スラムダンクでエロパロ4
0001名無しさん@ピンキー2009/05/06(水) 23:19:41ID:yRz43pai
週刊少年ジャンプにて連載されたスラムダンクのエロパロスレです
気に入らないカプやシチュには紳士淑女らしくスルーで対応しましょう
オリキャラ出す場合は注意書きして下さい

前スレ
スラムダンクでエロパロ3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193453431/l50
000212009/05/06(水) 23:26:29ID:yRz43pai
保管庫貼り忘れました。

保管庫
http://red.ribbon.to/~eroparo/contents/boycomic-jump3.html
0003名無しさん@ピンキー2009/05/07(木) 07:33:50ID:PMxjmaR/
>>1
乙です!
GW中にアンチ晴子スレをみつけたけどアンチになってなかったw
0005名無しさん@ピンキー2009/05/07(木) 15:51:15ID:UFiImTRb
即死回避
0007名無しさん@ピンキー2009/05/08(金) 01:38:59ID:Q3hcBltu
牧彩とか神彩とかマイナー好きなんだけど大阪組のも読んでみたい
0008名無しさん@ピンキー2009/05/09(土) 18:08:21ID:WXrgl6br
女の子が少ないんだよなあ
王道が好きで、それを書きたいけど、この馬鹿な頭じゃ
すべてだし尽くされたシチュエーションしか浮かばない
0009名無しさん@ピンキー2009/05/10(日) 00:37:33ID:QDw8iLbB
王道好きだし湘北メンツ好きな自分だが、
沢北×晴子が読みたい今日この頃。
0011名無しさん@ピンキー2009/05/12(火) 23:12:19ID:yiEIMm8W
沢北は自分も読んでみたい
だけど女子キャラと全く接点ないからなあ
0012名無しさん@ピンキー2009/05/14(木) 09:56:46ID:fpomE3Fv
嫌いなキャラとかいないから投下されたものはすべておいしくいただきます。
0015501 ◆Zt9AGvS4hE 2009/05/17(日) 01:28:06ID:tguPdxFa
>>1
スレ立て乙です!

1つ出来たので載せます。
0016仙道×彩子【仙道視点】2009/05/17(日) 01:35:15ID:tguPdxFa
緩くウェーブのかかる髪を梳くと身体が揺れた。
揺さぶる度に背で揺れる髪はさぞ彼女の肌が心地よいと言わんばかりにしっとりと張り付いている。
四つん這いになってうつむいてる彩子さんは、自分の色欲の証である水音をかき消すように大きな声を出していた。
最奥を突けば彼女の喉奥から引きつった音がする。
子宮に当たる感触はあまりお好みではないそうだ。
彩子さんいわく、「痛いっていうか鼓膜触られてるみたいで気持ち悪い」らしい。
これは会い始めて分かった事だが、彼女の例えは至極分かりづらいケースが多い。
露骨に苦痛の声を出して逃げようとする肩を掴み、ちょっとした嫌がらせで強く子宮を突いた。
後ろ手に俺の腕を握った彩子さんの指に遠慮なく力がこもる。きっとお怒りなのだろう。
「うっ…ん…!せ…せんどー…!!」
『!』に怒りを込めて唸るけど、とりあえず気持ちいいので無視した。
先にコツリと当たる感触もたまらないし、悔しそうにシーツを握り締める姿にもそそられる。
これくらいはいいだろう。
久しぶりに会ったと喜ぶ間もなくはけ口に抜擢された身としては。


宮城が好きになれず、かといって本命が流川だとバレて辛い思いをさせたくないくらいには大切で。
気持ちを隠す理由として流川の事を好きな後輩と宮城のせいにしてはいるけど、
大半の理由は単に迫る度胸がないだけだろうと読んでいる。
おそらくそれは自分でも感じてるらしく、だからこそ折り合いつかない感情と優しさと狡さの中で面白いくらいに混乱しているんだろう。
逃げ出したくて俺に縋ってきた。
こうして会うのは今日で6度目。いや7…?………………まぁともかく。
恍惚と好きでもない俺で果てる君は、不可解極まりなく自己中心的にも程がある。
よく言えば真面目。率直に言えば的外れ。悪く言えば無神経。
君はもう1年も前から俺に狙われてた事を知らない。
俺なら君に本気にならないだろうと目星をつけた、冷静な彼女らしからぬ誤った判断だ。
彩子さんの理屈はさっぱり分からない。多分自分でも分かっていない。
正しい先を見越せる聡明な君が明らかに間違えた道に光を見て、
それでも真っ直ぐに突き進もうとするのは結構危な気で面白い。
自分で自分を落とし込める不器用さをかわいいと思わない事もないしね。
今となっては心底別の男を選ばなくて良かったと息をつくばかりだ。
それにこうして間男を気取るのも意外に楽しい事に気付いた。
俺自身否定していた部分だが、軽薄とされる性質は不本意にも揃っているのかもしれない。
0017仙道×彩子【仙道視点】2009/05/17(日) 01:39:11ID:tguPdxFa
床で身体を支えていた彩子さんの細い両腕を後ろから引き、上体を起こさせた。
溢れすぎて沫立っている膣内を擦れば、肩の向こうで彼女のでかすぎる胸が揺れている。
何度でもおかずに出来そうな光景を目に焼き付けた。

眼福眼福。

髪を振り乱して色のある声を出しているところを見れば、体制が変わった事で彩子さんも喜んでいるようだ。
彼女の不思議すぎる思考回路を分析するに、
俺に抱かれるのは最低な自分をとことん落としたい行為であると推察している。
裏付けとして、今のところ結構無茶な要求をしても見事に(嫌々ながら)クリアしていた。
一度フェラをする彩子さんの長い髪を掴んで奥まで突っ込み、予告なしに喉に出した時はさすがに睨んでたなぁ。
それでも『もうやめて』等の苦情は言わない。
利用する俺にも気を使っているらしい。全く苦労性というのはホント大変だね。
動きを止めその場に座る。
彼女の中で唯一素直に欲求を表す部分が刺激を求めてヒクついていた。
艶かしい動きも物欲しげに俺を見る顔もしばらく見ていたいけど、
こんなに欲しがってるのに放置するのも気の毒だ。
彩子さんの腰を掴んで導くと、彼女の望む場所にゆっくりと差し込んだ。
ちょうど背面座位の体位で奥まで到達すると、小さく身震いした彩子さんが長く息を吐く。
「動いて。」
「え?」
肩越しに振り返る目は俺の人格まで疑いそうな驚ききった目で、この目がたまらなく好きだ。
「疲れたんだよね。このままでもいいけど彩子さんイキたいんだろ?俺の好きに使っていいよ。」
わざと蔑んだ風に言ってやる。
その方が興奮するようだから。気づいてないだろうけど。
「ほら。目の前でケツ振って見せてよ。」
困った顔とは裏腹に元々M気質の彼女の期待溢れる下半身は蕩けていきそうだ。
しばらく固まっていたが、そろそろと動き始める。
普段ではお目にかかれない従順さもたまらなくいい。
最初はゆっくりと。次第に箍が外れていくようにその動きを速めていく。
上下する度に彩子さんの柔らかい尻が俺の腹を掠めた。
「やべーエロい。ねぇチンポ最高って叫んで。」
からかって髪を撫でれば、動きながら途切れ途切れの声を出す。
「……こ の、へん…たいっ…」
可笑しくて小さく笑う。
「どっちが。」
そんなに腰動かしながらじゃ迫力もなにもあったもんじゃないよ。
彩子さんの背が仰け反って僅かに震えている。
本人は知らないけどこれは彼女がイク前に必ずなる癖。
身体を起こすとバックの体制に戻って勢いよく腰を動かす。
気が狂ったように喘いでいる彩子さん。
0018仙道×彩子【仙道視点】2009/05/17(日) 01:44:34ID:tguPdxFa

多分これは俺にしか見せない姿だね。

好きでもない俺だからこそ唯一見れる淫らな彼女。
この先もしも流川と想いが通じても、宮城に惹かれる日が来ても、
余計なことを考える彩子さんは理性を無くすほど乱れることはないだろう。
あいつらはダメだよ。無理する君に気付かない直情型の真面目だから。
それに曲がった性格の奴じゃないと君はきっと気疲れするんじゃないかなぁ。
まぁゆっくり気付けばいいさ。
それまで せいぜい俺に翻弄されてればいい。

声が高くなり、シーツをかき集めるように握った拳に力が入る。
限界近い事を悟って身体を倒すと彩子さんの耳に口を当てた。
動きを止めれば覚束ない綺麗な目と視線が混じる。
「彩子さんって本当に最高だよ。」
「…え?」
焦点の合わないようなうつろな目で、彼女なりに必死で思考を呼び戻しているらしい。
「好きでもない男誘って、自分の気持ちから逃げて…。」
息を飲んだ彩子さんの目が見開く。ホント好きだなその驚いた目。
「本気で好きでいてくれる男は振ってやりもしない。」
「な……。」
身体を起こすと腰の動きを再開する。
「んあっ…あ…や、いやっ!!」
頭を振り必死の抵抗をしている。
大方嫌な部分を突かれてすぐにでも殴りたい意思と、上り詰めたい体でまたパニックになってるんだろう。

彩子さん。君の思惑通りに嫌な事を忘れさせる都合のいい男は演じてやらないよ。
俺は捨て駒の位置に納まる気はないからね。

「君は本当に最高だ。」

乾いた皮膚のぶつかる音と膣をかき乱す粘着質な音が激しくなる。
「き、嫌い…だいっきら……っっ!!」
それを最後に彼女の色っぽい口はもはや意味のない声だけしか出なかった。
悔しそうにシーツを握るとおあずけを喰らっていた彩子さんの身体はすぐに痙攣して達する。
一息置いて限界が来た俺も、激しく呼吸する彼女の背を盛大に汚した。

甘い香りを放つ彩子さんの頭を撫でてそこに唇を押し付ける。
「あーあ。大嫌いな俺でまたいっちゃったね。」

汗ばんだ体が揺れたと思ったら、疲れきった目が強く俺を睨んだ。
0019仙道×彩子【仙道視点】2009/05/17(日) 01:48:17ID:tguPdxFa
「なによ。自分だって同じでしょ。」
しばらくして下着を着け始めた彩子さんが背を向けたまま呟いた。
「逃げてるなんて仙道に言われたくない。」
振り返ってすねたように言う。
やっぱりさっきのこと根に持ってたんだ。図星だしね。ドンマイ彩子さん。
不機嫌は全身から見て取れたけど『同じ』という意味がわからず天井を見る。
「あぁ。」
思い出した。
前に彩子さんに「仙道は好きな人いるの?」と聞かれ「いるよ」と答えた事だろう。
心外だな。そんな風に思われてたなんてね。
つーか好きなコから逃げて彩子さんで遊ぶなんて豪華すぎるだろ。
「俺逃げてないよ。」
身体を起こして言えば、全裸の俺から目を逸らす彩子さん。
意外にそーいうとこあるよね。すげーかわいい。
「じゃあ何?」
「そーだなぁ…その子との今の関係をもうちょっと楽しみたいかな。」
正直な気持ちだ。
好きだと伝えた時に君からの気持ちが返ってこなかったら、もうこうして会うことは出来ないんだろう。
「へえぇぇ。じゃあ迫る時になったらちゃんと迫るって言うの。」
「もちろん。一緒にしないでよ。」
案の定腹を立てて鼻息荒く迫ってくる彩子さんを笑顔で抱きしめようとしたら殴られた。
痛いとうつむく俺にトドメとばかりきつい視線で睨んでくる。
「ほんと、トゲのある言い方は大得意ね。」
ふいと背を向ける彩子さんを満面の笑みで見つめた。
「よくそんなヤツと一緒にいるよね。」
あーあ。そんなにしまったって顔しちゃって。
逃げられる場所が俺しかないってだけなのに、そんな顔してちゃ何か意味があるように思えてくるね。
「…………悪い女だと思われてたら気が楽だからよ。」
「悪い女だと…『思われてたら』」
『』内を明らかに強調する言い方に彼女は勢い良く振り返る。
君って本当飽きないね。
頭の回転は速いし、適度に強くて弱い。人間臭く狡くて笑えるほど純粋だ。
もちろんキレイな顔もありえないでかさの胸も大好きだけど。
「はいはい!どーせ悪い女ですよ!自分でもいやになるほどわかってんだから!!」
「ははは。」

君の怒声を聞いている時が一番幸せかもしれないな。
0020501 ◆Zt9AGvS4hE 2009/05/17(日) 01:50:10ID:tguPdxFa
終わりです。
近日中に彩子視点で続きを書く予定です。
読んでくれた方、ありがとうございました!
0021名無しさん@ピンキー2009/05/17(日) 05:38:39ID:0D5tS/77
おお
仙道悪い!悪いな!
でもすごくまっすぐなんだね。彩子さんは逆に逃げてるのか
それとも本気で仙道に惹かれ初めてるのか…

新しいタイプの話でおもしろかった!乙
0023名無しさん@ピンキー2009/05/18(月) 09:30:38ID:mbHqSPpT
あ〜…仙道ってこんな感じだね〜
何考えてるかわからなくてこっちが翻弄されるタイプ
GJ!上手いです!彩子編wktk
0024名無しさん@ピンキー2009/05/18(月) 20:04:24ID:NeNLro9p
くそ!
書きたいのに規制中で書けん!
解除されたら書こう…Yahoo解除されるかな…永久規制だからな…
0026名無しさん@ピンキー2009/05/19(火) 06:30:53ID:UhcKfv0c
藤真とか清田て意外とないんだね。魚住とか花形とかデカい人のも見てみたいw
0027名無しさん@ピンキー2009/05/20(水) 10:02:28ID:Nin43Azw
保管庫に清田×松井さんならあるよ。結構オススメのやつ
新作も待ってます!
0028名無しさん@ピンキー2009/05/22(金) 17:29:19ID:gjG6lRDW
前スレ711さん、藤間×藤井ちゃんのSS探してるんだけどみつからないので
よかったらヒントもらえませんか。
0032282009/05/26(火) 18:35:10ID:ZWPR1JP7
>>31
みつかりました。ありがとう。
藤井ちゃん、いいなぁ。はまりそうです。
0033名無しさん@ピンキー2009/05/27(水) 23:45:48ID:/ljnO2Aw
仙道×彩子、ものすごくよかったです!!
何度読んでもドキドキしちゃいます。
彩子視点も楽しみに待ってます♪
その後の二人がどうなるかも気になりますね。
0034名無しさん@ピンキー2009/05/30(土) 16:36:37ID:UEhXmU8z
どこかのサイトで読んだんだけど
ルカワ×藤井ちゃんと土屋×藤井ちゃんてのも良かった
エロ無しだったけど
0035名無しさん@ピンキー2009/05/31(日) 10:29:48ID:e4neenlV
BLや夢が多くてなかなかいいなと思えるサイトがみつからないので
ここはオアシスです。
彩子視点、楽しみに待ってます。
0037名無しさん@ピンキー2009/06/01(月) 23:16:20ID:V7p5Qt0N
常駐さんいるかな?
通りすがりの方もちょっと教えて下さい。

みんなの晴子ちゃんのイメージってどんなのかな?
ちなみに自分は、妹キャラ、天然、純粋、意外とアクティブetc
えろに結びつかない!つきにくい!って感じ。
前スレで花×晴のリクがあったから考えてるのですが
晴子ちゃんイメージが曖昧で〜…ボスケテ。
0038名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 09:30:29ID:7PReWXyY
晴子さんは、天然、鈍感、純粋て感じかな
流川を好きってのも、恋に恋してるイメージ
0039名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 14:08:28ID:hwvXwcUO
同意 流川には憧れや恋に恋してるかんじ。
始めからいろいろ気にかける花道の方が本当は 好きなんじゃないの? って気もした

花道に幸せになって欲しい親心?もあってか…
0040名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 17:03:42ID:Njb/yEYO
天然、純粋、でも大人しくはない。
エロのイメージは相手にも自分の性欲にも以外と素直に反応しそう。
0041名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 18:02:31ID:vUvlDLVj
花道×晴子好きだなあ。保管庫にも何作かあるけどホンワカしてるのが好き。
0042名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 18:27:30ID:WuEIYDJX
花道×晴子で今までのイメージが変わるくらい濃いの書いてほしいかも、、
でも最後はハッピーで!
0043名無しさん@ピンキー2009/06/02(火) 22:12:15ID:qsjIAVLB
ほんと皆ありがとうございます!
流川〜は自分も思ってて、
でも片恋でもちゃんと昇華させてあげたいよね?ね?

濃いのかぁ〜脳内凝縮汁出してみます。
薄かったらそれは私の脳汁が薄かったと思ってくだしあ。

本当にありがとう。
参考にして投下します!
0046名無しさん@ピンキー2009/06/03(水) 17:56:25ID:+i8zZzfK
前スレで花晴をリクしてたので楽しみにしてます!
濃いやつとか!!どんなのになるんでしょ!?ワクワクします!!

0048名無しさん@ピンキー2009/06/03(水) 21:42:39ID:8WnCJWca
2ちゃん初めてなのかな
雑談でいちいちageあげないほうがいいとオモ
0052名無しさん@ピンキー2009/06/11(木) 01:37:09ID:F85niwV7
保管庫の作品読んだら松井さんに萌えた
萌えっていうかおもしろいって感じだけど
0053名無しさん@ピンキー2009/06/11(木) 04:43:09ID:7ha5H48l
最初に注意入れればオリキャラもあり?
自分でもオリキャラはあまり読みたくないんだが
晴子・彩子では思い描いてたストーリーにあわないんだよな
他の女性キャラはえろく感じないし…

女キャラが詳しく書かれてないから純粋なバスケ漫画で名作なんだろうけどw
0054名無しさん@ピンキー2009/06/11(木) 20:35:06ID:LwQ++ecA
注意書きがあればいいんじゃない?1にもそう書いてあるし。
0055名無しさん@ピンキー2009/06/12(金) 10:17:22ID:XTwn8nvb
うん。自分はオリキャラでも読んでみたいけど。
あと、仙道×藤井読みたい。
0057名無しさん@ピンキー2009/06/12(金) 23:05:35ID:EGT+ed/d
晴子は恋に恋してる?
その割には作者は、晴子が流川の背中を見つめるイラストとかかなり意味深に描いてるけどな。
イラストを見る限りは100%真剣に恋してるように見える。
晴子はたしかにやや天然で鈍感だけど、それが真剣な恋かどうかは本能的にわかるタイプでしょ。
あと作者は花道が好きで、花道が片思いで終わるように書いてるんじゃないの。
0063名無しさん@ピンキー2009/06/18(木) 16:00:07ID:vJ5g6O+T
投下しようと思ったら全鯖規制くらってたので保守

これ、なんとかならんかねー
自分の携帯じゃ容量たらんよ
0071名無しさん@ピンキー2009/06/29(月) 21:17:35ID:vwEFjNGa
>37です。芋場全鯖規制とけたので投下します。
桜×晴 全18レス。エロは12からですのでお急ぎの方はワープどうぞ。
0072桜恋 1 2009/06/29(月) 21:20:59ID:vwEFjNGa


白や淡紅色の、春の象徴。
満開に咲いている光景を見ると、その存在感に圧倒される。
そしてなぜか、期待に胸を膨らませる。なにか、楽しいことが起きるのではないかなって。
春の訪れを知らせてくれる桜は、私にとってそんなイメージ。
「あは。またきてる。」
玄関のドアを開ける前に、ポストを見るのが習慣になったのは、いつからかな。
見慣れた白い封筒裏の差出人の名前も、私にとってそんなイメージ。

・・・桜木花道。

キャプテンだったお兄ちゃんが引退して、
入れ替わりに私、赤木晴子が湘北バスケ部のマネージャーになりました。
リハビリ中の桜木君に、その事を知らせたかったのと、バスケ部の状況を知らせたかったのと、
あとは・・・。ううん、とりあえずその大きな2つの理由があって、お手紙を出しました。

それから、桜木君からお返事が来るようになって、私も出して。
桜木君の手紙って、人柄がにじみでてるっていうか、読んでてすごく楽しいの。
今度の手紙も面白いな。

「また桜木から手紙か。」
「あっ、おかえりなさいお兄ちゃん。桜木君、リハビリ順調みたいよ。」
「そうか!」
一瞬明るくなったお兄ちゃんの顔が、急に険しくなった。
制服のままダイニングテーブルでくすくす笑ってたからかな・・・?
「きっ、着替えてくるわねっ。」
「待て、晴子。」
「なに?」
「なんだ、その・・、お前たちは・・・。」
「なぁに?」
「ぶっ・・・、文通を、しとるのかっっ?」
真っ赤な顔して、こぶしを握りながら、お兄ちゃんは言った。
「あははは。やぁね、お兄ちゃんたら。そうね、してるかな。」
「晴子、悪いことは言わん。もう止めておけ。」
「どうして?」
「無駄な期待を持たせるだけだからだ。」
「期待って?」
「・・・。」
「変なお兄ちゃん。」
部屋に行く私にお兄ちゃんは何も言わず、ただ、ずーんって感じでたたずんでいた。
0073桜恋 22009/06/29(月) 21:23:02ID:vwEFjNGa

制服から部屋着に着替えて、手紙の続きを読んでいたら、こんな文字が飛び込んできました。
『・・・最後に、ビックニュースがあります!このままいけば、半月後位には戻れそうです!!』
驚いて、反射的にカレンダーを見た。半月って・・・。
『天才桜木、帰還予定日!!!!』と書いてある赤い大きな文字の日付と、
今日の日付を指折り数えて確認したあと、大きな声でお兄ちゃんの名前を呼んだ。




『桜木君、こんにちは。手紙読みました。

嬉しい知らせに、今日届いたお手紙だけど早くお返事を出したくて、もう書いてます。
明日には、ポストに投函するつもり。
さっきお兄ちゃんに伝えたらとても喜んで、すぐ三井さんたちに電話してたみたい。
みんな、楽しみに待っています。
・・・それで、私からひとつ、提案があるんだけど、いいかな。
授業も少し遅れちゃっただろうし、戻ってくるまでの間だけでも、
私とでよかったら、一緒に勉強しませんか?

お返事待ってます。         晴子。』



その返事を桜木君は電話でくれて、久しぶりの声に話がどんどんはずんでいたら、
廊下を通りすがったお兄ちゃんの眉間に、深い皺がよってた。・・・うるさかったかな。
とにかく私は今から、桜木君のいるリハビリセンターの近くの図書館に向かっているところです。

0074桜恋 22009/06/29(月) 21:24:24ID:vwEFjNGa

学校近くのバス停から直通が出ていて、約束の時間より早く着いたので
待ち合わせの図書館に行く前に、初めてのこの町を少し散歩してみようって思いました。
ふわっと前からくる潮風と磯の香りや、ちらほら増えてくるお土産屋さん。
海岸に近い町が持つ独特の風景を眺めながら、緊張している自分に気がついていました。
なじみのない場所だから・・・だけじゃなくて、久しぶりに桜木君に会うから。


桜木君、元気だったかな。会ってどんな話しようかな。変わったりしてないかしら。
変わらず、大好きかな・・・・・・。バスケットのこと。


「ハルコさんッッッ!!」
聞きなれた声に振り向くと、そこには懐かしい赤い髪の、見慣れた笑顔がありました。
「お久しぶりっす!!ハルコさん!いやァ〜、道端で再会を果たすとはまさに運命!!」
「桜木君、久しぶりね。あは。元気そう。」
「あったりまえです!不死身の男、桜木花道!!元気いっぱいです!」
「うふふ。良かった。ほんとに良かったわ。」
桜木君はニコニコの笑顔で、両手を大きく回しながら私の隣に並んだ。
髪が、少し伸びていてなんだか以前より引き締まった感じがする。ちょっと痩せたのかしら。
気づかれないように小さく深呼吸をしてドキドキとうるさい胸に手を当てた。
「・・・好きっすか?ハルコさん。」
「とっととととつぜんなぁにっっ?!桜木君たら!!」
「ぬ?嫌いでしたか?クレープ・・・。」
「・・・えっ??」
桜木君の指差す方向を見ると、縞模様の屋根の小さなクレープ屋さんがあった。
「よくこの前通るんすけど買ったことなくて。ハルコさんはクレープ好きっすか?」
「えっ、ええ。すすす好きよう、チョコバナナとかっ・・・。」
「おっ!チョコバナナっすね!買ってきます!!」
小走りでクレープ屋さんに向かう桜木君の背中を見ながら、大きなため息がでた。
だって私ったら、すっごい恥ずかしい勘違いしちゃったみたい。
でもそれは、ほんとはずっと気になっていること・・・あの日から。


0075桜恋 42009/06/29(月) 21:28:00ID:vwEFjNGa

「お待たせしました!」
ふと振り向くと、目の前がクレープで埋まりました。ほんとに買ってきてくれたんだわ。
「わぁ、ありがとう。いくらだったの?」
「いーんすよ、俺の分も買ってますし。」
「じゃあ・・・、ごちそうになるわねっ。」
「うっす!」
なんだか楽しいな。桜木君も元気そうだし、きてよかった。
あら・・・?違うわ、私ったら。勉強しにきたんだわ。
「そうよ!桜木君、勉強をしなくっちゃ!!」
「あ、はい。図書館なら、そこですが?」
またもや、桜木君の指差す方向を見ると、レンガ造りの四角い建物があった。
うう〜・・・なんだかおかしいわ・・・。
「い、いきましょ、桜木君っ。」
「あっ、ハイ。でも、食べてからの方が・・・。」
「そっ、そうねっ、そうだわっ。ちょっと座ろっか・・・。」
うう〜〜・・・ほんとになんだかおかしなかんじ・・・。



図書館の脇にある花壇のふちに2人で座って話をしていたら、ちょっと落ち着いたみたい。
それからずっと図書館で今までのノートや参考書を開きながら、私達は閉館までずっと勉強をしました。
頭を掻いたり大きな声を出したりして、桜木君、やっぱり勉強に困ってたみたい。
ちょっと図々しいかなって思ったけど、役に立てたのかな。
「それじゃあ、また・・・明日、でいい?」
バス停まで送ってくれた桜木君に、次の約束の確認をいれた。
「あ、ハイ。・・・でもよく考えるとハルコさん、部活はいーんですか?」
「うん、あのね、安西先生とバスケ部のみんなには、実はもう了承済みなの。」
いつもなら部活のある時間。桜木君が気にならないはずないのに、私ったら言い忘れちゃってた。
「な〜んだ!そうっすか!!ハッハッハ〜!あいつらめ!」
「うん!頭も身体も完璧になって帰って来い!なんて言ってたわよ。・・・でも、連日続いたら桜木君が迷惑かな?」
「いいえ是非とも!!よろしくお願いします!!」
「あは、良かった。また明日ね。」
0076桜恋 52009/06/29(月) 21:30:13ID:vwEFjNGa


それから毎日、私達は図書館で勉強をしました。
私のつたない説明でも、真剣な顔して一生懸命聞いてくれてたみたい。
そんな桜木君の表情がなんだか印象的で、ううん、ほんとは表情だけじゃなくって、
桜木君の首筋とか、広い背中とか、してくれた事や、話した会話。
桜木君のことばかり、家でも学校でも思い出しちゃって・・・。
これって変だわ・・・。変よ、わたし・・・・・・。

「ぜったい変よ・・・。」
「ぬおッ?!答え、変でしたかっ??」
いけない。声に出しちゃった。桜木君が私の顔を覗き込む。
その近さにびっくりして、ここが図書館だというのも忘れて大きな声が出る。
「ちちちちちがうのっ!あっ、答えはあってるの!でも違うの!」
「???ハルコさん?」
「・・・・・・ごめんなさい。」
「????」
私ったら、自分から勉強しようって言ったくせに、上の空になってる・・・。
いけないわ、晴子。このままじゃ、桜木君にも迷惑だわ・・・。
不思議そうにしながらも参考書に目を戻してくれた桜木君の顔を盗み見て、私はある決心をしていた。


「・・・あの、ハルコさん。お疲れなのでわ?」
いつものようにバス停まで送ってくれている途中で、桜木君はそう私に訪ねてきた。
「連日、こうして付き合ってもらっていますし、いや、俺は嬉しいんですが・・・。」
やっぱり、さっきの事気にしてるみたい。そうじゃないの。勉強のことじゃなくて・・・。
「ねぇ、桜木君・・・・・・。」
いつも帰り道は、夕暮れの差し掛かった時間。薄暗いこの時なら、きっと私の顔をじっくり見られることはない。
言わなくちゃ・・・、ずっと、聞きたかったこと。ほんとはずっと、気になっていたこと。
私は、2、3歩と離れて前に進み、言葉を出した。



「あの日、山王戦のあの日言った言葉は・・・、バスケットのことだけですか?」
0077桜恋 62009/06/29(月) 21:32:05ID:vwEFjNGa
山王戦のあの日、倒れた桜木君は起き上がって、私にこう言った。


『大好きです。今度は嘘じゃないっす。』


がっしりつかまれた肩の感触を、まだ覚えている。
あの言葉は・・・、バスケット、のこと・・・・・・?



