野暮を承知で説明しよう。
結城先生の作品は単行本書きおろしという訳ではなく、当時の月刊誌だった
『SMマニア』/『SM秘小説』(←両誌とも三和出版を経てマイウェイ出版から発行)
に挿絵付きで連載されていた作品を、若干のタイムラグを経てフランス書院
から文庫本/ノベルズ(文庫より縦長の判型で二段組が可能)として刊行されて
いたんだね。
結城彩雨文庫で雑誌掲載時の挿絵が収録されるまでは、挿絵は顧みられなかった
から、連載時の挿絵が好きだった読者は自分でずっと保存しておくしかなかったんだ。
だから>>765,766は、『肛虐の運命』が結城彩雨文庫から刊行されなかったことを
残念がっているんだね。