■創作彼女の恋愛公式■SC H3
色々と文句を言いたいところはある。まず全体的に描写の深刻さに対して色々と軽くなにか噛み合わないような違和感があったし、
中盤だと展開としては似ていたり無理があるようなもの、そして個別は今までああまでやって堕ちなかった主人公結構簡単に籠絡されてたりと不満は多い。
一番は創作モノなのに肝心の創作物に関して描写が薄かったこと。
ただ上記のことを差し置いても、ヒロインたちが個別に持っている創作や恋愛に関しての矜持とも言えるようなものについての描写は心惹かれるようなものがあった。
日常的な掛け合いもテンポよく区切りもはっきりしていて読み込みやすいのもよし。
事前で期待が高まっていたのもあってか、少し空振りのような印象になってしまったが、
それでもゲームとしてはかなり丁寧に作られていたし、堅実な作品ではあった。
アペンドで後日談とIFストーリーが公開されるとのことだがあのEDが台無しにならないか期待半分不安半分。
ただこの感じだとしっかりまとめてくれそうなので楽しみにしています。

■ふゆから、くるる。■SC H3
業界の隅っこから放出され別所でついにでた冬。
相変わらずファッキンの脳内で連想ゲームしたようなテキストで
頭がおかしくなりそうだが、なんだかんだ綺麗にまとまるのがファッキン。
百合・殺人・サスペンス・SF・そして百合の破壊と息をつくひまのない展開で短めながらもしっかり詰まっていた。
シリーズの中でもメッセージ性が強く、生きる目的・生命についての語りは自然と心打たれた。
仕方ないとはいえHシーンが序盤と終盤に一気に固まって流れるのが玉に瑕・