彩花みん「赤ずきんチャチャ」その3
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0774名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:30:32.21ID:p6dmYm+C
ホントに妄想がとまらなくて、本当にごめんなさい。
上のセラどろの半年後で、長いです。
嫌な方は飛ばしてください。

***

どろしーちゃんの、あの乱れた姿を見た日から、僕は変わりはじめた。
彼女の、素敵な笑顔と、真っ赤に染まった官能的な顔が、熱い塊のようになって、
僕の凍った心に、ズンと入り込んで、閉ざされた中だというのに、その熱い塊は高温を保ったまま、
じんじん、じわじわ、と僕の心で発熱し続ける。

どうにかして、彼女を僕だけのものに、しておかなければ。
他の男に、彼女の、あの笑顔と痴態を見せるなんて。
想像しただけでも、体の奥からどろどろした真っ暗闇が渦を巻いて、全身を覆う。
どろしーちゃんは渡さない。
誰にも、決して、指一つ触らせない。
彼女を僕のものに。

そう思いはじめると、あれだけ抑制の利かなかった僕の魔術は、急にガチッと僕の意識に正確に沿い始め、
僕の意思は絶対服従の狼のリーダーのよう統制がきき始めた。

*******
0775名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:32:46.36ID:p6dmYm+C
***

「あんた変ったわね〜。
 何かあったの?」


師匠は、ゆっくりお茶を飲みながら、僕の事を見て、
数ヵ月ぶりに会ったわりに、のんきな声をかけてきた。


「最近、どろしーちゃん見かけないけど、どうしたの?」


数ヵ月ぶりに見た弟子は、声も低くなって、背丈もはるかに高く、姿はもう一丁前。
なんて思ったら、あの子、見ない間に中身までいっぱしの男になっちゃったみたいで、
なんとなく意地悪く彼女のことを口にしてみた。
数か月前は、暗く感情的な部分を師匠の私には見せてたのに、
今は、そんな感情なんて最初から持ってないみたいに、完璧に、飄々とした男の顔になっている。
なんか急に大人びちゃって、寂しいんだもの。


「さあ〜、知らないですよ?
 僕はチャチャの面倒や、世界一の座を狙う刺客の対応で精いっぱいだから、よくわかりませんね。
 まあ、しいねちゃんがいるから、たぶん彼女も忙しいんじゃありませんか?」


なんて、しれっと他人事のように答えてくる。
けど、きっとこの子のことだろうから、彼女に会いたいんだろうな、て思ったら、
生意気な弟子でも、少しだけ可愛らしく思えてきて、ついつい甘えさせたくなってしまった。
0776名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:34:52.77ID:p6dmYm+C
「今日は、チャチャを連れて帰りたいんだけど、いいかしら?」


そんな予定なんてなかったけど、たまにはいいか。
チャチャと久しぶりに寝るのもいいわ。


「ね、いいでしょ?」
そう言って、外で犬と遊んでいるチャチャを窓越しに見ながら、生意気な弟子に問いかける。


「なにか企んでますか?」


可愛げのない口を聞くわね。
けど、今日は構ってあげませんよ。


「いいでしょ。家族だけで過ごしたい日もあるのよ。」
そう言いながら、戸口を開けてチャチャを呼ぶ。


「チャチャ〜、今日はお母さんのおうちに帰って、お父さんと一緒に遊びましょ〜。
 セラヴィー先生も良いって〜。」


僕にウインクしながら、出したほうきであっという間にチャチャと犬を連れて、浮かび始めた。


「明日のお昼には帰ってくるわ〜。じゃあね〜。」
声が遠くに聞こえると、そのまま姿が見えなくなった。
0777名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:36:01.61ID:p6dmYm+C
残ったのは、僕一人。
ふー、と大きなため息をついたけど、そっと、寂しさが押し寄せた。
「結構、僕、この生活を気に入ってるんですよ。
 なのに、僕の許可なしでみんな連れてくなんて。」


用意し始めてた夕飯の作業に、仕方なく戻ってみたけれど。
一人になって考えるのは、さっき師匠が言ってた、どろしーちゃんのこと。
あれから半年経つけど、あんまり姿も見ないし、どうしてるのかな。
少しだけでいいから、姿を見たい。
あの日の事は、彼女は記憶にないんだし、会っても僕さえ普通にしていれば、大丈夫だろう。
夕飯を食べたら、少し様子を見に行こう。
そう思ったら、ちょっとだけ、楽しくなってきて、棚に置いたエリザベスに、ニコっと笑いかけた。
「どろしーちゃん、元気にしてるといいですね。」


******
0778名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:38:24.20ID:p6dmYm+C
******


何なのかしら?
ここ数カ月前から体がおかしい。
魔女は、自制が大事よ。
どろしーは、師匠から言われた言葉を思い出すけれど、体がどうしようもなく疼く時がある。
師匠の助言が、まったく意味をなさないくらい。


17歳のある日を境に、体の疼きを自分でも持て余すくらいになってきた。
そうなると、私は夜に一人、淫らな時間を過ごす習慣ができてしまった。
世の中の女性は、皆こうなのかしら?と不安になりつつも、
たとえ私だけであっても、この疼きに耐えられそうにないからと、自分を慰めては、行為に耽る。


今日も、夕飯を終えると、早めにしいねちゃんを寝かしつけながら、
夜の一人の時間を想像して、赤くなる。
いつの間にか、こんな風に考え始めてる日は、自制が効かない。
0779名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:41:55.03ID:p6dmYm+C
夜が更けるには早すぎる。
けれど、私の部屋は十分暗くて、月が少し射しこんだ窓辺だけが、
やわらかな光にあたっている。


もどかしいほど、闇雲に、パジャマを脱いで、ベッドの上に座り、
キャミソールとパンティだけになって、そっと自分の体に指を這わせた。


敏感になった肌に、夢中に指を這わせてると、ふと、半年ほど前会ったヤツの顔が浮かんで、
あいつの指がやさしく私の肌を撫でてくる。
なんであいつが出てくるのよ、と忌々しく消そうとしても、あいつは私を見ながら、
「どろしーちゃん、そんなことしたら、ダメでしょう?」と、私の耳元で優しくささやきながら、
体を撫でまわしてくる。


「あっ、あっ、あっ・・だめ。」


そんな想像のせいで、すぐに、乳首はキャミソールの上からでも形がわかるほど硬くなって、
上から軽くこすると、体はビクビクはね、私は夢中になる。
この手がセラヴィーだったら、あの、長い指で、私の、この体を、優しく撫ではじめたら、私、私。


もう限界だった。
布は透けて、とけたようになったあそこはじんじんして、次の刺激を求めている。
あそこを刺激したいけど、想像の中で、セラヴィーが刺激してくる両手は私の胸。
私の手を、あそこに伸ばすと、想像とはかけ離れてしまう。
そう思うと、なんとかこの刺激をきちんと満足させたくて、
ベッドに並べてた硬めのクッションを、そっと自分の足の間に挟ませた。
0780名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:45:23.67ID:p6dmYm+C
ベッドがきしむ。
薄暗く、シルエットしか見えない室内で、私はクッションの上にまたがり
、あまりのはしたなさに赤くなりながらも、執拗に腰をグラインドさせていた。