「・・・あのコトバ・・・・・・。」
街路灯の影で、桜木君の表情を覗くことができない。ただ、大きな身体は立ち止まり、まっすぐ私を向いていた。
視線の強さを感じて逃げたくなるような感覚に襲われる。・・・けど、その口が開き出すのをを願ってもいた。

「ハルコさん・・・。オレは、バスケットが大好きです!」

聞きたかった答えはいつもよりも低い声で、そのせいかとても重い衝撃を、私の胸に与えた。
それは、凄く嬉しい答えのはずだった。なのに、このショックはなんだろう・・・。
動かしている意識はないのに、足はゆっくりとあとずさり、この場から遠ざかりたがっている。
でも、私の動きとはうらはらに、桜木君はゆっくりと近づいて来ていた。
街路灯の光の下に、赤い髪が揺れる。同時に、大きな手が私の手を包み、一段と距離を縮めた。
「きっかけは、ハルコさんです・・・!バスケットより先に、ハルコさんを好きになりました!!」
ひゅうっと、心に風が吹いたような気がした。あとずさっていた足の動きが止まる。
桜木君は耳まで真っ赤にしながら、怒ったような顔をして、私からじっと目をそらさなかった。
掴れた手からその熱がどんどん流れ込んでくるように、私の顔も熱くなっていくのがわかる。
「・・・・・・桜木君。」
「・・・・・・ハイ。」
「・・・・・・バス、着ちゃう。」
「・・・・・・ハイ。・・・・・・え゛???」
緩んだ指の隙間から手を逃し、私はとっさにバス停に向かって駆け出した。
「はっ、ハルコさんっっっっ!!」
「ごめんなさいっ!桜木君っっ!!」
駆け込み乗車したバスの窓から、桜木君を見る勇気はなかった。
逃げ出してごめんなさい、本当にごめんなさい。
胸に手を当てる。ドキドキして、張り裂けそう。顔が熱くって、焼けちゃいそう。

・・・だけど、
0078桜恋 72009/06/29(月) 21:34:22ID:vwEFjNGa

ほんとはずっとその事が聞きたくて、手紙を書き始めた。
でも、便箋を開くたび、どうしてもその言葉だけ、書くことができなかった。
理由は・・・、理由は、とても、ずるい理由。
考えないように、そのずるさから目をそらすように、桜木君の明るい手紙を待っていた。
「はっきりしなくちゃ・・・。」
見慣れた帰り道の町並みのはずなのに、その日は色濃く鮮やかな風景に感じていました。



「あんれ〜〜〜?晴子ちゃん?!今日は花道んとこ行かねーの??」
そぉーっとバスケ部の練習を覗いていたはずなのに、宮城先輩に気づかれました。ぎくっとして、大きく肩が揺れちゃった。
「あっ、あははははっ。ちょっと、部の方も気になっちゃいましたっ!」
「おー、えらいねー。マネージャーの鏡だねぇ。」
「あは・・・ちょっと、ここから見ててもいいですか?皆には内緒で・・・。」
「いーけどさ。・・・あー、花道元気かい?」
ぎくっとして、また肩が揺れる。あれ・・・?なんか、顔も熱くなってきちゃった。
そんな私の様子を見たからか、宮城さんの口角がにぃぃ〜っと上がりました。
「まー、あいつは晴子ちゃんの顔みたら百人力だろうな。」
「そんなっ!そんなこと・・・。」
「あるよ。俺もアヤちゃんの顔みたら百人力だもん。」
「み、宮城先輩・・・。先輩が、バスケットを始めたきっかけはなんですか?」
「ん?ガキの頃から得意でさ、でも、高校までやるとは思ってなかったよ。」
「え?意外です・・・。」
「うん、ちょっと迷っててさ。でも、アヤちゃんがマネージャーだったから。」
「彩子さん?誘われたんですか?」
「いや、一目惚れしてさ。どっかで聞いた話でしょ?」
私が、返答に困ってもじもじしていると、宮城先輩は笑って、
「まー、運命ってやつよ。じゃあね。」
・・・と、言って、練習に戻って行きました。

運命ってやつか・・・・・・。

そうか、そうよね。なんだか背中を押されたような気がして、気合を入れて足を向けた。
体育館脇にある水道場に。そこにいる、ずっと見続けていた背中に。


0079桜恋 82009/06/29(月) 21:36:12ID:vwEFjNGa
「るっ・・・、流川君!!ちょっと・・・、いいですか・・・?」

背中は一瞬動きを止めて、腕で顔をぬぐい、振り向いた。
「マネージャー。何?」
その顔は浴びていた水しぶきのせいか、汗のせいか、それとも私の錯覚のせいか、
光を反射してキラキラ輝いて、とてもきれいでした。はぅぅ・・・。
「あ、あのねっ。手短に・・・、聞いてほしいことがあるのっ!」
「・・・どーぞ。」
ううう〜・・・、よく考えたら、ちゃんと会話するの初めてかも。落ち着くのよ、晴子!
「わっ、わたしねっ、ずっと流川君に憧れてて・・・
ちゅ、中学生のとき初めて流川君のプレイを見て、ほんとに凄くて、
それから、バスケットが大好きになりましたっ!ありがとう・・・。」
「・・・。」
「そ、それだけです・・・。ほんとにどうもありがとう。それじゃ・・・。」
「赤木晴子サン。」
「はッ・・・ハイ?!」
「・・・マネージャー、これからもヨロシク。」
それだけ言うと彼はまた、水道の蛇口をひねって、何事もなかったように水を飲み始めていました。
「・・・はいっ!」
ああ、知っていてくれたんだ・・・。私の名前・・・。
振り向いてほしかったんじゃなくて、私は、私のことを知ってほしかったのかもしれない。
だって、それだけでこんなに嬉しい。ありがとう、流川君。ずっと、見ていました。遠くから。

さようなら、流川君・・・。


そのまま、私は校門前のバス停へと走りました。あの、海沿いの町へ続くバス停まで。
0080桜恋 92009/06/29(月) 21:38:03ID:vwEFjNGa



バスの中で、私は重大なことに気がつきました。今日は約束してなかった・・・。
だけど、見つけました。バスの窓から、赤い髪を。いつものバス停で待つ、大きな背中を。
「桜木君っ!」
降りた瞬間声を掛けると、桜木君の身体は大きく揺れて私に向きました。
「ハ、ハルコさんっ、今日は・・・、来ないものかと・・・。」
「ごめんなさい、遅くなっちゃって。・・・ずっとここで、待っててくれたの?」
「いやァ〜・・・。あの、ハルコさん、昨日はすみませんでした。」
桜木君は今にも泣きそうな表情で、言葉を続けました。
「本当に、すみませんでしたっ!本当の本当に、すみませんでしたッッ!!」
「どうして、あやまるの?」
「ですから一方的に・・・、その、ご迷惑をお掛けして・・・。」
「迷惑なんかじゃないわっ。」
「し、しかし・・・。」
「一方的でもないわっ。嬉しかったもん、桜木君の気持ち・・・。」
「・・・ぬ???」
「あのね・・・赤木晴子は、桜木君が・・・、好きです。」
厚い胸板にぽすん、と、頭を預けた。桜木君の胸の鼓動を近くに感じる。
「はぬッ?!しっしかしハルコさん、昨日はゴメンナサイと・・・???」
桜木君が何か言ってる。私、昨日、断ってなんかないわよう。

0081桜恋 102009/06/29(月) 21:40:05ID:vwEFjNGa


「は・・・、ハルコさん・・・、そんなに、くっつかれては・・・。」
「桜木君、いや?」
「とんでもない!けっしてそうゆうわけではなくっ・・・。」
「なんかほっとしちゃって。落ち着くなぁ、桜木君って。」
「そ、そーすか?ハハハハ・・・。」
「うふふ。・・・あら?これなんだろう?」
お腹の辺りに感じた異物感を、反射的に手探りで触りました。・・・なんか、固い?
「どあっっっっっ!!!!!」
大きく屈んだらしく、私の脳天に桜木君の顎が直撃しました。
「いったーい!」
「はうッ!!!!すみませんっ!」
「いっいいのよっ・・・あれ?でも、いま、わたし・・・。」
握った手元に目線を落とすと、そこには桜木君の・・・。
「やだ・・・、桜木君たら・・・!」
「はァッ・・・!はうううう・・・!!」
桜木君は、真っ赤になってその場にしゃがみこんでしまいました。
ちょっとびっくりしたけど、顔を隠して小さくなっている桜木君は、いつもの自信満々な様子とは違って、なんかかわいらしいかんじ。
その姿と、手の感触を探り見ていたら、私の中にむくむくとあふれてくる感情がありました。
「桜木君、行こう!」
「へっ?イズコへ?」
「ほっ、ホテルよっ!うん、ホテルに行きましょう!ねっ?」
「は・・・はひ???」
うん、決めた!このまま、帰るなんてできないもん!照れ隠しの勢いのまま、私は、桜木君の手を強く引いた。
この決心がにぶらないうちに・・・。
0082桜恋 112009/06/29(月) 21:42:05ID:vwEFjNGa


お財布の中身を確認して、呼吸を整える。
初めて入るラブホテルの部屋は、イメージよりもスタイリッシュで綺麗でした。
部屋も興味あるけど、それよりもいまは桜木君だわっ。
「さあっ!桜木君っ、脱いでっ!」
「ちょっと、ちょっと待ってください、ハルコサン・・・。」
「だ、大丈夫よっ!ねっ、ほらっ・・・。」
「晴子さんッ!!」
大きな声にびくっと身体が硬直する。怒った、のかな・・・。
ちらりと、上目遣いで見上げると、真剣な顔をして桜木君は言った。
「待ってください、ここここーゆーのは大切な事です!気を使ってくれてるならいーんです!!」
「や、やっぱり、嫌だった・・・?」
「そうではなく!ただ、らしくねー感じがして・・・。」
「桜木君・・・。」
ズキンと、胸に痛みが走る。勢いで誤魔化してしまおうとした私のずるさが、桜木君には見えちゃうのかな。

「・・・あのね、聞いてくれる?私、ずっと流川君の事が好き、だったの。」

あれ?桜木君てば、変な格好で変なポーズをしている。どうしたのかな。続けていいかな。
「ううん、ずっと憧れていたの。とても、遠い存在で・・・それでも、楽しかったのよ。
・・・でもね、桜木君に対する想いは、なんか違うの。いつも会いたくなって側にいたくて、さっ触りたくて・・・。」
「・・・ハルコさん。」
「さわって、ほしくて。えっちなことも、してみたいの・・・。」
桜木君の顔が茹でダコの様に赤く変わり、心臓の鼓動で押しつぶされそうになりました。
「だめ、かなぁ。・・・らしくないのかな?」
流川君への思いと桜木君への想いは全然違うものって、実感したくて。

桜木君の両手が、ゆっくりとした動作で、私を包んだ。
その優しい抱擁にゆだねられながら、目を閉じました。



0083桜恋 122009/06/29(月) 21:44:06ID:vwEFjNGa


ちゅっ、と、音がして、触れるか触れないかの、優しいキスが落ちてきました。

こうしていると、桜木君の大きな手に私の顔が埋まってしまいそう。
しばらく目を閉じて、その感触に浸っていると、また、近づいてくる気配がしました。
2回目はとても強いキス。圧迫を感じるくらいの力で唇は吸われ、鼻腔に桜木君の頬の匂いを感じる。
唇が離れてしまうのが寂しくて背中に手を回すと、そのまま私の身体は桜木くんに抱っこされて、
綺麗にベッドメイクをされたシーツの上に下ろされました。

「なんかもー、夢みてーです・・・。」
「うん、なんか、不思議なかんじがする。」

3回目のキス。そのキスは首筋を伝い、胸元へ落ちた。服の上からでも分かる位、桜木君のおでこが熱い。
「・・・服、脱ぐよ?」
「いえ!オレやります!!」
裸になった私を、桜木くんが見下ろす。すっごく恥ずかしいのだけど、
不器用な手つきで女の子の服を脱がす桜木君がなんかかわいくて、抱きしめたくてたまらなかった。

「ウ、ウツクシイ・・・!!サイコーです!!」
「あ、ありがとう。ね、桜木君も脱いで。」
「ふぬッ!自分はあとでも・・・。」
「だめよう。いまにしよ?」

お兄ちゃんもいるし、上半身裸なんてみなれてるもん。そう思ったのに、目の前で桜木君がTシャツを脱ぎ捨てた時、
もう直視できない位意識してしまって、裸になった桜木君を抱きしめたりできませんでした・・・。

「ハルコさん?」
「いっ、いーのっ!気にしないで!」
「ぬ?」
「それより・・・、さ、触って・・・?」
「アッ!!しっしつれいします・・・!」

背中に伸ばすつもりの腕は緊張のせいで、シーツを固く握っていました。

0084桜恋 132009/06/29(月) 21:46:06ID:vwEFjNGa


私のおっぱい、桜木君の手には小さすぎたみたい。くすん。

バスケットボールを片手で持つほど強い、桜木君の握力。だけど、桜木君はやわらかくまわりを包んで優しく触ってくれる。
仕草ひとつひとつがじんわりと染み込むように、私の身体は敏感になりました。
「あっっっ!」
キスが胸におりて、桜木君の口に私のおっぱいが含まれたとき、つい声がでちゃった。
舌で先端を転がすように舐められると、腰に力が入ってしまう。
不意に持ち上げた腰が裸の桜木君にぶつかり、硬く暖かいものが脚の間をこすれる。
「いやんっ。」
腰を引こうとしたのに、桜木君の腕がすべりこみ、私の身体は抱えられる。
知らなかった。おっぱいの先を軽く噛まれると、あそこもじゅんってするんだ・・・。
さっきの感触も重なり、その熱っぽさがなんだかはがゆくて、脚をこすってもじもじする。

「もしかして、ジャマですか?この腕。」
「ううん、なんか・・・おまたが、変で・・・。」
「変、とわ?」
「なんか、むずむずするの・・・。」

何か思いついた様な顔をした後、桜木君は躊躇ぎみに4度目のキスをしてくれました。
その唇は私の身体を離れることなくつたい、首筋、おっぱい、おへそ、そして・・・、あそこへと移動していきました。

「もう、はずかしいっ・・・!」
「だ、だいじょぶっす!オレもです!」

そっか。桜木君も恥ずかしいんだ。顔を隠した両手の力が抜けて、指の隙間から桜木君が見えた。
でもその光景は、私をもっと恥ずかしくさせました。私の脚の間に桜木君の、顔がある・・・。
やだ!!もしかして見えちゃってる!??そんなところ・・・!
きゅうっとおまたに力がはいり、おしりのほうに何か水っぽいものがつたっていくのを感じました。
あれ?もしかして・・・お漏らし・・・?!!
0085桜恋 142009/06/29(月) 21:48:07ID:vwEFjNGa


「だっだめっ!!だめよう、そこはっ!きっ汚いよっ!!」
「ぬ?むしろスバラシク美しいかと・・・。」
「な、だって!いま、おしっこ・・・。」

はううううう。どうしよう、高1にもなって私ったら!もう生きていけない・・・!

「・・・してませんが?」
あれ?と、思った瞬間、さっきの水が流れた追跡を、なまあたたかいものがなぞった。
それが桜木君の舌だというのに気がついたのは、その道筋を何度かなぞられたあと、
形を変えて、私の中に侵入してきたときでした。
「ひゃぁうっ!」
「おしっこ違いますコレ。濡れているというやつかと・・。」
「なに・・・それ・・・?」
「む・・・、あのですね、ここから・・・。」
舌でほぐされていたからか、するっと桜木君の指が、私のなかにはいった。なにこれ!
「出てくるのかと。で、多分・・・。」
なかに入ったゆびが出入りして、おまたからくちゅ、くちゅって音が出始める。
「こうするといっぱい出てくる。」
変な声がすごいでる。おまたのあなって、こんなにびちょびちょになるんだ・・。
やっぱりつながってるって感じるほど、おっぱいの先はじんじんして、ゆびの動きが早くなってきて・・・。
「ん・・・ねっさくらぎ、くんっ、やっぱり・・おしっこ、でちゃいそぅだよぅ?」
なんか、おしっこするところがむずむずして、身体がびくびく震えてきちゃってる。
「ぬ、ハルコさん。それは多分・・・。」
いちばんむずむずするところを、ぴんってはじかれる。
「いやああああっっっいやぁんっっっ!!」
「イきそうなのではないかと・・・って、あ゛あ゛ッ!!」

・・・なにこれ・・。からだにすっごい力がはいった瞬間、あたまの中がまっしろになって、
急にどこにもちからがはいんない・・・。足も、がくがくする・・・。

「ハッハルコさんッッッ!!!!」
「こ・・・れ、イったの、かな?」
「・・・た、たぶん。」


なんだろー、これ。えっちって・・・スゴイ・・・・・・。
0086桜恋 152009/06/29(月) 21:51:01ID:vwEFjNGa

「だだだだいじょーぶですかッ?!ハルコさんッッ?」

桜木君たら、わたわたしてる。はぁ、ぼんやりするなぁ・・・これが気持ちいいって事なのかな?
ハッ!ちがうわ、私ったら!!これで終わりじゃなくて・・・。

「だっだいじょーぶよう。ね、桜木君も・・・。」


困った顔のまま、まっかになって、桜木君は、私の髪をなでた。うふふ。やさしいな。
その手に顔をすりすりさせると、5回目のキスをくれて、桜木君は上になる。

「ちょっと待って下さい・・・・・・いきます!」
「う、うん!きてっ!!」

いよいよだ。すぅーっと息を吸って呼吸を止める。目をつぶって、私は身体全体で桜木君を待つ。
あそこに、ぴとっと貼りつくかんしょく。そして、体重がぐっとかかった。

「・・・・・・ぃったぁいっ!」

「す、すみません、すみませんハルコさん・・・。」
「へーき・・・ッ!」

へーきなのかな・・・?こんな、こんなの入るのかな?痛いよう。
でもこれきっとまだ、先のほうだ。だって、でたりはいったりしてるもん。
指だとくちゅくちゅって音だったのに、なんか、ちゅぷ、ぐちゅって、音までやらしくなって・・。
すべったような勢いで、お腹のなかにぐっと強い圧迫感がかかる。入り口が引き攣れて、固くて、痛い。

「ぜんぶ、はいった・・・。」
「え、ほ、んと?桜木君・・・。」
「・・・ハイ。」
「まっ、まって。最初は・・・ゆっくりにして?」
「ハッ、ハイッ!!」


すごい、はいっちゃった。痛いしくるしい。でも・・・なんか、嬉しい。
0087桜恋 162009/06/29(月) 21:53:23ID:vwEFjNGa


知らなかった。ひとの身体ってこんなに熱いんだ。
つながってる部分をそっと指でなぞってたしかめてみる。桜木君のが、ほんとうにはいってる。

「ハルコさん?」
「ん、ごめんなさい・・・見えないから。」
「へ、そうなんすか?オレからはばっちし。スバラシイ眺めで・・・。」
「やぁっ、はっ、へっへんなこと・・言わ、ないでっ・・。」

動きが、だんだん激しくなってくる。音も、じゅぽっじゅぽって、凄い。
行為を証明するようなその音が大きくなるにつれて、恥ずかしくなる。
なのに、おしっこの穴はまたじんじんして、そこが桜木君のお腹とこすれて堪らない。
「さっさくらぎくっ・・・、イっイゃぁっ!」
「気持ちイイですか?」
へ?嫌って言ったんだけど、あれ・・・?これって、きもちいいって事なのかな?
膝の裏をもちあげられて、脚が大きく開かれた。繋がってる部分が私にもみえる。
あそこはぱっくり広がって、いやらしく濡れながら桜木君のをのみこんでいる。

・・・はずかしい・・・・・・でも、きもちいい・・・?

「きもち、いいっ!気持ちいいよぅ・・・あんっいいよぉ・・・。」
「オレもっす!やばいっす!!こんな・・・ッ。」

目が合う。6度目のキスは、吐息にまじって舌が絡んだ、やらしいキス。

「大好きです!オレ、ハルコさんが大好きだ!!」
「さ、くらぎっくんッッ、わぁッあッアッ!きゃぁうんっっ!!」

奥にふかく突かれて、助けを求めるように、桜木君の背中にしがみつく。

わたしも・・・って、言えなくて、また訳も分からず意識はとんで、何も考えられなくなりました。
同時に桜木君の動きも止まり、すうっと力が抜けていく感じがしました。

0088桜恋 172009/06/29(月) 21:55:20ID:vwEFjNGa





桜木君の頭がもたげて、私の顔の横にうずまる。見るとその頬は蒸気していて、
まるで、めいっぱい遊び疲れてお昼寝をしている子供のようでした。

「背中、大丈夫だった?」
「お。そういえば・・・。問題ないっす!」
「よかった・・・。桜木君、イった?」
「う・・・うっス。」
「きもち、よかった?」
「う・・・ハイ、極上でした・・・。」
「私も。ね、桜木君、えっちしてよかった?」
「・・・正直、ホント夢みてーっつーか、ヤバイっす。」
「ヤバイ?」
「すっげーーーー!もっとッ!!だいっっ好きになりましたッ!!!」


ガバっと起き上がりしっかり私を捕らえて、桜木君はそういってくれました。

胸の奥から染み出てくるように、じわじわと愛しいキモチが沸いてきて、私は涙ぐみそうになりました。
おおきくて、がっしりしている桜木君。でも今は、私の両腕にすっぽりと納まっている。
抱き締めたのは涙を見られないようにというのもあったけど、可愛くて、愛しくて、そうせずにはいらなかった。
首にぎゅうっと絡みついた私を、桜木君は包むように抱きしめてくれて、こうしているとやっぱり凄く安心する。



私、きっとずっと、こうしたかったんだ。



0089桜恋 さいご2009/06/29(月) 22:00:40ID:vwEFjNGa


「手紙ね、ほんとに楽しみだったの。わくわくして待ってた。
ううん、手紙は気が付くきっかけで、私、桜木君を見るといつもわくわくしてたよ。
どんどん凄くなる桜木君に、いつもドキドキして・・・。」
「ハァァァァァァ〜・・・。し、幸せすぎる・・・!!」
「桜木君?」
「オレは、初めて見たときからハルコさんに惹かれてましたッ!こんな幸せな日がくるとは・・・!」
「そ、そうなの?全然知らなかった・・・。」
やだ。みんな知ってたのかしら。そういえばお兄ちゃんの態度とか、なんかいっぱい思い当たる・・・!

まー、運命ってやつよ。
ふと、宮城先輩の言葉をおもいだす。・・・うんめいって、やつなのかな。


「世界一大切にします!バスケットも世界一になります!!愛するハルコさんの為に!!!」


うん、桜木君。これからも、いっしょにがんばろう。


大きな声でポーズをとる桜木君の頬は薄紅色に染まり、私の心をときめかせた。
満開の桜のような笑顔をすぐ側で眺めながら、私は期待に胸が膨らむ。
きっと、これから楽しいことが起きるわ。そうよ、絶対。



0090名無しさん@ピンキー2009/06/29(月) 22:06:04ID:vwEFjNGa
以上です。は〜、色んな意味でスッキリした。

皆さま、質問に答えてくれてありがとうございました。
おかげで晴子ちゃんのイメージがかたまりましたが、その分エロまで長くてすみません。
花道片思いで終了な流×晴も読みたいです!お待ちしてます!
0091名無しさん@ピンキー2009/06/30(火) 00:07:00ID:5BLV6OV8
待ってた甲斐があったよ〜
GJ!!GJ!!GJー!!!!
今夜はいい夢見れそうです。
投下ありがとうです!!
0092名無しさん@ピンキー2009/06/30(火) 17:30:36ID:D3AcqBM4
ぐっじょぶでした!ニヤニヤしながら読みました。
やっぱ花道×晴子はほのぼのしててイイね。
0093名無しさん@ピンキー2009/07/01(水) 10:28:55ID:4DliRHnZ
Gj!
エロ長大歓迎!晴子の一人称がらしくてよかった。
晴子も花道もかわいいなぁ。
0094名無しさん@ピンキー2009/07/02(木) 11:50:26ID:mBCGbEhV
あげ
0097名無しさん@ピンキー2009/07/13(月) 02:33:18ID:2e/PBmSG
ほしゅ
0099名無しさん@ピンキー2009/07/16(木) 20:21:21ID:ERz8g3j2
保管庫みて流川×彩子、仙道×彩子、南×彩子にはまったよ。
ここの職人さんたちイイね!
0100名無しさん@ピンキー2009/07/17(金) 17:41:41ID:5JZi3cfQ
自分もここの職人さんやスレの雰囲気が好きで保守がてら投下はじめたひとり。
彩子さんの一人称を色っぽく書く方、また来てくれることを願う

もちろん、新規の職人さんもお待ちしてます!
0102名無しさん@ピンキー2009/07/20(月) 17:22:02ID:QhPV9bPM
保管庫といえば藤真×彩ちゃん良かった
藤真さん不幸が似合いすぎるw
あとは洋平×晴子。気が向いたら続き書いてくれませんかねえ
未完の話の続きも待ってるよ
0103名無しさん@ピンキー2009/07/22(水) 12:49:57ID:HYO6HthI
幸せな藤真も読んでみたいね。
自分も未完の続き待ってる。もちろん新作もだけど。
0104名無しさん@ピンキー2009/07/24(金) 08:54:50ID:BX0eYuIV
自分は神×彩がツボだったな。>保管庫
今自分のなかでは土屋と南がマイブーム。
0105名無しさん@ピンキー2009/07/24(金) 17:10:29ID:fwlrjrv5
頭の中ではいろいろと浮かぶのに、それを文章にできない…
保管庫読みつつ職人が来てくれるのを待つお
0106名無しさん@ピンキー2009/07/24(金) 22:57:28ID:bOaLUnlZ
保管庫の「彩子さん家の流川くん」の続きが読みたいです。
いいところで終わってるんだよね…
0107名無しさん@ピンキー2009/07/28(火) 14:20:57ID:MGaB61aD
流晴もっと増えて欲しいな
0112名無しさん@ピンキー2009/08/14(金) 01:31:59ID:2yMlPxMp
女性が多いんだな
0115sage2009/08/22(土) 01:49:55ID:YU1xKJ9l
保守
0116名無しさん@ピンキー2009/08/29(土) 12:34:20ID:KcvLyy0/
まだ出てない男のが読みたいな。
岸本とか深津とか。難しそうか。
0118名無しさん@ピンキー2009/09/08(火) 11:11:27ID:gn1nLaS4
清田×松井のは逸品だな
仙道×弥生のはちみつレモンも同じく逸品だな
0119名無しさん@ピンキー2009/09/11(金) 01:14:08ID:+2LKHKDJ
その2カプ作品も素晴らしいよな。
自分は仙道×松井が珠玉とオモテル
0120名無しさん@ピンキー2009/09/12(土) 12:58:47ID:r4TdqZHi
自分も仙道×松井の話がツボで何度も読み返すくらい好きだ
清田×松井もすげーいい
このスレで松井さん受に目覚めた
0121名無しさん@ピンキー2009/09/17(木) 13:10:15ID:ggV8a6bb
あばばばばっば
パソコン変えたから今まで溜めてきたスレログ全部失ったんだぜ…
2スレ3スレはキャッシュあったからいいけど初代スレのが見つけられない
ログだと読み手の反応が残ってて好きだったのに
0122三井×彩子02009/09/19(土) 03:16:34ID:NujDdQ1l
ちょっと長くてハッピーHじゃなくてすみませんがいいですか…?
三井×彩子です。
0123三井×彩子12009/09/19(土) 03:20:15ID:NujDdQ1l
あの事件のあと、彩子は時々考えることがある。
三井たちが体育館に殴り込みにきた事件だ。
状況が悪化していくなかで、彩子は自分を抑えることができずに、暴力のにおいのする男たちの間に
割り込み、仲裁しようとした。宮城が必死で自分を止めようとする声も耳には届かなかった。
あの時、男たちが自分に向けた、なめるような視線。
「いい女だな」
彼らはそう言って、彩子を品定めするように見つめ、あきらかに薄い布地の服の下の肉体のラインを想像していた。
彩子はあの時、苦い唾液が口のなかにたまって、それを飲み込んだ。
荒々しい獣のような目つきだった。
あの事件は無事に解決し、廃部になることなく、本当に良かったと彩子は胸をなでおろしたものだ。
ただ、してはいけない想像だと自分でもわかっているけれど、彩子は一人になると、ついこんなことを考えてしまう。
もし、あの時部員たちがみんな倒されてしまったら、三井をはじめとする、あの男たちは自分をどうするつもりだったのだろう。
体育用具倉庫に連れ込んで、自分を裸にして、かわるがわる犯したかもしれない。
散乱した誰かのタオルを使って、自分の手を後ろ手にしばりあげる。
暴力を人に与えたあとの興奮や怒りをしずめるために、何度も何度も繰り返し犯される。
血の味のするキスを無理矢理される。
「濡れてるじゃねえか。いやらしい女だ」
耳元でそんなことを言われながら、後ろから突かれて。
0124三井×彩子22009/09/19(土) 03:23:54ID:NujDdQ1l
夜ベッドに横たわりながら、そんなことを考えていると、かあっと身体中が火照ってくる。
触れてもいないのに胸の先端が堅くなる。ためらいながら、おそるおそる胸に触れてみる。
「あっ・・・」
身体がうずいてしまう。
肌の感覚が鋭敏な彩子は、Tシャツの上から胸をつつんだだけで、火照りが下半身に伝わった。
Tシャツの下に手を入れ、胸をやや乱暴に、はげしく揉んでみる。
「ん・・・」
つい声が出そうになってしまう。荒くなった吐息が闇のなかに漏れた。
手の中で、豊かな乳房の肉が様々に形を変えている。硬い乳首を指で転がす。
荒々しい男の手がそうしていることを想像しながら、彩子は目を閉じている。
(三井先輩は、どんなふうにあたしを犯しただろう)
そんな想像をする自分がけがらわしいと思う反面、片手がショーツへ伸びていくのをおさえられなかった。
わずかに膨らんだ前の部分に手のひらをあて、ショーツの布が二重になっている部分を指先で
触ってみる。そこは湿っている。
熱く、柔らかくなっていて、ショーツの下がぬるぬるしてしまっている感じが指先に伝わってきた。
(だめっ・・・)
そんなふうに自分をいましめながらも、指は彼女の意思に反してショーツをくぐり、熱く濡れた突起を探しあてた。
そして、表面を執拗になで続ける。
やめて、と何度叫んだとしても、あの男たちは自分をいたぶることをやめなかっただろう。
この言うことを聞かない指のように。
そんなことを考えながら指を動かし続けていたら、絶頂に達して、彩子はシーツに顔をうずめた。
(今日も、しちゃった・・・)
0125三井×彩子32009/09/19(土) 03:27:29ID:NujDdQ1l
練習が終わると、日が短くなったのか部室の窓はすでに漆黒にそまっている。
彩子は鏡のようになった窓ガラスで、乱れた髪をなおした。
部員が部室で着替え終え、帰ったあとで、彩子は一人で部室を使うことができた。
キャップをぬぎ、結わえていた髪をほどき、ブラシを当てた。
このごろ本当に自分はどうかしている。
髪をとかしながら、彩子はそんなことを思った。
あんな想像を毎晩しているせいで、練習中、三井を知らず知らずのうちに目で追ってしまうのだった。はっと気づいて目をそらしても、いつのまにか視線は三井に向いている。
それに気づいた三井が、こちらに向きなおって笑った。
「なんだよ。オレの顔になんかついてるか?」
彩子は気まずくて曖昧に笑みをかえした。
部に復帰した三井は、深い悔恨をかかえたまま、毎日努力している。
彩子にもそれが、痛いほどわかった。
それなのに、あんなみだらな想像をしてしまうのは三井に対してもなんだか悪い気がする。
今日は絶対、あんなことはしないんだ。
そう強く決心しながら、カーテンをしめてから汗で湿ったTシャツとスパッツを脱いだ。
ブラとショーツだけの姿になると、自分の白くてやわらかい果物のようなふたつの乳房が目にはいった。
(最後にもう一度だけ、部室で・・・)
部員はみんな帰ってしまったし、誰かがやってくる心配はなかった。
一応ちゃんと引き戸がしまっていることを確認して、彩子はブラのなかに指を這わせる。
本当は彼女は鍵をかけるべきだったのかもしれない。
でもそうしなかったのは、何かを期待していたからかもしれないと、彩子は後になってから気づいた。
0126三井×彩子42009/09/19(土) 03:30:51ID:NujDdQ1l
部室でこんなことをしている。
その興奮のせいか、乳首も硬くなり、ぴんと立っていた。
そこを指先でもてあそんでいるうちに、ショーツの奥が潤んでいくのがわかった。
震える手を、割れ目の奥にすべらせていく。
体育館に一人立ちすくむ彩子をナイフでおどし、部室まで取り囲まれるようにして連れていかれる。
そんな想像を彩子はしていた。
もし、あの人たちに、三井先輩に、部室で襲われたら・・・そんなことを考えながら、指をクリトリスに
あてがい激しく動かしていた。
ロッカーに手をつかせるように立たせられたまま、下着をはぎとられ、後ろから胸を乱暴に揉みしだかれる。
いたずらされるように濡れた突起を愛撫されつづけて、太ももに透明な熱い液体がとろりと垂れる。
それを指にからめて、三井は彩子の顔に近づけて、意地の悪い笑みを浮かべる。
そして彩子の白いすべすべしたお尻を手のひらでなでながら、一気に身体を沈めてこようとする。
「いや・・・あ・・・ああっ・・・!やめて先輩っ」
声が大きくなってしまう。
そこを触っている指のうごきが早くなって、クチュクチュといやらしい音をたてた。
部室でこんないやらしい音をたてていることに、彩子は興奮していた。
目の前がぼやけてきて、もうすぐ・・・と思っていたら、不意に部室の引き戸が静かに開いて、
彩子はこの上ないくらいに驚いた。
白いブラとショーツしか身につけておらず、ブラからは乳房がこぼれていて、ショーツはぐっしょりと
濡れて黒い陰が透けている。
右手がそこにもぐりこんでいるのだから、誰が目にしても何をしているかがわかる状況だった。
それに部室のなかは薄れかけた男の汗のにおいをかき消すような、女のはじけるような蜜の
においが充満していた。
彩子は絶望して、入り口にたっている人物に目をやると、それは三井だった。
三井は眉ひとつ動かさず、彩子をじっと見て、それから目を逸らした。
「悪い。ちょっと忘れ物しちゃって」
彩子はロッカーからあわてて制服を取り出すと、それを急いで身につけた。
三井は彩子にはいっさい視線をむけずに、自分のネームが書かれたロッカーを開けると、そこからタオルを取り出した。
そして再びロッカーの扉を音高く閉めると、部室を出ようとした。
0127三井×彩子52009/09/19(土) 03:34:51ID:NujDdQ1l
「待って。待ってください、三井先輩」
三井はゆっくりと振り向く。
「どうして何も言わないんですか」
このまま立ち去られるより、責められたほうがまだましだった。
「どうしてって・・・・・・」
「あたしがしてたこと、わかってるんでしょう。このこと、お願いですから誰にも言わないでもらえませんか」
いつのまにか声は震え声になっていた。
こんなことを他の部員に知られたら。そんなことを考えると足ががくがくした。
「そりゃわかんないな」
三井はあっさり言った。
「こういう話って、男が喜ぶからさ、口がすべって誰かにしちゃうかもな。
宮城にしてやったら面白いかも。あいつ喜ぶぜ」
彩子は自分の顔から血の気がひくのを感じた。普段の強気な自分はどこかへ消えてしまったようだ。
「お願いです、三井先輩。なんでも、なんでもしますから」
「なんでも?なんでもすんの?」
三井は彩子に近づき、身をかがめて顔をのぞきこんだ。
「じゃあ、さっきの続きしてもらおうかな。オレ、おまえがしてるとこ、最初から全部見てたよ。
まだイってないんだろ?オレの目の前でイってくれたら、誰にも言わないって約束する」
三井は彩子の制服のボタンに手をかけて、それを外そうとする。
「これも全部脱いで。さっきの続きだからな」
彩子は制服をのろのろと脱いで、ブラとショーツだけの姿になった。急に寒さを感じ、肌が粟立つ。
0128三井×彩子62009/09/19(土) 03:38:20ID:NujDdQ1l
「ほらロッカーに手ついて」
三井はまるで陰険な教師のように言いながら、彩子の背後に回った。
彩子はおそるおそるショーツのなかに手を入れて、再びクリトリスをゆっくりと撫ではじめた。
後ろから三井の視線を感じた。荒い息づかいも聞こえてくる。快感が波のようにおそってきて、
下唇をかんで声が出るのをおさえた。
「んっ・・・」
「なあ、お前、さっき『先輩』って言ってたよなあ。オナニーしながら。それって誰?赤木?木暮?」
彩子は首を振る。
「み・・・三井先輩です・・・」
「何お前、オレにやられること想像してたの?ほんとエロい奴だなあ、お前って」
彩子は快感に耐えながら、うなずくのがやっとだった。
三井は後ろから彩子の細い腰に手を回し、その肉感的なラインを手のひらで楽しんでいる。
「こーんなエロい身体して、ちゃんと淫乱なんだからなあ」
三井の手が後ろから抱きすくめるように、彩子の胸を包んだ。
「やっ・・・」
彩子は身をよじった。二つの手が、胸の肉を中央に集めるように揉んでいく。荒々しい手つきだった。
「じっとしてないと、みんなに言っちゃうよ。彩ちゃん、どんな想像して、オナニーしてたの?
正直に言おうね」
「三井さんに・・・無理矢理・・・、あっ・・・犯されるところを・・・想像してました」
「へえ・・・正真正銘の淫乱だな」
不意に両腕を取られ、後ろ手に交差させられた手首を三井が片手で押さえつける。
三井はテーブルの上に置かれていたテーピングテープを手首に巻きつける。
「いやっ・・・何をするのっ・・・痛っ」
0129三井×彩子72009/09/19(土) 03:43:02ID:NujDdQ1l
身体をひねっても逃れられない。手首が固定されていく。痛みが走った。彩子は目を閉じた。
「ほら、目開けてみろよ」
三井の言葉は、抵抗を許さなかった。彩子はおそるおそる、まぶたを開いた。
腕を後ろで縛られた彩子が、鏡のようになった夜の黒い窓ガラスに映っている。
乳房の肉はブラからこぼれそうで、ショーツは前がシースルーになっていて、うっすらと黒い影が透けている。
 三井は、背後に立って、彩子の肢体を舐めるように眺めていく。
脚の先から、彩子の目までを、視線が何度も往復する。
三井が、唾を飲み込む音が聞こえた。
「いい身体だなあ。たまんねー。前からいい身体してんなあと思ってたけど、脱ぐとお前ほんとエロいな」
「…み、見ないでください」
再び、胸が包まれる。握るように揉みしだかれ、色の薄い小さな乳首が下着からこぼれ出た。
その乳首に、指先が当たる。
「こんなに淫乱な身体なのに、オナニーでいかせたらかわいそうだよなあ。オレがお望みどおり犯してやるよ」
お腹の上を、三井の手が下へ滑っていく。
真っ白なショーツに、指先が這い、シースルーの部分で、輪を描くように彩子の敏感な部分を撫でる。
「…んっ!」
心とは裏腹に、体が反応してしまう。後ろで、三井がにやりと笑った。
0130三井×彩子82009/09/19(土) 03:46:23ID:NujDdQ1l
ショーツの薄い布の上で、三井の指がじらすように這い回っている。
触っているかいないかわからない程の微かな感触が、彩子の恥ずかしい部分を熱くしていく。
「…おねがい…さわらないで…」
「これ以上触ると、どうなんの?ん?彩ちゃん」
「あっ!だめっ!」
三井の指が、形良く盛り上がった丘を越えて、彩子の最も敏感な場所に突き立てられた。
体全体がびくんと大きく震えた。割れ目に沿って、指はショーツにくい込んでくる。
 彩子は唇を噛んで、突き上げてくる快感と闘った。しかし、三井の指は巧みだった。
強弱をつけて、彩子の秘部全体を揉みほぐしていく。
「熱くなってきたよ。すっげえ濡れてる。ぐっちょぐちょだ」
三井の息使いも荒くなっていた。ブラのホックが外された。肩紐が肩からはずれ、縛られた腕の途中で
止まった。熱くなった泉が、三井の指から解放された。三井は、両手を使って彩子の乳房を弄ぶ。
乳首に指先が絡んでくる。
「もっとあそこ、さわってほしいんだろ?」
「そんな…いやっ!」
三井の言葉に、彩子はどうかなってしまいそうだった。
火の出るような恥ずかしさに、むしろ興奮を煽られていく感じがする。
「脚開いて。…もっと…。」
「いや…」
体が、彩子自身の思いから離れていく。三井の言葉に従って、彩子は立ったまま脚を広げていた。
バランスを失った体は、後ろの三井にもたれていく。
「見てみろよ。すごいエロい格好」
三井の言う通りだった。乳首を指先で転がすようにされながら乳房を揉まれ、大きく開いた脚の付け根に、
割れ目がわかるほどにぴったりと張り付いたショーツが蜜に濡れて透け始めているその姿が、窓に映っている。
0131三井×彩子92009/09/19(土) 03:51:35ID:NujDdQ1l
「…ああっ…!」
三井の指がショーツをくぐった。ざらっとした指の感触がじかにやってきた。
「もう、びっちょびちょだよ。ほら、クリトリスも固くなって…」
「いやあっ!」
指から逃れようとしてバランスを崩し、彩子はそのままそこに倒れた。
肩で大きく息をつきながら、彩子は、動けなくなった。
三井が服を脱いでいる。その気配が背後でしていた。
倒れたまま、細い体を震わせる。だがすぐに、三井の手が戻ってきた。
ショーツに手が掛かり、強引に剥ぎ取られた。強い力で半身を抱き起こされる。
「ずっとオレに犯されたかったんだろう?だったらこんなに濡れないよなあ」
ざらついた舌で、唇を舐められる。両脚がこじ開けられて、露わになった陰部に五本の指が這う。
「んんっ…!」
電気が走って体が硬直し、一瞬の後に体じゅうの力が失われた。
唇の間から、舌が入ってくる。
更に大きく開かれた脚の根元が、クチュクチュと音を立てている。混乱と倒錯の中で、彩子は激しく感じていた。
「あっ…ああっ…!」
三井の唇が離れると同時に、彩子は大きな声を上げた。
「誰も来ないんだから、もっと声出せよ。それとも誰か見てるかもな、あのドアのすきまから」
「ああっ…やめて…」
恥ずかしい。甘く、しびれるような感覚が頭の中を支配する。
腰が浮いてしまう。浮いた腰が、震えてしまうのが抑えられない。
0132三井×彩子102009/09/19(土) 03:53:11ID:NujDdQ1l
三井は彩子を抱えあげ、手首のテーピングテープをはがした。
彩子の全身はすでに気だるく力を失っていて、三井の腕から逃れることなど、到底できそうになかった。
「もうオレ我慢できねえ。部室でオナニーなんかしてるお前が悪いんだからな。お仕置きだ」
そう言った三井の声は、荒い息にかすれた。彩子の濡れた泉の入口に、先端が当たった。
「いやあっ!」
彩子が叫ぶのと同時に、三井は腰を沈めた。
ずん、という鈍い感触とともに、頭の先までが突き通されたような快感が全身に走って、彩子は
三井にしがみついた。三井がゆっくりと動きだした。
「ああ…あっ…いや…あ…」
奥まで突かれるたびに、彩子は鼻を鳴らすような吐息を漏らした。
両足首が掴まれ、大きく開かれて三井の肩に担ぎ上げられる。
こんな格好をさせられたのは生まれて初めてのことだった。乳房を掴まれる。
三井の腰の動きが激しくなっていく。こすられた肉の襞から、全身に快感が広がっていく。
突き入れられるペニスの先が、彩子の体の最も深いところに届くと、悲鳴のような喘ぎ声を上げてしまう。
「あっ…あっ…あっ…」
屈辱的な姿が、その快感を増していくように思えてくる。
「お前はほんとに淫乱だ」
さらに激しく突き上げられる。
「ああっ…!」
突然、大きな快感の固まりが、彩子におおいかぶさった。
「い…やあっ…」
どうしようもなく感じてしまう。頭が真っ白になって、次に目の前が暗くなり、彩子は絶頂に達した。
「オレもお前のこと、ずっとこうやって犯してやりたかったんだ。初めて会ったあの日からな」
ぐったりと全身の力を失ったまま、彩子は三井のそんな言葉を目を閉じて聞いていた。
0133三井×彩子2009/09/19(土) 03:54:06ID:NujDdQ1l
おわりです
読んでくださった方ありがとうございました。
01341332009/09/19(土) 04:45:06ID:NujDdQ1l
三井先輩わるいやつにしてごめんねー
ほんとはヤス×彩子でなんか書きたい
0135名無しさん@ピンキー2009/09/20(日) 23:46:50ID:84dmEuvQ
おお!久々の投下!
GJ!!艶っぽい作品をありがとう!
0136名無しさん@ピンキー2009/09/21(月) 08:12:24ID:0jXB0ExM
三っちー…悪い奴だな
でもエロくてGJでした!!
久し振りに新しい話が読めて
嬉しいです。ありがとう!!
0139名無しさん@ピンキー2009/09/23(水) 10:43:52ID:6NFwJb1k
新作キテター!
彩子さん、色っぽすぎ。
ミッチーが我慢できなかったのもわかるぞ。
GJでした。
0140名無しさん@ピンキー2009/09/25(金) 23:30:01ID:tkCy3asE
メガネくん早漏ワロタ
0141名無しさん@ピンキー2009/09/29(火) 14:59:22ID:umCa4d7q
藤井ちゃんとルカワって無いですか?
もじもじの藤井ちゃんとヤリたい事を黙々とヤル男ルカワ
会話無いからだめか〜
0143名無しさん@ピンキー2009/09/29(火) 22:13:35ID:umCa4d7q
>>142
「えっ・・あの…る・るかわくん待って・・キャッ」ドサッ
「…」
「い・・・痛・・い…」
・・・
・・・
・・・
「…フゥ・・」

