感想
わかつきのハッピー現代劇第三弾。今回は陰キャラ×陽キャラカップルと少年漫画にありそうな題材。
挿絵は大赤字以来の「みやま零」 仕上がりがかなり良く、カチューシャアクセントが効いている。
非エロも1枚と少なく、何よりキャラがかわいい。挿絵7とか特に。

展開は、脳内で殺したいランキングを作ってる物騒な陰キャラと、そんなの何も知らず素直に彼に惹かれる陽キャラとの交際。
景生はよくある人付き合いの苦手な根暗。とはいえ頭は良いらしく、色々委員をやりながら成績は上位。
一方ヒロインのレイラは金髪碧眼、日本語はまだ勉強中、ギャル達に囲まれてはいるが実は特別扱いなどにストレスを溜めていたり。
当初はレイラの純真な熱意を不審がっていた景生だったが、彼女に心身ともにほだされ、クラスメイトにも見直され〜という流れ。
景生は過去に事故に遭い自身は重傷&両親は他界しており、レイラの二重国籍や祖母のオールド再婚などシリアス要素もある。

Hとしては軽め。ハードは緊縛電マやアナル一回程度。
ノーマルな挿入がメインだが、公園での青姦、用具室でのHなどもある。
軽く膣内射精したあとで、子宮頚管粘液とおねだりで二回戦、というシチュが二回ある。お気に入り?

さて難点。同じような根暗キャラの人は、こんな展開おとぎ話だよと斜に構えるだろう。そりゃそうだよ創作だよ。
レイラの口調は不安定で、ギャルではないものの「アルよ」と言ってみたり、大声元気キャラだったり。
わかつき先生、大陸キャラが好き過ぎる…
まあ某金髪アニメに倣うでもなく、天真爛漫な元気キャラはそれだけ動かしやすいのではあるが。

総じると、物騒なタイトルは付いているものの、実態は現代劇ラブコメ。実は暗殺者とかそういうのではない。
帰国子女よりは大陸系元気キャラが強く、根暗な景生もクラスメイトと和解し祝福されていく。ゴツゴウダナー。
再度褒めるが絵の出来が素晴らしく、カラーの汁絵やハート目などがいいオカズになるだろう。