二人目の少年の前に、晶はしゃがみこんでいる。
「よく見せて」
「……」
 すでにふたりは素っ裸。晶の目の前にピーンと伸びるペニスがあり、少年は豊かな乳丘の谷間を見下ろして、ごくりと生唾を呑んでいた。
 一人目と違い、剥けかかっている。もうちょっと勃起させれば、触れずとも剥けるだろう。
 絶妙なかぶり加減に、晶は見ているだけでもどかしくなり、指示するより先に手を伸ばして握ってしまった。
 案の定、それだけで剥けてしまったが。
「ぎゃっ!」
 いくら剥けかかっていたといっても最後の皮が刮げる衝撃はとんでもなく、少年は濁った悲鳴をあげた。
「ごめんね。でもほら、これでカッコよく、ちゃんとしたオチン×ンになった」
 言葉こそ慎しやかだが、表情は妖しく蕩け、両頬が赤らんでいる。剥き出しになった亀頭を見つめる目も艶かしい。
「おわびに、こうして、ね……気持ちいいでしょ」
「はっ、あっ、はっはっ」
 晶がリズミカルにしごき、少年は息を荒ぶらせる。
 普通の男なら、あまりに刺激が足りなくて怒りだすはずのささやかな手コキ。だがそれでも射精を知らない少年には強すぎるほど。
 ほんのちょっと強めれば、即イッてしまう。
 イカせるのが目的でありながら晶は、逆に手をとめた。
 追い詰められていた少年は、ほっとした表情を見せながら、もっとしてほしいという思いも浮かべている。
 そんな少年へ晶は妖艶にほほえみ、口を大きく開く。
「はむぅ」
「が、はあっ!」
 みずみずしい肉胡桃をぱくりと咥えれば少年は獣のように吠え、頭を振りあげて。
 ビュッ、ビュクッ、ビュビュビュッ。
 晶の口に初めての精をほとばしらせる。
「ん、くっ、こくっ」
 晶は唇を引き締め、竿をやさしくしごきながら、注がれる精をうっとりと飲んでいく。新鮮なザーメンミルクは実に美味しく、口をすぼめて粘膜をぴったり貼りつけ、激しく吸引してしまう。
「う、あ、ああっ」
 きつく吸われて少年がひるんでしまうほど。
「おいしかった」
 一滴も出なくなってようやく口を離し、見上げると、少年は呆けた顔を晒している。射精の快感までも晶に吸われてしまった様子。