こんな感じにしかならないわよ〜
0145名無しさん@ピンキー2009/10/01(木) 23:09:43ID:IL102Uf4
>>141
>ヤリたい事を黙々とヤル男ルカワ
に笑ったw
自分はルカワは経験ないのに天然テクニシャンなイメージ。
自分の欲望を率直に行動に移してボソッと呟く言葉が萌える言葉だといい。

ウブな信長と彩子さんとかもいいかも。

0148名無しさん@ピンキー2009/10/09(金) 06:35:40ID:xQY1XF/L
このスレ(というかスラダン)好きでまとめの話は全部制覇してしまった。だから最近退屈でしょうがなくて、もう自分で書いてやろうと初めて挑戦したんだけど、相手との出会い方とセックスまでのもっていき方が難しいね。進まないや。
0150名無しさん@ピンキー2009/10/14(水) 18:53:36ID:bskhljN/
誰かはちみつレモンを漫画化してください
0152名無しさん@ピンキー2009/10/21(水) 01:42:29ID:2zc5ZyOR
ほしゅしちゃお♪
ほしゅしちゃお♪
大人も子供もほしゅしちゃお♪
0153名無しさん@ピンキー2009/10/24(土) 11:34:36ID:HoWZNMvU
一番いい男はゴリ
0154名無しさん@ピンキー2009/10/25(日) 16:20:24ID:JOpSPHVz
彩子x洋平は妙に色っぽい印象
接点少ないようで多いし、二人ともさばさばしてるから
すんなり絡めやすそう 「姐御」「水戸洋平」呼びで
0157名無しさん@ピンキー2009/11/02(月) 20:54:05ID:FEm8SY5a
それはさすがにww
実は血の繋がりがない兄妹で みたいな?
0158名無しさん@ピンキー2009/11/03(火) 21:30:46ID:C6Z91LM2
三井×晴子と洋平×晴子が萌え−!!作品が増えること願ってます♪
0160名無しさん@ピンキー2009/11/07(土) 19:49:05ID:VWZShes6
ゴリ「ハァ……晴子ぉ…ハァハァ………うっ」
晴子「ちょwオカズにすんなww」


こんなカンジで
0163名無しさん@ピンキー2009/11/24(火) 11:04:00ID:jf5bseNT
あげてみる
職人さんカモン!
0164名無しさん@ピンキー2009/11/27(金) 07:36:34ID:rKDHq0G3
やっぱり女キャラの少なさがネックなんだよな
流川姉とか無理矢理抽出するか、イノタケ他作品からの拝借もありとかどうにかしないと・・・
0166名無しさん@ピンキー2009/12/09(水) 10:01:03ID:LzTTgFlD
自分は彩子さん、晴子ちゃん、藤井ちゃん、松井さんで十分いろいろ妄想できるんだけど、
文章にする力がない…
0173名無しさん@ピンキー2010/01/07(木) 19:14:55ID:C9H8EGts
まだパロされてないキャラっていますか?
河田とか、花形とか・・なってないなら作りたいんですが
0175名無しさん@ピンキー2010/01/08(金) 14:55:02ID:mdMsQk0/
沢北とか越野、土屋なんかも無い。
個人的には花形読みたいです。
0176名無しさん@ピンキー2010/01/08(金) 17:31:55ID:iDA3mFZL
それでは、まだないキャラは
河田
岸本
花形
沢北
越野
土屋
だけでおkですか?

0181名無しさん@ピンキー2010/01/10(日) 21:20:06ID:aHzirj41
職人さんが来るまで好きなのあげてみませんか

3-415さんのリョータ×彩子がすきです!
0182名無しさん@ピンキー2010/01/10(日) 21:48:03ID:32lOIsyh
「彩子さん家の流川くん」
原作が好きってだけでなんとなくROMってたけど、これで流彩に堕ちた
職人さんが帰って来るのを心から待ってる
0185名無しさん@ピンキー2010/01/27(水) 00:25:35ID:o8qwU8r0
絡みが無いって言われるかもしれませんが、松井さん絡みを見てみたいです・・・。
0189名無しさん@ピンキー2010/02/05(金) 19:13:34ID:ZeHMXroK
今、つたない頭脳で木暮×藤井考えてます。ただ、

    ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
     V~~''-山┴''''""~   ヾニニ彡|       出す・・・・・・!
     / 二ー―''二      ヾニニ┤       出すが・・・
    <'-.,   ̄ ̄     _,,,..-‐、 〉ニニ|       今回 まだ その時と場所の
   /"''-ニ,‐l   l`__ニ-‐'''""` /ニ二|       指定まではしていない
   | ===、!  `=====、  l =lべ=|
.   | `ー゚‐'/   `ー‐゚―'   l.=lへ|~|       そのことを
    |`ー‐/    `ー――  H<,〉|=|       どうか諸君らも
    |  /    、          l|__ノー|       思い出していただきたい
.   | /`ー ~ ′   \   .|ヾ.ニ|ヽ
    |l 下王l王l王l王lヲ|   | ヾ_,| \     つまり・・・・
.     |    ≡         |   `l   \__   私がその気になれば
    !、           _,,..-'′ /l     | ~''' 
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''"    /  |      |    10年後 20年後ということも
 -―|  |\          /    |      |   可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
    |   |  \      /      |      |
0194名無しさん@ピンキー2010/02/24(水) 04:55:46ID:sLtGM+XU
人妻!?
0198名無しさん@ピンキー2010/03/03(水) 18:59:22ID:5625PWr0
仙道ならやってくれる…
百戦錬磨の人妻ですら骨抜きにするテクを持ち合わせるに間違いない。
0203赤木×彩子2010/03/26(金) 20:04:08ID:QXiZUnlT
愛和学園に負け、赤木達の夏は終わった。
大学の受験勉強に集中するため赤木と木暮は冬の選抜には出ず、バスケ部を引退した。

だが、勉強中もバスケの事が頭に離れず、毎日部に顔をだしていた。
練習を見ているとまざりたくて仕方がなくなる。

「そこ、何やってるんだ!冬の選抜まで時間がないんだぞ!死ぬ気でやらんか!!!」



「ゴリのやつ、今日もきてやがる」

「だったら辞めなければいーのによ」


「まぁまぁいいじゃない」

桜木と三井の間に彩子が割り込んだ。


「赤木先輩、受験勉強の方はどうなんですか?」

「おぉ、彩子。そうだな…ぼちぼちといったところか」

「バスケなんか見てないで家に帰って勉強した方がいいんじゃないんですか?」

「1日必ずバスケ部を見ないと気が済まないんだ。」


「そうですか」

「晴子はマネージャーらしくやっとるか?」

「えぇ。すっかり晴子ちゃんも湘北バスケ部のマネージャーですよ」

「そうか。

おい!晴子!!!
あまり彩子に迷惑かけるなよ!」


「お兄ちゃん…!!」

「だーい丈夫ですよ先輩(笑)」

「それじゃあ、またな」

0204赤木×彩子22010/03/26(金) 20:05:41ID:QXiZUnlT
こんなんじゃ、真面目に大学に落ちると思った赤木は大学受験の為の参考書を買いあさった。
そのため、いつもとは違う道を歩いていた。

「もうすっかり暗くなったもんだな。本当に夏は終わったのか」

赤木は涙が出そうなのをこらえて歩いていた。
するとちょっと先で誰かがしゃがみ込んでいる。

「大丈夫ですか!!!!」

「あ、赤木先輩!?」

「あ、彩子、お前こんなところでしゃがみ込んで何してるんだ」

「ちょっと、足をくじいちゃって…」

「見せてみろ!」

「痛っ」

「腫れてるじゃないか」

「だ、大丈夫ですよ」

「バカタレ!これのどこが大丈夫なんだ!!
後ろ、乗れ」

「いや、でも…」

「乗らんか!!!!」












「先輩…すいません。わざわざ家まで送って頂いて…」

「礼はいらん」

「先輩、迷惑かけちゃったし、ここまで来て頂いたしお茶でも飲んでいってくださいよ」

「いや、でも親御さん達がいるだろう」

「今日は遅くなるらしいんでいないし平気ですよ」

0205赤木×彩子32010/03/26(金) 20:06:48ID:QXiZUnlT

―――――



「どうぞ」

「お邪魔します」

「ちょっとリビング汚いんで…私の部屋でもいいですか?」

「何処でもかまわん」

「じゃあ、こっちこっち」



赤木は彩子の部屋に入る。

「お、綺麗にしてるんだな。」

「当たり前ですよ。」

「よし、じゃあテーピングをする。」

「懐かしい言葉(笑)」

「(笑)」

「今度は私が先輩にテーピングされるなんて」

「ほんとだな(笑)」

「はい(笑)」

「湿布と包帯はあるか」

「はい。」

0206赤木×彩子2010/03/26(金) 20:08:40ID:QXiZUnlT
――――


「彩子…あの時は強く言ってすまなかったな」

「………え、


『いいからテーピングだ!!!!!!!』


あ、いや全然大丈夫ですよ!」



「よし、これで平気だ。」


「ありがとうございます。紅茶飲めますか?」

「おう」

「じゃあ、ちょっと待っててくださいね」







赤木は彩子の部屋を見渡していた。
すると布団からチラっと何かが見えていた。

「なんだ?」

赤木は布団を開くと
一瞬で赤面した。


「あ、彩子のやつこんな派手なやつをつけとるんか!!」


そこには彩子のブラジャーがあったのだ


「キャー!!!!!!!!!!!!」


「!!!!!!!」

赤木はもっていたブラジャーを慌てて床に落とした。

「あ、彩子。こ、これはだな…ベッドに…」

「……………」

0207赤木×彩子52010/03/26(金) 20:09:51ID:QXiZUnlT


気まずい空気の中、紅茶を飲む二人。
そして会話もないまま紅茶を飲み干した。


「…………じゃあ、帰るな。ご馳走様」


「先輩…」


「なんだ?」


「さっきのブラジャーで興奮しちゃいました?」


「なにいっとる!」

「先輩、ブラジャーなんかで興奮しちゃうんだ…。可愛い(笑)」


「彩子!!!!」


「だって…アソコは正直ですよ」



赤木は自分のアソコに目をやった


「うおっっ!!!」


彩子は赤木のアソコをズボンの上から摩る

「やめんか!!彩子!」

彩子は聞く耳ももたず
赤木のズボンのチャックを下ろす。

「先輩…凄い…」

「いい加減にせんか!」

「でもこんなに大きくなってますよ…?初めてみたかも…こんなに大きいの」
0208赤木×彩子62010/03/26(金) 20:10:58ID:QXiZUnlT
彩子は赤木のアソコを優しく舐める


「ぁ…はっ…やめぃ…

「ウホォーッッッッ!!!!!!!!!!!」

「キャッ!」

彩子はびっくりした…。
赤木は、ちょっと舐めただけなのに果ててしまったのだ。


「先輩…」

「くっ…俺だけがこんなに恥ずかしい思いをするのは許さん」

赤木は彩子をベッドに押したおした。

とは言うもの…どうすればいいのかわからない赤木。
バスケに人生をかけてきたためもちろん、こういう経験はしたことがないのだ。
とりあえず赤木は
彩子の服をぬがした。


凄いエロい身体だ。

そしてひたすら乳首を舐めつづける。

「どうだ?気持ちいか?」

「ぷっ(笑)」

「なにがおかしいんだ!」


「先輩初めて?」


「なっ!!!!!!!!!!!!!」

赤木は顔が真っ赤になった。
0209赤木×彩子72010/03/26(金) 20:11:44ID:QXiZUnlT
「ごめんなさい。私ったら…あんなの初めてだったから…。あんなに大きいの見たの初めてで…。こういう、行動とってしまって」

「ここまでさせといてここで終わるなんて許さんぞ」


「え?」


赤木は彩子にキスをした。

「んっ…」

適当に舌を絡めたあと彩子のパンティーを脱がし彩子のアソコを舐めまくる。


「せ…先輩!!ちょっと!!!」

赤木は舐めまくる

「あ…っはん…」

「いれるぞ…」


「え………?」

「ん?、ん…はいらんな」
「赤木先輩!!!」

「…ッ!!?」

「さっきからめちゃくちゃよ!!!!!!!」

「なにがだ!」

「………全然気持ち良くない…」

「……………」

「あ、……………ごめんなさい」

「いや………………
こっちこそ……………………………

すまん。」

「いや、先輩が謝ることないわ!私から誘ったんだし…」

「………帰るわ。親御さん達ももう帰ってくるだろうしな。
紅茶上手かった。ご馳走様。それじゃあ」
0210赤木×彩子82010/03/26(金) 20:14:04ID:QXiZUnlT




「最近、ゴリの奴こねぇな」

「あんなに、毎日きてたのにな」

「そろそろ勉強しないとまずいと思ったんじゃないんすかー?」



あれから、赤木先輩は部活に顔をださなくなった。
晴子ちゃんに聞いたところによると受験勉強に専念してるとのこと。
本当にそうなのかもしれないけど私のせいもあるんじゃないかって罪悪感もある。



0211赤木×彩子92010/03/26(金) 20:15:15ID:QXiZUnlT
――――――


ある日の放課後


「よし、部活行くかー!……………って!あれは!!」


彩子は走った

「赤木先輩!!!!!」

「おぉ。彩子か」

「あ…、えっと…最近、部活に顔…出さないですね」

「そうだな」

「…………それって私のせいですか……?」

「ん?…まぁ、それもあるかもしれんな」

「私………」

「今、毎日やってることがあってな」

「勉強ですか?」

「あぁ。あっちのな」

「あっち?」

「…俺がお前を満足させるくらい上達したらまたリベンジしてもいいか?」


「え……………?
ふっ(笑)ええ、待ってます。私がフリーの時だけですけどね。」

「くっ!早く上達せねば!!」












今後、この約束が実現することはなかった。




END
0212名無しさん@ピンキー2010/03/28(日) 00:15:52ID:HCihUN/v
おお!久し振りのGJ!!
ゴリってやっぱりH下手なイメージだよな・・・
0214仙道×藤井 12010/03/28(日) 16:07:50ID:FdZvftDj
「あっ…」

ちょっと前に歩いていた、背の高い男の人が鞄の中の何かを取り出した時に何かが落ちた。
すぐさまその何かの所に走って行った。

「…生徒手帳…え、これ…」

その生徒手帳には

―陵南高校 仙道彰―

と書いてあった。
急いで仙道の姿を探したがすでに彼の姿はなくなっていた。

(どうしよう…届けた方がいいよね…?)

生徒手帳には住所が書いてあり少し遠いが藤井はその住所の元まで届けに行くことにした。



0215仙道×藤井 22010/03/28(日) 16:08:41ID:FdZvftDj

季節はすっかり秋になっていて外は少し肌寒い。
寒くなってきたなぁ。と感じながらもこの空気好きだなぁ。と思いながら藤井は生徒手帳に目をやる。海岸付近を歩いているため潮の空気がしてくる。
藤井はしばらく生徒手帳を見入ってしまっていた。
生徒手帳に貼ってある仙道の写真に見入っていたのだ。
「試合の時は凄いプレイに見入っちゃって顔はよく見てなかったけど…顔も結構…」
そんなこんなしているうちに生徒手帳にかいてある住所の付近来ていた。
「あ、ここだ…」
目の前には二階建てのアパートがあった。
201号室がどうやら仙道の住んでいる部屋のようだ。
階段を登ろうとするが
藤井はためらった。
急に緊張してきたのだ。
やっぱり渡せない。帰ろうかなという気持ちが込み上げてきた。
でもせっかくわざわざここまできたのだ。
とっとと渡してとっとと帰ろう。
藤井は階段を急いで駆け上がりインターホンを押した。
0216仙道×藤井 32010/03/28(日) 16:09:29ID:FdZvftDj

ピンポーン

この微妙な待ち時間が藤井を苦しめる。
あ、そうだドアの前に置いて帰ればよかった。
とインターホンを押したことを後悔した。
なんでそんな簡単なことを気づかなかったのかと自分を責めた。
そうだインターホンを押しちゃったけどドアの前に置いて帰ろう。
藤井は生徒手帳をドアの前に置こうとした時

ガチャ
ドアが開いた。

「あ…」

「ん……?君は?」

仙道だ。
しかも入浴後のようで前髪がたれていていつもとは違う雰囲気を醸し出している。
それにほのかにシャンプーの香りが漂ってきた。
大人びた大きな瞳に前髪が垂れた少し濡れた髪、それにシャンプーの香りに魅了してしまった藤井は身体が硬直してしまった。

0217仙道×藤井 42010/03/28(日) 16:10:02ID:FdZvftDj
「あの…なんかようですか?」

そんな藤井に仙道は再び、声をかける。
ハッ!と我に帰った藤井は持っていた生徒手帳を仙道に差し出した。

「これ、今日道で歩いてたら落とされていって…住所書いてあったんで…」

「ウソっ?!マジで?危ねぇ。わざわざありがとうございます」

右手を頭の上にもっていき左手で申し訳なさそうな笑顔で生徒手帳を受け取る男。
近くで見るとこんなに大人っぽくてかっこいいんだなぁ
うちの学校の流川君よりも仙道さんの方が私はいいなぁ
と彼女は思った。

「いえ…それじゃあ…」

「わざわざ、届けてもらったわけだしちょっとお茶でも飲んでいきません?」

「で、でも…」

「どうぞ入ってください」

藤井は仙道に言われるがまま家に入れさせられる。

家の中は特に必要なもの以外は置いていない1ルームのシンプルな部屋だった。

「あの…家族の人達は…」

「いないよ。」

「え?」

「一人暮らしなんです。家族は東京に住んでいて…」

「え?なんでですか…?」

「うん、今通ってる高校にね、スカウトされてね。遠いからね、借りてもらってるんですよ」

「スカウトってバスケですよね?」

「え?!」

仙道は驚いた顔をした。
そりゃあ当たり前の反応だろう。

「あ…私、湘北高校に通っていて…友達の付き添いで…バスケの試合、見に行ってるんで…陵南との試合も…」

仙道はなるほど。と言う顔をしていた。

0218仙道×藤井 52010/03/28(日) 16:10:44ID:FdZvftDj
「何年生?」

「1年です」

「そう。」

仙道はやかんに火をかけた。

「レモンティーと緑茶どっちがいい?」

「あ、えっとじゃ、じゃあレモンティーで…」

「了解」

仙道はニコっと爽やかな笑顔を藤井に向けた。
この人本当に私より1つ上なだけなのか?
どうしてこんなに大人っぽいのだろう。
藤井は白い半袖のTシャツに膝までの黒いダボっとしたズボンを履いている仙道の男らしい後ろ姿を見ながら思っていた。

「あ、ごめん名前聞いてなかったね。なんて言うの?」

「藤井です。」

「藤井さんね」

「はい」

「ねぇ、藤井さんも流川を応援してる人達のメンバーなの?」

「え…!!!!?ち、違いますよ!な、なんでですか…?」

藤井は驚いて早口になってしまった。

「いやぁ、試合見に来てるって言ってたからさ。湘北の女の子達は皆、あそこで応援してるのかなぁ?って」

「ち、違います!わ、私は赤木さんの妹の友達で一緒に見てるだけです…」

「へぇ」

仙道は沸騰したお湯をコップに注ぎ藤井の元に運んできた。

0219仙道×藤井 62010/03/28(日) 16:11:21ID:FdZvftDj
「ありがとうございます」

「いいえ」

仙道のあの優しそうな笑顔をみるたびに藤井の胸はドキっとなる。
やばい。ドキドキしている。
どうにかなりそうだ。
なんて色っぽい人なんだろうか。

「どうした?顔赤いよ?藤井さん」

仙道は藤井の顔を覗かせて問い掛けた。

「あ、赤くなんかなってません!!!!!!!!」

すぐさま仙道から顔を背ける。
顔が見れない…。
変な人だと思われたらどうしようか。
藤井は頭の中がこんがらがった。
しばらく沈黙が続いた。
何か話さねば。

「せ、仙道さんって…髪下ろしてると凄くセクシーなんですね…凄く…いつもと違って…色っぽいです」

「え?」

仙道は目を丸くしている。

「え?ぁ……!」

とっさにでてしまった言葉だった。なんでこんなこと口にしてしまったんだろう
藤井は今、この世が終わった。と思った。

0220仙道×藤井 72010/03/28(日) 16:11:52ID:FdZvftDj
「ななな、なんでもないです……!!忘れてください!!!!!……」

「藤井さん。」

「は、はい!?」

「誘ってる?」

「え…?」

「だって…そのかっこうにさっきの言葉。誘ってるとしか…」

藤井は自分の体制を見た。
膝は付いてふくらはぎだけ全開に広げた状態で座っている体制でスカートの中が見えている状態だった。藤井は一気に羞恥心が込み上げてきた。

「ハッ………!!
あ、わ、私帰りますね。レモンティーご馳走様した……」

藤井はとにかく今この場から去りたいと言うことで頭がいっぱいだった。
藤井は立ち上がり

「お、お邪魔しました…」

「あ、藤井さん!」

藤井は全力疾走で仙道の家をでた。

「ハァハァハァ…」

普段の自分じゃ考えられない。
どうしてあんないやらしい事ばかり考えて…。
しまいには口にだしちゃうし。
信じられない。
それにあんな体制…。
どうかしてるわ、本当に私。
仙道さんを困らせちゃって…私って最低よ。
しばらく歩いていると藤井はあることに気づいた。

「か、鞄……………忘れてきた……………」

0221仙道×藤井 82010/03/28(日) 16:16:22ID:FdZvftDj
また、戻るの?
それはできない。
気まずい。
でも鞄がないのわ…。

藤井は諦めて仙道の家に戻ることにした。


**


インターホンをゆっくり押した。

ガチャ

ドアが開いた。

「おかえり」

仙道はニッコリと変わらない笑顔で迎えた

「あの、鞄忘れちゃって…」

「うんうん。さっき持っていこうとしたら藤井さんすでにいなくてさ。明日、湘北にもっていこうと思ったよ。 はい、鞄」

「ありがとうございます……」

藤井は終始仙道の顔を見ずにそのまま立ち去ろうとする。

「送るよ」

「いや、いいです!!!!!!大丈夫です……!!!!!!」

これ以上、仙道さんと一緒にいたらおかしくなってしまう

「ダメだよ。藤井さんみたいな可愛い子、暗いのに一人で帰させられない」

「え?」

藤井は仙道の顔を見た。

0222仙道×藤井 92010/03/28(日) 16:18:51ID:FdZvftDj
「やっと顔見てくれた」

仙道の大人びた眼差しでこちらを見つめてくる。
藤井は再び顔を背ける。

「見れません」

「え?」

「そんな目で見つめられたら…見たくても見れないです」

「藤井さん…」

仙道が今、どんな顔をしているかどうかはなんとなくわかる。
きっと困ってるのだろう。
仙道は家をでて鍵をしめて藤井の頭をポンっと優しく叩き
さぁ、いこうか。
と眉を落としたちょっと困ったような顔で彼女に言った。

「仙道さん…」

「ん?」

「ごめんなさい」

「な、なにどうしたの?いきなり」

「私、仙道さんの事、困らせてばかりです」

0223仙道×藤井 102010/03/28(日) 16:20:08ID:FdZvftDj
「そんなことないよ?」

何かされたっけ?
という顔でこちらをみている。

「なんか…よくわからないです…。」

「それじゃあ、わからないよ」

子供をなだめるような顔をしてこちらを見ている。

「仙道さんといると変な気持ちになっちゃうんです…さっき言ったようなこととか考えちゃったり私、どうかしてるんです。今も一緒にいるとどうにかなっちゃいそうで…。やっぱり一人で帰ります。ありがとうございました」

軽く仙道にお辞儀をし、
帰ろうとした。
がすぐに女の細い腕を男の大きい手が掴んだ。

「よし、家に戻ろう」

0224仙道×藤井 112010/03/28(日) 16:21:03ID:FdZvftDj
「え…?」

強引に、仙道にひっぱられ再び家に戻ってきた二人

「どうしたんですか…?」

突然、抱きしめられる。
何が何だかわからない。
今、一体ここで何がおこっているのか。
仙道は片手で藤井のサラサラの髪の毛を撫でる

「藤井さんって可愛いね」
小さく呟く仙道の低い声が耳に触れる。
腰が抜けそうだ

「こんな顔してエロい事ばかり考えてるっぽいし」

「そ…そんな…こと…」

次の瞬間、藤井は身体全体が熱くなった。
生暖かい感触が耳を刺激した
耳を刺激させられただけなのにすでに身体はとろけそうになる
初めて体験するこの感覚
どうにかなってしまいそうだ

