自分の女にレスされていると知って、クリステルネタ・アンチの自治厨としての怒りが爆発した。
「ドアホの野郎、俺の許しもなく書き込みを……誰がボスか思い知らせてやる」
ものすごい形相で浴室に向かうとするアンチの前に、管理人が立ちふさがった。

「管理人さん……何をするんだ」
「フフフ、あのクリステルさん、もうアンチさんの女ないあるね。この私がもらったあるよ。だから、もうあなたの自由にならない」
「く、くそ……管理人ッ。てめえ、裏切りやがったなッ」

誰かが背後に忍び寄ってくる気配を感じて、あわてて振り返った時はもう遅かった。
いきなり手のナイフを叩き落とされてしまっていた。
「僕ちゃん、もう終わりですよ。あんたはここでROMっててもらう、フフフ……結城彩雨作品の抜きどころスレは、この私がいただきますよ」
‘‘クリステル・スレでも作って他所でやってくれよ’’だった。
「お、お前までもが……」
アンチの顔面がひきつって蒼ざめた。

「な、なぜだ。こんな真似をして、タダですむと思っているのか」
「フフフ、僕ちゃんにスレをまかせておけば、スレは過疎ってしまう。だから、僕ちゃんには気の毒だか、ROM専ということで、フフフ……」
「まったくあるね。アンチがボスじゃ、私安心して書き込みできないあるよ」
勝ち誇ったように笑い合うのだった。