ああ、だめよ、どろしー。
そんな、格好。
でも、でも、止められないの。


18歳の、ピンク色の上気した肌に、うっすら汗がにじんできて、クッションにあそこを押しつけるたび、
姿勢はのけぞり、そのせいでキャミソールから痛々しいほど胸の突起が主張し、
誰かにいじめられるのを待っている。


「どろしーちゃんたら、いやらしいな。
 ほらほら、ここをこんなにしちゃって。」


彼の大きな手のひらで、私の恥ずかしい乳首を撫でて、摘まんでほしい。


***
0781名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 12:47:58.40ID:p6dmYm+C
***

「どろしーちゃん・・・・」
薄暗い部屋に、かすかなシルエットでしか見えない彼女。
でも、しっかり、その痴態が、僕の目には映った。
あの日みたいだ・・・・。




早めの夕食をとって、どんな口実を、と考えていたら、
知らない間に暗くなった景色に、僕は慌てて彼女の家へ急いだ。


でも、彼女の家は、もう火の気がなかった。
淡い月夜では、彼女の家は山の一部になったかのように、ひっそりとして、
主がいないような、さみしいたたずまいだった。


なんだ、いないのか。
会う口実まで考えていた自分が滑稽なほど、寂しさが広がってきたけれど、
少しでも彼女の痕跡があれば満足する気がして、彼女の部屋まで、ほうきでフワッと駆け上がった。


窓辺に寄ると、かすかに動いている人影が見えて、僕は思わず、隠れるようにして息をのんだ。


どろしーちゃんだ。


目が慣れると、彼女は、ベッドの上で、あられもない格好のまま、自分の世界に浸っている。
僕は見ちゃいけないと思いつつ、男の本能が、そうさせない。

どろしーちゃん、どろしーちゃん、僕のどろしーちゃんが。
興奮して、息が上がる。
0783名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 13:23:53.70ID:p6dmYm+C
彼女は、必死に自分の体を慰めているようで、見れば見るほど、
それは、まるで、この前の続きのようだった。
彼女が何かに跨って夢中になっている様は、まるで、あの時の僕の足のようで、
記憶を消したというのに、彼女の中に密かに残っていることに、嬉しい衝撃をうけた。

その衝撃は、胸の奥まで届いて、ずきずきしたものに変化してきたけれど、
僕はそこまでが限界だった。
夢にまで見た彼女の痴態に、興奮が抑えきれずに、ほうきのコントロールもあやしい。
やばい、自分の方がやばくなってきた。
それでも、どうしても僕は最後にひと眼だけ、あの愛しいどろしーちゃんの姿が見たくて、
もう一度窓辺に寄った。


「ああ、セラヴィー・・・・だめ・・だめ、だめっ」
彼女の声が、今度は聞こえた。
その声は、今の僕の姿を見て云ったわけじゃない。
彼女はまだ歓喜の中だった。

彼女の想像の中で、いやらしく彼女を責め立てているであろうもう一人の僕がうらやましかったけれど、
嬉しさがこみあげてくる。
僕の名前を呼んでいる!
嬉しさと興奮で、頭の中は真っ白になって、落下しそうになったけれど、
ほうきがまっすぐに飛び始める頃には、頭の片隅は、妙に冷えてて冷静になっていた。
0784名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 13:26:32.59ID:p6dmYm+C
どろしーちゃんも忘れられないんですね。
僕は、あの記憶を消してよかったのでしょうか。


そう思い始めると、頭がシンと冷えてきた。
でも、体の方は、異常な興奮で、家に着くと、
僕は、どろしーちゃんの姿を思い浮かべて、ずっと硬く充血していた自分を慰めたけれど、
一度目覚めた興奮は、なかなかおさまらず、それから何度も彼女を夢想した。
夜が更けきって、あたりが静まり返った頃、ようやく疲れきった体と
考え過ぎて朦朧とした頭がベッドに沈み込むと、記憶が途絶えた。
どろしーちゃん・・・


***


もちもち山に、朝日は早くから当たりはじめ、野原に陽が注ぐと、
我が家も、夜露に濡れていた草花からの反射のせいで、部屋の中がきらきらまぶしく光りだす。


セラヴィーは、まぶしくて窓から顔を背けて、また、まどろんだ。
日差しが暖かさを増し始めたころ、重くなった体をゆっくり起こして、
ようやく、チャチャ達のいない静かな朝食をとりだした。


「どろしーちゃんに対して、失礼だったかもしれません。」
出てきた言葉は、昨夜の事でなく、あの日勝手に記憶を消したことだった。
0785名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 13:28:06.48ID:p6dmYm+C
あの状況で、どろしーちゃんの記憶を改ざんしたことを後悔しはじめた。
ただ、だからと言って、急に記憶を解放したら、どろしーちゃんはきっと混乱し、僕を恨むでしょう。
それは嫌だった。
答えはとうに出ていたけれど、僕は、それでも、少しの間だけ沈黙して、やはり答えを口にした。


「あの日をもう一度、再現して、そして、彼女に決めてもらいましょう。」


もう半年したら、あの日がやってくる。
その時には、2人とも少しは時間が作れてるはず。


僕は少し高揚して、ベッド脇のエリザベスをそっと抱え上げ、会話をはじめた。

「エリザベスはどう思いますか?」
「難しいわね、セラヴィー。でも勝手に記憶をかえちゃうのって、やっぱり失礼だったと思うわ。
 事実を知ってしまったら、きっと、あなたのこと嫌いになっちゃうかもね。
 でも本当の事を云って、判断してもらう方が、あなたらしいわよ。」

「・・・そうですね、嫌われちゃうかもしれません・・・。
 でも、僕はどろしーちゃんにだけは卑怯なことしたくありません。
 僕が間違ってました。」
0786名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 13:30:24.65ID:p6dmYm+C
気持ちを吐き出した分、幾分体が軽くなったせいもあって、
僕は、うりずり山に飛ぶように向かい、昨日は見られなかった日差しの中の、
彼女のキラキラ光ってる黒くて長い髪を見て、急降下した。


「おやおや、どろしーちゃん、僕を倒す修行は止めちゃったんですか?」


顔を見なくても、ムッとした表情になってたのがわかったけど、
彼女は、思った通り、キッとした顔で僕を見上げた。


「何よ、しいねちゃんの修行で忙しくって、あんたの相手する時間がないだけよ!
 あんたこそ何よ、チャチャの面倒見てるんじゃなかったの?」


弟子の洗濯物だろう、ぷりぷりしながらも、手際良く干していく彼女を好ましく思ったせいで、
にやついた顔になった僕を見て、彼女は勘違いしたみたいで、
僕の目をみつめると、真っ赤になって怒り始めた。