「ん…はぁ…」

その生暖かい感触は耳からゆっくりと首筋に移っていく
0225仙道×藤井 122010/03/28(日) 16:22:01ID:FdZvftDj

「だ…だめです…」

「何が?」

「や…やっぱり…私…」

藤井は俯く

「………うん。わかった、やめよう。ごめんね、家に戻させちゃって。
帰ろうか」

仙道はドアを開けようとする

「ち、違うんです…」

ドアノブを握ったまま
藤井の顔を見る

「その…このまま続けたら…壊れちゃいそうで…身体に力が入らないし…なんか…声もでちゃうし…私…おかしいんでしょうか…?」

そのまっすぐな純粋な目で仙道の目を見つめる

0226仙道×藤井 132010/03/28(日) 16:22:39ID:FdZvftDj
「まいったな…もう無理だ」

「キャっ」

お姫様だっこをされ
ベッドまで連れてかれて押し倒される。
次の瞬間、藤井の唇は仙道の唇によって塞がれる
自然と口をあけると舌が
入ってくる
最初は舌をだしたり入れたり
唇を甘噛されたり
そして段々強引に仙道の舌は彼女の口内を掻き乱していく
身体は熱くなり全てがとろけそうだ

「もうとまんないよ?」

彼女はコクッと頷いた。

再びキスをし始める
強引なのに優しいキス
二人は舌を絡ませながら
大きくてゴツゴツした手が制服のボタンをゆっくり外していく
シャツは開けブラジャー姿になる
藤井は思わず手で胸元を隠す
「は、恥ずかしい…です…」

そんなことされたらもっとぐちゃぐちゃにしたくなる。

「藤井さん…マジで可愛い」

0227仙道×藤井 142010/03/28(日) 16:23:24ID:FdZvftDj
そういうと彼女の額に優しくキスをする
そしてブラジャー越しから優しく揉みあげる
ホックを慣れた手つきて外しあげると
小柄だが形のよい膨らみが現れた
優しく最初は優しく段々強めに揉んでゆく
ゆっくり乳房の方に指を近づけていく

「はぁ…」

優しく乳首に触れると
ビクンっと彼女の身体は疼いた。
今度は舌の先でそこを転がしていく。

「あっ…ん」

そのまま強引にしゃぶりつき、スカートをめくりあげ太ももをゆっくりと撫で回していく

「ゃっ…は…ぁん…」

「藤井さん凄い敏感だね」

「や…ぁ…」

「だって下着がもうこんなに濡れてるよ?」

「見ないで……………くださ…い…」

ニヤっと男は笑みを浮かべパンティーの上から優しく触れる

クチュ…
いやらしい音が部屋に響いた

「やらしーね。藤井さん」

「な、なんか………溢れてくる感じがして………」

泣きそうな顔で男を見つめる女
男は容赦なく徐々に強めに摩っていく

0228仙道×藤井 152010/03/28(日) 16:24:01ID:FdZvftDj
「あっあぁん…あん」

指はゆっくりとパンティーの中に入っていく
そして指を熱い穴の中に入れ、ゆっくり中を指でついてゆく。
その度にクチャクチャといやらしい音が響いていく
段々激しく中を掻き乱していく
「あ、ぁあんはぁあ、あんあぁっ」

もう少しで絶頂を迎えようとした時に指を止め、抜き出した。

「はぁはぁ…」

「今、イキそうだったでしょ?」

「え…?」

「まだ、イかせないよ」

そう言うとパンティーを脱がせ彼女の股に顔を近づけるとすかさず股を手でおおう

「そんな近くで…見られたら…恥ずかしい…です…」

男は指についた女の
粘液を女に見せる。
綺麗でかつ長い指についた白い蜜はとてもいやらしい

「これ、藤井さんの中からでてきたんだよ」

「これ………って…なんな…」

「尋常じゃないほどにね」

藤井の言葉を遮って低い艶のある声で女の耳元で呟いた
それは藤井にとって少し恐く感じられた

彼女の手が緩んだのを見た一瞬のすきに音をたてながら女の熱い泉の中に舌をいれ掻き乱していく

「あっあっはぁ…んあっあっはぁ…ああん」

舌はゆっくりクリトリスに近づいていき
舌の先で優しく舐める

「ん!?ぁあはぁん!!」

そこは先程とは違うよくわからない感覚でどうにかなりそうだった。
クリトリスと穴を同時に責め合げていく

0229仙道×藤井 162010/03/28(日) 16:24:38ID:FdZvftDj
「はぁ、ああんはぁあああああんっ!!!!!!!!!!!!」

ビクンビクン…

「はぁ…はぁ…」

全身に力が抜けた気がした。
力が入らない。
今の感覚はなんだったのだろう。
凄く気持ちがよかった

「はぁ…はぁ…せ…仙道さん…私いったい…」

「イっちゃったね」

これが『イく』という感覚なのか
もっときてほしい
そんな感情が彼女を襲った

「あ、やべっ」

「…!?」

仙道は突然慌てだした

「まいったな…」

「どうしたんですか…?」

いったい何があったのだろうか。
仙道は申し訳なさそうな顔をして藤井を見ている

0230仙道×藤井 172010/03/28(日) 16:26:28ID:FdZvftDj
「ごめん…藤井さん…。ちょっと買ってくる!」

「え…?」

ベッドから降りようとする仙道

「あの…仙道さん…?」

「ん?」

「私の鞄とってもらってもいいですか…?」

?とおもいながらも彼は彼女に鞄を渡した

「ありがとうございます…」

彼女は鞄の中を荒っぽく漁っている
それを男はベッドに座って不思議そうに見ている

「あ、あった…。これですよね…?」

彼女が持っている手の先にはきらしていたコンドームだったのだ

「あ…あ…えっと…友達がもっとけ…ってくれたのが………あったの思い出して………」

「ありがとう」

仙道はいつもの優しい笑顔で彼女に微笑みかけた。
彼が笑ってくれると自然と自分も笑顔になっている
不思議な笑顔だ
彼が服をぬぎ、それを身につけている時間はちょっと気まずい
独特な香りが部屋中充満していて生温い空気が漂ってくる

「ごめんね」

この沈黙を破ったのは仙道だった。
少しばつが悪そうにしている

「全然、大丈夫です…」

首を横に振り笑顔で答えた
その顔がとても愛らしい
優しく微笑んだ彼は彼女に優しくキスをする

「いれるよ」

女は小さく頷いた
仙道のものがゆっくりと
藤井の中に入ってくる
自然に力が入ってしまう

「力抜いて…」

眉をしかめてしまう
がすぐに平然とした顔をした
初めてだって言って
仙道に迷惑をかけたくないから…。

0231仙道×藤井 182010/03/28(日) 16:27:02ID:FdZvftDj
そしてゆっくりと突かれてゆく

「あっあっんッッッ!!!」

やっぱり痛い
けれども段々激しくなっていくうちに麻痺をしていき痛みは消えて
痛みは快楽に変わっていく

「あんっはぁっあっ」

いやらしい音が生温い部屋に大きく響いている

「あっあっはあっんっせ…仙道…さん…………も…もうだ…」

快楽に満ちた二人は同時に果てた。

0232仙道×藤井 192010/03/28(日) 16:27:35ID:FdZvftDj





「すっかり外は寒いですね…」

冷たい秋の夜風が吹いている。

「仙道さん、バスケも上手いけど………………えっと…………その…そっちの方も…上手いんですね…………」

仙道はそんな彼女を見て静かに笑った

「だって…私…初めてだったのに全然痛くなかったですし…………」

「え!?初めてだったの????」

仙道は驚いて目を丸くしている
まさかとは思ったが
あんなにエロすぎる反応に悲痛な顔をしない藤井を見てやっぱり違うと思っていた

「ごめんね。初めてにはみえなくて…」

「私、仙道さんが初めてでよかったです」

「え?」

二人は駅についた。

「駅降りたらすぐ家なんで。ここで…ありがとうございました」

彼に深くお辞儀をして
小走りで改札口を渡っていった。
彼女はゆっくり後ろを振り向いた。
彼はニコッと私の好きなあの優しい笑顔をしながらこちらに向けて優しく手を振った
私もそれに笑顔で小さく手を振った












END
0235名無しさん@ピンキー2010/03/31(水) 14:21:47ID:bavYxjto
YOU!いっそのこと生徒手帳エピをシリーズ化して
他カポーも書いちゃいなYO!!
0236名無しさん@ピンキー2010/04/01(木) 16:25:06ID:sHp2bAqH
GJでした!
どんだけフェロモンふりまいてんだ、仙道w
0237名無しさん@ピンキー2010/04/01(木) 22:26:25ID:jhcH95Fn
ギャーーース!!!要チェック要チェック要チェック要チェックやでぇッ!!(歓喜)
0238名無しさん@ピンキー2010/04/04(日) 21:41:15ID:qC37IRBg
三井×晴子おねがいちまつ

「あ、新しくマネージャーになりました。赤木晴子です(ドキドキ)」

「しってるぞー」

原作中でこれだけしか絡みがないので是非!w
0247名無しさん@ピンキー2010/06/11(金) 10:54:59ID:gcDmF2WX
…安西先生…スレをあげたいです…
0249名無しさん@ピンキー2010/06/12(土) 06:31:32ID:fHLDEfo7
あげてもええんでっか?
0250名無しさん@ピンキー2010/06/27(日) 14:53:48ID:KbCbexz7
保守
0253名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:40:43ID:Jfc8Oarg
牧「ハルコ今夜も夜のバスカンだぞ」
晴子「あぁん紳一・・・」
牧「うらぁっ!!」
晴子「紳一ぃぃぃ」
牧「ハルコぉぉ」
0254名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:46:36ID:Jfc8Oarg
晴子「ごめんなさい。私バスケット部の牧くんが好きなの。」
桜木「ズッコーン!!」
牧「おう桜木悪いな。晴子は俺のものだ。」
赤木「牧のヤツ、本当はオレじゃなく晴子のことを気にしてたんだな。」
晴子「ごめんなさい、お兄ちゃん。私今日から牧晴子になりました。それにお腹には紳一の赤ちゃんがいるのよう。」
桜木「ハ、ハルコさん・・・。いつの間に、じいと・・・。」
晴子「流川のことはカモフラだったの。本当は紳一さんと・・・キャッ!」
0255名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:49:27ID:Jfc8Oarg
赤木「青田と牧は似ているせいか女の好み(晴子)も同じなんだな。」
牧「まぁよろしく頼むよ、兄貴。」
赤木「誰が兄貴だ!晴子とお前の仲を認めたわけじゃないぞ。」
0256牧×晴子2010/07/24(土) 14:53:51ID:Jfc8Oarg
牧「ハルコ・・・ここがいいのか?」
晴子「うん・・・。あっ・・・んん・・」
牧「晴子、くっスゴイ締め付けだ・・・!」
晴子「しん・・・いちっ!」
牧「晴子っっ!」
晴子の茂みと牧の茂みが絡み合う。部屋中に卑猥な音が響き渡っていた。
晴子の中に厚い精液を放って果てた牧。




0257牧×晴子2010/07/24(土) 15:02:30ID:Jfc8Oarg
初めて晴子を見たのはいつの事だろう。牧は晴子を腕に抱きながら思い返していた。
試合の会場だっただろうか。友人と三人で客席に座っている可愛らしい女の子。その子が赤木の妹だった。
試合の後、赤木と少し話しをした。
赤木「今日はオレ達の負けだったが、今度会うときはそうはいかんぞ。」
牧「おう、いつでも待ってるぞ。」
赤木「晴子のやつ、今頃泣いてるだろうな。」
牧「赤木に妹なんて居るのか?」
赤木「おうバスケットが好きでな。兄のオレが言うのもなんだが結構モテテるみたいだ。」
牧「会ってみたいもんだな。」

0258牧×晴子2010/07/24(土) 15:10:20ID:Jfc8Oarg
着替えをして帰り道を歩いていた時だった。
松井「もう泣き止みなって晴子。」
晴子「うん・・・。」
藤井「でも・・・良い試合だったよね。感動したわ。」
晴子「そうだね・・・お兄ちゃんきっと泣いてるだろうな・・・。」
牧(お兄ちゃん・・・?まさかこの子が赤木の妹?)
とても兄妹とは思えないほどその少女は可憐で愛らしかった。
牧(なるほど、これなら男にモテるはずだ。)
牧は思い切って晴子み声をかけてみた。
牧「もしかしてキミは赤木の妹か?」
晴子「はい、そうですけど貴方は・・・あっ海南の牧さん!」
牧「ほう、名前を覚えててもらえたとは光栄だな。」




0259牧×晴子2010/07/24(土) 15:17:19ID:Jfc8Oarg
その日から牧は晴子の事が頭から離れなくなった。
清楚で可愛くて少し天然が入ってて・・・。
牧はやっと理想の女の子にめぐり合えたような気がした。

晴子もその日から何かにつけて牧のことを考えるようになっていった。
オールバックで少し恐そうだけど落ち着いた話し方をする人・・・。
そういえば桜木くんはあの人のことを「じい」って呼んでたっけ。
そんなことを思い返して晴子は何とはなしに笑ってしまった。
0260牧×晴子2010/07/24(土) 15:26:42ID:Jfc8Oarg
牧のことを意識すればするほど晴子の頭の中から流川への想いが消えていった。
そんなある日
藤井「は、晴子、校門の所にあの人が居るわよ。」
晴子「あの人って・・・?
藤井「ほら、湘北と海南の試合の後、話しをした人。」
晴子「牧さん!!」
晴子が急いで校門の所に行くと、そこには制服がスーツに見えるような男性が居た。
晴子「牧さん、どうしたんですか?もしかしてお兄ちゃんに会いに?」
牧「い、いや・・・そのだな・・・晴子さんに会いに・・・。」
晴子「え?私ですか・・・?」
晴子はひどく胸が高鳴るのを覚えた。
晴子(そうか、流川君のことは単なるあこがれだったんだ・・・。)
晴子は本当の自分の気持に気付いたような気がした。
0261牧×晴子2010/07/24(土) 15:37:31ID:Jfc8Oarg
その日から牧と晴子は交際をするようになった。
桜木と青田が男泣きに泣いたのは言うまでもない。
お互いの家に行き来をするようになり、赤木にも、妹である晴子の交際相手として牧は認めてもらえるようになった。
お互いを愛おしく思えば思うほど、身体も心も欲しいと思うようになった。
牧「オレは晴子との将来を真剣に考えている。」
晴子「紳一さん・・・」
牧「だから結婚するまで晴子の身体を求めるのを我慢したいと思ってる。」
本当は牧は今すぐにでも晴子を求めたかった。だが自分の様なゴツイ男が晴子を強く抱いたら、壊してしまいそうで怖かった。

0262牧×晴子2010/07/24(土) 15:48:44ID:Jfc8Oarg
晴子の全てを自分だけのものにしたい。心も身体も。
そんな牧の想いが晴子にも通じたのだろうか。
晴子「紳一がそう思ってくれるのは嬉しい。でも私はもう子供じゃない。」
牧「晴子・・・。」
晴子は自分から牧の唇に自分の唇をそっと重ねていった。
その瞬間牧は自分の身体が酷く熱くなったのを感じた。
牧「晴子、ほんとうにいいのか?そんな可愛いことを言われたら途中で止められなくなるぞ。」
晴子「うん、いいよ。だって愛する人だもの。」
牧「晴子・・・」
牧は晴子の身に着けているものをゆっくりと丁寧に脱がしていった。
自分のゴツイ手の中にすっぽり納まってしまうほどの愛くるしい胸のふくらみ。
これから牧に愛されることによって晴子の乳房は少女から大人になってゆくのだろう。
牧は晴子の乳房をゆっくり揉みしだきながら、自分の下半身が熱く固くなってゆくのを感じていた。
0263牧×晴子2010/07/24(土) 16:01:46ID:Jfc8Oarg
晴子「ん・・んん・・っ」
牧「晴子痛かったか?」
晴子「ち、違うの・・・なんだか変な感じなの・・・。すごく・・・が熱いの。」
晴子の反応が可愛くて牧はちょっとイジワルをしたくなった。
牧「どこが熱いんだ?言ってみろ。」
晴子「紳一のいじわる!」
そう言って唇をとがらせる晴子は幼い様でいて、ほのかにオトナの女を思わせるかすかな色気が漂っていた。
牧は晴子の下着の上からゆっくりと指を這わせる。
晴子「あぁん!」
下着がわずかに湿っているのが分かった。
牧は我慢が出来ずに、下着の中に手を入れて晴子のワレメを愛撫し始めた。
清楚な外見の晴子からは想像も出来ないほどの愛液が溢れ出してきた。クチュクチュ・・・
部屋中に響き渡り始めた。
晴子「しん・・いち・・・」
牧「晴子・・・ハ・・ルコ!」
晴子の膣に指を入れてめちゃくちゃに掻き回したい。牧はそう思った。
0264牧×晴子2010/07/24(土) 16:14:25ID:Jfc8Oarg
晴子の淡い陰毛を巻きは激しくかき乱す。
晴子のあえぎ声はだんだん高まっていった。
牧は晴子の全身を嘗め回してみたいと思った。唇はもちろん、うなじも腋の下も乳房も・・・そして陰毛を掻き分けてクリトリスも。
だが牧の下半身はもう限界だった。黒々とした陰毛。その身体と同様に逞しいペニス。
コレを晴子の華奢なアソコに挿入しても本当に大丈夫だろうか?牧は心配になった。
晴子「紳一、どうしたの?」
あえぎ声の合間にそう聞く。
牧「晴子・・・本当にいいのか?挿入したらオレはきっと激しく腰を動かしてしまうだろう。それでもいいのか?」
晴子「も、もちろんよう。だって紳一の・・・ その・・・赤ちゃんが欲しいんだもの。」
牧「晴子!!」
その言葉とほぼ同時に牧は晴子の膣の中にペニスを挿入した。
0265牧×晴子2010/07/24(土) 16:22:18ID:Jfc8Oarg
晴子「紳・・いちっっ・・・!」
牧「晴子ぉぉぉ」
晴子の中に挿入した牧は激しい腰を動かした。
軋むベッド。二人の切ないあえぎ声。卑猥な音。そして迎えた絶頂。
牧は晴子の中に熱い精液を放った。

牧は晴子を厚い胸板にしっかり抱きしめながらそっと額にキスをした。
牧(オレの晴子)
そして二人は心地良い眠りについた。目覚めたなら再び熱いセックスが交わされるだろう。牧はそう思いながら。

0269名無しさん@ピンキー2010/07/29(木) 01:04:23ID:kgQjY+wh
久し振りの投下GJ!
いや〜夏ですな!堪らんですな、若さが!w
また是非とも投下して下さい
お待ちしてます!
0270三井×春子2010/08/06(金) 04:33:43ID:HL4phuRw
>238さんのリクエストにお答えしして…
初なので拙い文ではありますが、斜め読みでもしていただければ幸いです。
0271三井×春子2010/08/06(金) 04:44:23ID:HL4phuRw
お兄ちゃんが引退して、代わりに私がマネージャーになって。
忙しい日々が過ぎてゆく。
新しいチームで、前よりもっと強くなるために、よりハードな練習になって。
マネージャーの私は、選手のみんなに比べたら疲れることなんかしてないのに、家に着くとすぐにベッドに倒れ込む。
夢の中でも、出てくるのはいつも流川君や桜木君ばかり…なんだけど。
最近、三井さんが出てくることが多くなった気がする…。

お兄ちゃんが引退して淋しいのか、勉強の邪魔したいのか、休みの日の練習が終わると、三井さんがうちに来るようになったからかな…?
0272三井×春子2010/08/06(金) 05:04:33ID:HL4phuRw
『赤木、漫画の続き借りに来たぞー』
あ、今日もまた三井さんが来た。
お兄ちゃん、木暮さんとまだ図書館だと思うんだけどな…
『三井さん、お疲れ様です…あの、お兄ちゃんまだ帰ってなくて…』
三井さんは頭をがしがし掻きながら、子供みたいに口を尖らせる。
『なんだよあいつ、ガリ勉野郎め』
帰って貰うのも申し訳ないしなぁ…
『もう少ししたら帰って来ると思うから、良かったら上がってください!』
お兄ちゃんの殺風景な部屋に案内すると、三井さんはベッドに寝そべって勝手に漫画を読み始めた。
毎日一緒に練習してるのに、三井さんと喋ったことって、あんまりないなぁ…。
彩子さんと違って、宮城さんや三井さんにはなんとなく声をかけにくい。
もっと色々話したいな…
そんなことを考えながら台所に行って、麦茶を持って部屋に戻ると…三井さんは既に寝息をたてていた。
0273三井×春子2010/08/06(金) 05:15:35ID:HL4phuRw
起こさないように、そっと麦茶を机に置いて、寝顔を覗き込む。
思ったより長い睫が、窓からの光で頬に影を作っている。
華奢ながらにごつごつした大きな手や、バランス良くついた筋肉が、なんだかとても綺麗に見えた。
(私も、三井さんみたいにシュートが打てたら…どんなに気持ちがいいんだろう?)
あどけない寝顔を見つめながら、ベッドの傍に座ると、暖かな秋の日差しが心地良くて、いつしか瞼が落ちていった。
0274三井×春子2010/08/06(金) 05:41:13ID:HL4phuRw
空が青からオレンジ色に変わる頃、俺はぼんやりと目を覚ました。
見慣れない天井を見渡して、寝返りを打つ。
…!?
鼻先を、さらさらとした髪がくすぐった。
シャンプーの優しい香りが広がる。
思わず勢い良く飛び起きると、眠りに落ちる前の記憶が蘇ってきた。
(そうだ、赤木の家に来て、寝ちまったんだ…)
それはそうと、なんでこいつがここで寝てるんだ。
無防備すぎるだろ、いくら兄貴の友達だからって。
(しっかし、いかつい赤木の妹とは今更ながらに信じられねーよな…)
細い肩、白い肌。
小さな唇は、自分のものとは違い、艶々と潤っている。
(キスしたのなんて、どんだけ前だっけな…)
数ヶ月前のバスケ部に戻る前の日々が、随分昔のことのような気がする。
あの頃は、空虚な心を満たす為に、気持ちも無いのに付き合ったりもした。
(馬鹿だったよな…俺)
これからは大事にしたい。
バスケも、自分も、友達も。
いつか好きになる誰かも。
夕日で輝く春子の細い髪を、三井は無意識に、優しく撫でた。
0275三井×春子2010/08/06(金) 06:12:04ID:HL4phuRw
『ん…』
吐息混じりの掠れた声が洩れる。
体育館に響くいつもと同じ高めの声が、甘く、柔らかく、三井の胸を震わせる。
静かな部屋の中で、自分の鼓動が速くなっていくのがはっきりとわかった。
(やべえ)
なんで、今まで何とも思わなかったんだろう。
こんなに可愛いのに。
桜木がこいつのことを好きだからか?
赤木の妹だから?
(いや、違う。俺がバスケしか見えてなかっただけだ)
高鳴る心臓とは裏腹に、三井の頭の中はとても穏やかだった。
ゆっくりとベッドから降り、春子に近付くと、天使のように無垢な唇に、そっと自分のを重ね合わせた。
0276三井×春子2010/08/06(金) 06:37:10ID:HL4phuRw
ふいに石鹸の香りがして、春子は夢の中から戻ってきた。
ぼんやりとした視界の先には、見覚えのある長い睫があった。
(キリンみたい)
幼い頃、兄と2人で行った動物園を思い出した。
……。
………?
…………!?
重なった唇が微かに震え、三井は目を開ける。
そこには、大きくて真っ直ぐな、茶色い瞳があった。
『…起こしちまったか』
低くて落ち着いた声が、部屋に響く。
数時間前と同じように、がしがしと頭を掻く姿を見て、春子は急にせつなくなった。
澄んだ瞳に、涙が滲む。
それは大きな粒となり、白い頬を伝った。
『悪い。寝てる時なんて狡いよな。』
三井の大きな手が、優しく、優しく、春子の頭を撫でる。
その温もりが、一層胸を締め付ける。
(違う…違うの。)
0277三井×春子2010/08/06(金) 06:49:54ID:HL4phuRw
細い指が伸びる小さな手で、自分の目頭をおさえる。
それでも涙は、ぽろぽろとこぼれ落ちていく。
(嫌だった訳じゃないの。)
肩が小さく上下する。
(どうして…)
(どうして謝るの?)
冷たい雫が膝に落ちる。
(初めてのキスが、三井さんとで…嬉しかったのに。)
(どうして謝るの??)
やっと気付いた自分の気持ち。
憧れじゃない、本当の 好き 。
なのに、気付いた瞬間、砕けてしまった。
三井さんには、 好き が無かったんだ。
後から後からこみ上げる、涙とせつなさに、春子は顔を覆う手を離すことができなかった。
0278三井×春子2010/08/06(金) 07:08:02ID:HL4phuRw
固い床に胡座をかいて、三井は泣いている横顔をずっと見つめていた。
(泣かせるつもりじゃなかったんだけどな)
じゃあ、どんなつもりだったのかと聞かれたら、言葉に詰まってしまうのだけれど。
いつも明るく仲間に声をかける姿や、密かにテーピングの巻き方を勉強するひたむきな姿を思い出して、こんな状況の中、三井の心は穏やかだった。
(やっと気付いたんだ)
大事にしたい誰かが、誰なのかを。
目を細めて机を見ると、氷が随分小さくなった麦茶が2つ並んでいた。
もう少しして、泣き止んだら…ちゃんと言おう。
ふられちまうかもしれないけど。
この小さな手で、ひっぱたかれるかもしれないけど。
今度はちゃんと、起きてる時に。
柔らかい唇にキスするんだ。
何度も。
何度も。。
0279名無しさん@ピンキー2010/08/06(金) 07:17:49ID:HL4phuRw
すみません。
長くなったのに、全くエロになりませんでした。
そしてそれ以前に。
晴子さんの名前を変換し間違え続けていたという…
穴があったら入りたいって、こういうことですね。。
眠れない…と、このスレを久しぶりに覗いて、なんとなく書いてしまって、夜が明けて。
自分の拙さに、後悔でいっぱいです。
気を引き締めて、仕事行ってきます。
なんだか本当に、すみません。
0281名無しさん@ピンキー2010/08/07(土) 00:40:07ID:Q7EirYN8
>>279
穏やかでいい話だった 投下ありがとう
仕事頑張って下さい
そして続きを思いついたら是非また書いて欲しいです
過疎スレだけど、自分みたいに密かに待ってる人居ると思う
0283名無しさん@ピンキー2010/08/08(日) 04:18:11ID:QZlUKtHh
>279です。
>280さん>281さん、ありがとうございます。
温かい言葉に胸を打たれました。
同時に、作品を創る難しさを実感しました。
本格的に艶っぽいお話は、もう少し修行してから投下しようと思います。
それまで、2人のあの日のその後を少しだけ。。
0284三井×晴子 涙の後に2010/08/08(日) 04:33:31ID:QZlUKtHh
窓の外をかける風の音だけが、部屋に響く。
2人の唇が触れ合って、離れてから、、どれ程の時間が流れたのだろう。
声もたてずに静かに震え、頬を濡らす晴子を、三井は黙って見つめていた。
泣かせたのは、他でもない自分なのに、罪悪感も戸惑いもなかった。
芽生えたばかりの、優しい気持ちだけだった。
『ごめんな』
一言だけ、呟いた。
突然で、驚かせただろうから。
独りよがりの想いを押し付けて、嫌な気持ちにさせたかもしれないから。
それでも、迷うことなく真っ直ぐな瞳で、晴子を見つめた。
0285三井×晴子 涙の後に2010/08/08(日) 05:07:30ID:QZlUKtHh
少し斜めに顔を背け、深く深呼吸をした後…晴子は指で涙を拭って三井を見上げた。
『…どうして謝るんですか?』
少し困ったような、でも、柔らかい表情で黙っている三井に、もう一度問いかける。
『謝るのは…気まぐれであんなことしたからですか?』
『気まぐれじゃねーよ』
晴子には、言葉の意味がわからなかった。
『気まぐれなんかじゃねーよ。むさい赤木にわざわざ会いに、しょっちゅう来てたわけじゃない。』
大きな風が、窓の外をざぁっと駆け抜けていった。
『俺、自分でもわかってなかったんだけどさ。』
ゆっくりと晴子の小さな手に、自分の手を重ねる。
2人の体温が、溶けてひとつになる。
『好きだよ』
重ねられた大きな手が、微かに震えている気がした。
0286名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 01:44:25ID:MGv2Pdvh
おお!!
ちょっとチェックするのをサボってたら
投下されてるジャマイカ!!
牧x晴子の人も三井x晴子の人もGJ!!
是非またお願いします。
0287名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 02:09:28ID:TlI4kmut
三井×晴子を書いた者です。
>282さんへのありがとうが抜けてしまってました、申し訳ないです。改めて、ありがとうございます。
そして、>285さん、ありがとうございます。
涙の後に を書いてる途中で寝てしまったので、今夜書き終えます。
0288三井×晴子 涙の後に2010/08/09(月) 02:44:53ID:TlI4kmut
三井が囁いた甘い言葉が、現実と思えなくて。
(まだ夢を見てるのかな…?)
と、うさぎのように赤い目で、ぼんやりと三井を見つめた。
『…好きだから、キスしたくなった。…嫌だったか?』
晴子は首をふるふると小さく横に振る。
2人の視線が交わった瞬間、重なった手の指先が、どちらからともなく絡まった。
『私も、三井さんが、好きです。だから、嫌じゃないです。』三井が小さく、ほっ と息を吐いた後。
熱い2つの唇が、ひとつになった。
お互いの温もりや感触を心に刻み込むように、長い間、何度もキスをした。
唇が離れる度に、照れくさそうに微笑み合って、また距離がなくなって。
((時間が止まってしまえばいいのに…))
言葉にしなくても、2人は同じことを思っていた。
0289三井×晴子 涙の後に2010/08/09(月) 03:16:29ID:TlI4kmut
オレンジ色の空が、群青色へと変わり始めた時。
晴子の頬に手を添えたまま、三井が急に動きを止めた。
(?)
不思議そうな顔で晴子が首を傾げる。
『こんなとこ赤木に見られたら…ハエタタキされんのかな、俺。』
青くなる三井を見て、思わず笑ってしまう。
けれど、笑い事じゃすまないかもしれない。
ここは、お兄ちゃんの部屋だから。。
『明日、練習終わったらさ。どっか一緒に行こうな。』
明日は日曜日。
三井さん、映画どんなのが好きなんだろ?
新しいバッシュを見に行くのもいいかもしれない。
明日も、明後日も、その次の日も。
この人と手を繋いでキスしたい。
今日は、その始まりの日。
0290名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 03:26:39ID:TlI4kmut
今の私の精一杯を見てくださった方々…本当にありがとうございます。
なんとなく書き始めてしまい、自分の未熟さを実感しましたが、ひとまず終えることができました。
いつか晴子さんが大人の階段登れるように、続きを書けるように、頑張ります。
0291名無しさん@ピンキー2010/08/10(火) 01:32:55ID:cruR6eor
GJ!
爽やかだ!
大人の階段登るシンデレラ、晴子ちゃん期待してます。
0292名無しさん@ピンキー2010/08/10(火) 22:29:02ID:KK+ao7/6
>>290
GJです
職人さん頑張ってください!
保管庫見てきたけど、仙道と松井さん、清田と藤井さんのがすごくよかった
仙道と松井さんて性格的にすごい合ってるなぁ
0293501 ◆Zt9AGvS4hE 2010/08/11(水) 22:41:05ID:gIdQbZkg
以前書くと言っていたものが進まないので、別に出来たものを載せます。

マイナーで長文なので、苦手な方は飛ばしてください。
0294木暮×彩子2010/08/11(水) 22:44:13ID:gIdQbZkg
初めて告白した時はびっくりしてたなぁ。
真っ赤になってあたふたしたりメガネを直したり。
でも一つ咳をしたら大人びた顔になって…。

“バスケが一番”

本気なのか体よく断られたのかわからないけど、別にどちらでもいい。
諦めなければうまく転がるかもしれないから。


「もうすぐ受験ですね。」
部活の片付けをしながら赤木先輩に言った。
「そうしたら卒業かぁ〜。来年もいい一年が入ってくれれば…。」
「彩子。」
「はい?」
「お前…木暮とはどうなんだ。」
「あ、バレてました?」
こんな話しが苦手なんだと容易に想像が付くほど苦い顔をしている。
「晴子も気付いてるぞ。まぁあれだけ態度で表していれば当たり前のことだがな。」
「晴子ちゃんがどうしたって?」
いつの間にか近くに来ていた木暮先輩に、赤木先輩は珍しく、わ!と言って驚いた。
「な、なんだよ赤木。晴子ちゃんなら流川に付いて帰っちゃったぞ。」
「ま、またかあいつは…!帰ったら一言言ってやらんといかん。」
「まぁまぁ。流川はもてるからなぁ。」
あははと笑う木暮先輩。今日もかっこいいです。
「木暮先輩の方がかっこいいのに不思議ですねー。」
「ははは…は…。」
笑いの止まった先輩の頬が赤くなっていく。ついでに赤木先輩も。
「ゴホンッ!…あー、お疲れ。」
バツが悪そうに赤木先輩が部室へ向かう。
赤面したままじろりと木暮先輩が私を睨んだ。小声なりに声を荒げる。
「彩子!お前はどうしてそーゆーことを言うんだ!恥ずかしいだろ!?」
「だって〜本当のことですよ?ほらほら先輩!着替えなくていいんですか?」
ブツブツと私を振り返りながら部室に行く先輩を見送る。
もうすぐ体育館で先輩を見ることはなくなるんだ。
部活に好きな人がいなくなるのは普通辛いことなんだろう。
私だって辛い。でもそれ以上にバスケのことで頭がいっぱいと言えなくなる先輩にわずかな期待を抱いていた。
0295木暮×彩子2010/08/11(水) 22:48:02ID:gIdQbZkg


