■天ノ少女■+1 SG H1
ひたすら感情が振り回されました。何ならこの文章を書いている今も引きずってます。
今作が発売されるにあたってここひと月でカルタグラからプレイし始めた新参ですが、色んな意味で今このタイミングでプレイ出来て本当に良かったと思える作品でした。

虚ラストでとんでもねえひっぱり方したと思ったら今作の初手遺影で早くもメンタルぐちゃぐちゃに。事実として分かっていてもあんな演出されたら堪ったもんじゃないです。
シナリオも吸引力が非常に高くて、精神的には疲れているのに読むのがやめられず、結局一気に読み切ってしましました。なお反動で読み切った日はその後何も手につかなかった模様。
また、冬子というキャラクターの凄まじさについても語らずにはいられません。
死してなお物語に影響を与え続けるキャラは度々見かけますが、これほどの影響力を持ったキャラはそうそう居ないと思います。
起点こそ彼女ではないものの、余りにも多くの運命に関わりすぎた。
TRUEラストは圧巻でした。次にどんな言葉が紡がれるのかが分かっているのに涙が止まらず、本当に玲人と冬子の物語は終わったんだなと感無量でした。
2人の物語の終着点としては最高に美しく、これ以上無い終わり方だったと思います。
しかし、真崎・尚織周りのあれこれやマリスの心理描写、某人物の空白期間の行動等々、まだまだ作中で語って欲しかった内容は散見されますし、未だパラノイアから解放されてなさそうな方々も見受けられます。
あの兄妹が成長した色羽を見たら一体どうなってしまう事やら。

玲人と冬子の物語としてはこれ以上は蛇足ですが、もはや2人だけに収まる話ではなくなってると思いますので、何らかの形で補足や続きが読みたいと切に願います。
このシリーズに対してのパラノイアを抱えたままのユーザーはきっと私だけではないはず。