「そうやって、からかってればいいわ。いつか絶対あんたを倒してみせるんだから。」


****
0787名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 13:32:29.59ID:p6dmYm+C
****


太陽が透き通った白いシーツの向こう側に、あいつが小さくなって帰ってく。
久しぶりに見たセラヴィーは、半年前より背が伸びたようで、ほうきも小さく感じた。
小さい時に私を慕って、どこへもひっついてきたあの子とは、もう違う。
声も姿も大人の男になって、私の知ってる、あのセラヴィーとは、もう違う。
でも、相変わらずあいつは、私にちょっかいをかけてくる。
嬉しかった。


数カ月ぶり、あいかわらずの応酬だったけど。
一人あれだけ乱れた夜の後だったけど。
妙に充実感があった。
私が生きてる充実感に満ちているのは、あいつがいるから。
自分の気持ちは、とうにわかってはいたれど、その気持ちを言うには早すぎる、
その前に、絶対、あいつを負かしてからよ。
何でも、あいつの好きにさせるもんですか。
すべてを器用にこなし、私を凌駕し続けるあいつの、愛を受け入れるのは、まだまだ時間がかかりそう。
でも、きっと勝ってみせる。
そしたら、きっと、きっと、あなたのものになるから。
それまで待ってて。

・・・セラヴィー。


----終----
0790名無しさん@ピンキー2013/12/16(月) 16:09:30.10ID:XP4pxNsT
乙でした

どろしーちゃんって最終回前に自分がセラヴィー好きなの自覚してたのかな
本気で大嫌いだと思ってたようにも見えたけど
原作で内面描写が無かったからいろいろ想像できていいね
0791名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 11:19:37.88ID:PqZh+vNY
自覚してなさそう。
文庫に昔から好きな気持ちは変わりないけどと書いてるの見て
やっぱりそうなのねと思ったくらい、内面描写がなかった。
0792名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 17:57:40.58ID:FGi+f0ni
文庫の文章って、編集が勝手に書いてるんだっけ。

最初は作者自身もセラ→どろぐらいにしか思ってなかったけど、
原作でも同人でもセラどろ人気あったから、どろしーちゃんからも
矢印を出したのかなと。
0793名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 18:31:43.41ID:lo1RSkni
文庫のおまけは編集が書いて作者も一応はチェックしてるんじゃね

セラヴィー嫌いになる薬飲んだ時に
「今まであんたの側に住んでたことが不思議だわ。あんたのこと大っ嫌いなのに」
と言ってて、本人よく分かって無くても近くにいるんだから本当は嫌いじゃないんだなぁと
0794名無しさん@ピンキー2013/12/18(水) 00:02:23.67ID:GkL0ZYBG
しばらくぶりに来てみれば、神が降臨していた。書き手さん乙です

心の奥では嫌いじゃないけど、恋愛感情かは不明だったよね
どろしーは元々世話好きだし、一緒に過ごすうちに子供たち同様
セラにも情がわいてきたんかな
しいねちゃんの「一緒にいた日々が長すぎたんですね」が
自分の師匠の性格を把握してる感じだ。その前の回では
「お師匠様を不幸にするわけには行きません!!」て言ってたのにwしいねちゃん良い子だわ。

でも最後の鬼ごっこで自分が負けたらセラヴィーと結婚してもいいって
思うくらいには異性としても受け入れれる存在だったんだなと思うと
ちょっと読んでてニヤニヤしてた
0795名無しさん@ピンキー2013/12/18(水) 01:17:52.76ID:YdQIevVv
お お お お お
このスレまだあったんか!
遅ればせながらNの1巻入手したから色々検索してたら、
ここでまさかの再会になろうとは。
しかも神がおいでなさるとは。
ちょっとまとめ読んでくるわ。
0796名無しさん@ピンキー2013/12/18(水) 08:47:10.07ID:dsp5BxzE
好きでも嫌いでも幼少の頃からセラヴィーに拘り続けて大人になったから
仮に他の男性とつきあっても上手くいかない気がする。セラヴィー側も同じく
0797前半2013/12/18(水) 21:16:35.47ID:EbymxNAL
セラどろ投下します
耳で感じるどろしーです

前半エロなし(創作入ってます
後半エロ(後半だけ読んでも通じます

**

さっきまで目の前にいたセラヴィーの姿が見えなくなったと思ったら、
ふっとまた姿を現して、こう言った。

「ふふ、どろしーちゃんって、時々大胆ですよね。」
「何のことよ?」

そう言った途端、私の視界が不自然に揺らぎ、ずっと昔にあった、
そう、10年前のある日を急に思い出した。


***


「お師匠様の召喚魔法はすごいんだぞ。」

弟子のしいねちゃんが、この話題になるたび、誇らしげに自慢してくれるけれど、
私には今一つ実感がなかった。
もともと何かを呼び寄せやすい体質なのかもしれない。
他の魔術師が、微細にわたり、たとえば、呪文と呪文の間は深呼吸を2回とか、
そういうレベルのコツを紹介している本も含めて、召喚魔術法を読み込んでいるなか、
私といえば、古典も古典、基礎召喚魔法大全に書かれている通り行っただけで、
初めての召喚以来、これという失敗もないだけだ。
いつも、そつなく召喚できるだけで、すごいという意識がない。
だから、しいねちゃんに自慢してもらっても、なんだかちょっとこそばゆい。


「じゃあ、僕よりすごいっていうんですか。そりゃあ、すごいなあ。
 世界一の魔法使いの僕よりすごいんでしょうね、きっと〜。」

「あら、セラヴィー、そうなんじゃない?
でも、おかしいわね。だったら、なんでどろしーちゃんは世界一の魔法使いになれないのかしら〜?」

厭味ったらしいわね。
決まって、エリザベスを使ってくるのは毎度のこと。
0798前半2013/12/18(水) 21:19:23.05ID:EbymxNAL
「フンッ」
て軽く流したけれど、実際、私の召喚魔法はどのレベルなんだろう?
あれ?もしかして、これって、チャンスかもね。
セラヴィーを倒せるだけの力が、私の召喚能力には秘められているのもしれない。
なんだ、なんだ。
いい考えじゃない?
そうよ、早いとこ高度召喚の本を探して、やってみなきゃ。

「ちょっと、用事を思い出したから、じゃ、またね。
 しいねちゃん、帰るわよ。」

「あ、お師匠様、まってくださいよ〜。」

残念そうなセラヴィーをよそに、急いで自宅に帰ると、
師匠の師匠、そのまた師匠と、代々引き継がれている書庫をあさる。
と、出てきた。
これよこれ。
ぴったりじゃない。
古めかしい古文書の、最終章。
高度召喚の極秘事項に、私が探してた項目があった。