「うわぁ。やっぱりみんなすごい食欲ですね。」
ガツガツ口に肉を運ぶ部員を見ながら晴子ちゃんが耳打ちしてきた。
本当すごい食べっぷり。見ているだけでお腹いっぱいになりそうだ。
今日で赤木先輩と木暮先輩は引退する。
送別会にと近くのしゃぶしゃぶ屋を選んだのだけど、これって予算足りるのかしら?
ひとしきり食べると席を自由に移動し、がやがやと入り乱れる状態になる。
なんとなく実感が沸かないまま時間だけが過ぎるが、
時折赤木先輩や木暮先輩の前で泣いている一年生たちを見るとその都度すごく寂しくなった。

「彩子。」
声をかけられて顔を上げると赤木先輩と木暮先輩が立っていた。
「あ、お疲れ様でした!受験、がんばってくださいね!」
「おう。」
そう言うと先輩たちが両隣に座ってきた。大きな2人に囲まれてなんだか照れる。
3人で改めて乾杯をした。
入部当時から、くじけそうになった時や諦めそうになった時、必ず2人は傍にいてくれた。
引っ張ってくれた赤木先輩と支えてくれた木暮先輩が、絶妙なバランスで私をここまで導いてくれたんだ。
色々と思い出していたら何も言葉が出てこなくなった。
他の部員のざわめきがやけに遠く響く。
「彩子。」
「はい。」
赤木先輩の声に…なんか、やばい。泣きそう。
ここで急に赤木先輩が立ち上がって朗々と歌い出したとしても泣けそうだ。
「俺は、常に部員に限界以上を求め日々無理をさせてきた。」
ポツポツよ低く話す赤木先輩の言葉に、動かないままはいと返事をする。
「だがそれは部員に限ったことじゃない。お前にも色々な注文をつけてきたはずだ。」
もう口を塞ぎたい。こんな空気は苦手なのだ。
声を出すと喉に痞えた塊が溢れてきそうで、ただうつむいて手に持ったグラスを見つめる。
「よくついてきてくれたな。この湘北が全国に行けたのも、お前のおかげだと思ってる。」
「彩子。お前の元気にみんなどれだけ助けられたかわからないよ。本当にありがとう。」
赤木先輩に続く木暮先輩の穏やかな声。
耐えられず頭をブンブンと横に振ると今にも出そうな涙を抑えるようにジュースを飲み干す。
「や、やめてくださいよ!泣かせる気ですか!?」
怒ったように言うと先輩2人が笑った。
ホッとした勢いでまた涙が出そうになる。あたふたと近くの飲み物を探すと向かいの三井先輩のグラスが目に入ってきた。
「あっちょっと先輩もらいますねっ。」
「あーっ!お、おいっ…!!」
勢いよく飲み干す様子を驚いたように見る赤木先輩と木暮先輩。
ターンッ!といい音を立ててテーブルにグラスを置くと、三井先輩が「あ…あ〜ぁ。」と情けない声を出していた。
0296木暮×彩子2010/08/11(水) 22:54:39ID:gIdQbZkg
あれ?これなんか味が変。これって……。
「オイ!?彩子!」
目の前がクラクラして気付いたら赤木先輩に寄りかかっている。
え?今のお酒??なんでお酒が…。
ちょっとした騒動になるかと思ったが周りもざわついているせいでみんな気付いていない。
「!!三井!お前〜!!!」
液体の正体を察した木暮先輩が睨むと、「しーっ!しーっ!」と必死で隠そうと慌ててる三井先輩が目に入る。
「ま、全く!呆れたやつだなお前は!彩子、大丈夫か?」
赤木先輩が支えてくれてなんとか起き上がる。ダメだ。クラクラする。
ここにいたら安西先生に間違いなくばれるだろう。
そしたら冬の選抜どころではなくなってしまうかも…。
「ちょっとヤバイですね…。すみません帰ります私。」
フラフラと立ち上がるとなんとか外に出た。
店から出るときに部員が色々言ってたけどよく思い出せない。
とりあえずここから出来るだけ遠くに離れとこう。
何重にも重なる景色をなんとか見分けて家の方へと歩く。
よろめいた身体をどこからか伸びてきた逞しい腕が支えてくれた。
「平気か?しっかりしろよ、フラフラじゃないか。」
その声にふらりと顔を上げると木暮先輩がいた。
「先輩?一人で帰れるから…。今日で最後なのに戻ってください。」
「心配するな。お前送ったらまた戻るから。」
それはこっちの台詞ですと返したくなるほど心配そうに顔を覗き込まれる。
いやだなぁ酔ったとこなんて見られたくないのに。
先輩が腕をつかんでくれているおかげでなんとか前に進む。
タクシーが通るたびに手を上げてみるものの、止まってくれる様子はない。
少しすると気のせいだと思い込もうとしていたものが存在感をもってきた。
(気持ち悪い)
クラクラする頭は落ち着くどころか激しさを増し、比例するように吐き気がしてくる。
(ウッ…やばい、吐く!!)

…あぁ。
今日は最後だから勇気を出して告白しようとか思ってたのに。
「大丈夫か!?吐きたいのか彩子?水飲むか?」
不安顔して恥ずかしさに追い討ちかけてくる先輩。
「ちょっと休んでもいいですか?」
「え…えぇっ!!??」
?なんだこの反応。
0297木暮×彩子2010/08/11(水) 22:57:21ID:gIdQbZkg

不思議に思い、ぼんやり立つこの場所を見渡してみる。
「ぁっ!」
気付くといつの間にかラブホテル街のど真ん中にいた。
そうだ。ここ通らないと帰れないんだっけ。
気分の悪さとは別の汗が額に浮かぶ。
真っ赤な顔で見ると先輩も同じだった。
私は木暮先輩が好き。木暮先輩もそれを知ってる。
ち、違うんです。いわゆる酔ったふりをして好きな人をラブホに誘うあの有名すぎる手段じゃないんです。
「あ、あのあのそうじゃなくって…。」
少し焦ったせいだろうか。忘れかけていた気持ちの悪さがまた押し寄せてきた。
今度こそダメかも。
周りにコンビニ等はなく、ただホテルが並ぶばかりだ。
酔っていて判断が鈍っていたこともあるが、
正直このまま帰るのは無理なので決心してホテルに入ることにする。
「せ、先輩店に戻っててください!わ、私ちょっと休んで帰りますから!!」
そう言うと口を押さえたままフラフラと近くのホテルに駆け込んだ。
(あーしくみわかんない。どうすんだこれ。)
もはや何を見ても視線が定まらない。ふいに足の力が抜け、ガクリと跪いた。
気付いた女の店員が慌てた様子で近づいてくるのがわかる。
(トイレ貸してくださいって言おう。言わなきゃ…。)
意識が朦朧とする。と、急に視界が高くなった。
「えっ!?」
「平気です、すみません。あとは大丈夫ですから。」
穏やかな声と間近にある木暮先輩の顔にドキリとする。
なんだ?なにごと??
ふわりと浮いている身体はしっかりと先輩に抱きかかえられたままどこかに移動している。
(お、お姫様だっこぉぉ!!!!????)
一瞬で酔いが覚めて吐き気も吹き飛んだ。
私の赤い顔をちらりと見た先輩は、同じく赤い顔で不機嫌に声を出す。
「全く。飲む前に酒だってわかるだろう?」
「す、すみません。」
先輩の怒った顔が照れ隠しのように見えてますます顔が熱くなる。
困った。
こんなことならまだ酔っていたかった。
素面の状態、加えてラブホテルで…先輩とどうしろって言うんだ。

0298木暮×彩子2010/08/11(水) 23:03:51ID:gIdQbZkg

トイレから出てくると、先輩が水を渡してくれた。
「少しはよくなったか?」
メガネの奥の心配そうな静かな目。
どうしよう…吐いてもないのにめちゃめちゃ気分よくなりました。
「はい。もう平気です。」
「よかった。ちょっと横になってろよ。」
まだ少しはクラクラするものの一人でも帰れる状態なのだが、
なんと伝えればいいかわからずとりあえずベッドに横になった。
静かな部屋にBGMだけが流れている。激しい鼓動は治まりそうもない。
鏡の前の椅子をベッドの脇に運んだ先輩がそれに座る。
優しく笑う先輩を直視出来ない。おかしいな、いつもなら私が攻め側なのに。
「彩子ってしっかりしてるようで抜けてるとこあるよね。」
思い出したように笑う先輩。
「豪快にイッキしてたもんなぁ。ははは見ててびっくりしたよ。」
「だって…お酒入ってるなんて思わないですもん…。」
「あはは。俺も彩子が急にふらつくから驚いた。」
考えたら2人でこんな風にゆっくり話すの初めてかも。そんな機会もなかったし。
いつもみんなに優しい先輩を独り占めしているようですごくうれしくなる。
こんな状況だけど、2人きりだし…告白するには一番いいときなのかもしれない。
決心してちらりと先輩を見ると、笑ってた先輩が視線に気付いてこちらを見る。
「せ…先輩。」
声が掠れる。私の固い表情でなにか悟ったのか先輩も赤くなった。
「あ、あーっと…水、横置いておこうな。」
焦ったように立ち上がろうとする先輩の指先を軽く握る。
先輩がギシッと固まった。
「ダメ。…ここに。」
流れるBGMがどこか遠いところで聞こえる。
もう告白するしかないのに心臓だけがせわしく動いて、何も言葉が浮かばない。
これでフラレるのかもと思ったら声が出てこなかった。
赤い顔をした先輩が一瞬私を見て視線を逸らす。
苦い顔で宙を睨んだ後、考えるように目を閉じた。
やっぱり迷惑なんだろうなぁ。
でも
どう思われても やっぱり好きなんです。
「…こっち見てください。」
消え入りそうになる声を押し出すと触れる指がピクリと震える。
先輩は眉根を寄せて真っ直ぐに私を見つめると、諦めたようにもう一度目を閉じてため息をついた。
「わ、私……ぇっ?」
しゃがみ込む先輩の顔が近づいたと思ったら、私の言葉を遮るようにいきなり温かな唇が重なった。
0299木暮×彩子2010/08/11(水) 23:08:29ID:gIdQbZkg
押しのけようとした両手をつかまれ、ベッドに押し付けたまま先輩が馬乗りになってくる。

何が何だかわからなかった。
力強い腕が、容赦ない舌が、普段の穏やかな先輩とはまるで結びつかない。
呼吸をさせないほどの強引さで押し付けるように唇が重なる。
「…っや、せっ先輩…!!」
唇が離れると熱を持った唇が頬を伝い耳へと移動する。
「あ…先輩っ…い、いゃっ。」
「騒ぐなよ。」
耳の傍で言われた言葉にぎゅっと閉じていた瞼を開いた。
信じられない。この人はあの優しい先輩なのだろうか。
体中がひやりとしたものに包まれていく。
低く低くうめくような冷たい声が頭をぐるぐると回り、言い知れぬ恐怖がまとわりついた。
「…んっ!」
耳に聞こえる水音と共にぬるりとした感触が耳の裏に伝わる。
丁寧にそこを舐め上げると耳朶を含み舌で転がす。
絶えず舌を動かしながら先輩の手が私の身体を撫でるように伝い布団の中に入って来た。
動きが予想できない大きな手に恐怖を感じ、触れる箇所にあわせて体が跳ねる。
「やっぱり…。彩子は敏感だね。」
くすりと笑う声は普段の柔らかな先輩のまま。
無理矢理私を押し倒している男は間違いなく、
ずっと想っていた先輩なのだと再確認させられ絶望的な思いに駆られる。
震える私には気付いているのだろう。が、かまわず先輩は身体を密着させたまま胸を掴んできた。
やわやわと力を込めながらじっと胸を見つめる先輩。
服の上からであるのに、まるで透かして肌が見られているような感覚に陥る。
胸からの刺激と羞恥心が加わり、冷えた身体が少し温かくなるのを感じた。
呼吸が荒くなるのを悟られないよう大きく口を開くが、その方がバレバレなことに気付く余裕はない。
反応を楽しむように先輩の指が胸の頂点に触れた。
「あっ!…はっぁ…!」
頭がパンクしそうなほど状況についていけない。顔に熱が集中する。
0300木暮×彩子2010/08/11(水) 23:19:42ID:gIdQbZkg
目に映る先輩はどこか冷静に私を見ていた。
「せんぱ…。」
呟く声を遮るように、再び口が重なる。
強引に唇を割り入ってきた舌が私の舌をなぞった。
さっきと同じ動きなのに、今はその感触に意識が飛ぶ。
体中の感覚が敏感になっているような気がした。
動かない私の舌を誘うように絡め、少し離すと口の際をなぞる。
たまらず声が漏れると急に荒っぽく奥へ舌を押し込めてきた。
先輩の二の腕を掴んだ両手から、熱い体温が伝わってくる。
自分自身、引き剥がそうとしているのか引き寄せようとしているのかわからなかった。
気付くと私の舌がより気持ちのいい刺激を求めるように自然に動きだしている。
貪欲に先輩を求める自分自身に気付いてにわかに戦慄した。



ぺろりと私の唇を舐めるのを終わりに先輩が離れ、満足そうに微笑む。
変化を悟られているのか押さえつけられている力を緩くした。
またがったままの体勢でゆっくりと大きな手がメガネを外す。
その下にある先輩の目はいつもの優しさがない。
怖いのになぜか侵食されることを喜ぶように身体の熱が高まった。
「彩子、顔赤いじゃないか。もう抵抗しないんだね。」
「そ、そんな…。」
突然私の手を掴み、先輩の大きくなって形が浮き出た下半身に触れさせた。
「ぇっ!?やっ…。」
押さえつけられる手から熱く硬くなっている感触が伝わってくる。
「興奮してるのわかるかい?彩子はどうだろ。」
「え!!??あっ!!ゃぁっ…!!」
いつの間にかスカートの中に入り込んだごつごつする指が下着の上からそこに触れてきた。
「あれ。濡れてるの?」
「…っ!!??」
ぬるりとした感触が下着と共に上下したことで、目をきつく閉じ唇を噛む。
先輩の笑い声に反応するように恥ずかしいほど溢れるのがわかった。
掴んでいた手を離し、服とブラジャーを一緒に荒っぽく胸の上までたくし上げる。
指で2、3度乳首を弾いたあと、口に含んだ。
「…っんぁあっ!!あっあぁああ!!」
我慢していた声が大きく出る。
0301木暮×彩子2010/08/11(水) 23:32:13ID:gIdQbZkg
自分の声ではないような高い声が意識の外側で響く。
声を出したのを確認したように下着に手を差し入れた先輩は直接敏感な部分に触れて擦り始めた。
強弱をつけ、その部分を圧迫する。
段々にはっきりとしてくる水音を楽しむようにわざと大きく響かしているようだ。
「んぁ…あぁああっ!!せんぱ…あっだめっき、気持ちい…ぃっあぁっ。」
ピクリと揺れた先輩が胸から口を離しこちらを見る。
下半身を弄る手は休めずに絶えず動かしながらにこやかに笑った。
「気持ちいいんだ。」
「んぅう…あっあっ。」
指の刺激に身体を揺らす。先輩の話が全く入ってこない。
下着から突然指を抜き、先輩がジーンズと下着を脱いだ。
引き締まった身体の下につく初めて見るモノに釘付けになる。
呆然となっている間に私の下着もスカートも剥ぎ取られていった。
覆いかぶさってくる先輩は吐息がかかる程近くにより、自分の大きくなったものに私の手を引き寄せる。
「ここ、擦って。」
そう言うと手に握らせたまま軽く上下に動かした。

先輩の手が離れ、戸惑った私はすがるように先輩の顔を見つめる。
「っ!?きゃっ!!」
突然叱るように敏感な部分を激しく擦られ痛みが走る。
「ぃたっ!…や、やだっ!せんぱぃ、やめ…っんんっ。」
「早く。」
低く楽しむ声に従いおずおずと手を動かす。
ぐりぐりと押し付けていた指が柔らかくなった。
「そうそう。いいコだね。」
子供をあやすように穏やかに呟くと、シーツにしみを作るほどに濡れた部分にゆっくりと指を差し入れる。
「ぅあ…あっ…!ぃ…たあい…っ!!」
あまりの異物感に声が漏れ、先輩の腕をきつく握り締める。
「えっ?」
熱い先輩の身体が反応するように震えた。
不意に内壁を犯す圧迫感から開放されきつく閉じていた目を開ける。
驚いたように私を見つめている先輩。
「…あ、…初めて…なのか…?」
先輩の表情が和らぎ動揺の色が見えて泣きたくなる。
ホッとしたような変な気分。
声を出すと泣きそうだったから頭を微かに縦に振った。
「…ご、ごめん。そうだよな。…バスケ一筋だったんだもんな。」
頭が冴えたのか先輩が密着した身体を少し離す。

0302木暮×彩子2010/08/11(水) 23:46:22ID:gIdQbZkg
え、だって…先輩は…先輩だって一筋だったんじゃないの?
混乱する私に先輩は頭を掻いて困ったように笑った。
「ごめん。…優しくしないとな。」
言葉を発しようと口を開いた途端、私の手を取った先輩が人差し指を口に含む。
舌先で、伸びた爪の間にまで侵入し指の腹に沿って股まで舐め上げた。
「せ…先輩…。」
唾液でしとりと濡れるそこはライトにちらちらと光り、今までされたどんな行為より官能的な光景に見える。
指股にぐりりと舌を押し付けられると思わず吐息と共に声が出た。
妖しい魅力を放つ挑発的な動き。大きく口を開けた先輩と目が合うと一際心臓が跳ねる。
きっとこれ以上ないほど顔が赤いはず。
指の刺激がそのまま体中に伝わって熱を上げて行くのがわかる。
そんな私を見ていた先輩が、甲に唇を押し当てるのを終わりに覆いかぶさってきた。
間近に私を見ると、頬にキスをする。
もう一度視線を絡ませて唇が重なった。
脳が痺れていく。何度も唇を柔く咥えられては離れる。
その合間に低い声は同じ言葉を浮かされたようにささやいていた。
遠のく意識を呼び起こすとようやく言葉は意味を成して耳に届く。
「…好きだよ。大好きだ。…彩子。」
「……………えっ?」
理解すると驚いて先輩の身体を押しやった。照れたような顔が映る。
困ったように視線を泳がせると、居心地悪そうに私を見た。
「好きだったけど…付き合ったりしたら襲っちゃいそうでね。」
あははと笑う先輩はいつも通りの先輩。
そんな理由で断られたんだ私。
気が抜けて呆れているのに、震える口からは本当?という言葉しか出てこない。
私の問いには答えず、もう一度キスをすると舌が侵入してきた。
同時に充分に濡れた部分をなぞる。
「ゆっくりしようね。痛かったらやめよう。」
「え?…あっ…。」
入り口を慣れさせるように弄りながら言葉通りゆっくりと指が中に入ってくる。
触れられたことのない部分を侵される不安が襲ってくるけど、止めて欲しくなかった。
半分ほど入るとそこで広げるように動かしている。
「平気?」
「ん…ちょっと、くるし…です。」
「そう。ちょっと慣らそうか。」
そう言うと反応を見ながら丁寧に奥へと指をおさめ、動かしながら出し入れを始める。
「んん…あっ…なん…かダメ…ですっ。あっ!先ぱぃっ…!」
きゅうっと抱きしめると、若干呼吸の荒くなった先輩は奥まで入った指を折り曲げ、間接の部分で上側を擦ってきた。
「はっ…!やだ…ぁ、激しくしないで…っ!」
痛みとは違う味わったことのない感覚が湧き上がってきた。
身体の芯がじれったくうずく。

「彩子。最後まで出来る?」
淫靡な音を一層響かせる先輩に、呼吸が整わないままぼんやりとうなずいた。
0303木暮×彩子2010/08/12(木) 00:00:21ID:LHLZIiIl

押し当てられたそれは熱く、指とは段違いの大きさは到底中に入るとは思えない。
「乱暴にはしないよ。」
泣きそうな顔をしてると、先輩がしわの寄る眉間にキスをしてそのまま唇を重ねてきた。
先輩の身体に力が入ると同時に押し寄せる圧迫感。
漏れる声は先輩の口に飲み込まれていく。
中を押し広げながら入ってくる痛みは想像以上にきつい。
力を抜きたいけどどうしたらいいのかわからなかった。
薄く開いた目に映る先輩も苦しそうに顔を歪めている。
唇を離した先輩が息を吸い込んだ。
何度かに分けて、ぐ、ぐ、と腰に力を入れる。
腿に、先輩の引き締まった身体が密着したのを感じた。
眉根を寄せ荒く呼吸を繰り返しながら、ふぅと息をした先輩が微笑む。
「…よかった。全部入ったみたいだ。」
うなずくと大きな手で髪を撫でられた。
肩を上下させている先輩はやはり苦しそうに見える。
「先輩も…痛いの?」
質問ににこりと笑った。
「少しね。だけど彩子の方が何倍も痛いよ。」
「…どうしよう…力の抜き方がわかんなくて…。」
「はは。そんな気にすることないけど…それに結構柔らかくなってきたよ。」
ホラ。と言いながら先輩が腰を引く。
全身に鳥肌が立つような感覚。
「あっ!ぅんん!!…っん…ぁ!」
「痛い?」
「わ…わかんなっ…でもや、やめないで…。」
「…うん。」
私の反応を慎重に窺いながら動く先輩。
「すごいよ彩子の中。ギチギチに締めつけて俺を搾り取ろうとしてる。」
からかうような声が水音に交じる。

これはなんなのだろう…。
気持ちいいのかと聞かれれば違う。だけど平常ではいられない。
「………そんな顔初めて見る。」
大きな手の平が頬を包み、奥に身体を沈めながら低くそう呟く。
――私、どんな顔してるの…?
「あっ…く…ぅっ!んん!」
一瞬の表情も見逃すまいとするかのように熱っぽい目で私を見下ろす先輩。
たとえ今私がどんなにだらしない顔してたとしても、こんな風に見つめられるならどうでもいいやと思ってしまった。

先輩の体温を私の中に感じる。
それはこの上なく幸せで、先輩を想う気持ちが身体から溢れていくようだった。

0304木暮×彩子2010/08/12(木) 00:03:48ID:LHLZIiIl


急速に意識が戻ってきて目を開けた。
果てた先輩の白濁した温かな液がお腹に飛び散っている。
何も分からないほど熱していた頭が行為の終わりと共に静かに覚めていく。
息も荒く私を見つめる先輩の目は優しく、まぎれもなく好きになった人だった。
「…彩子。」
一つ名前を呟いた唇が重なる。
途端に先ほど感じていた恐怖がこみ上げてきた。
「ふ、うぅ…うーーーーっ!!」
重なった口から聞こえる声に驚き、先輩が身体を離してまじまじと私を見る。
涙が止まらない。
声が届かないような先輩が怖くて、普段の先輩に戻ったことでホッとしてしまった。
とりあえずおどおどしている先輩に何でもいいから文句が言いたい。
「あ、彩子…。」
「もぉー!なっなんなんですかぁ…こんなのってっひどいぃぃ!!」
「ご、ごめんよ。悪かった。」
「わ、私初めてなのにぃっ!し、し、信じられないっ!」
「すまん!この通りだ!!」
深々とあわせた両手を前に平身低頭謝る先輩。
「ずるいっ!先輩の鬼畜!!」
涙声で訴える私を心底申し訳なさそうに見上げる。
「なんていうか、歯止めが効かなくて…。その、我慢したんだけど…ラブホテルだし…彩子は色っぽいし…あはは…。」
「わ、笑い事じゃないです。」
釈然としない気持ちとは別に顔が赤くなり、口の端がヒクヒクする。
こんなことで許さないわよ。許さないけど…色っぽいって本当ですか?
ぎりぎりの所で喜びを隠すが、突然先ほどの先輩の言葉を思い出した。
『ずっと好きだったけど我慢してた。』
やばい…と思ったがすでに口は左右に引っ張られ、へなへなとうれしそうな表情を作っている。
「あ、機嫌なおった?」
図々しくも見破ってくる先輩。
機嫌なんて直るわけないでしょー!?あんなのほとんどレイプですよレ・イ・プ!!
「…えーっと。鬼畜だけど、精一杯大切にするよ。俺と付き合ってくれる?」
いつもの笑顔で首をかしげて顔を覗き込む先輩。
コクン
即答すぎる自分の返事に愕然として、うなずいたままの体制でハッと我に返る。
たった今まで怒っていたのに情けないわよ彩子!!
「はは。よろしくね。」
ぽんぽんと頭に感じる大きな手が心地よい。

怒りなんて吹き飛んでしまった。そうだ、こんなときに不機嫌でなんていられない。
撫でられる心地よい感触の中、誰彼かまわず手当たり次第に報告したい気持ちをもてあました。
0305501 ◆Zt9AGvS4hE 2010/08/12(木) 00:08:37ID:LHLZIiIl
終わりです。
木暮がひどくてすみません。
長文にお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。

たくさんの職人さんを心待ちにしています!お願いします!
0307名無しさん@ピンキー2010/08/14(土) 00:20:41ID:2FHZ7pmM
鬼畜なのに爽やかだ…さすが木暮。
作家さん、GJでした!おもしろかったです。
0308名無しさん@ピンキー2010/08/18(水) 05:57:51ID:4cagxsu5
遅くばせながらGJ!描写うまい!
メガネ君の裏の顔…いいな
でも最後はちゃんとフォローしてる所に
メガネ君のメガネ君たる由縁を感じたw
また是非宜しく!
0309名無しさん@ピンキー2010/08/19(木) 08:12:12ID:3+hsCiCg
なんか一気に職人さん来てくれてうれしいお
描いてくれた方々ありがとう
0311名無しさん@ピンキー2010/09/24(金) 03:44:08ID:Vlk5Ar8F
夏に職人さんが増えて、このスレも盛り上がるかと思ったんだけど…
文学の秋到来。
まったりお待ちしてます。
0312宮城×彩子2010/09/24(金) 04:01:50ID:Vlk5Ar8F
なんだか眠れないので書いてみました。
上手くないので、暇つぶしにでも読んでください。
宮城×彩子です。

雲ひとつない秋晴れの空の下。
一月後の大会に向けて、今日も体育館にはバッシュの心地良い音が響いている。
小柄ながら人一倍声を張り上げる宮城と、それを後押しするように彩子の明るい声が新しいチームをまとめ、次の目標に向かって正にチームが一丸となってボールを追いかける日々。
あっという間に日は落ち、爽やかな汗が引かぬまま、部員が帰路に着いてゆく。
今日も最後に体育館を出るのは、宮城と彩子の2人…
いつもと変わらず、また明日、になるはずだった。
0313宮城×彩子 22010/09/24(金) 04:19:50ID:Vlk5Ar8F
「アヤちゃん、今日もお疲れ様!」
練習の時とは打って変わって、少年らしいあどけない笑顔の宮城。
いつもと変わらないように見えるけど、彩子には少し翳りがあるように感じた。
「お疲れ様。
…リョータ、今日なんか疲れてる?それとも…なんかあった?」
普段は熱い視線をわざと冷たく交わして、漫才のように振る舞っているけれど。
チームの新たな大黒柱を本当は大事に思っているから。
いつになく優しい口調で、ゆっくりと問いかけた。
「えっ、な、何?なんにもないよ…?」
慌てながらも崩れない笑顔に、彩子は更に心配になった。
「なんにも無かったら、『アヤちゃんがつれないからだよぉ』とか言うはずじゃない。
どうしたの?桜木花道の体のこと?それとも、赤木先輩みたいにまだチームをまとめられないなぁ…とか?」
並んで歩いていた宮城の前に立ち止まり、瞳を覗き込むように首を傾げる。
下ろした髪が風に揺れ、シャンプーの微かな香りが宮城の鼻をくすぐった。
0314宮城×彩子 32010/09/24(金) 04:35:45ID:Vlk5Ar8F
「こんな時期にあれだけどさ。」俯いて呟いた声は、珍しく低い。
何を思い詰めていたんだろう?
宮城の思いの外長い睫を見つめながら、彩子は言葉の続きを静かに待つ。
鈴虫の鳴き声が、とても大きく感じた。
視線を上げた宮城の瞳は、子犬のように潤んでいて。
それに吸い込まれるように見入った瞬間、温かさに包み込まれた。
事態を把握するのに、数秒かかった。
宮城の腕の中にいることに。
いきなりすぎて(柔軟剤の香りがする…)としか頭の中には浮かばなかった。
速い鼓動が、どちらのものかもわからなかった。
0316名無しさん@ピンキー2010/09/24(金) 07:41:56ID:0m03l1hd
リョータと彩子いいですね。
将来を感じられる二人です。
0317宮城×彩子 42010/09/24(金) 11:58:35ID:Vlk5Ar8F
「…ゴメン」
耳元で囁く声が、震えている。
締まった筋肉質の体も小さく震えている。
「俺、本当にアヤちゃんが好きなんだ」
耳に届いた掠れた声と吐息が、彩子の大きな胸を甘く締め付ける。
宮城の腕は更に強く彩子を抱きしめ、息苦しい程だ。
彩子は、ひとつ大きく深呼吸して言った。
「謝らないで」
秋の夜風にかき消されそうな程小さな声で呟く。
「え?」
緩んだ力を感じて、宮城の固い胸を押し、怒ったように見上げる。
「謝らないでよ」
彩子の目には、うっすらと涙が浮かんでいた。
0318名無しさん@ピンキー2010/09/24(金) 23:57:39ID:MspAmUsx
+   +
  ∧_∧  +
  (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
  (0゚∪ ∪ +
  と__)__)   +
0319宮城×彩子 52010/09/25(土) 01:20:40ID:iluSaaLo
「リョータって…いっつもそう」厚い唇を噛んで、真っ直ぐに宮城を睨む。
「私のこと好きっていうけど、私に気持ちがなければそれ以上追いかけるつもり、無いの?」
浮かんでいた涙が、ぽろりと頬に落ちてゆく。
「何が何でも手に入れて、ずっと大事にしたいって、思わないの??」
チームメイトとして、気まずくなったり嫌な思いをさせたくないから、全身全霊でぶつかることは、確かに無かった。
それが、いつも気丈な彼女をこんなに心細くさせていたなんて…。
宮城は、唇を固く結んで、もう一度彩子を抱き締めた。
「もう謝らないよ。アヤちゃんが好き。もっと一緒にいたい。練習の時だけじゃなくて、休みの日も。」
彩子は黙って、宮城の首筋に顔を埋める。
「もう一度、一緒にインターハイ行こう。その後も、ずっと一緒に居よう。」
彩子の背中に回していた腕をゆっくりと離して、強い眼差しで言った。
「俺と、付き合ってください」
0320宮城×彩子 62010/09/25(土) 02:00:35ID:iluSaaLo
彩子は、大きく頷いた。
「それでこそ、神奈川ナンバーワンガードね」
後ろを向いて、涙を拭う。
振り向いた笑顔は、ひまわりのようだった。
「浮気なんて許さないから」
心変わりなんて有り得ない。
こんなに可愛くて、凛としたいい女、他にいるはずがない。
「わかってるよ」
2人の笑い声が、くすりと重なる。
その途端、いつの間にか雲で覆われた空から、雨が落ちてきた。
「やだ、傘持ってきてないのに…」
「アヤちゃん、走ろう!」
温かな胸の中とは全く逆で、秋の雨が2人の体を急激に冷やしてゆく。
大量の汗をかいた後の宮城には特別冷たく感じ、大きなくしゃみが放たれた。
「リョータ、うちに来て?このままじゃ風邪ひいちゃう…」
来月の試合に向けて、今体を壊すわけにはいかない。
雨宿りという名目で、少しでも今日は一緒に居たいから。
2人は足早に雨の中を並んで歩いた。
0321宮城×彩子 72010/09/25(土) 02:31:44ID:iluSaaLo
「両親が帰ってくるまで、まだ時間があるから…お風呂入ってきて?」
玄関のドアが閉まると、濡れた髪が色っぽく蛍光灯の光に照らされて、互いにぎこちない素振りになってしまう。
「う、うん…お言葉に甘えるよ。お邪魔します…」
熱いシャワーを浴びながら、宮城は頭を抱えていた。
(どうしよ、抑えらんないかも…)
濡れて透けた黒い下着が頭をよぎる。
(コンドームは財布に1つ入れてたよな、でも…今日はいくらなんでも早すぎるって…)
もう既に体は温まった筈なのに、なかなかシャワールームから出られない。
そんな時、乾燥機に宮城の服を入れながら、彩子の胸の中も穏やかではなかった。
(誘ったつもりじゃないけど…期待させたよね…)
いくら考えても仕方がない。
コーヒーをいれ、気持ちを紛らわす。
「シャワーありがと、助かったよ」
恥ずかしさで、なんとなくお互い視線を合わせられない。
もどかしさを隠すように、コーヒーを渡す。
「うん、これ飲んでとりあえず部屋で待ってて」
可愛らしいぬいぐるみ等は無く、バスケの本や洋楽のCDが並ぶ、彩子らしい部屋からは、男の部屋には無い何か良い香りがした。
ベッドに腰掛け、彩子がシャワーを浴びるのを待つ十数分が、とても長く感じる。
「お待たせ」
戻ってきた彩子は、桃色に染まった肌が艶めかしい。
十代の宮城には、刺激が強すぎる程に。
0323宮城×彩子 82010/09/26(日) 01:45:46ID:IAKxOF8j
熱いコーヒーに口付けながら、宮城の隣に腰を下ろす。
火照った体温が太もも越しに宮城へ伝わり、鼓動が速くなってゆく。
もっとちゃんと順序を考えて、とか、余計な考えが2人からは無くなっていた。
だって、ずっと前からお互いのことが好きで。
時間を経てなんて、今更だ。
静かに、宮城の手が彩子の頬に触れ。
導かれるかのように、ゆっくりと瞼を閉じる。
2人の唇が重なり、ぽってりとした彩子の下唇を甘噛みしたり、お返しとばかりに宮城の上唇を軽く吸ったり。
自然と宮城の手は、彩子の髪や耳、首筋をなぞる。
その度に、彩子は小さく体を震わせる。
宮城の耳元で、せつなげな吐息が洩れ、もっと聞かせてとばかりに鎖骨に唇を這わせる。
「…っ!」
声にならない甘い呟きが、小さな部屋に響き渡る。
「リョータ…」
自分の名前が、これほど愛しく感じるなんて。
「もっと呼んで…?」
優しく彩子の体を倒し、服の中へ手を伸ばす。
なめらかな肌と、自分には無い柔らかな感触に、眩暈がしそうな程酔いしれた。
0324宮城×彩子 92010/09/26(日) 02:23:26ID:IAKxOF8j
ふっくらした胸に顔を埋め、太ももから内側に指をなぞってゆくと、瑞々しい部分にそっと触れる。
「ぁ、やぁ…だめ…」
頬を赤らめ、弱々しく肩を掴む彩子は、一層美しくて。
「駄目 じゃない」
悪戯っぽく微笑みながら、指を奥へと進めてゆく。
熱く柔らかなそこに、小さく刺激をしてゆくと、彩子は背中を反らせて顔を手で覆う。
「アヤちゃん、力抜いて」
固く大きくなった部分を近付け、2人はやっと、ひとつになった。
ゆっくりとした痛みに、彩子は眉間に皺を寄せる。
苦しいような、満たされるような…不思議な気分だ。
次第に速くなるそれは、恥ずかしさを忘れさせ、とろけるような衝撃に変わってゆく。
「はぁ、ぁ、リョータ…」
すぐ傍にいるのに、何度も名前を呼ぶ。
「アヤちゃん、凄く綺麗だよ」
角度を変え、奥底まで貫きながら、優しく彩子を抱き締める。
「リョータ、もう、私…」
息も絶え絶えに首を振る彩子をうっとりと見つめ、更に激しさを増し、高まる声を聴きながら、募る想いを吐き出した。
0325宮城×彩子 102010/09/26(日) 02:43:24ID:IAKxOF8j
宮城の重みを感じながら、乱れた呼吸を整える。
見慣れた筈の額の汗が、妖艶に光って見える。
綺麗だと言ってくれたけど。
宮城のほうが何倍も美しい気がした。
「リョータ」
か細い声は、彩子じゃないみたいだ。
「何?大丈夫?」
彩子の髪を、指にくるくると巻き付けて問いかける。
(…狡い。)
こんな大人びた表情、見たことがない。
他の誰にも見せてやるもんか。
耳元に唇を寄せ、聞こえるか聞こえないかの小さな声で囁くと、宮城が目を丸くしてぱちぱちと瞬きした。
そんな宮城を見て、くすくすと笑う。
(俺は小悪魔の虜だ)
幸せな気持ちを胸に、もう少しだけ、と、彩子の腕の中で目を閉じた。
0326名無しさん@ピンキー2010/09/26(日) 02:45:55ID:IAKxOF8j
以上です。
長文失礼しました。
応援してくださった方々、読んでくださった皆様、ありがとうございました。
0327名無しさん@ピンキー2010/09/26(日) 12:13:38ID:W1vFuahg
職人さんGJでした!
リョータとアヤちゃん大好き。
最後、アヤちゃんは何と囁いたのかな。
0328名無しさん@ピンキー2010/09/28(火) 08:36:30ID:Pro24b/D
>>327
こんな大人びた顔見たことない。誰にも見せてやらない
って言ったんじゃないかな?

