この人の本はまどマギと鎧武しか知らんのだけど
なんかこう狭小的な問題に押し込めるわりに更に狭小な面には触れない、抜け出さないみたいな書き方がすげえ苦手なんだよなあ

鎧武だったら一番汚い事をしたであろう光実に対して、良い子じゃなくて悪い子だから騙されんだよって言葉あったけど
その言葉は博士だけの見解かなと思ってたら、オカマの人も子供のやった事だと言ったり、オカマの弟子の人は子供がやった事では済まされんでしょという言葉はあったけど
光実本人が決断した悪事はバカな子が騙されただけだからやり直そうで全部流されたのが
ある種の決断をして決行をした子供への救済にしては酷い話と思ったんだよな
実際最後には序盤の紘汰さんマジヒーロー状態に戻るという、誰も本人の内面には触れもしないままバカな子がバカな事をしただけという終わりに思えた

まどマギもそこらへん似てると思うけど、どんな欲望的な願いも綺麗なままにしようというオチが正直気持ち悪かったし
あれ魔女っ子的なパロディが効きすぎてそう書いたんだろうけど本当に気持ち悪かった
この人の本って最初から綺麗なもんは綺麗、汚いもんは汚いでハッキリしすぎてる感じがしてくる