「ねえ、しいねちゃん、私、ちょっと召喚魔法を行うから、
 しいねちゃんがいつも召喚魔法を練習している部屋を貸してちょうだい。
 それと、何か異常がおきたら、すぐに魔法組合に連絡して頂戴。いいわね。」

「は、はい、お師匠様。」


そう言い残して、だだっ広い空間が広がるこの部屋に、尖った石墨で魔法陣を書き始めた。
魔法陣の途中に、しいねちゃんが書いたであろう、何かの魔法陣の消し忘れが見つかったけど、
あの子の召喚魔法は一度も成功したことがないから、まあ、ほっといても大丈夫。
しいねちゃんには、何が向いているのかしら?こればっかりは色々経験してみないと分からないわね。
散漫した意識を集中しなおし、息を落ちつけ、古書の通り、ひとつひとつ呪文を呟き始める。

どんな形相で出てくるだろう。
何代もの魔法使いが、思考錯誤の後、導き出したこの召喚術。
秘術の一つで、色々と制約が書かれている。
体力のあるもの。
召喚術歴10年以上であり、すべて成功しているもの。
この2つしか、当てはまらなかったけど、やって失敗したら、その時はその時だ。
私の性格は、昔っから変わっていない。
普段は常識的だけど、たまにとんでもないことをやらかす。
それが私。
0799前半2013/12/18(水) 21:24:12.08ID:EbymxNAL
長たらしい召喚呪文を唱え終えるやいなや、霞がかった室内から、
魔法陣の中央に大きめの人影が現れた。
来なさい、悪魔。
それも悪魔の中の悪魔、大魔王よ!!!!


ふわふわとした靄の中から、私を見下ろす黒い影。
????????
現れたのは恐ろしい形相でもなく、悪魔でもなく。


あの小憎たらしい顔のセラヴィーだ。
でも・・・なんか違う?
え?間違えたかしら。


そんな不安をよそに、呼び出したセラヴィーらしき物体は、私の顔を見て話しかけてくる。
「あれ?どろしーちゃん?何してるの?
 なんか若いですね。
ここはどこでしょうか?
どろしーちゃんのお家のようですけど?」


かなり年上のセラヴィーみたいだけれど、何なのこれは?
大魔王を呼んだんじゃなかったの?
慌てて、文献を読みなおすけど、魔法陣や呪文も間違っていない。
?????
「あなた大魔王なの?」


バカみたいな質問を投げかけてしまったけれど、セラヴィーらしき人物は、
周りをキョロキョロしはじめると、描かれている魔法陣をしげしげと見て、
ようやく納得したような顔で、答えた。

「ほほ〜、そういうことですか、どろしーちゃん。
 僕は大魔王ですけど、どうしてこんなことしてるんですかあ?
 おや、ひょっとして、これで、世界一の座を狙おうとか思っちゃってます〜?
 ふふふふふ、いけませんねえ。
 いくら僕が大魔王でもそれはできませんよ〜。」


「あなたセラヴィーに見えるんだけど?
 でも、年が違うみたいね・・・」
事態が呑み込めない。

「プ・・・・そうですね〜。
 色々言っちゃいたいですけど、楽しみはとっておきましょう。
 私の姿が、セラヴィーという素晴らしい魔法使いにみえるのでしたら、
 それは、あなたが恋い慕っているからですね、きっと。
 召喚した悪魔が、本当の姿を見せると思いますか?
 たぶん、君が普段から意識してるからじゃないんですか?」

なんか、小馬鹿にしたような物言い。
顔だけじゃなく性格まで似るのかしら?
これじゃあ、いつものあいつと話しているのと変わりない。
0800前半2013/12/18(水) 21:30:51.23ID:EbymxNAL
「どろしーちゃん、悪魔召喚は止めておいた方がいいですよ。」

こっちから呼び出したものの、正直ムカッとした。
あいつを倒すために悪魔召喚したのに、あいつみたいなのが出てきても、勝負になんかなりそうにもない。
「僕とそっくりの人なんか出しちゃって、僕の事好きなんじゃないの〜?」
などと云われるのがオチだ。
そう思い至ると、私は早々に召喚を解きはじめた。

大魔王だというあの男は、私の顔をみてにやにやしていたけど、
呪文の最終項にまでさしかかると、急に私に近寄り、ぎゅっと抱きしめてきた。
動揺する私にはお構いなしに、そのまま、私の唇ぎりぎりのとこに、そっとキスをする。

「本当のキスは、若い時の僕に申し訳がないから、これで我慢しておきますね。
 それと、悪魔召喚の魔法陣の下に、消されていない未来召喚の魔法陣があるみたいだから、
 もう、ここでは魔法陣は書かない方がいいよ、どろしーちゃん。」


そして抱きしめたまま、私の耳に口を近づけて、甘くささやいた。


「今日の事、僕だけの秘密にしとくから。ね、未来の奥さん。」

ゾクッとした。
耳が敏感に感じてしまった感覚と同時に、何か呪文をかけられたような・・・。
すぐに私の記憶も消えてしまって・・・


放心状態の私が、意識を取り戻したときには、大騒ぎになってたっけ。
しいねちゃんは、泣きべそかきながら
「僕、魔法陣書きっぱなしにしたままだったんです、ごめんなさい。」とか、
組合の人も来て、危険すぎって、怒られたっけ。

そうだわ。
あれって本物のセラヴィーだったんじゃ?
今日の、大魔王になっちゃったセラヴィーを呼び出したの?

切れた糸が元に戻ったみたいに、記憶のあれと、これとがくっついて、
私は、ようやく事態を呑み込めた。
あいつは、今日、さっき、10年前の私に会ってきたんだ。
そして、ようやく記憶が私に戻ってきたんだわ。
0801前半2013/12/18(水) 21:33:23.26ID:EbymxNAL
***

「セラヴィー!!!!あんた、私に、何するのよ!」
耳を押さえて真っ赤になった。

「どろしーちゃん、思い出した〜?
 いや〜、ちょっとゾクッと感じちゃってる初々しいどろしーちゃんも、可愛いかったな〜。」
からかったような顔のセラヴィーに、そう言われて、余計にむかつきはじめた。

「セラヴィー、あんたいい加減にし・・・」
しかし、全部言い終えないうちに、あいつは、がっちりと私を腕の中に抱き、
10年前とまったく同じキスを、今度は私の唇に落とした。
おまけに、生々しく思い出した記憶のせいで、敏感になってた私の耳元に、
あいつはわざと息を吹きかけ、びくびくする私の体の反応を楽しみながら、ささやいた。

「大魔王のお嫁さんになるだなんて、思いもよらなかったでしょ?」

くすぐったさと、ゾクゾクした感覚が背中へと走る。
でも、あいつは拘束を解いてはくれない。
刺激をうけて感じ始めた私の体はあいつの胸の中に収まり、自ら動くこともままならない。

そして、あいつの、10年前と同じあの声が、私の耳にささやきかける。
恐ろしくて甘い悪魔のささやき。

「今度の記憶は消せませんから、続きは覚悟してください。ね、奥さん。」
0802後半2013/12/18(水) 21:35:51.91ID:EbymxNAL
ふーっ