職人さんGJです!
リョーちん好きにはたまらんでしたw
0329名無しさん@ピンキー2010/09/28(火) 11:11:20ID:fQWFAA9V
久しぶりに読めて嬉しかった!
職人さんありがとうございます
彩ちゃんの言葉、色々想像できていいですな
こういう「読者に委ねる」風なのも好きだ
0331牧×晴子12010/09/30(木) 16:06:28ID:hQvuC33l
「今日は一人・・・?」
「!?こ、こんにちは」

チエコスポーツの店内。
一人でバッシュを見ていた晴子に声をかけたのはヒゲ店長だった。
「今日は桜木君は一緒じゃないの?」
「・・・桜木君は今リハビリ中なんです・・・。インターハイの山王戦の時の怪我が原因で・・・。」
「そうだったのか。・・でも彼は若い。すぐに良くなるよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「インターハイと言えば・・・今そこに全国2位の学校の主将が来てるよ。」
店長の指さしたほうを見ると、そこには海南の牧紳一がいた。
0332牧×晴子22010/09/30(木) 16:13:36ID:hQvuC33l
「こんにちは。赤木晴子といいます。」
「赤木って・・・もしかして湘北の?」
「はい赤木剛憲の妹です。」
「・・・似てないな・・・い、いや、すまん。」
「いえ、気にしないで下さい。」
そう言って軽く微笑んだ晴子は愛らしかった。
(ゴツイ兄からは、とても想像がつかんな)
牧の眼には晴子の可憐さがとても眩しく映った。
0333牧×晴子32010/09/30(木) 16:22:36ID:hQvuC33l
「オレは海南の・・・」
「牧さんですよね。だって有名ですもの。『帝王』ですよね。それに兄がよく牧さんの話をしてましたから。」
「ほう、どんな?」
「湘北と海南が戦う所を毎晩思い描いていた、と。」
「そうか・・・。赤木はどうしてる?」
「受験勉強に頑張ってます。でもホントはバスケがしたくてウズウズしてるんですよ。」
そう言ってコロコロと笑う晴子は可愛らしかった。
(彼女と、もっと話しがしていたい)
牧は心からそう思った。
0334牧×晴子42010/09/30(木) 16:26:54ID:hQvuC33l
「もし・・・迷惑じゃなければ、晴子さんの家に行ってもいいかな・・・?」
「え・・・?あ、そうかお兄ちゃんに会いにですね。」
「い、いや、そのだな・・・」
「いいですよ。お兄ちゃんもきっと喜びます。」
(・・・赤木じゃなく晴子さんと居たいだけなんだがな・・・)
0335牧×晴子52010/09/30(木) 16:37:12ID:hQvuC33l
「さあどうぞ。」
「お邪魔します。」
牧は晴子に促され、リビングに通された。
「座って待ってて下さい。今お兄ちゃんを呼んで来ます。あ、コーヒーでいいですか?」
「う、うむ」
そう言って晴子はパタパタと出て行った。
ソファに腰掛けた牧は何だか落ち着かず、柄にも無くソワソワしていた。
(出来れば、赤木が居ない方が・・・な、何を考えているんだオレは)
少しして晴子がトレイにコーヒーカップを二つ乗せてやってきた。
「ごめんなさい、お兄ちゃんまだ学校から帰ってきていないみたいで・・・」
カップをテーブルに置く。
「そ、そうか。」
牧は内心喜んでいた。これで晴子と二人っきりになれると。
「ご両親は・・・?」
「ウチは共働きなんです。まだ仕事から帰っていません。」
0336牧×晴子62010/09/30(木) 17:05:06ID:hQvuC33l
(こ・・・これはチャンスでは・・・?)
目の前に居る晴子は、まるで小動物のようだった。
可愛らしくて清楚で・・・
牧だってオトコである。バスケとサーフィンに時間の大部分を取られてはいるが、人並みに彼女が欲しいと思っている。
ましてや、こんなにカワイイ子を前にしたら・・・
「お兄ちゃん、もうすぐ帰ってくるとはおもうんですけど・・・。」
「待たせてもらっていいか?」
「はい、いいですよ。」

0337牧×晴子72010/09/30(木) 17:13:58ID:hQvuC33l
「晴子さんは好きな男とか居るのか?」
「・・・はい、片思いなんですけどね。」
そう言って頬を赤らめた。
その表情を見た時、牧の中に黒い感情が沸いてきた。
「それはオレの知ってるヤツか?」
「は・・・はい。」
そう答えた晴子の顔はまさに「恋する乙女」というものだった。
その時牧は分かったような気がした。自分の中に沸いてきた黒い感情の正体を。
嫉妬
まさか自分の中にその様な感情が起こるとは思わなかった。
ついさっき会話を交わしたばかりなのに・・・告白したわけでも交際してるわけでもないのに・・・
0338牧×晴子82010/09/30(木) 17:26:18ID:hQvuC33l
(オレのものにしたい)
牧は強く思った。
晴子を、可憐な少女を、出会って僅かの時間で己の心を虜にしてしまった少女を。

「あの、どうかしたんですか・・・?」
何時の間にか押し黙ってしまった牧を気遣うように晴子がこえをかけた瞬間・・・

晴子の瞳は天井を向いた。間髪を居れずに覆いかぶさる牧の精悍な顔。
晴子は何が起きたのか、とっさに理解できなかった。
「・・・牧さん?」
「キミがいけない・・・」
「え・・・?」
「オレを狂わせたから」
晴子は牧が何を言ってるのか分からなかった。
「まさかオレが一目ぼれをするなんてな・・・」
「・・・誰が誰にですか?」
「オレが晴子さん、キミにだ」
「!」
0339牧×晴子92010/09/30(木) 17:41:26ID:hQvuC33l
「恋愛は理屈じゃない。何時の間にか好きになってた。」
「で、でもわたしには・・・」
「好きなヤツがいたって構わない。奪い取るまでだ。」
「そ・・・そんな」
晴子の声は、かすかに震えている。
本能で感じ取ったのかもしれない。
恋に飢えたオスがメスに何をするのかを。

「きゃあぁ」
晴子は精一杯の抵抗をした。しかし力で牧に敵うはずもなく・・・
身に着けているものは、すでに服とは呼べないような、ただの布切れになっていた。
露わになった白い肌。怯える小動物の様な晴子の姿は牧のオスの部分をさらに煽り立てた。
「お願いです・・・止めてください」
「すまんが止められないな。」
そう言うと牧は晴子の胸の膨らみを揉み始めた。
まだ幼さが残る晴子の乳房は牧のゴツイ掌で激しく揉みしだかれた。
「・・・んん・・」
晴子は少しづつだが、身体が熱くなっていくのを感じていた。
0340牧×晴子102010/09/30(木) 17:59:09ID:hQvuC33l
「・・あぁん・・あっ」
晴子の小さな乳首にそっと口付ける。
舌でゆっくり嘗め回す。
「だめ・・・だめよう・・・」
晴子は切なそうにそう言う。ささやかな抵抗を試みては見るものの、じょじょに快楽の方が強くなってくる。
牧はそんな晴子の言葉を遮るように深く口付ける。
深く深く・・・そして舌を晴子の口内に侵入させる。
今、牧の中にあるのはオスとしての本能だけだった。好きな女を奪いたい、自分だけのものにしたい。
ぴちゃぴちゃ
卑猥な音が響き渡る
「ん・・はぁん・・」
腕の中で頬を染める晴子が愛おしくてたまらない。
深いキスと乳房への愛撫
その手はやがて、ゆっくりと下へ滑り降りていった。

ちゅくっ
「・・・!」
晴子の敏感な部分に牧の黒い指が触れた
「だ、だめ・・・そこは・・・」
晴子の言葉を遮るように牧は指を動かし始める
柔らかで薄めの陰毛
そっと掻き分けワレメを上下に擦る
「い・・いやぁ・・」
晴子は快感と恥ずかしさから身をくねる
優しく挿入するつもりだった・・・その言葉を聞くまでは。
「助けて・・・流川くん」
0341牧×晴子112010/09/30(木) 18:21:26ID:hQvuC33l
「流川だと・・・」
「!」
「晴子の好きな男と言うのは流川だったのか!」
「ずっと・・・ずっと好きだったの」
牧の心の中は嫉妬で一杯になった
(流川になど渡すものか。晴子はオレのものだ)
牧は乱暴に晴子の両脚を広げた
「!!」
晴子は恥ずかしさのあまり声も出ない。
まだ充分に濡れていない膣に己の猛り狂ったイチモツを激しく挿入した
「きゃうぅん」
初めてオトコを受け入れる上に牧のモノはかなり大きかった
「ふっ・・むぅ」
「や・・・やめ・・ん・・」
牧は乱暴に己を押し進める
(身体が裂けてしまうかもしれない)
あまりの痛みに晴子はそう思った
だが痛さと共に今まで味わった事のない何とも言い知れぬ感覚がムズムズと沸き起こってきた
くすぐったい様なウズウズするような
膣とペニスが触れ合う感触
「あ・・・ん・・あぁぁん」
晴子は荒い呼吸をする。それは牧も同じだった。
「う・・うおおっ!」
牧は激しく腰を動かす。晴子はその度に身体が大きく揺さぶられる
カーペットの上で絡み合うオトコとオンナ
「は・・・あぁん・あんっ」
「くっ・・うぉぉ」
晴子の心の中にあった流川の顔が、だんだん薄ぼんやりとしてくる。
(わたしは今この男性に抱かれているんだ)
目の前にある牧の顔は精悍で『オトナの男』という感じだった
(帝王と呼ばれるこの人が私の中に居る)
晴子の中にうまく言葉では言い表せない感情が生まれた





0342牧×晴子122010/09/30(木) 18:36:07ID:hQvuC33l
「うおぉぉっ」
「あぁん・・あんっ」

牧は晴子の中に熱い精液を放って果てた
ハアハアッ
しばらくの間ふたりは言葉が出てこなかった

やがて牧が重い口を開く
「・・・・すまない」
「・・・・」
「無理やり抱いたのは謝る。だが決していい加減な気持でこんな事をしたわけじゃない。」
晴子の大きな瞳が牧をじっと見つめている
「オレを嫌いにならないでくれ、頼む。こんなことをして怒っているのは分かっている。だが・・・」
「牧さんなんか・・・」
晴子をじっと見つめる牧の眼は、飼い主に許しを請う大型犬のようだ。
「牧さんなんか知りません」
そう言ってプイとそっぽを向く晴子
「は、晴子・・・いや、晴子さん」
その様子が可笑しくて、牧に顔を見られないようにして晴子はそっと笑った
晴子は決して本気で怒っているわけではなかった。不思議と起こる気にはならなかった
(何故だろう・・・?)

晴子の牧に対する、その感情が恋の始まりだということに気付いたのはもう少し後のことだった
0346名無しさん@ピンキー2010/10/02(土) 09:57:28ID:zsGinNmD
牧だって高校生なのになぜか頭の中で30台半ばくらいの男性に
なってしまうw

ごちそうさまでした!GJ!
0349名無しさん@ピンキー2010/10/09(土) 14:04:48ID:K3bsOkKl
牧が赤木を意識してるのは実は晴子さん狙いというのを、あちこちで見かけて、
そうなのかもと思ってしまいました。
0350小話 牧×晴子2010/10/12(火) 19:10:41ID:rzMEiBKy
晴子「紳一さん、子供の名前どうしよう?」
牧「そうだな、男だったらオレから一字とって紳二というのはどうだ?」
晴子「・・・でもそれじゃウクレレ漫談の人と同じ名前(発音)になっちゃう」
牧「・・・・・」
0351三井×晴子2010/10/18(月) 03:19:44ID:KMctqb/0
以前、三井×晴子を書いたものです。
ちょっぴり大人の階段をのぼる晴子さんが書けそうな気がして、来てみました。
良かったら、読んでください。


初めて抱き締められた日から。
初めてキスしたあの日から。
どれだけの時間が過ぎただろう。
胸が破裂しそうな位、どきどきした頃から季節が変わり、今は傍にいると温かな心地よさに包まれている。
家族が居ない夕方に三井が晴子の家に来るのも、もう数え切れない位になっていた。
ベッドの上で、壁にもたれて座って眠る三井の顔をそっと覗きこんで、微かに触れる程のキスをした。
「ん…」
小さく瞼を震わせるも、夢から覚める気配は無い。
もう少し、このままで。
ゆっくり ゆっくり 2人の時間を育んでいこう。
起こさないように、三井の肩にふわりと頭を乗せ、静かに目を閉じた。
0352三井×晴子 22010/10/28(木) 03:16:09ID:uTdMgawg
ふと目を覚ますと、時計の針は数十分しか進んでいなかった。
変わったのは、横にあったはずの温もりが、後ろに感じていること。
「三井…さん」
振り向くと、照れくさそうにはにかんだ三井が自分を抱き締めていた。
「お前さぁ」
苦笑まじりに口を開く。
「寝言で『桜木くん、だめよぅ、ちゃんとストレッチしなくっちゃ』って言ってたぞ?」
「ぇっ…」
夢の内容なんて、全く覚えていなかった。
(他の男の子の名前呼ぶなんて…最低…)
そんな晴子とは正反対で、三井は悪戯っ子のように嬉しそうに顔を覗き込む。
「俺の腕の中で寝るとき位、色っぽい夢見ろよな」
そう言って笑うと、啄むようなキスをした。
0353三井×晴子 32010/10/28(木) 03:32:28ID:uTdMgawg
白くて細い腕を三井の背中に伸ばす。
初めて会った時は、棘だらけで怖かった筈なのに。
今はこんなにも柔らかく、自分を優しく包んでくれる。
この人を好きになって、良かった。
こんなにも満たされた気持ちは、今まで知らなかった。
「三井さん」
まっすぐな瞳で見上げる。
「ん?」
小さく首を傾げて、見つめ返す三井。
その仕草が、堪らなく愛おしい。
「すき」
珍しく、晴子のほうから唇を重ねる。
三井の背中に回された手と、繋がった指先に、微かに力が入る。
「なんだよ、寝ぼけてんのか?」少し驚いて すぐ、表情が一変した。
「それとも、誘ってる?」
0354三井×晴子 42010/10/28(木) 03:57:51ID:uTdMgawg
「や、そういう訳じゃ…」
一気に染まってゆく頬。
耳も、首筋ももう真っ赤だ。
(そういうとこが、男をそそるっていうの、わかってやってんのかな。)
そんな計算高い女ではないのは、解りきっているけれど。
何か別のことを考えていないと、理性が吹っ飛んでしまいそうだった。
「タコになっちまうぞ、そんなに赤くなったら」
そう言って、服のボタンを外してゆく。
白い下着に覆われた、小さな膨らみまで赤みを帯びている。
透き通った肌を、三井の大きな手がさらさらと撫でる。
「…そんなに…見ないで…」
恥ずかしさで困ったような顔をもっと見たいと思った。
「無理」
おでこに落とされた唇は、鼻、頬、唇へと移り、耳を甘噛みする。
その度に、八の字になった眉毛が、ぴくぴくと動く。
耳をなぞる唇に、晴子はもうどうにかなってしまいそうだった。
0357三井×晴子 52010/11/03(水) 04:02:48ID:RcvIffH9
「三井さん…恥ずかしすぎて…もう…」
乱れた息と潤んだ瞳で見つめる晴子は、少女と大人の女性のあいだにしかない、危うい色香を放っている。
三井には、その魅力を時間をかけて堪能する程の余裕は無かった。
晴子には大人に見えても、彼もまだ青年と呼ぶには若かった。
「駄目。やめない」
聞き慣れた筈の声が、どうしてこんなに胸を熱くさせるんだろう。
耳元で囁く三井の声が、いつもより低く妙に冷静で。
そんなことを考えている間に、2人は一糸纏わぬ姿になっていた。
0358三井×晴子 62010/11/03(水) 04:29:33ID:RcvIffH9
恥ずかしさと不安で固く閉じられた脚を、なだめるように優しく撫でる。
三井のことが怖い訳じゃないけれど、初めてのことに対する戸惑いがどうしてもあった。
内腿の奥に手を進めると、指先に瑞々しい感触が伝わる。
泉の在処を探し求めると、ゆっくりゆっくり指を沈めてゆく。
溢れる程に潤っているのに、そこは痛い位指を締め付ける。
晴子はその何倍も痛いだろうし、何より不安でいっぱいだろう。
「大丈夫」
そう言って左手で晴子の頭を撫でると、どちらともなく深いキスをした。
心が解れるにつれ、右手の指先も次第に動かせるようになり。
そこに三井は、熱くなったものを添えた。
0362三井×晴子 72010/11/06(土) 02:40:17ID:HUkeul4/
「…っ」
先端が入るだけで、熱くて焼けるような痛みが広がる。
それでも、三井とひとつになりたかった。
「やっぱり痛い?」
心配そうに髪を梳く三井は、ただただ優しくて。
「痛いけど…平気です。大丈夫。。」
弱々しく微笑む晴子は、月の光に照らされて、一層白く美しく映った。
更に奥へと押し進めると、晴子の中で小さな稲妻が走る。
「ぁ…っ!」
三井の背中を強く掴み、しがみつく。
ゆっくりと三井が動き出すと、衝撃の度に小さく声が洩れる。
この痛みも、体温も、全て記憶していたい。
さらさらと動く髪も、流れる汗も、眉間の皺も、三井の全てが愛おしい。
ひとつになれた喜びで、晴子の目尻に涙が浮かぶ。
三井の動きが次第に速くなり、閉じた瞼の奥が真っ白になってゆくと、いつしか2人は重なって夢の世界に旅立った。
0363三井×晴子 82010/11/06(土) 02:53:43ID:HUkeul4/
「ん…」
三井の寝言で、晴子がはっと目を覚ます。
三井の重みが、なんだか心地良い。
自分の中は、まだじんわりとした痛みがあって、夢じゃなかったんだ、と微笑んだ。
「大好き」
小さく呟いて、三井の鼻先にキスをすると、むにゃむにゃと何か言いながら晴子を抱きしめる。
あと、もう少しだけ。
家族が帰ってくる前に、もうちょっとだけ…
三井の肩ごしに見える星空を眺めながら、幸せな時間をかみしめた。
0364名無しさん@ピンキー2010/11/06(土) 03:05:07ID:HUkeul4/
本当にのろのろですみませんでした。
なんだかいつも寝てる2人ですね。
普段はバスケの話したり、もすこしアクティブで学生らしいカップルのはず…。
大人の階段登る晴子ちゃん、やっぱり難しかったです。
三井さんも、もっとたどたどしい感じとかのほうがリアルな18の男の子っぽくて良かったのかな…。
また勉強してきます。
読んでくださった方々、ありがとうございました。
0366名無しさん@ピンキー2010/11/07(日) 16:22:43ID:LaM6Z6f5
優しいミッチーよかったです。
またなにか思いついたらぜひお願いします。
0367名無しさん@ピンキー2010/11/11(木) 07:17:06ID:+c+eFP9v
晴子さん好きな自分は、三井×晴子や牧×晴子は大変美味しくいただきました。
0368名無しさん@ピンキー2010/11/13(土) 13:36:56ID:Y2BZr3lB
何時までも振り向いてくれない流川を諦め、牧さんのアプローチに答える晴子ちゃん。
それを見て複雑な思いに駆られる流川。
複雑な三角関係になりそう。
0370三井×彩子2010/11/17(水) 13:40:24ID:hhdBtH5i
「オレも好みだ」

最初は宮城を挑発する為に行った言葉だった。
なのに・・・

何時の間にか本気になっていた。

なんとはなしに付き合い始めて・・・
今、彩子はオレの腕の中に居る。
何度も何度もセックスしたのに、それでもしたりない。
(宮城には絶対に秘密だな・・・)
0371名無しさん@ピンキー2010/11/20(土) 05:43:28ID:Dq6WoZA8
三井と彩子って何かエロい大人な感じがする
できれば続きを
0374名無しさん@ピンキー2010/11/28(日) 03:34:14ID:ABtXtApv
控えめな藤井さんが好き

晴子の影に隠れてる感じがする

でも俺は藤井さんタイプが好み
いい奥さんになりそう
0376名無しさん@ピンキー2010/12/15(水) 08:32:30ID:GQf2hmcF
山王戦で受付やってた女の子の名前が知りたい。
なかなか可愛かった。
0377名無しさん@ピンキー2010/12/16(木) 08:37:16ID:3nIMMFkX
宮城「オレはスピードとクイックネスには自信があるんだ。」
彩子「・・・・・リョータはバスケだけじゃなく、あっちの方もでしょ?」
0378名無しさん@ピンキー2010/12/29(水) 15:42:51ID:sSlGpqfY
牧さんは晴子ちゃんが一番カップルにしやすいね。
そう思ってる人沢山居るね。
0379名無しさん@ピンキー2010/12/31(金) 18:41:54ID:SQSdJP5y
流川の誕生日祝いに書いてみたけどだめだ
何回書いてもエロ無ギャグになっちまうw
0380名無しさん@ピンキー2011/01/10(月) 01:22:47ID:VrcUTjFO
>379
俺としたてはそれでもいいからあげてくれ、と切に願うな。
0381名無しさん@ピンキー2011/01/10(月) 01:25:41ID:VrcUTjFO
スマン、sage忘れた。。
ちょっと彩子さんのハリセンらってくる。
0383名無しさん@ピンキー2011/01/12(水) 01:03:11ID:wgUZRlLh
>>380>>382
ままmまさか期待してくださった方がいらしたとは・・・(汗
保管庫が神すぎて涙目なんですが、エロパロ板に相応しいものを頑張って書いてみます
0384名無しさん@ピンキー2011/01/12(水) 07:22:30ID:mLUcGjCl
>>383
期待して待ってます。
最近作品が少ないから、エロじゃなくてもいいし短い話でもいいから読んでみたい。
0385名無しさん@ピンキー2011/01/25(火) 18:40:09ID:3EHhhMTw
牧と松井さんが読んでみたい。
某サイトで見つけたカポー。
0387名無しさん@ピンキー2011/02/09(水) 21:28:27ID:AUSxKBUA
ケータイサイトで流川×藤井ちゃん見つけて絶賛脳内祭り中・・
ここでもぜひ読んでみたいです
0388501 ◆Zt9AGvS4hE 2011/02/10(木) 22:33:27ID:CAp3a8Ij
一つ出来たので載せます。
>>386>>387
即ネタをいただきました。
エロまでものすごく長いです。
長文苦手な方スルーお願いします。
0389流川×藤井さん2011/02/10(木) 22:38:53ID:CAp3a8Ij
藤井は指の痛みにうぅ…と小さく呻いた。
ずっと握っていて温まってしまった彫刻刀を、唇を噛んで睨む。

この日、選択授業の美術で課題の木版画が遅れていた者が居残りをくらっていた。
時計の針は6時半を示し、外は薄暗くなり始めている。
少しも進んでいないように見える自身の作品を見て何度目か分からないため息をついた。
晴子と松井と同じく音楽を希望したというのに、人数の少なかった美術に回された事を今更ながら悔しく思う。
えい。えい。と夢中で彫るも赤く腫れ上がる手は彫刻刀を握る度にじくじくとした痛みを与えていた。
教室には既に藤井とあと一人しかいない。
隣から聞こえる寝息にそっと様子を伺うと予想通り流川は彫刻刀を握ったまま気持ちよさ気に船をこいでいる。
切なくなってもう一度ため息をついた。
自分は流川のようにずっと寝ていたわけではない。不本意ながらも真面目に授業を受けていたのだ。
ただ…ただ予想以上に彫る部分が多く、人並み以下の握力しかないのがアダになってしまっただけなのである。
先程ちらりと見た単純な線の流川の下書きからすると、少し集中すればすぐにでも終わりそうだった。
流川に先に帰られるのはどうにも悔しい藤井は焦りを感じ、痛みを堪えて眼下の板に取り組む。

ガリッ!!
「…ム。」
シンと静まり返る教室に、呑気な声と不吉な音が響いた。
音が鳴った方を見ると同時に仰天する。
ぼんやりと眺める流川の視線の先にはボタボタと板に血を滴らせている真っ赤な手があった。
「きゃあっ!!血!血が出てるよ流川くん!!」
「見れば分かる。」
寝ながら彫刻刀を握っていれば当然なのか、そのまま手の甲を切ってしまったらしい。
教師が流川を起こして殴られるのを見たことがあったのでそっと寝かしていたが、
怖くとも声をかけておくんだったと後悔した。
保健室に行こうと席を立つ流川。そうとは知らずに藤井は無防備に下げられた傷口に集中している。
0390流川×藤井さん2011/02/10(木) 22:44:49ID:CAp3a8Ij
「だ、だめ!!」
少女の大きな声に身体をビクンと跳ねさせる流川。少し癪で仏頂面を作る。
そんな事には気付かない藤井は素早く流川の手を取ると肩まで持ち上げた。
「傷は心臓より上…で、ぎゅって……。」
ブツブツと呟きながら藤井は先日の応急処置の授業を思い出していた。
赤く染まる手はもはやどこが傷口なのかも分からない。
鼻に付く血の匂いに藤井はパニックに陥りながらもなんとか助けようと必死である。
止まらない血は傷の深さを物語っていて、
自分の処置如何でバスケ選手として有望な流川の人生を左右してしまうような重責を感じた。
「傷はこ、これかな?」
「こっちだろ。」
流川がパカッと開いて見せた傷に卒倒しそうになりながら
持っていたハンドタオルでそこを押さえきつく握り締めた。
紺色のハンドタオルがじわじわと赤く染まっていく。
「わ、わ、……うわぁああ〜。」
「おい、離せ。」
「だ、大丈夫!これくらい…!バスケするには問題ないよ!」
半ば自分に言い聞かせるように真っ青になりながら笑ってみせる藤井に身体を引く。
『これは左手だ』と彼女に教えてやりたい。
しかしそんな事を言い合っていても仕方ないので、ひょいと手を抜くと流川は身体を反転させた。
「保健室行く。」
哀れなほど蒼白に眉を下げる藤井にさすがの流川も気が引いて、その単語を発した。
藤井は混乱の為全く思いつきもしなかった答えにハッとする。
「あっ、あ!そっか。そうだよね。ご、ごめんなさい。全然思いつかなくって。」
今度は怒られた子供のように身を小さくする女に、流川は無性に居心地が悪くなった。
なんだか調子の狂う少女である。
さっさと立ち去ろうとドアに向かう視界に、手に巻かれた紺色のハンドタオルが映った。
振り返ると胸の前で指を組み、手術を見守るような様子で見つめる藤井。
「これドーモ。………おい、拝むな。」
あっ!と言うと藤井は絡めた手を離して背に回す。
見止めて流川はようやく教室の外へ出た。
「大丈夫だからね…心配しないで!」
閉じた扉の向こうに聞こえる怯えた声に、流川はたまらず噴出した。
「どあほう。青い顔して何言ってんだ。」
小さく呟いた声は静かな廊下に飲み込まれた。
0391流川×藤井さん2011/02/10(木) 22:49:10ID:CAp3a8Ij

次の日の放課後の美術室。
騒動のお陰もあり進まなかった居残りの木版画に、今日も向かい合っている藤井。
昨日と同じく木を彫る音は一つだけ。
ただ違うのは…。
(み…見られてるよね…。)
先ほどから机に肘をついた状態でじっくりと藤井を見つめている流川。
(なんだろ。どうしたのかな。)
何か自分がしたんだろうかと藤井は記憶をめぐらせた。

