余計な重さはないものの、前世での胸糞やTS要素が中途半端に絡むのでNGなら引っかかるかもしれない。
そして一番のがっかりポイント。ぶっかけ精液風呂のシーンが挿絵にない。
わざわざ設定無視のアイテムを用意しておいて、そこは見せ場ではなかったとでも言うのか。悲しい。

総じるとロリババア娶りテンプレートかつ後発ではあるが、余計な動乱が起きない平穏な作品。
表紙に惹かれたのならまず問題はないだろう。

…ところで、冒頭には子供達世代で姉三人に囲まれる弟が描写されているが、ぶっちゃけそっちを書いた方がノーテンキ展開と合うだろう。
姉鬼三人を孕ませるため、父親の三倍頑張って精液風呂を三つ作る近親ハーレム。(酒呑が妊娠中なのでもう一人妹が追加される可能性もあり)
そそらないかい?