あいつは、私の耳や首筋に、しつように、息を吹きかけ、わざと耳元でささやく。

「ここがこんなに弱いと、僕が知ったのはいつでしたっけ?
 まだ、結婚してない時だったような気がしますけど?」
ふーっ
「違いましたっけ?」
ふうー

ビクビク体がはね、もう耳から背中の神経が、もうどうにかなりそうなほど、
しつこく、しつこく、私の反応を楽しんで、あいつは、息をふきかけてくる。
上半身を抱きしめられ、腕で拘束されている体は、執拗な刺激に何度も負けて、ビクビク反応している。
刺激を受けるごとに、強い力で逃げようするけれど、そうすると、反対側に刺激を受け、
余計にあいつ胸の中へ入り込んでしまい、逃げることも考えられない。

「どろしーちゃんは、いつ、僕の、この刺激に、感じはじめたんでしたっけ?」
耳に唇をぎりぎり触れないくらいのそばで、あいつはゆっくりささやく。
ふーっ

「わかった、言うから、言うから・・・ん、あ、言うから、もう許して。」
首筋に媚薬を擦りこまれたように、敏感になった肩口に、
あいつは、ふふっと厭らしい笑い声を吹きかける。

「あの、犬風邪をひいてた時よ。」

「え?何ですか?
 ダメな子ですね。
 そんな風に言うと教えましたか?
 もう一度、言ってください。」

また耳に刺激を受ける。
「ア、はっ・・あの、あなたが犬風邪をひいて、私にうつしてあげるっていった時です。」

「ふふふ、そうですか。
 じゃあ、あのときは、こんな風に続きをされたいと思わなかったんですか?
 こんな風な体なのに、僕に続きをしてほしいって思わなかったんですか?」

「・・・」
0803後半2013/12/18(水) 21:41:41.76ID:EbymxNAL
セラヴィーの唇が、一旦離れたと思ったら、唐突に私の唇へ押し付けられ、
欲情をむき出しにした口づけがしばらく続いた。  

あの時を思い出したのだろう。
あの、つれなくしていた日々。
あいつだけ、悶々としていただろう日々。
でもあいつは、とうとう、やり遂げた。
私は、あいつの奥さんになってしまった。

「あの時、あのまま、こうしてあげたかったんですよ。」

「あふ、っ、」

「そんな可愛い声ださないでください。
 余計にいじめたくなってしますから。」

そういうと、今度は、私の耳に直接口づけ、耳を愛撫したまま、私を言葉で嬲りながら、
大きな手で私の肌を、服の中にすっと滑り込ませて、手の届くすべて凹凸をやさしく撫ではじめた。

あああ
だめ、それはだめ、だめなの、許して、

こんなふうに、耳を嬲られ、体を思うままに蹂躙されていると、
今まで、あいつを拒否し続けてきたことが、これで一気に逆転してしまったんだという妙な感情が生まれる。

あいつは、この時を待っていた。
こうなる日がいつかくる日を知っていたのだろうか。
私に拒絶されたすべての出来事も、すべて、今日、この時のための、長い長い前戯になるということを知っていて、
あいつは楽しんでいたのかもしれない。
あいつにかかると、そう思えてしまう。
そう思えてしまうような、おもうがままにされた愛撫だった。
あいつは、あの日、私の弱く敏感なところを知ってしまい、手を出すに出せない感情を、
どうにか飼いならして、この日を、とうとう迎えた。
0804後半2013/12/18(水) 21:46:23.60ID:EbymxNAL
「お願い、許して、あ、はぁぁぁ〜」

「何がだめなんです?
 こんなに感じてしまってること?
 それとも、こんな風に、僕に感じさせられてしまってること?」

「う・・あ、や、め、やめて、あはあああ、ん」
口からはだらしなくよだれが垂れてきて、赤い尖った舌が、食虫植物のように、口の中でうごめいている。

許してほしい。
こんな安全装置が一気に外れたような急激な快感に、私はついていけない。

でも、あいつは止めない。
「ふふふふ、あの時、あんなに反応しなければ、知られることもなかったかもしれません。
 僕にばれちゃいけないと思って、勢いよく突き飛ばしたでしょう?」

「・・・」
その通りだった。
だけど、そんなこと言えやしない。

「僕はその時、我慢したんです。
 内心、こんなふうに拘束して、君を感じさせてあげたいと思ったけれどね。
 ただ、あの時は子供たちも居て、僕も風邪をひいていましたから。
 ずっと、この気持ちを抱いていましたままで、その欲望は十分に肥大しています。
 だから、今日は思う存分、あなたを、そして自分を、満足させてあげたい。」

体を押さえつけられ、身動きができないまま、あの、執拗な耳への愛撫と、
それに続くやわやわとした手のひらと指での愛撫が全身に続く。
耳から首筋へ与え続けられている刺激で硬直したままの上半身と、くだけきった腰、
そして、たわわな臀部からは力が抜け去り、
いまだに触ってもらえない下着で丁寧に包まれているやわらかな局部からは、
すでに愛液がしとどに流れでて、太ももをぬらしている。

あいつの大きな手が私を拘束したまま、とうとう熱い硬い塊が、すんなりと私の中にはいってきたとき、
もう一度、耳に熱い口づけを落とされ、ささやかれた。

「こうしたかったんですよ。」
ぞくぞくと背中に快感が走り、自分のあそこが痙攣する。
視界は白く光り、記憶がとんだ。

---終---
0805名無しさん@ピンキー2013/12/19(木) 00:31:05.30ID:Y4Vtm19C
GJ! GJ!!
最近、ここのスレ活性化してて嬉しい。
やっぱりNも発売されたし再燃者さんや新規の人がいるのかな。

>>795
言われてみりゃあ2007年から地味に生き残ってるんだなw
すげぇ
0806名無しさん@ピンキー2013/12/19(木) 09:26:08.14ID:b4uRY79t
私は新規だな
N発売の記事見て火がついた
当時は想像するだけで満足してたけど今はこのスレがないと欲求不満になりそう
0807名無しさん@ピンキー2013/12/19(木) 16:40:29.99ID:XZK/Zu3K
昔例の若返りの薬でどろしーちゃんが金髪美少女になったの見た時に
セラどろにはまった。あれは衝撃的だったな…
Nでもセラどろ読みたいなぁ
つきあってるようにもつきあってないようにも取れる
0808名無しさん@ピンキー2013/12/19(木) 17:57:26.38ID:C/U6qrRI
>807
同じく。
あの回でセラどろにハマった人多いと思うw

セラが変質的に愛でてるエリザベスにモデルが居て、
しかもそのモデルである初恋の相手が、まさかのどろしーちゃんて
あの設定は本当良く思いついたよなw
作者も最初は人形屋敷話でのギャグオチのつもりだったんだろうけど、まさにGJ。
0809名無しさん@ピンキー2013/12/20(金) 10:52:53.90ID:ym7zzmP+
あげ
0810名無しさん@ピンキー2013/12/20(金) 22:22:30.24ID:gIUDZZLe
神々が降臨している!
Nが始まったときに夢見た光景が実現してて嬉しい!