確か、遅れて教室に入ってきた流川と目が合ったので「怪我大丈夫だった?」とかそんな事を聞いただけだ。
流川も「ああ」等のそっけない返事しかしなかったし…いくら思い出しても今日の会話はそんなものだった。
(え…っと…。)
視線に耐えられなくなり藤井は顔を上げた。
横目でちらりと見るとやはりなんの臆面もなく流川が見つめている。
「なんだよ。」
今まさに藤井が言わんとした言葉が、不思議そうな流川の口から出てきて驚いた。
「えっ?ううんなんでもないけど…あの、どうしてそんなに見てくるのかなぁー…なんて…あはは。」
見事な空笑いがシンとした教室に響く。
「?」
まるで藤井がおかしな事を言ったように、流川がきょとんと不思議な顔をした。
「……えぇっとぉ…。あっいいの。その、ごめんね。」
空気に負けてなんだか謝った。
気を取り直して彫刻刀を握りなおす。
(流川くんって…晴子には悪いけどちょっとヘン…。)
隣からの視線を感じなくなり、ホッとしながらも気になる藤井はまたも横目でチラリと見た。
考え込むように顎に手を置いている流川が宙を眺めている。
何かに気付いたように向き直る流川に藤井は声が出そうなほど驚いた。
藤井を見る流川の顔も、同じく驚いているようだ。
「見てた。お前の事。」
「う、うん。」
どうやら藤井を見ていたのは無意識だったらしい。
暇で見ていたのかと納得しかけた藤井を、再び見つめながら考え込む流川。
逸らされることのない真っ直ぐな視線に恐縮しながら男の考えが早くまとまる事を祈った。
「悪いか。」
唐突に居直るように言われて藤井は言葉を失う。
気分は道を歩いているだけでイチャモンをつけられた中学生だ。
0392流川×藤井さん2011/02/10(木) 22:57:01ID:CAp3a8Ij
汗が滲み出した顔で視線を横に逸らしていく。
「悪くない…です。でも、私なんか見てても…面白い事ないと思うけどなぁ〜。」
精一杯の作り笑いでなるべく刺激しない言葉を選ぶ。
「まあ、うん。」
すかさず返ってきた相槌に静かに傷つく藤井。
「けど、気になる。」
微妙な笑顔を浮かべたままの藤井がカチンと固まった。
「お前が夢まで沸いて出た。なんか気になる。」
「わ、沸いて出たって…。」
言い方に引っかかりを覚えるものの、聞き方によっては告白のような言葉に藤井の顔が一気に赤らんだ。
彼女の人生で『気になる』と言われたのも『夢に出た』と言われたのも初めての経験だ。
みるみる心臓が高鳴っていくのを感じる。
「あ、あ、あの…る、流川くんってモテるよね。私の友達も憧れてるコがいるんだよ!」
なんとか別の話題を見つけることに成功した。
とっさに晴子を思い出したのは、友人の好きな男にドキドキした罪悪感からかもしれない。
「そのコもね、流川くんが気になるって言ってるん……あっ!ううん違うの!
 別に流川くんが私に憧れてるって言いたいワケじゃなくて…!」
「…顔赤くねえ?」
「えっ?赤い?赤くなんてな…ううん赤いかも。気分が悪いのかも!」
ズイと顔を覗き込んでくる流川にもはや目が回ってきた。
震える手で机の上の材料を片付けるとバッグを掴んで立ち上がる。
「私帰るね。が、がんばって!」
ふいに立ち上がった流川が走り去ろうとする藤井の腕を掴んだ。
自分の二の腕を掴んでいる大きな手を目に映すと、藤井はよく分からない状況に動けなくなる。
「…ぁ…。」
言葉も出ずに、とにかく真っ赤な顔が見られないよううつむいた。
一方流川も無意識に引きとめた己の行為を不思議に思っていた。
見下ろせば確かに自分が少女の腕を掴んでいる。
どうしてこういう状況になったのか。招いておきながら流川はぼんやり考えた。
「あの…る、流川くん…?」
身体を引きながら恐る恐る見上げる藤井と視線が合う。
頬は赤く、眉は下がり、速い鼓動のため少し呼吸が浅い。
彼女の顔を一通り眺めると芯から起こる熱が流川の身体に広がった。
とっさに肩を引き寄せる。
きゃっと叫んだ小さな声は流川の口内に消された。
微かに触れた唇は柔らかく、藤井から甘い香りが立ち昇る。
顔の角度を変えてより深く触れようとすれば、強く押された身体が離れた。
目を開けると下方に見えるうつむいた黒髪が、そのまま教室から飛び出していく。
何が起こったのか分からない藤井はもとより、流川もこの事態に驚いていた。
0393流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:00:40ID:CAp3a8Ij
不規則に重なるボールの音。
休憩の号令がかかると皆散り散りにタオルを取りに行く。
汗を拭きながら、流川はいつもの出入り口にいる3人組を見た。
右端に立つ藤井は全く流川を見ようとしない。

あれから藤井は居残りに来なくなった。
その内に流川の簡単な木版画が終わり、美術室で二人になる機会もなくなった。

「晴子、暇ならこれを安西先生に返しに行ってくれ。」
流川の視界を遮った赤木が晴子に近付く。
数十冊のバスケット雑誌がぎっしり入った紙袋二つを、ずいと前に出した。
えーっと言う声に続き「重い〜!」と晴子の悲痛の声が響く。
そんなやり取りの中、藤井が晴子に助け船を出した。
「晴子、私持っていくよ。ちょっと教室にも忘れ物があったんだ。」
「え?いいよいいよそんな…。」
断る晴子を笑顔で流しつつ手にある紙袋を一つ取る。さすがに重い。が、持てない事はない。
もう一つに手を差し出そうとすると、突然横から現れた大きな手が紙袋を掴んだ。
「オレ、行きます。」
体育館中が一瞬にして静まり返る。
赤木に向けて話した流川を、皆が皆驚いたように見つめていた。
近くに流川がいるというのに、親衛隊までもが呆気にとられている。
「うわ、珍しいもん見た。どういう風の吹き回しだぁ?」
怪訝そうに言った宮城と皆同じ気持ちだった。
こんな時は一番に我関せずを決め込むはずのあの流川が面倒事を進んでやろうなんて。
「行くんだろ。」
困惑する藤井を促すと、呆気にとられる部員の視線を浴びながら、二人は校舎へと歩いていった。

校舎に入る頃、流川は藤井の紙袋をひょいと奪った。
「ぁ…ありがと…。」
藤井は既に手持ち無沙汰だ。後を頼もうかと思ったがそれを言う勇気はない。
ふと絆創膏の貼った流川の左手が目に入った。
「包帯取れたんだね。治ってよかったね。」
声が上ずるが仕方ない。廊下にはこんな日に限って誰もいなかった。
反応がいいはずもない流川に無言が続き、無事に安西に本を返すと職員室を出る。
「じゃ…私教室に用があるから。えっと…ありがとう。」
なんとか笑顔らしきものを作ると後ずさりした。
「おい。」
気まずい空気から解放されるとホッとしたのも束の間、また身体が緊張する。
「避けんな。どあほうめ。」
藤井の顔が強張る。表情が曇り眉を寄せてきゅっと口をつぐんだ。
0394流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:03:38ID:CAp3a8Ij
あれは藤井にとってファーストキスだった。
ついでに流川も初めてだったのだが藤井はそうは思ってない。
自分の名すら知っているかも怪しい流川の気まぐれに、運悪く遭遇したのだとしか思えなかった。
なかったことにしよう。忘れよう。
そうようやく気持ちの整理がついたと言うのに、元凶の男は『避けるな』と言う。
なんて自分勝手なんだろう。
色々な気持ちが織り交ざって、藤井は口を閉じたまま頭を横に振った。
流川が驚いたように藤井を見る。
「私、今も流川くんを好きなコとどんな顔して話せばいいのか分からないの。
 流川くんと私が話したら、そのコが傷つくの。」
訴えるように言う藤井の言葉に流川は腹が立った。なぜそこで友人が出てくるのだ。
「関係ねーだろ。オレはお前に言ってんだ。」
鋭い視線。
予想もしていなかった反論と責めるような目に藤井は戸惑った。
どうして今まで話した事もない、目立たなくて地味な女に避けられる事を嫌がるんだろう。
お互い挨拶すらしなかったつい一ヶ月前に戻るだけではないか。
一体流川は自分をどう思ってるんだろう。
浮かんだ考えを、息を飲むのと同時にかき消した。
そう。流川の気持ちがどうであれ紡ぎだす答えに変わりはないのだ。
「関係あるよ。」
藤井は真正面に流川を見た。自分の決心をより強く伝えるために。
「どうなっても、私は流川くんを選ばないってことだもの。」
言い切ると流川に背を向けて廊下を走った。
(どうしよう…。告白されたみたいな言い方しちゃった。)
いくつもの廊下を過ぎ息が切れたところで、壁に手を突いて深呼吸した。
変に思ったかな。と一瞬考え、頭を振る。
どう思われようがいいのだ。もう話すことはないのだから。
そうしてもう一度深く息を吸う。

頭に浮かぶのは去り際の流川の顔。
傷ついたように感じたその表情に、藤井は胸が潰されたような痛みを感じた。
0395流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:06:06ID:CAp3a8Ij



12月になると同時に気温は急激に下がっていた。
晴子が湘北バスケット部マネージャーとなって、はや数ヶ月経つ。
ジャージの袖を引いて手をすっぽり隠すと晴子は部員を眺めた。
半そでに短パンと見ているだけで鳥肌が立ちそうな恰好だが、皆額に汗を光らせている。
その中に一人独特の雰囲気を放つ男を見た。
何年も前から見つめ続けている流川の横顔や背中。
晴子はこの男に正面から微笑まれる日を夢見ていたが、それはもう望めないことを知っている。

変化に気付いたのは半年前。流川が藤井と共に安西の元へと行った時だった。
あの日から藤井は流川から不自然に視線を外し、流川の視線の先には常に藤井がいた。
もし、予想通りに藤井と流川が惹かれあっているのだとしたら、
二人の距離を縮める障害は明らかに自分である。
だがどうする事も出来なかった。
藤井に流川への気持ちを聞こうものなら、余計彼女は自分を気にして流川を避けるだろう。
だから待っていたのだ。藤井が晴子に打ち明けてくれるのを。
しかし近頃そんな悠長に待ってられなくなってきている。
(んも〜。早く言っちゃってよ藤井ちゃ〜ん!!)
半ば焦り気味で入り口に松井と共に立つ藤井を見る晴子。
0396流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:08:32ID:CAp3a8Ij
同じく落ち着かない気持ちで少女を見ている男がいた。
「お、雪。」
誰かの声で顔を上げると体育館の入り口からちらちら降る雪が見えた。
同時に松井と楽しげに話している藤井が目に入る。
不審を抱かせないためか、いつも通りを装い部活見学にくる藤井は相変わらず流川を見ようとはしない。
頬を伝ってきた汗をリストバンドで拭うと、流川はゴールに向けてボールを放った。

流川は藤井を好きだった。
選ぶ事はないと避けられ、それでも目で追っている事に気付き、ようやく自身の中にある気持ちを認めた。
全国大会に向けてバスケ一色になった時も、ジュニア合宿に行った時も、
半年経った今でさえ別段気持ちに変わりはない。
だが、一貫した想いはあるものの藤井と是が非でも付き合いたいとは考えなかった。
もとよりあまり深く物事を悩めない男である。
基本バスケ第一である流川は、朗らかに笑む藤井の姿があるだけで心底満足していた。

しかし、最近その笑顔に陰りが見えた。
加えてもともと細い彼女の体が更に痩せたように感じる。
時折授業中に目の辺りを手で覆い気分が悪そうにしていることもあった。
(家で大人しくしてやがれってんだ。)
不安が立ち上ると共にそわそわと苛立つ。
数分後、流川の不安が的中した。
「ぇ…えっ?ちょっと…っ。」
松井の声に振り返ると藤井がへたへたと座り込んでいるところだった。
「あ…平気。ただの貧血だから。」
いち早く近付いた晴子が藤井の身体を支えゆっくりと立ち上がる。
「大丈夫?立てる?保健室行こう。」
付いていこうとした松井に大丈夫と告げ、小さな2つの影は校舎へと歩いていった。
冷静でいた松井と晴子のおかげで騒ぎにはならず、ほとんどの部員が気付かずに練習を続けている。
二人の背を見ていた流川も、ボールを一度バウンドさせると練習に戻った。
0397流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:15:07ID:CAp3a8Ij
やっと藤井の意識がはっきりしたのは保健室の白い天井を見上げてからだった。
「もうっ無理するからだよ!この頃すごく具合悪そうだもん。」
青白い藤井の顔を見ながら晴子がシーツをかけていく。
「寝ててね。カバン持ってくるから。」
ぽんとシーツを叩くと藤井に背を向けた。
「は…晴子…。」
震える声に振り返ると、藤井が少し上体を起こしている。
ついに『告白』が来たらしく晴子はギクリと身構えた。
しかし…。
迷ったように視線を下げていた藤井は、顔を上げるといつもの笑顔になっていた。
「なんでもないよ。ごめんね。ありがと。」
やはり自分を押さえ込む方を選んだらしい。
力を入れた分、晴子は盛大に脱力する。
「も…もぉーー!!藤井ちゃん!」
痺れを切らした晴子が鼻息荒くベッドの前まで戻ってきた。
「一体いつ言ってくれるのかと思ったら…!もう!もーう!」
「え?え?」
突然の友人の憤慨振りに驚く藤井。
「私は藤井ちゃんだから好きな人の話聞いて欲しかったの!
 それで我慢して欲しいなんて思ってないんだから!!」
「…え?」
ようやく藤井は晴子の言葉の意味を悟った。
晴子は全て知っている。その上で待っていてくれたんだ。
驚いたように見開いた藤井の目に、みるみる涙が溜まっていく。
「……ごっ、ごめん。」
ずっと耐えていた分、藤井の目から面白いほどに大量の涙がこぼれた。


晴子がどれほどの想いで流川を好きだったのか痛いほど知っている。
中学の時からうれしそうに流川を語る晴子はどんな表情よりも可愛らしく、
それほどまでに人を好きになれることを憧れたりもした。
――――なのに。
意志に反して気付けば流川を目で追い、一日中考え、夢にまで見るようになってしまっている。
半年前、流川にはっきりと選ばない事を告げた。
そうして二度と話をしなければ、目で追わなければ、全て元通りになるはずだった。
自分の気持ちに振り回されてこれほど衰弱してしまうまで、ずっとそう信じていた。

「ごめん。私、流川くんが好き。」
0398流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:22:09ID:CAp3a8Ij
涙を抑えながら搾り出す声にひしひしと藤井の苦悩が伝わってくる。

「やぁっと言ってくれたー。」
場にそぐわないほどの明るい声で晴子はさっぱりと言った。
「あのね、多分流川くんも藤井ちゃんのこと好きだよ。」
「え?」
「分かるよ。二人とも大好きだから。」
「……晴子。」
罪悪感丸出しの藤井ににっこり笑って見せると、晴子はふぅと息をついた。
「じゃあ行くね。藤井ちゃんいーい?今度私に遠慮したら次は本気で怒るからね!!」
「ふふ、わかった。」
ありがとうと告げると、晴子はさわやかな笑顔を残して保健室を出た。

廊下に出ると晴子はそっと保健室の扉を閉める。
涙が目に溜まりきゅっと口を結ぶと顔を上げた。
よかった。と思った。
ずっと、望みの無いこの想いを一息に誰かに消してほしかった。
側に立つ人物がふと視界に入り心臓が大きな音をたてる。

「流川くん…。」
無言で晴子を見ている流川。
先ほどすぐに出る予定だったドアは開け放したままだった。
恐らく中で話していた内容は全て聞こえていたに違いない。
にこりと笑い、声に動揺が出ないよう努めた。
「藤井ちゃんのことよろしくね!」
流川に対して初めて自然に話すことが出来た。
明るく言いながら小走りで流川の側を通り抜ける。
「サンキュ。」
背から聞こえた流川の声に一瞬足が止まる。
全ての晴子への気持ちを、流川はその言葉に込めた。
晴子は震える足を動かし教室へと思い切り走った。
くしゃくしゃになった顔を見せるわけにはいかない。
しかしその涙は悲しみだけでは決してなく。

好きになってよかった。素直にそう思えた。
0399流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:24:52ID:CAp3a8Ij
両手で顔を押さえて、声を殺したまま藤井は泣いていた。
思い通りにならない自分の気持ちに対しての憤りや、晴子への感謝、流川への想い。
混沌とあらゆる思考が渦巻いて、尽きることなく溢れてくる感情をコントロール出来ない。
がらりと戸を開く音で我に返り慌てて涙を拭く。
晴子が戻ってきたにしては早く、生徒が入ってきたのだろうと思った。
なんとはなしに、その気配に集中する。
戸を閉め、床と靴のすれるきゅっきゅっという音が近付いてきた。
カーテンの開く音と共に、大きな影が目の前に現れる。
「…ぁ。」
小さく声をあげ信じられない思いで上体を起こした。
半年振りにはっきりと見る流川の顔。
ドクドクと早くなっていく自分の鼓動を藤井は人事のように遠く聞いている。
一度は部活に戻ろうとした流川だったが、藤井の青い顔が浮かぶと居ても立ってもおれずここに来てしまった。
出てくるとだけ告げ走っていく流川の後ろから聞こえた、新キャプテン宮城の怒声をぼんやり思い出す。
しばらく立っていた流川はベッドの藤井に近付き、華奢な肩を引き寄せると触れるだけのキスをした。
間近にある藤井の顔を、流川は確認するように両手で包む。
「もう、ダメかと思った。」
珍しく弱音を吐き、もう一度丁寧に唇を重ねた。
回す腕にそっと力を込めると、藤井も身体を弛緩して受け入れる。

遠くで陸上部の掛け声が聞こえる。
藤井が緩やかに瞼を閉じると、目尻より流れた涙が頬を離れた。

0400流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:30:45ID:CAp3a8Ij

「…っ!?」
するりと入ってきた舌に、藤井は驚いて目を開けた。
背けた藤井の赤い顔を、流川が怪訝に見つめる。
「なんだ。」
「あ…あの、今晴子がカバン取ってきてくれてて…。」
「…戻ってこねーだろ。多分。」
頬に唇を付ける流川を制しながら身体を離す。
「だ、誰が来るかわかんないし…。ほら、流川くんも戻って練習しなきゃ。」
少し考えた流川の動きが止まる。ふぅと息をつくと立ち上がった。
「………わかった。」
カーテンを開けて出て行く流川。
ホッとする藤井は静まらない心音を抑えるようにドサリとベッドに倒れこんだ。
一連の出来事が頭をぐるぐると回る。
シーツを頭から被り小さく包まると、ゆでだこのように赤くなりながら頭を抱えた。

「ぇっ?きゃっ!」
捲られたシーツから見えたのはさっき出て行ったはずの流川。
「なにやってんだ。」
「る、流川くん?部活に行ったんじゃないの?」
「鍵かけてきた。」
「鍵!?…あ、あれ?電気…。」
「消した。」
話しながらベッドに上がる流川。
それを呆然と目で追いながらさーっと血が下がり頭がくらくらする。
顔の横の枕に手を置かれて、やっと自分の身体にまたがっている流川に気付いた。
慌てて起き上がろうとすると掴まれた手首と共にベッドに押しつけられる。
「んぅ…んっ…。」
顎を上げ強引に唇を重ねて舌をねじ込んだ。
少しの隙間も許さないとばかりにぴたりと重なる唇。
舌で歯列をなぞり、唇をなぞる流川はまるで味見でもしているようで、
本当に食べられてしまいそうだと藤井は思った。
瞼の裏にチカチカと光が舞って意識が遠くなる。
辛うじて唇が離された時にはすでに息が上がり、ただ上気した顔でおぼろに流川を見つめた。
「逃がさねぇ。今まで我慢したんだ。」
言われた言葉に目を丸くして唖然とする藤井。
が、すぐにくすくす笑い出した藤井に今度は流川が目を丸くする。
「ご…ごめん。相変わらずだなぁって。」
いつも突然でいつも強引で、変わらず好きでいてくれた流川がうれしかった。
だがからかわれたと思った流川は不機嫌そうに眉を寄せうっすら頬を赤くする。
「笑うな。」
「面白いもん。」
「…にゃろう。」
悔しさもあり、シーツをはがしてやや乱暴にキスをしながら細身の身体を雑に撫でた。
0401流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:35:15ID:CAp3a8Ij
心地よい体温。だが、藤井は今から何をされるのだろうという不安が沸いていた。
多少の怖れに身体を押しのけようとした手はしかし、力を抜いて覆いかぶさる男の腕に沿わされる。
流川がどれほど大事にしてくれているかを藤井は実感していた。
その流川が自分に酷な事をするはずがないと信じ、身を任せようと決めたのだった。
身体の緊張をとくと、口内の感覚が鋭くなる。
ゆったりと緩慢な動きを繰り返す舌はその動きのまま藤井の思考を溶かす。
(…ん……あ…。)
意識が遠くなるのを感じながら無意識に流川の背のTシャツを握り締める。
ふっくらとした藤井の唇や柔らかな舌の味を堪能する流川の手が藤井の足に触れた。
肌のなだらかさにつられ手を上へ滑らすと、自然スカートが捲れ上がる。
「………っだめ!」
流川の手が足の付け根にさしかかった頃、藤井がやや大きな声で動きを制した。
真っ赤な顔で眉を下げる藤井に、やはりやりすぎたかと手を引く。
が、流川に届いたのは意外な言葉だった。
「…だって…だって……まだ服も脱いでないのに…。」
………。
涙でも流さんばかりの顔で言われた内容に、流川は藤井の求めている事が分からなくなった。
「なんだソレ。」
「ぇっ?……その…順番っていうか…そ、そういうの…。」
………。
順番…。
「間違えたって言ってんの?」
「…だって………先に…む、胸とかなんじゃ……えっと…違うの…?」
拒まれたと思いきや注意されていた。
考えるように出来てない流川の脳みそが簡単に白くなる。
「…触ってほしーのか?」
「ぇっ、え!?そ、そうじゃなくって。」
「順番って。最初は?」
「……まず…………キス、とかかな…。」
たまらず流川は噴出した。
「おもしれーコイツ。」
「え?ち、違ってた?」
未だ流川の笑いが、順番を間違えたせいだと思っているらしい。
真面目な藤井は性行為にも儀式のように順番があり、
それを守らないと行為として成り立たないとでも信じているようだ。
ひとしきり笑うと流川は恥ずかしそうにする藤井にちゅっと音を立ててキスをした。
目を丸くする少女がかわいくて仕方ない。
「…ぁっ。」
藤井の胸が流川の手に合わせてくにゃりと形を変える。
「キスの次は胸、だろ?」
言いながら服の下から手をいれ、ブラジャーを上へずらす。
ぷくりと立ち上がる部分を、それぞれの人差し指でぐっとおした。
0402流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:41:20ID:CAp3a8Ij
震えた藤井から小さく吐息が漏れるのが聞こえる。
「やっぱ触って欲しかったんじゃねーの?」
からかう声に唇を噛んだ藤井は流川の腕を掴んだまま頭を振った。
「きゃっ…?!」
差し込んだ手を力任せに上げるとするりと藤井の制服が脱がされた。
露出した肌に留まるブラジャーを、覆い隠す邪魔な手と共に外す。
「だめだめ。ほ…ほんと、恥ずかしい。」
「いーから。」
「…んっ。」
言いながら桃色の頂点を口に含む。途端に藤井の身体に力が入った。
控えめに硬さを持ち始めた蕾を舌先でくすぐり甘噛みする。
「…ふぅ……ぁっ。」
漏れる声がたまらず、大きく口を開けて乳房に歯を立てた。
息を飲むように黙り込む藤井の反応は流川の思い通りで気分がいい。
空いた乳房に手を沿わす。
指の間から顔を出す蕾を挟み、軽く擦れば藤井の身体が大げさに跳ねた。
指先で先端をやんわりと撫で、時折摘まむ。
華奢な身体はその都度面白いほどにビクビクと揺れていた。
「次は?」
「…ぇ…?」
藤井はやや遅れて『順番』を聞いているのだと理解した。
「え…と………次、は……。」
霞がかかる頭で答えようとしたが、にやりと笑う流川の顔ではっと我に返った。
「言えよ。」
言えない。言えば触れられるのは分かりきっている。
それを承知で口に出せば、まるでおねだりしているようだ。
無言で促す流川の視線を曖昧な笑顔で流す。
「………キスかな。」
藤井の言葉に流川はみるみる呆れた顔になり大きくため息をついた。
「…往生際が悪い。」
「だ、だって…っ。」
反論しようとした藤井の口を塞ぐ。
舌が強引に絡みつき、息が出来ないほど深く差し込まれた。
小さな頭を抱え込まれて逃げ場がない。
藤井の舌を捉えると唇で吸い上げて、再び自分の唾液と絡ませた。
「んっ、んぅ…。はぁっ。」
唇が解放されたと思ったら肩に顔を埋めた男から耳を丹念に舐められている。
直接的に聞こえる水音が藤井の拙い性欲を刺激していった。
「ぁ…ぁあっ、やっ、まって…っ。」
流川が耳に唇を押し当てたまま小さく囁いた。

―――――教えてやる。

0403流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:47:46ID:CAp3a8Ij
唐突に下半身に痺れるような衝撃が走った。
「ぁあ!……ん!!」
無意識に出た大きめの声に慌てて口を噤む。
スカートの中に入り込んだ指が敏感な部分を下着越しに撫でているのだと少し経って理解した。
「る…流川く…!!や、やめて!声が…!」
流川の胸に縋り必死に小声で訴える。
だがその声を無視して親指でぷくりと膨れる花芽をぐりぐり押した。
「濡れてるぜ。ココ。」
力を抜きひだにそって動かすと、既に濡れたそこは下着ごと動く。
空気の混じった小さな音が保健室に響いた。
「見ろよ。端から出てくる。」
「んっん…!」
当然のように保健室であることで声を殺す藤井。
ここで嬌声を上げられて困るのは流川も同じのはず。だが、無理矢理声を出させたい衝動にかられた。

――――その時。
ガタガタッとドアの方で音がして二人の動きが止まる。
「あれ、鍵閉まってんだけど。」
「そういやさっき先生帰ってたな。」
「でも鍵かけるかあ?」
そんな話し声が微かに聞こえてきた。
未だ諦めきれずガタガタと戸を揺らしている。
驚いて起き上がろうとした藤井を流川が阻んだ。
「?…流川く……。あっ!」
流川が下半身に潜らせた手の動きを再開した。
一瞬出てしまった声を必死に抑える。
「なんか聞こえねぇ?」
「は?何言ってんだよ。誰かいたら鍵かけねぇだろ。」
「そりゃあ…。」
明らかにドア越しの生徒はこちらに耳を澄ませている。今声を出してしまえばおしまいだ。
このギリギリの状況で流川は手の動きを止めようとしない。
それどころか一段と動きを早く、粘液にまみれた指でやんわりと花芽を挟み上下に擦り上げる。
「っ…っっ!!…は……っ!」
口を開けば漏れそうな声に呼吸すらままならない。
拒む手には力が入らず、もはや自身の声を抑えることに集中すべきだった。
支配欲を満たす、快楽と苦痛の混じる彼女の表情を眺めながら流川は呼吸を荒げる。
下着は大量の粘液を吸い込みそれのみでくちくちと音を発していた。
「…っ!!?ふぅぅ…っ!!!ぅうっ…ん…!!」
藤井を追い詰めるように節くれ立った指がずぐりと中に入ってくる。
0404流川×藤井さん2011/02/10(木) 23:55:19ID:CAp3a8Ij
差し入れた流川の人差し指は、壁を慣らすように入り口をうごめいた。
流川のTシャツをきつく掴み一層頭をうずめる。
反応を楽しむ流川が、撫し付けに奥へと指を進めた。
大きく震えた藤井はなんとか声を留め浅く呼吸をする。
狭い膣内を擦り、淫液を掻き出すように何度も出し入れを繰り返す。
酸欠になりそうな苦しさによって、与えられる刺激は一種異様な快感をもたらせた。
とろとろと次から次へ透明の粘液が溢れてくる。
「声ださねーの?」
潜める笑い声で呟きながら流川は指を2本に増やし中で広げた。
折り曲げた二本の指で内壁を擦ると藤井の身体が跳ね上がり涙が頬を伝う。
意識が薄れ、限界を感じ始める藤井。
だが、彼女にとってようやく助けの声が聞こえてきた。
「ダメだ、やっぱ誰もいない。」
「…だな。しょーがねーマネージャーに頼も。」
踵を返し、段々と遠くなる足音がもどかしい。
聞こえなくなったところで流川は攻めるのを止めた。
ベッドに倒れこんだ藤井はここぞと空気を吸い込む。
よもや失神してしまいそうだった身体は取り込まれた酸素を急いで全身に送り込んだ。
極度の緊張と不安から解放された藤井は力が抜け、傍らで流川が服を脱いでいくのに気付かない。
全裸になった流川は脱力する藤井の下着を取り去る。
汗と涙で濡れる顔や、乱れた髪は、興奮しきっている流川を更に煽った。
「んあっ!!あぁ…っぃ、た…っ!!」
足を持ち上げられたと思ったら突然体内に侵入する異物に力が入る。
「やめてっ!!ゃ…いやだ…!!」
「うるせー。」
抵抗する言葉も押し付ける手も無視して、無理矢理奥へと腰を進める流川。
ぐずぐずと中に入ってくる激痛に藤井は息を飲んだ。
必死で離そうとしても、熱く大きな身体はビクともしない。
「んん…っも…嫌…い!」
「また好きにさせる。」
ぐっと一際強く押すと、腰はピタリと藤井の腿に密着した。
身体を強張らせ苦しそうに呼吸する藤井。
拒絶の態度とは裏腹に、男に絡みつく壁はやんわりと流川自身に吸い付いてくる。
「ぅ、んっ…!あ!」
体内からずるりと異物を抜かれ、耳にかかる熱い男の息に全身に鳥肌が立つ。
内壁を擦る痛みとも違う違和感が、未知の感覚を全身に与えた。
それが快楽であると飲み込むには先ほどまで純潔でいた藤井には無理のこと。
「…ぅうっ…はあ!…ぁ!」
今度は容赦なく押し込められる質量に目を瞑る。
「声出せ。」
「…んっ…や…いや…っ。」
無理を言う。また誰がこの保健室に近付いて来るかもしれないというのに。
「オレのもんだって聞かせろよ。」
足を持ち上げて肩に担ぐとより深くえぐるように腰をたたきつけた。
0405流川×藤井さん2011/02/11(金) 00:01:37ID:XMJr5W96
流川に激しく揺さぶられ、藤井は今自分がどこにいるかも分からなくなる。
「ぁあっ…あああっ!」
痛いほどに胸を掴まれて蕾を弄られる。
中も外も痛くて気持ちよくて、訳の分からない感覚にパンクしてしまいそうだった。
「は…あ、んあっ!る、かわく…っ!」
最奥の子宮を押し上げた状態で、一つ息をして流川は眼下の藤井を見た。
痛みに耐える顔が映り、はたと流川はたった今までの己の行為が走馬灯の如く頭を回った。
もしかせずとも乱暴にやりすぎた気がする。
流川もこれが初体験。あまり…いや欠片ほども余裕なんかなかった。
想いをぶつける様に抱いてしまい、まるで藤井の身体を気遣わなかった事実に突然ひやりとする。
荒い呼吸のまま身体を起こしてみるとシーツに小さな赤色が滲んでいた。
「……。」
初体験で、保健室。
これはマズイかもしれない。
「…流川くん。」
小さな声にギクリとした。
視線をやると自失したような藤井が潤んだ目でこちらを見るともなく見ている。

「気持ち…い?」
僅かに首をかしげて伺うように問われた質問の意味が一瞬分からなかった。
理解すれば、罪悪感と共にじわりと熱が湧き上がってくる。
彼女の拒否など無下にした自分をこの状況で気遣ってくれる。受け入れてくれる。

藤井という女にひれ伏してしまいたくなった。

「…ん。」
流川にしては珍しく素直な返事をした。
ふわりと笑む藤井の顔に見惚れてしまう。
「…よかった。」

やばい。
「…っ!」
素早く藤井の中から抜いたと同時。
「きゃっ…。」
勢いよく放たれた白い液体が少女の薄桃の肌に散らばった。
0406流川×藤井さん2011/02/11(金) 00:08:35ID:XMJr5W96


藤井を愛しいと全身で感じたからこそ迎えた限界。
初体験でもある流川にしてみれば、こんなものだろという終わりではある。

だが当の本人はあまり長く持たなかった藤井との行為に無表情ながら多大なショックを受けていた。
藤井の身体に散らばっていた自身の欲の証をふき取ると、無言で服を着込んでいく。
そんな手負いの流川に襲い掛かる藤井の暴言。
「びっくりしちゃった。だけど…案外そんなに長くないものなんだね。…こういうのって。」
悪びれる事無く、えへへと笑いながら満足気に頬を赤らめて呟いた。
単に、藤井は幸せに浸っているだけ。
だが流川は無邪気な容赦ない言葉にグサリと傷付いていく。

ふと様子の違う流川に気が付いた。
何も言葉を返してくれない背中。そういえば、終わってからは流川の背しか見ていない。
先ほどまで息苦しいまでに絡んでいた流川の腕がなくなって、妙に肌寒く感じた。
「…もしかして……私、ダメだった?だから早く終わっちゃった…とか…?」
ダメじゃない。むしろダメじゃなさ過ぎたのだ。
というか『早い』って単語そろそろ勘弁して欲しい。
もちろんそんな事は口が避けても言えない流川は、睨み顔で照れを隠して藤井に向き直る。
「そんなんじゃねー。どあほう。」
やっとこっちを見てくれた。流川の不機嫌顔などものともせず藤井はそう思った。
やはり浮かれる気持ちを抑えられず彼女独特の柔らかな笑みを浮かべる。
「よかった。」

流川は胸が締め付けられた。
彼女を抱けたことよりも、想いが通じたことよりも、こうして見つめ返される事をうれしく思う。

「え?る、流川くん?」
シーツに包まって座る少女の傍まで来ると、ベッド脇に跪く流川。
藤井は居心地悪く身を縮めた。
流川が自分よりも視線が低い場所にいるだけで、なんだか目のやり場に困ってしまう。
気にするでもない流川は藤井の両手を取ってやんわりと握った。
「流川くん…?」
「明日からは、ちゃんとこっち見てろよ。」
避けられていた時期には二度と戻りたくない。
言葉少なな流川の言わんとすることを藤井は察して、
今までの流川に対する自身の態度を心底申し訳なく思った。

「うん。…流川くんしか見ない。」
柔らかな小さな手の平が流川の黒髪を撫でる。
みっともないと思うものの止める気はなかった。
どこまでも優しい指の動きは、流川を無類の温かさで満たす。

藤井にはかなわないことを思い知らされた。
0407名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 00:10:29ID:XMJr5W96
終わりです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

職人さん待ってます!
0408名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 01:03:04ID:SsoDlVfk
神様帰ってキタ――(°∀°)――!!!!!
はじめてリアルタイムで遭遇して読ませていただきました!!!
流川も藤井さんも晴子さんも大好きなんで切なくてグッときました…GJです


あと以前流川で何か書くと言ってたんですが進まないので
お詫びに別の人で作ってます申し訳ないです(涙)
0409名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 06:27:33ID:K4ckUE6z
乙です!
藤井好きだわ。原作読んでて「あれ?もしかしてこの子、花道に片想い?
でも春子を好きなのが解ってるから言えないんだろうなー」
って出てくるたびに妄想してたが、これも良いな。
藤井が無意識にSなところに噴いたw
0410鉄男×彩子2011/02/11(金) 07:49:27ID:TN/TDR57
「いい女だな・・・オレの好みだ」


不良グループによる体育館襲撃事件の後、鉄男は毎日校門で彩子を待つようになった。
「・・・またアンタなの」
部活も終わり、帰宅しようとしていた彩子は呆れたように言った。
「悪いか?」
「悪いに決まってるでしょ!」
彩子は吐き捨てる様に言うと鉄男をチラリとも見ずに早足で歩き出した。
(アンタのせいで、あたしまで変な目で見られてるっーの!)


