第四の事件

さくらの従妹であるというひかりの登場に不気味なものを感じるクラスメイトたち。
ひかりは死んださくらについて調べるためにわざわざこのクラスに転校してきたらしい。
そんな時、行動班の耳にさくらが「美術室のさくらさん」として学校の七不思議になっていることを知る。
性質の悪い噂話に憤慨する面々。
だが美術教師である蛭子秋人の心の声を聞く限り美術室に秘密があるのは確かなようだ。
ひかりに何事かを告げられた百合子も同意見らしく行動班は夜の学校に忍び込み調査することにする。
その過程でオカルト少女の黒月沙彩がキャラ作りではなく本当に霊能力があること。
一真や沙彩の他にも能力者は存在しそうした人間を集めた組織があることが判明する(沙彩も組織の一員)
沙彩は一真の能力についても知っていた。少し前に組織に対して匿名のリークがあったという。
自分の能力について知っているのは血縁者である祖母と萌花の二人だけのはず。
しかし一真にその疑問を考察する時間は与えられなかった。
夜の校舎に響き渡る破砕音。
発信源である美術室には蛭子秋人の死体が無惨に転がっていた。

犯人は清川ひかり。
偏執的なサディストであるひかりはさくらと似た容姿を生かして
まるで死者が蘇ったかのように振る舞うことでクラスメイトの心を抉ろうと転校してきた。
蛭子秋人を殺したのはアクシデント。
蛭子がさくらの義父と共にさくらを性的虐待していたことを知っていたので
脅迫するために近づいたところ蛭子は発狂。ナイフで襲いかかってきたので返り討ちにした。
スマホを使った時限装置でアリバイを作ろうとしたが
証言者に選んだ萌花の記憶力についての情報を知らなかったために罪を暴かれた。