コミック巻末のインタビューで魔王の後継者問題はほっとかれることが判明したけど
>>797の方の作品みたら、設定活かしてほしいなぁってほんと思う
0811名無しさん@ピンキー2013/12/21(土) 12:01:06.82ID:crXkQLNg
後継者問題はほっとかれんのね。
コミック買ってないから知らなかったよ。
>>810教えてくれてサンクス
寂しいわー
0812名無しさん@ピンキー2013/12/21(土) 12:25:54.55ID:pTeTojLW
後継者問題といっても他の兄弟があれじゃ自動的になるしかないようなw
どろしーちゃんは異世界に住むのに抵抗ないから魔界でも余裕だろう
セラヴィーのほうが慣れるまで大変そう
0813名無しさん@ピンキー2013/12/21(土) 13:14:12.14ID:hQ4zKIIp
確かセラどろって二人ともホラー苦手だったはずが平気っぽくなってたのって、魔界に順応したからなんだろうか
0814名無しさん@ピンキー2013/12/24(火) 11:38:53.73ID:Ece6rW9g
今日はクリスマスイヴ。
セラどろもNで付き合ってたりするのなら、きっと2人で出かけてるだろう
付き合ってない時期でもプレゼントあげてたし、ちょっとは甘い夜を過ごしていると妄想

しかし実際は夜みんなでパーティだろうな
チャチャ達はまだサンタさん信じてるんだろか。
リーチャはまだそんなムード展開は想像できんなぁ
0815名無しさん@ピンキー2013/12/24(火) 14:16:04.48ID:+3uDQ3vU
うんうん、セラどろの甘い夜は妄想できても、
ムードたっぷりのリーチャか、むずかしい。

**


薄暗い室内で見つめあう2人。
クリスマスのイルミネーションだけが接近する2人の顔に光を照らす。

「チャチャ・・・」

「リーヤ・・・」

ちゅ〜〜〜

「コラー!!
 こんなところで何してるの〜〜!!
 あんた達まだ子供でしょ?!」
ニャンコハウスのなかにある、ちっさな子供ハウスを、
どろしーちゃんにパカッと持ち上げられ、残念そうにふくれっつらをする2人。
まだまだ恋人というには子供な2人ですが、
クリスマスには恋人同士チューする、という世の風潮は知りはじめたようです。

***

やっぱり保護者が出てきてしまうわ。
ごめん。
0818名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 12:22:44.55ID:Y1jS2WOb
>>815
2人らしくていいねぇ


セラ「どろしーちゃん、弟子たちに負けてられないですよ。僕たちも…」

バキッ!!

セラ「」


しいねちゃん「ううう、僕だけひとり…チャチャさーん…ぅうグレてやるぅ〜〜」
0819名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 13:03:17.58ID:s+kS/oJn
エロパロなのにこのほんわかムード
814からの流れがみんなおもろい
想像できてしまうもんね
0821名無しさん@ピンキー2013/12/30(月) 08:10:05.28ID:YkN/VELi
少女マンガの板が賑わってるとおもたら
ここと同じでカップル話で盛り上がってた
似たようなこと考えてんな
0823名無しさん@ピンキー2013/12/30(月) 23:41:45.16ID:UWQ4WOdE
カップル論で盛り上がっているの?しい鈴とポピナミで?
少女漫画版のなんていうスレか教えてほしい…
0825名無しさん@ピンキー2013/12/31(火) 22:10:14.75ID:g9YYWti9
>>824
ありがとう、本スレのことだったんだね
ダブルヒロインの板で話題にあがってたことがあったからちがうところなのかと思って

来年は本誌でカップル描写があるといいな
チャチャのカップルはどれも可愛いから好き
0828名無しさん@ピンキー2014/01/08(水) 18:56:49.96ID:x78b9s3z
どろしーちゃんがツンなのは言うまでもないがセラヴィーも普段そんなに
どろしーちゃんにデレデレしてないのが好き
0829名無しさん@ピンキー2014/01/08(水) 20:19:33.25ID:0D5zt4NF
>>827
やっぱり公式が燃料を投下してくれないと…
セラヴィー×どろしーのサイトは少しあるからNでセラどろやってほしいなぁ
そしたら公式でも楽しめて二次でも楽しめる、はず…
0830名無しさん@ピンキー2014/01/09(木) 11:12:37.44ID:hjX9UBD1
そだな
今後のNに期待してよう
ああキュンキュンしてーー
0831名無しさん@ピンキー2014/01/18(土) 14:48:21.11ID:vKSNab+o
どろしーちゃんがホラー見たあと停電になったら泣いてセラヴィーのとこ
逃げてくのわろた。いざとなったらセラヴィーを頼るんかい
またああいうのが読みたいな
0832名無しさん@ピンキー2014/01/18(土) 15:54:53.06ID:1tQgJo6i
>>831
しかし怖がり度ではセラヴィーも負けてない役立たずっぷりがなんともw
実はかなりおいしい状況だった、と後で気づいて涙に暮れる事も何度かあったんだろうな
0833名無しさん@ピンキー2014/01/20(月) 11:01:23.16ID:V25uDjoF
>>831 >>832
セラは腹黒いし、いつもどろしーちゃんをからかってる割に
わざとそういう状況を作ったりしないよねw
夜中に故意に停電させるとか、怖がらせて頼ってくるようにいくらでも
仕向けれそうなのに、それも惚れ薬同様邪道なのかなw 

初期のセラヴィーなら面白がってしそう。
で、本気で怖がっちゃったどろしーちゃんを見て
ちょっとの罪悪感とともにドキドキムラムラみたいな

恋愛に関しては2人とも中2レベル以下ww 
だがそれも良い
0834名無しさん@ピンキー2014/01/20(月) 16:36:44.68ID:9+4UyKwv
セラヴィーは男追っ払ったりして外堀は埋めてるけど、本人には酷い事はしたくないんじゃないかなぁ
ただセシルのどろしーさんが留守の時に…の言動見ると影では色々やってるかもw
0835名無しさん@ピンキー2014/01/21(火) 09:09:00.89ID:4Pn/ZA1c
どろしーをどうやってデレさせるかであらゆる妄想を滾らせてはいるんだけど
実際に態度が180度改まったら多分、「こんなのでろしーちゃんじゃないorz」
になるだろうからなぁ、サンダルさん。
0837名無しさん@ピンキー2014/01/21(火) 17:36:03.14ID:V3J9XqlF
セラヴィーにとってどろしーは凶暴なハムスターのようなもの
0838名無しさん@ピンキー2014/01/21(火) 20:55:09.22ID:yHOMemGQ
どろしーちゃんたまーにデレてもせいぜい赤くなって口数少なくなるくらいだよね。かわいい

