12月23日刊行が楽しみ
第23回フランス書院文庫官能大賞(100万円)
「人妻孕ませ檻」(H.Tさん)→「 人妻拷問【絶望受胎】 」(妻木優雨)

(編集部評)
人妻と女子大生の姉妹が、暗い地下室に囚われ、狂気の凌辱者たちの手でひたすら浣腸とアナルセックス、
種付け姦を繰り返されるというストーリー。

応募原稿を目にしたとき、結城彩雨先生本人からの投稿ではないかと疑ったほど、作品の雰囲気が似ていた。
今回、受賞の連絡をした際、著者の方とお話する機会があったが、やはり結城先生の大ファンであった。
結城先生の作品を読み尽くし、もう読むものがなくなって自分で書くことにしたという。

本作の特徴は、その容赦のない凌辱ぶりにある。一児の母である幸せな人妻と、恋人のいる清楚な女子大生を、
無慈悲かつ残酷な肉刑が昼夜となく襲いかかる。妹を人質にとられ、逃げ場のない地下檻で人妻はアナルを開発され、
肛門セックスで絶頂するまでに調教され、最後には自ら浣腸をねだる淫女に堕とされる。

昨今、応募作には、濡れ場よりストーリー性を重視した作品やニッチな属性のヒロインも見受けられた
(凌辱者が実はイイ人だったなどの話も含まれる)。それはそれで新しさや個性かもしれないが、
古くからの凌辱ファンを満足させる、ド直球の暴虐小説をずっと読みたかった。
本作が久しぶりの官能大賞の受賞となったのは、編集部のそんな気持ちに応えてくれた作品だったからだ。