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三島華子が男たちのアジトに幽閉されて一晩が経ち、彼女は剥き身のまま絨毯に敷かれたベッドマットの上に寝かされていた。
後ろ手に縛られていた縄と、乳房の上下の縛めは解かれているが、いまは両手首を合わせて縛られて、そこから伸びた縄は華子の頭の上方にある柱につながれていた。
乳房の上下、腰周り、太股、足首にはまだはっきりと白い肌に縄痕が残り凄惨さを表している。
彼女にはタオルケットが掛けられており、裸体を隠してくれているのがせめてもの救いであった。
華子は沖田と俵によって一晩中様々な責めを受け、心身ともに疲れはて、朝方から深い眠りの中にいた。
時間はお昼前になっており、父親の三島誠は強い不安感を抱えながら出社しているはずである。その頃沖田は鬼塚に会い、三島華子の被虐に満ちた写真とテープを渡していた。
俵は上の部屋で休んだ後、地下室に戻って来た。着衣はパンツのみである。
俵は睡眠中の華子に目をやり、彼女の体を覆っていたタオルケットをひっぺがえすと彼女の頬を平手で叩き、大声で起こす。
「おい!…起きるんだ!」
「……」
その声と痛みに間もなく目を覚ました華子は、自分のおかれている状況を思いだし、身をすくめて怯えた表情を見せる。
「これでも食べておけ」
俵は無理矢理彼女の裸の上体を起こし、上から持ってきた菓子パンと牛乳を食べるよう促す。
「いやっ!…いやっ!……」
華子は首を左右に激しく振り強く拒絶を見せる。
「食わねえとお前のお袋も誘拐してやるからな!」
俵は怒鳴り上げ脅すと、彼女はおずおずと口を開け、俵が運ぶままゆっくりと咀嚼し始めた。
「俺たちもお嬢さんが元気でいてくれないと、もっと愉しめないんでね、この体を…」
俵は笑みを浮かべ、彼女の背中を片腕で支えつつ豊かな乳房から下腹部にかけて撫でまわし、華子の口にパンをすすめるのだった。