どっちも恋愛面での成長遅いから結婚中々しなかったんだろーな
チャチャ達の後なんじゃないか
0839名無しさん@ピンキー2014/01/22(水) 15:13:43.02ID:d1ksoZJe
前作その後の4コマで
なるとアメデオが幼稚園児の時に新婚チャチャがお迎えに来てるし
どろしーちゃんが出産間近っぽいから、リーチャ結婚式の時にはすでに妊娠してるかもよ
てことはNから3年後くらいにはセラどろも結婚してると予想
子供を即作ったんじゃなかったら、もっと早いかも

てかN連載中に、前作ではギャグで落としてしまったセラどろの
ちゃんとしたプロポーズ話を期待したいなぁ
みん先生頼みます
0840名無しさん@ピンキー2014/01/26(日) 11:32:02.99ID:rXDE4YV6
予告のページがどろしーちゃんだったから次はセラどろ回だといいね
0841名無しさん@ピンキー2014/02/13(木) 16:18:22.69ID:KWbkKm8R
次号までが長いね…
2月が無いからバレンタイン的な恋愛イベント話も無さそうだけど、
逆にホワイトデーエピソードがあれば色々妄想できて嬉しいな
0842名無しさん@ピンキー2014/02/27(木) 00:57:12.86ID:OGtBL+a4
赤ずきんチャチャってせっかく魔法少女化ネタが公式に転がってるのに
女体化なしとかもったいなくね?
まあ、それはここに泉の妖精がふたなりで少年を魔法少女に変えては
食っちまってる淫魔みたいなアブノなネタで萌えれる人が
少数派なんだからでしょうね('・ω・`)
0844名無しさん@ピンキー2014/02/28(金) 02:31:58.65ID:T0L+dwQR
このスレ女しかいないからなw
元ネタが少女漫画だから仕方ないっちゃ仕方ないけど。
レディコミみたいな女に都合の良いネタしか受け入れられんし需要ないよ。
0845名無しさん@ピンキー2014/02/28(金) 06:09:38.47ID:MuWe6dVh
不満があるなら自分で小説書けばいいじゃん。
過疎スレをさらに過疎らせるようなこと言うなよ。
0846名無しさん@ピンキー2014/03/01(土) 03:52:08.93ID:Vo8t68Wr
ネタ振りとも捉えられるのに
うまくのっからないのはそれこそ過疎スレをさらに過疎らせると思うんだけどな
過疎だからこそ選り好みしてる場合じゃないでしょ

自分は新参なんだけど>>2はテンプレなの?
801はともかく女体化も絶対不可なの?
別に絶対じゃないなら>>842挑戦してみるよ
0848名無しさん@ピンキー2014/03/01(土) 05:44:42.18ID:Vo8t68Wr
>>847
801・やおいって男同士のことを指すんじゃないの?
挑戦したいのはふた女×女体化なんだが
0849名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 01:09:39.19ID:6oZAwFK0
ふたなりなんてよろこぶのはキチガイだけ
やおいの1000倍ニッチだと自覚しろクズが
0850名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 02:29:01.43ID:75WV9j3k
なんか知らんが更年期っぽい>>849がエロパロの一部の住人やその筋の人にに本気でケンカ売ってるね
晒しアゲ
0851名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 02:35:34.38ID:75WV9j3k
>>>849みたいな奴って自分の感覚が世界で一番正しいって思いながら生きてそう
こういう奴が俺みたいなのに目をつけられて叩かれる
過疎スレはさらに過疎
くだらねえ雑談で埋まっておしまいざまあww
0852名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 02:40:49.05ID:75WV9j3k
>>>849のクズ豚はもちろん自分が少女漫画のエロパロでオナニーしてよろこんでるキチガイって自覚あるんだよな?
その時点で自分も相当ニッチな人間だってわかってるよね?
0853名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 02:46:41.39ID:75WV9j3k
ほらほら>>849
これだからふたなりキチガイはどうたら言って自分の正当性を主張してくれw
楽しみにしてるぞ
0854名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 04:26:13.18ID:6oZAwFK0
たった4レスで終わりとは実に根性のない奴だ
荒らすならせめて10レスはしてくれ

荒らしすらまともに出来ないくせにエロパロを書こうなんて100年早いよ
0855名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 06:43:27.46ID:1055dFAo
フタナリスレでフタナリ小説書くなら全く問題無い
ここは過去スレ読めばセラどろリーチャしい鈴ラスまやなどノーマルしか需要ないの分かるだろうに、
空気読まなければ嫌われてもしょうがない
フタナリ×女体化ショタ書いて書いての流なかったかられにならといって当たるなよ
0856名無しさん@ピンキー2014/03/05(水) 06:48:08.53ID:1055dFAo
流れにならなかったといって当たるなよ
半分寝ながら書いたから打ち間違えたw
0858名無しさん@ピンキー2014/03/10(月) 22:22:13.66ID:hnvscWfJ
男性向けの同人流行年表にはチャチャが入ってるけど
昔からロリ好きが多かったんだな
0859名無しさん@ピンキー2014/03/10(月) 22:29:10.07ID:Xuf1vOIU
ロリといってもネタ半分はマジプリだった気がする・・・
0860名無しさん@ピンキー2014/03/11(火) 05:22:53.19ID:Gl6kaxum
敵×大チャチャ セラヴィー×大チャチャ セラヴィー×小チャチャ リーヤ×チャチャ(獣姦)
ドロシー×しいね セラヴィー×ドロシー セラヴィー×やっこちゃん しいねちゃん本
アニメやってた昔はいっぱい見かけた
0864名無しさん@ピンキー2014/05/20(火) 15:02:56.57ID:0//N1WLW
市松×エリザベスって誰得ww
相変わらずポピィ君のおっかけしてるから彼女は作らんだろうけど
市松のいい面を見せてこれから出番増やす作戦なのかと思た
でも鶴頭(海坊主)マリンでも思ったけどカプ話するなら
新たに作るんでなくて需要があるものをやってほしい
セラどろ、しい鈴、ラスまやをやろうよ先生
0865名無しさん@ピンキー2014/10/18(土) 02:54:15.10ID:GT6hOfMK
このスレまだ生きてるー?
0866名無しさん@ピンキー2014/10/27(月) 01:08:32.61ID:BNiSgR79
エロくない話しか思い浮かばないのですが、こちら以外に赤チャSSを書いて良い場所ってありますか?
0867名無しさん@ピンキー2014/10/27(月) 13:08:42.21ID:1I1g1k2f
過疎ってるからここでいいんじゃないでしょうか。
読んでみたい。
0868名無しさん@ピンキー2014/11/01(土) 21:35:47.11ID:QiRihWOr
過去にもエロじゃない小説あったよ
私も読みたい
0869名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:15:47.62ID:vfJGms0J
お言葉に甘えます。
妄想吐き出させてください。

