主人公、橘一真は他人の心の声をノイズのように受信してしまう能力を持つ少年。
その境遇のせいでコミュニケーションを不得手とすることから
他者から疎まれやすく疑われやすい一真は自身の容疑を晴らすべく
客観的な証拠とはなりえないが絶対的に正しい心の声による情報を武器に様々な事件を解決していく。
(読心能力は誰の発言か分からない、感情の変化で聞き取れないなど完全なものではない)

第一の事件

水泳部の風間夏希の体操服盗難事件が発生。犯人は高永瞬太。
夏希がバザーで購入した体操袋が瞬太がエロ本を入れていたものと同じだったため(体操袋の制作者は瞬太の母)
夏希にエロ本を持ってきたのがバレ、教師に報告されると誤解した瞬太が盗んだ。
なおこの事件でクラスメイトの桃園萌花が筒子(心の声が聞こえやすい)かつ驚異的な短期記憶力の持ち主なのが分かり
以後の事件でも一真の助手的ポジションを務めることになる。

第二の事件

盗難事件が解決してホッとする行動班(課外活動メンバー、物語の中心人物が揃っている)の面々。
だがそんな安心も同級生である雪本さくらの死体が発見されたことで粉々になる。
雪本さくら。毎日屋上で「殺すか、死ぬか」という謎の二択を胸に抱いていた少女。
自身の死体を幻想する彼女は一真にとって初恋の相手であり
事件前日、自殺を止めたことがきっかけで情交をかわした相手でもあった。
警察の調査によりさくらの死は自殺と断定されたが一真だけはそれが嘘だと分かっていた。
死体を発見した時、聞いてしまったのだ。
「私が殺した」そう呟く心の声を。

※これ以後、心のノイズを除去して事件の真実を探るという目的のために主人公は各ヒロインを抱いていく。