≪ゆいルート≫
ゆい3周目。天文学会は3つの現象すべてを調べる。
すべての現象が繋がっていると未来の愛理に示唆される。
ゆいは体調不良を起こし、奏に介抱される。奏はゆいの事ばかり考えるようになる。
ゆいから生体アンドロイドである事、目的を果たせば消えてしまう事を聞かされる。
奏はゆいの幸せを考えるが、ゆいはそう願われたように使命を果たしたいと望む。
せめて一緒に時を過ごしたいと二人は望み、思い出作りをする。
だが佳織の事故は防げず、ゆいも消滅してしまう。
本来、佳織が事故に遭う世界ではゆいは存在できるのだが、
奏のゆいへの想いが無理をさせてしまい、義体研究そのものが失敗する未来へ繋がる。

ただその場合、ゆいのいた記憶も消えるはずなのだが、
この未来では奏が過去へ行き、ゆいの存在する別の未来へと続いていくため記憶は消えない。
バッドエンドでは、未来の愛理が奏に縋って佳織とゆいの救済を諦めさせ、ゆいの記憶も消える。

≪奏ルート≫
14年後の奏が精神のみの時間跳躍をして、ゆいルート途中の自分と同化する。
奏は自分が14年後の奏だとゆいに伝え、以前より更に深い愛情を注ぐ。
前回の記憶から、奏は事故を起こすバスに乗り込んで佳織を轢く前に横転させる。
ついに佳織を救う事に成功するが、事故の起きない世界ではゆいは存在できない。
ゆいの最期を二人で過ごすと決めるが、奏はゆいを救う手立てを思い付く。
AIユニットによる記憶のバックアップの事をゆいに伝え、奏はゆいが消える前に過去に送り出す。

≪YUISルート≫
ゆい4周目。始まりにして終わり。ゆい視点の佳織ルート。
この世界の奏が自分を愛していない事にゆいは苦しむが、使命を優先する。
佳織には奏への想いを押し殺さないよう叱られ、愛理には自分達は仲間だと諭される。
気持ちは言葉にできないものの、ゆいは奏に精一杯の笑顔を向ける。
ゆいはバックアップに微かな希望を託し、事故を命懸けで防いで消滅する。
14年後、ゆいは天文学会の皆に囲まれて目を覚ます。
奏達はゆいが一度も迎える事ができなかった文化祭を開催、止まった時が動き出す。