※セラどろで妊娠発覚的な。
※エロくは無いです。



どろしー「セラヴィー……」

セラヴィー「はい、どうしました? どろしーちゃん」

どろしー「……出来たみたい」

セラヴィー「……はい?」

どろしー「……子供」

セラヴィー「え」

どろしー「……」

セラヴィー「な……え?」

どろしー「……今日、病院で言われた」

セラヴィー「……マジ、ですか?」

どろしー「……マジ」

セラヴィー「……」パァァ

どろしー「……」

セラヴィー「っっつよっしゃあああ!! いつの子ですか 何周目ですか? 性別はどっちですか? 誰似ですかっ?!」


どろしー「……嬉しそうね、あんた」

セラヴィー「そりゃ勿論。僕とどろしーちゃんの子供ですよ? 嬉しいに決まっているじゃないですか!!」

どろしー「……そう」ハァ
0870名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:18:52.19ID:vfJGms0J
セラヴィー「どろしーちゃんは、嬉しくないんですか?」


どろしー「嬉しくないわけじゃない……けど」


セラヴィー「けど?」


どろしー「あんたは……不安じゃ無いの?」


セラヴィー「不安ですか?」


どろしー「私は不安でしょーがないわよ」


セラヴィー「……確かに、どろしーちゃんがなかなか素直になってくれなかったせいで、
結婚も懐妊も僕の予定より大分遅れてしまいました。
どろしーちゃんの年齢での初産は不安だと思います。
でも平気ですって!
だってどろしーちゃん、昔から体だけは無駄に頑丈だったじゃないですか!!」


どろしー「……ケンカ売ってんの?」


セラヴィー「ダメですよ どろしーちゃん、怒ると胎教に良くないですっ」


どろしー「あんたねぇ……」イラッ
0871名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:22:03.73ID:vfJGms0J
「……不安なのは子育ての事よ」ハァ

「子育て?」

「そ、ちゃんと子育て出来る自信が無いの……」

「何を言うんですかっ! 僕はチャチャや、あのお馬鹿なリーヤ君を立派に育て上げた男ですよっ? 子育てなら任せて下さいっ」

「……」

「どろしーちゃんだって、体の弱いしいねちゃんを、あんなに立派に育てたじゃないですかっ」

「…………」

「なるとちゃんの面倒だって良く見ていたし、子育てスキルは折り紙付きです。僕達なら良いパパとママになれますよっ」

「……そうなのよ、普通の子育てなら、こんなに不安にならないんだけどね」ハァ

「普通?」

「ねぇ セラヴィー、……確認しておきたいんだけど」

「はい。なんですか?」

「あんた……魔族なのよね?」
「え? ……はい、一応。不本意ながら」

「あんたと あんたのご兄弟って……本当に血が繋がってるのよね?」

「それは、僕が一番疑いたいです」

「……つまり」
「魔族であるあんたの子供も、あんたのご兄弟のように魔族寄り(?)の体で産まれる可能性があるのよね?」

「…………」

「もし、魔族寄りの赤ちゃんが産まれたら……どうする?」


「どろしーちゃん……人を外見で判断するのは良くありませんよ?」

「髪色一つで手の平返すあんたにだけは言われたくないセリフね」
0872名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:25:34.96ID:vfJGms0J
「……それで、どうするんですか?」

「え?」

「もし、僕達の子供が、魔族寄りの体で産まれたら……キミはどうするんですか?」

「……」

「……もし、そんな子が産まれてしまったら……キミは、その子を愛せますか?」

「愛せるわよ」シレッ

「即答っ?!」

「自分で産んだ子よ? 可愛いに決まってるじゃない」

「えーっと……なら、他に何の問題が?」

「……だから、さっきから言ってるじゃない。子育てよ」

「子育て?」

「どうやって育てたら良いのか、皆目見当が付かないのよっ」
「あー…、はい」

「想像してみてよ、もし白菜君みたいな子が産まれたら…
シワシワ君みたいな子が産まれたら…
タワシ君みたいな子が産まれたら……(以下略)」

(あまり、想像したくないなぁ……)

「普通にミルクを与えていいの? オムツとかどーすればいいの?
寝る場所は? 人間と同じように扱っていいの?
抱っこするときは首が座るまでは支えなきゃいけないの?
首の位置分からなかったらどーすんのっ?!」

「…………」フル フル

「……何 笑ってんのよ」

「いや……どろしーちゃんは、たくましいなぁって」

「バカにしてんの?」イラッ

「とんでもない、純粋に感服してるんですよ……
まさか野菜や老人や怪獣や宇宙人や機械や魚を産む覚悟が出来ているとは……」

「いや……正直ちょっと……いや、かなり不安で仕方ない……んだけど……」

「安心して下さい、それが普通です」
0873名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:27:56.38ID:vfJGms0J
「でも、少し羨ましいなー」


「何が?」


「お腹の赤ちゃんが」


「は?」


「だってぇー、産まれる前からこんなにもどろしーちゃんに想われて、少し焼いちゃいますよ」


「……何言ってんのよ、あんたの子供でもあるのよ?」


「そりゃそうですが……ズルいですよ」


「ズルい?」


「だって血を分けた子供と言うだけでどろしーちゃんに無条件で愛されるんですよ?
そりゃ僕の子供でもありますから可愛い事には変わりありませんが、やっぱり羨ましいです。
どうせなら、僕がどろしーちゃんの子供に生まれたかったなぁー
それなら僕から逃げるなんて事もなかったでしょうし。
今度、転生の魔法でも研究してみようかなぁー……」


「…………」ゾワッ


「……ありがとう セラヴィー。私 産まれてくる子がどんな子供でも、愛せる自信出来た。
……あんたに性格ソックリな子供でも産まれない限り」ニコッ


「おや、子供まで もうけておいて、まだそんな事を言いますか? このツンデレさん」ニッコリ
0874名無しさん@ピンキー2014/11/16(日) 04:32:05.11ID:vfJGms0J
「あぁー…もー あんたのせいで心配事が増えちゃったじゃないのよっ」

「どろしーちゃん」

「何よ?」

「初めての妊娠ですし、不安な事も多いでしょうが もう少し肩の力を抜きませんか?」

「……」

「男の僕が言うのもおかしいですが、『案ずるより産むが易し』と言うでしょう?」

「……」

「せっかく僕たちの赤ちゃんが宿ってくれたのです、素直に喜びましょうよ? その方が胎教にもきっと良いです」ニコッ

「…………あんたに言われたくないわよ」ハァ


(ムカつく…………けど、コイツの言う通りだ。あれこれ不安に思うより素直に喜んだ方が絶対に良い)



(っていうか、よく考えたら心配なんて何一つ無いじゃない…………何てったってこっちには元世界一の魔法使いが付いてんだから)ジロッ


「ど、どうしました?」ビクッ

「……なんでもないわよ」チッ

「?」
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