0411鉄男×彩子2011/02/11(金) 09:24:05ID:TN/TDR57
彩子は気分が落ち込んでいた。
鉄男が毎日自分の事を待ち伏せしている事も原因のひとつだが、
何よりも今日の昼休みの出来事が未だに尾を引いている。


昼食を食べ終えた後、宮城に屋上に呼び出された。
「なに、リョータ、話って?」
「う・・・うん・・」
宮城はバツの悪そうな表情をしていたが、やがて意を決したように口を開いた。
「ゴメン!アヤちゃん!オレ、他校の子と付き合うことにしたんだ。」
「・・・え・・?」
リョータは自分に思いを寄せていたはず・・・なのに何故?彩子はそう思った。
「アヤちゃんは・・・その・・オレの事を男として相手にして無いみたいだったし・・・もうここら辺が潮時かなって。
 そんな時、他校の美人な子から告られたんだ。バスケの試合見ててファンになったって。んでオレもつい・・・。ヘヘヘ。」
(なにがヘヘヘよ)
彩子は内心動揺しながらも、表面は何事も無かったかのようなフリをして、
「そ、そう、リョータ良かったじゃない。その子大事にすんのよ。」と言った。
宮城はホッとしたように、
「サンキュ、アヤちゃん。」
そう言って足早に去っていった。
彩子には赤木という好きな男が居る。だから、宮城の自分への想いに気付いてはいても無視していたのだ。
(ここら辺が潮時か・・・それは、あたしの赤木先輩への想いにも言えることかも・・・)
赤木の頭の中はバスケットで一杯だ。バスケが最愛の恋人と言っても言い過ぎではない。
赤木にとって彩子はバスケ部のマネという存在でしかない。
(赤木先輩が好きなのに、リョータをキープ君として利用していた、あたしが悪いんだよね・・・)
例え何があろうとも宮城は自分のことだけを一途に好きでいてくれる、そう彩子は思っていた。
だからこそ、宮城に裏切られた様な気がした。
(バカだなぁ・・・あたし)

 






0412鉄男×彩子2011/02/11(金) 09:59:18ID:TN/TDR57
(ううん、気分切り替えなくちゃ。彩子姐さんの名がすたるっつーの)
俯き加減になっていた顔を上げ、前を向いて歩き出そうとした瞬間、何かに視線を塞がれた。
ほぼ同時に唇に何かが触れた。強いタバコの匂いがした。
彩子は何が起こったのか理解できずにキョトンとしていた。
「まさか初めてのキスなんてこたぁ無いよな。」
そう言って鉄男は下卑た笑いを浮かべた。
(な・・・今のってキス・・・?こいつがあたしに・・・?)
何が起こったのか理解した時、彩子はカッと頭に血が上った。
「あ、あんたね!いきなりこんな・・・・・」
彩子の言葉を遮るように鉄男は再び唇を重ねてきた。
今度のは、さっきのよりも深く長く・・・
鉄男は彩子の唇をしゃぶりつくす様に、ねっとりと嘗め回す。
嫌いな男に触れられている事やタバコ臭い事、色々な事や感情が相まって彩子は泣き出しそうになった。
何とか逃れようと抵抗する。しかし女である彩子の腕力などタカが知れている。腕っ節の強い鉄男に敵う筈が無い。
0413鉄男×彩子2011/02/11(金) 11:01:53ID:TN/TDR57
「なかなかお似合いだと思わねーか、オレ達。」
「何言ってんのよ!んなワケないでしょ!」
彩子は尚も必死の抵抗を試みる。
「おっと、そう暴れんなって。・・・しかしホントいい身体してんな。」
鉄男は彩子の身体を頭の先からつま先まで、嘗め回すように見る。
「デケーおっぱいだな。その身体で、まさか処女ってこたぁ無いよな。」
「なっ、なに言ってんのよ!いい加減にしなさいよ!!」
彩子は顔を真っ赤にして言い放つ。
「我慢の限界だな。」
「え?」
その瞬間、彩子の身体がフワリと舞い上がる。足が地面から離れる。
鉄男が彩子の身体を抱き上げたのだ。
「ちょ、ちょっと!下ろしなさいよ。下ろせー!!」
彩子は脚をバタつかせて大騒ぎする。
鉄男はそんな事は全く気にせず、彩子を抱えて学校を後にした。
0414鉄男×彩子2011/02/11(金) 11:20:06ID:TN/TDR57
「よっと」
鉄男は彩子をベッドの上に下ろした。
ここはラブホの一室
「ほらよ、お望みどおり下ろしてやったぜ。」
彩子はパニック状態になっていた。
こんな所へは来たことが無い、ましてやセックスなんてした事さえ無い。
不安で胸が一杯になり、自然と涙がこぼれる。
「ほ、しおらしい姿もそそるねえ」
そう言った鉄男の股間は、はち切れんばかりにそそり立っていた。
その事に気付いた彩子は恐怖を感じた。
この状況下で自分がされる事はただひとつ。
鉄男に同意の無いセックスをされる事だけだ。
0415名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 13:40:19ID:L9ekueA9
流×藤やったーっ!!!
流川って自分の気持ちに気が付くより先に無意識のうちに行動してしまいそう
ですよね。S全開で攻めてたのにあっけなくフィニッシュを迎えてしまって
ショックを受けるとこがかわいいよ〜
でもって藤井ちゃんはMなのにS?で最高でした!
乙でした!

鉄男×彩子、色気ダダ漏れの二人、どうなるのか続き楽しみに待ってます。
0416鉄男×彩子2011/02/11(金) 14:05:39ID:TN/TDR57
鉄男が彩子に覆いかぶさってくる。
「やっ・・・いやぁ!」
力一杯、鉄男の身体を跳ね除けようとする。
「抵抗するオンナを喰うってのもいいもんだな。オレはコンドームってヤツが嫌いでよ。」
そう言うが早いか、彩子の制服を容易く引きちぎる。
「・・・・!」
彩子の口から出てくるのは、言葉とも悲鳴ともつかないものだった。
たわわな乳房が下着から零れ落ちそうになっている。
「ほ!」
鉄男の口から感嘆の声が上がる。両方の掌で彩子の乳房を激しく揉みしだき始める。
「っう・・・うぅん」
彩子の厚めの唇から吐息が漏れる。
鉄男の大きな掌から零れそうなほどの巨乳。
「たまんねぇな。」
鉄男は舌なめずりすると、ブラを思いっきり上にたくし上げた。
彩子の乳房は大きく、乳首も大きめの方だった。
「今まで何人ものオンナを抱いてきたが、こんなにおっぱいのデカいオンナは初めてだ。」
言うが早いか、鉄男は彩子の乳首に、むしゃぶりついた。
「あぁ・・あんん!」
男に乳首を吸われるなんて初めてなのに・・・それなのに・・・
(くすぐったいけど、気持いい)
鉄男はオンナ慣れしているのだろう。かなりのテクニシャンだ。
(だから気持いいの・・・?それとも、まさかあたしに淫乱の気があるとか!?)
好きでもない男に、こんな事されてるのに・・・頭の中のどこかで冷静にそんな事を考えている自分に驚く。



0417鉄男×彩子2011/02/11(金) 14:19:21ID:TN/TDR57
「ふっ・・・うぅん・・ん」
鉄男のものとも彩子のものとも分らない吐息が部屋に響き渡る。
掌で乳房を愛撫しつつ、舌先でゆっくりと乳首をなめる。
円を描くように動かしてみたり、軽く噛んでみたりして彩子の反応を楽しんでいる。
彩子の頭の中は鉄男への嫌悪感よりも、もっと快楽を求めたい、その欲求の方が強くなってしまっていた。
すでにもう彩子は抵抗するのを止めていた。
抵抗するよりも、もっと快感を得たい。もっと、もっと。
0418鉄男×彩子2011/02/11(金) 14:41:44ID:TN/TDR57
彩子はそっと自分のショーツの中に手を入れた。
オンナの部分は驚くほどに熱く潤っていた。
濃いめの陰毛も愛液でぐっしょりになっている。
彩子は男とセックスしたことは無い。だがオナニーは、ほぼ毎日していた。
だが絶頂に達した後には、いつも何となく罪悪感を感じてしまう。
(あたしって性欲強いのかな・・・?)
彩子は外見は派手で遊んでいる様に見られるが、中身は いたって真面目なのだ。
「なんだ、オマンコ触って欲しいなら、そういやいいのによ。」
彩子が自分のショーツに指を入れて愛撫しているのを見て鉄男はニタニタ笑ってそういった。
0419鉄男×彩子2011/02/11(金) 14:55:18ID:TN/TDR57
「な!!!」
彩子は顔を真っ赤にして何か言い返そうとした。
しかし言葉が出てこない。
「オンナがそんな事してるの見てたらよ、手伝ってやらなきゃ男がすたるってもんだぜ。」
そう言うと鉄男は彩子のショーツに指を入れてきた。
ビックッ!
彩子の身体が跳ね上がる。オナニーの時よりも、もっともっと深い快感。
「は・・・あぁん!んっ」
鉄男の指は、まるで蛇の様に彩子の秘部を這い回る。割れ目を黒々とした密林を愛液が湧き出る泉を。
彩子は溜らずに腰をモゾモゾと動かし始める。
「ぅ・・うぅん・・んん」
彩子の顔が切なそうに歪む。


0420名無しさん@ピンキー2011/02/12(土) 10:41:42ID:MAdpjnew
流川×藤井さん最高GJ!!
ありがとうありがとう!
エロまで長くてもずっと読んでいたいほどストーリーが秀逸でした…
鉄男×彩子も楽しみに待ってます。
0421鉄男×彩子2011/02/14(月) 07:14:59ID:epcnS8Av
(入れて欲しい、ペニスを・・・あたしの中に・・・入れたい!)
彩子は沸きあがる衝動を抑えきれずに、鉄男に縋り付いてねだった。
「おねがい。入れて欲しいのよ。」
「よし・・・と言いたい所だが、もうちょっと味あわせてもらおうか。」
言うが早いか、鉄男は彩子の脚を大きく開かせる。
彩子の女の部分が露になる。
濃いヘアのせいで秘所は はっきりとは見えない。
鉄男は指先で茂みをさわさわと掻き分ける。見えてきた彩子の性器は充血して膨らんで居る様に見える。
「ほ!」
鉄男ももう限界だった。自分のペニスを早く挿入したい。
だが、彩子の悶える様をもっと見たい、苛めたい。
己の欲求を抑えるように鉄男は大きく深呼吸をした。
0422鉄男×彩子2011/02/14(月) 07:28:34ID:epcnS8Av
鉄男は彩子のクリトリスに、そっと口付けた。
「あぁん!はあぁ・・ん!」
彩子の反応は凄い。喘ぎ声も愛液も止め処も無く溢れ出してくる。
鉄男は口でクリトリスを吸いながら、舌先で円を描くように愛撫し出した。
クチュクチュッ
強弱をつけて、時に優しく時に激しく愛撫する。唇も舌も総動員してだ。
「・・・ぃや・・いやぁんっ!あぅっはぅ!!」
彩子の厚めの唇から漏れる声は溜らなく官能的だ。
鉄男の口の周りは愛液でべちゃべちゃになった。流れ出る蜜は彩子の太股を伝わりシーツにまで滲みを作っている。
0423鉄男×彩子2011/02/14(月) 07:56:43ID:epcnS8Av
さすがの鉄男も、もう我慢の限界だった。
「いくぞ、彩子」
そう言うと鉄男はペニスの先端を彩子の膣口にあてがった。先っぽのみが彩子の中に入る。
途端に彩子の身体がのけぞった。
「・・・・・っ!!」
ペニスの先端を挿入しただけなのに鉄男はそれだけで意識が飛びそうなほどの快感に襲われた。
(今までのどのオンナよりも、すげぇ。)
鉄男はペニスを強引に彩子の中に収めた。あまりの心地よさに彩子が処女だという事も忘れて乱暴に挿入した。
彩子の表情は快感と初めての痛さで切なそうに歪んでいる。
「うぅ・・・ぅん・・・」
「悪いな、痛がらせちまってよ。」
「・・・!バ、バカッ!!」
鉄男のことをイヤな奴だと思っていた。汚い奴、もう金輪際関りたくないと。
だが今目の前にいる鉄男は、どこか憎めない表情をしていた。
悪い事をして母親に叱られている子供の様な顔をしている。
「ほ、本当に悪いと思ってんの?」
「惚れた女だからな、もっと優しく入れるつもりがよ、アンタの色気のせいで乱暴に入れちまった。」
「!!バカッ!」
0424鉄男×彩子2011/02/14(月) 08:12:34ID:epcnS8Av
「腰動かすぞ。」
鉄男はゆっくりと腰を使い出す。
まずはゆっくりと動かして彩子の膣の中のヒダの感触を味わう。
「ふっ・・・ふぅんっ」
彩子の口から切なそうな喘ぎ声が漏れ出す。
ヒダが愛液が鉄男のペニスに ねっとりと絡む。
ジュプッニュップッ
腰を動かすたびに卑猥な音が響く。彩子のヘアと鉄男のヘアが絡み合う。
最初はゆっくりだった鉄男の腰使いがスピードを増してくる。
「はぁん・・あぁんっ、ダメ・・・ダメ!」
彩子も何時の間にか鉄男の動きに合わせて、腰を振っていた。
「だ、出すぞ彩子」
「イヤ・・・あぁんっ・・・もうだめ!!」
鉄男は彩子の中に精液をたっぷり出して果てた。
0425鉄男×彩子2011/02/14(月) 08:39:44ID:epcnS8Av
二人はしばらくの間、息が上がって言葉が出てこなかった。
ややあって彩子が口を開く。
「・・・・いつまで入れてんのよ。」
「出たくねぇなあ。このまま第二ラウンドいくか?」
鉄男は、そう言って彩子の身体を強く抱きしめた。
鉄男に対して恋愛感情は無い。そうはっきり彩子は断言できる。
だが・・・・鉄男が与えてくれた あの快感はまた味わいたい・・・。
そう考える彩子の心を見透かしたように鉄男は、
「オレの片思いでも構わねえ。まずはセフレからでもいいぜ。」
そう耳元で呟く。
彩子は顔を真っ赤にしながらも、
(想うよりも想われる方が女冥利に尽きるかもね・・・)
そんな事をチラと心の中で考えてた。
(それに・・・コイツも思っていたよりもイイトコあんのかも)
始まりは最悪だったけど、これから先どんな感情が鉄男に対して芽生えるか分らない。
そんな未来もいいかも、と彩子は思いながら、第二ラウンドに入るべく鉄男の首に腕を回した。



0426鉄男×彩子2011/02/14(月) 08:41:16ID:epcnS8Av
即興で書いた上にグダグダですみません。
0427名無しさん@ピンキー2011/02/14(月) 09:50:52ID:hJ38xh3N
>>426
「コンドームってやつがきらいでよ」「ほ!!」に盛大に噴きましたw
エロエロでGJっす
0428名無しさん@ピンキー2011/02/14(月) 16:38:29ID:uWVnL+Wr
流川×藤井さん
二人が惹かれあっていく過程が丁寧に書かれていたので
最後強引な流川にも「良かったね!」とほっとしてしまいました。
Sな流川、いいですね〜もっと読みたい!

鉄男×彩子
同じく「ほ!!」に噴いたw
でも鉄男、思ったよりいい人そうでよかった
0429名無しさん@ピンキー2011/02/15(火) 05:38:39ID:ch+ugvZO
晴子が花道の天真爛漫なピュアさにちょっとでも救われていたら嬉しいな。
0430名無しさん@ピンキー2011/02/15(火) 19:10:06ID:LfkAPMGN
流川と藤井ちゃん好きー!!!
保健室での最初のほうのやりとりとか
「順番」のくだり、ニヤニヤしちゃいました。
晴子さんも花道と幸せになってほしい。
鉄男と彩子も斬新でイイですね〜w
0432名無しさん@ピンキー2011/02/16(水) 07:03:04ID:eQxTySrc
鉄男と彩子は前スレでもあって、お似合いの二人だなと思います。
0435名無しさん@ピンキー2011/03/01(火) 19:34:50.41ID:p2FQez3z
松井さんと藤井ちゃんはアニメのほうがかわいいね。
晴子さんと藤井ちゃんの声に萌え
0437名無しさん@ピンキー2011/03/25(金) 01:18:26.74ID:4nsUiioF
たしかに清彩ないな

【湘北】   
花晴6花彩5花藤2
流彩9流晴4流藤1
赤彩2
リョ彩7
三彩8三晴5三藤2三オリ1
木彩2木晴1
洋晴2洋藤1洋彩1
彩晴1
【陵南】
仙彩4仙弥3仙藤1仙松1
【海南】
牧彩3牧晴3
清晴1清松1清藤1
神彩1
【翔陽】
藤彩2
【豊玉】
南彩1
【山王】
堂弥1
【その他】
鉄彩2
0439名無しさん@ピンキー2011/04/10(日) 12:28:54.03ID:h7Dlz7KQ
流彩が一番好きだけど彩ちゃんのマイナーも好きだわ
神彩とか南彩とかあったんだー
ログざっと見ただけで保管庫まだ見てないからいってくるわ
0440名無しさん@ピンキー2011/04/10(日) 14:09:12.04ID:aoIFj4ZP
藤井ちゃん可愛い。
神藤サイトさん大好き!
0441名無しさん@ピンキー2011/04/11(月) 22:47:39.58ID:3PurQTza

南×彩、神×彩、仙×彩最高
0442名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 07:10:32.03ID:qoP+Hcm+
神藤一番!神さんは藤井さんみたいな子が良く似合う。
0443名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 12:39:33.70ID:AAF4/DZO
個人的にスラダンキャラは基本彩子さんしか萌えない
晴子ちゃんは花道限定で萌える
藤井ちゃんは虹だと萌えるけど原作では萌えない
0444名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 12:46:36.06ID:qoP+Hcm+
自分は藤井さんでのみ萌える。
彩子さんはリョータ限定で萌える。
好みは人それぞれだからね。
0445名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 18:13:45.78ID:W77vqlyI
どうでもいいけどさげてくれ
好みは人それぞれと言いつつ攻撃的だし
0447名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 18:42:07.91ID:qoP+Hcm+
連投して悪いが、>>443の方が攻撃的、特に最後の一行が。
彩子さん好きな人って攻撃的な人が多いな。すぐに突っかかってくるし。
あるサイトで彩子さんファンの人が他人を脅迫してるのを見たことあるし。
彩子さんはブスだから原作でも虹でも全く萌えない。
0448名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 18:55:35.35ID:qoP+Hcm+
他の女の子はみんな可愛いのに、彩子さんだけドブス
だから嫌われてるんだなwwwwwwwwwwwwwwww
0449名無しさん@ピンキー2011/04/12(火) 20:25:55.97ID:cYPskwst
このスレでもこんなに荒れることあるんだな
何年もマターリしてたのに
0450名無しさん@ピンキー2011/04/13(水) 09:38:26.65ID:PydV+5gV
のびてたから投下があったのかと思ったら違ったw
職人さん待ってるお!
0451名無しさん@ピンキー2011/04/16(土) 05:36:17.57ID:LNrPno8Z
職人さん来ないかなーwk
0452名無しさん@ピンキー2011/04/17(日) 10:23:37.39ID:DNj77ThC
以外なとこで仙道×晴子読みたい
仙道と天然な女の子の組み合わせって想像しにくいが
0453名無しさん@ピンキー2011/04/22(金) 21:23:44.63ID:ED/grDVr
仙道×彩子さんにはまりました
余裕ないじわる仙道が良い
0455名無しさん@ピンキー2011/04/23(土) 08:26:15.72ID:sU3NRtDE
彩子さんと松井さんて似てる。
ということで二人のレズものが読みたい。
0456琥咲2011/04/23(土) 09:12:40.57ID:sU3NRtDE
0457琥咲2011/04/23(土) 15:03:00.73ID:sU3NRtDE
0459牧×晴子12011/04/29(金) 18:14:11.28ID:ZKOQb/oj
「あの二人が一緒に居ると、恋人同士っつーよりか・・・その・・なんつーか・・・。(言っていいのかな?こんなこと)」
「援交みたいに見える、って言いたいのかな?」
「じ、神さん!!」
神と清田は自分たちの少し前を、寄り添って歩いている牧と晴子を見ながら小声で話していた。
「牧さんは自分がフケ・・・いや、大人っぽく見られるせいか、可愛らしくて幼い感じのする女の子がタイプなんだよ。」
「なるほど。確かに晴子さんはカワイイからな〜」

0460牧×晴子22011/04/29(金) 18:28:52.34ID:ZKOQb/oj
「牧さん、これ以上邪魔すると悪いですからオレ達はこれで失礼します。」
「おう。」
神は牧にそう言うと、清田を引っ張って連れて行こうとした。
「ええ〜、オレもう少しハルコちゃんを見てたい・・・」
「信長、これから恋人同士の時間なんだよ。牧さんだってオトコだし・・・。」
そう言うと神は意味深な表情でニヤッと笑った。
「・・・?あっそうか!これからエッチするんすね、牧さん!」
ゴンッ!!
信長の頭にゲンコツが落ちた。
0462牧×晴子32011/04/29(金) 18:50:10.73ID:ZKOQb/oj
(全く清田のヤツ、あんなに大声で・・・)
牧は隣にいる晴子をチラと横目で見た。
顔を真っ赤にして俯いている。
(そりゃオレだって晴子さんとセックスしたいさ)
晴子の全てを自分だけのものにしたい、もっと愛し合いたい、牧はそう強く思っている。
だが・・・
牧には ひとつだけ気になることがある。それは・・・
流川とのことだった。

0463牧×晴子42011/04/29(金) 19:08:46.92ID:ZKOQb/oj
試合会場で偶然見かけた晴子に牧はひと目ぼれをした。
清楚で可愛らしくて・・・まさに自分の理想のタイプそのものだった。
思い切って話しかけようとしたその時・・・
「ハルコさ〜ん!」
そう言って晴子に駆け寄ってきたのは桜木だった。
「ハルコさん、さあ帰りましょう。」
試合中とは別人のように鼻の下を伸ばした桜木が可笑しくて思わずプッと牧は笑ってしまった。
「ん?あー!!じい!」
「やっと気付いたか。」
「何してんだ、じい。帰んなくていいのか?」
「いや、ちょっとな。」
そう言って晴子をチラと見た。
恋する男の勘とでもいうのだろうか。桜木は牧の晴子に対する視線からイヤなものを感じ取った。
「ま、まさか・・・・・じい・・ハルコさんを」
「そのまさかだ。ホレた。」
0464牧×晴子52011/04/29(金) 19:47:17.10ID:ZKOQb/oj
あまりに はっきり言われて晴子は顔が赤くなった。
「ハ、ハルコさんはダ、ダメだ!」
桜木は晴子を隠すように立ちふさがった。
「なんだ、桜木。お前もハルコさんに惚れてるのか。」
「うっ」
桜木はズバリ言い当てられてドギマギした。
「晴子さんは愛らしいからな。今日からお前とオレは恋のライバルというやつだ。」
「ぐむむむ〜」
流川だけでも厄介なのに、さらにライバルが増えるとは・・・
「じいっ!ハルコさんはな、流川に片思いしてんだよ!だから、じいはフラれるんだぜっ!」
「ほう、てことは桜木、お前もフレれるというワケか。」
「え・・・?あっー!!」
ズッコーン!!
自ら敗北宣言をしてしまった桜木は、眼も当てられないほど落ち込んでしまった。
0465牧×晴子62011/04/29(金) 20:44:08.77ID:ZKOQb/oj
流川に片思いしてることをバラされてしまった晴子は顔を赤くして俯いてしまっていた。
そんな仕草が愛くるしくて、牧は益々晴子を好きになってしまった。
落ち込んでいる桜木を無視して牧は晴子に話しかけた。
「晴子さんが流川を好きでも、オレはキミを諦めない。」
「!」


その日から牧の猛アタックが始まった。
晴子が赤木の妹だと知った牧は、毎日のように家に訪ねてきた。
最初の頃は牧を追い返していた赤木だったが、めげずに訪ねてくる牧の情熱に負け、家に上げるようになった。
リビングで牧を晴子に会わせてやる。
初めは戸惑っていた晴子だったが、何度か牧と会話をするうちに少しずつ打ち解けてきた。
晴子は、牧のことをコワイ人だと思っていた。黒くてゴツくて・・・
でも実際に話してみると、試合中の彼から受けるイメージとは全く違っていた。
少し天然で、でも歳にそぐわないほど落ち着いていて・・・。
晴子は、その落ち着いた雰囲気を心地よく感じるようになっていった。


0466牧×晴子72011/04/29(金) 21:04:46.03ID:ZKOQb/oj
その日・・・
何時もの様に赤木家を訪ね、晴子と話をしていた牧は、晴子の様子が何時もと違う事に気付いた。
酷く寂しそうで、声のトーンも沈んでいた。
「晴子さん・・・何かあったのか?」
「・・・・・」
「オレに出来る事なら、どんな事でも力になる。いや、晴子さんの為なら、どんな無理だってする。」
「・・・」
「晴子さん!!」
「・・・牧さん、私と・・・付き合ってくれますか?」
「え・・・?」
突然の問いかけに牧は我が耳を疑った。
晴子にひと目ぼれをしてからというもの、交際するということは牧が最も望んでいた事だった。
しかし・・・
「いいのか?」
「何がですか?」
「・・・流川のことだ。」
晴子の肩がピクリと小さく動く。
「いいんです・・・もう・・・。」
「いいって・・・?」
「わたし、牧さんの隣にいたいんです。」
0467牧×晴子82011/04/29(金) 21:29:09.18ID:ZKOQb/oj
そして今に至り、牧と晴子は寄り添って歩いている。
牧は幸せだった。しかし心のどこかで何かが引っかかっていた。喉の奥に小さな骨が刺さったような何ともいえない感じ・・・。
流川にずっと片思いしていた晴子が何故あの日、自分から「付き合って」と言ったのだろう?
オレを好きになってくれたからか?そうに違いない。だが・・・
あの時の晴子の寂しそうな雰囲気は・・・?何故?
気になってしまう。好きだから・・・気になってしまう。
何度も聞こうと思った。流川のことはもう完全に吹っ切れたのかと。
いや、吹っ切れたからこそ「付き合って欲しい。」と言ったのだろう。だが・・・
牧はふと歩みを止めた。
「牧さん?」
晴子は隣に居る牧を見上げた。
ややあって牧は意を決したように口を開いた。
「晴子さん・・・あの日何があった?」
「え・・・?」
「キミがオレに『付き合って欲しい』と言った日のことだ。」
0468牧×晴子92011/04/29(金) 22:57:48.98ID:ZKOQb/oj
重苦しい空気が漂う。
時間にすれば、ほんの少しだったかも知れない。
しかし牧にとっては晴子が口を開くまでの間がとてつもなく長く感じられた。
「・・・今はバスケのことしか考えられないって・・・。」
「え?」
「流川くんに そう言われたの。」
「!」
「思い切って告白したの、流川くんに。そうしたら・・・『今はバスケのことしか考えられない』って。
 分ってたのに・・・でも・・でも・・・。」
晴子の瞳から止め処も無く涙が溢れてきていた。
「ごめんなさい。自分勝手で・・・ごめんなさい。ダメだと分っていても、せめて流川くんに気持だけでも伝えたかったの。」
「・・・流川に想いが届かなかったから、だから、どうでもよくなってオレに『付き合って』と言ったのか?」
牧は晴子を強い口調で問い詰めた。
「オレが晴子さんに夢中になってるから哀れんでくれたのか?」
「忘れられるかもって・・・。牧さんと付き合えば、牧さんの落ち着いた雰囲気に包まれれば流川くんのこと忘れられるんじゃないかって・・・。
 自分でも分ってる、勝手な事してるって。ごめんな・・・」
晴子の言葉を遮るように牧が唇を重ねてきた。熱く深く・・・。
濃厚なキスを交わした後で牧はようやく晴子の唇を解放した。
「牧さん・・・?」
牧は晴子をそっと優しく胸に抱きかかえた。
「それでもいい。」
「え?」
「ショックじゃなかったと言えば嘘になる。だが晴子さんは今こうしてオレの腕の中にいる。
 オレが流川のことを忘れさせてやる。そしてもっとオレの事を好きにさせてみせる。」
「牧さん・・・。」
「やすやすと晴子を他の男になど渡せるはずないからな。」
そう言うと牧は晴子を包み込むように抱きしめた。
途端に晴子は子どもの様に泣きじゃくった。
牧は晴子の髪を優しく撫でながら、
(惚れた弱味ってやつかな)
そう心の中で呟いた。




0470名無しさん@ピンキー2011/05/01(日) 02:36:33.57ID:9Wu5hAF+
告白の巻き添えくらった花道にワロタ
晴子が牧を心から好きになると良いなー
0471名無しさん@ピンキー2011/05/16(月) 09:03:03.98ID:X6ZO2Ozj
鉄男「いい女だ。。。オレの好みだ。」
宮城「どーぞどーぞ。」
彩子(ウエシマかよ(-_-;))
0473名無しさん@自治スレで設定変更議論中2011/06/18(土) 00:24:17.13ID:PrOrQvfQ
山王キャプテン深津です。
深津なんか笑っちゃって見てらんねえよwwって方は飛ばし推奨ですw
初投下なので、期待しないで適当に流し見て頂けたらと思います。
04742011/06/18(土) 00:26:35.26ID:PrOrQvfQ
湘北vs山王工業の決戦の翌日、山王工業のメンバーは湘北の試合を見に来ていた。

キャプテンである深津は、負けた相手の試合を見にくるのなど嫌だったのだが、
「勝者の試合を見て応援し、解析する事も敗者の仕事だ」
と言う堂本監督の命により、チーム全員で愛知と湘北の試合を見に来ていた。
「やっぱり赤い髪はいねぇんだな」
河田兄が言う。

「しかしなんだよ・・この気の抜けた感じ・・誰かさんなら本当暑苦しい位気合い入れる相手なのに・・」
山王チームの見学ベンチの端からボソッと聞こえた。

「おらぁ!沢北ぁあ!聞こえてねぇと思ってんのか!?落ち込む沢北君もカッコイイなんて言われて調子乗ってるんじゃねーぞ!!」
「イデデデデー!別に名前は出してませんよ!」

そんないつもと変わらない光景を横に、深津は苛立ちと哀しみの中にいた。
(・・こんなのに負けたのか・・)

しかし負けた事は事実であり、その現実を受け止めた上での湘北の惨敗に、深津はひどく虚しくなった。

「・・トイレ行って来るぴょん・・」
「おう!たんまりウンコ出してこい!」
ガハハと笑う河田をジロリと睨みつけ、トイレへと向かった。
(・・なんで平気でいれるんだよ!)

深津は声に出す時は語尾を付けるが、頭の中で考える文には語尾をつけない。
その為話す事自体が面倒になり、本人は全く気にしていないが、寡黙で変わったキャプテンのイメージがついてしまった。
しかし、語尾を付ける事はとても気に入っていたので、辞めようとは思わなかった。
04752011/06/18(土) 00:28:32.13ID:PrOrQvfQ
起きていても寝ていても、あの時の光景が浮かんで来る。
もっとあそこでこうすれば
あの展開からああすれば良かったなど、
後悔が沢山出て来て、昨晩はとてもではないが眠れなかった。

トイレを探して歩いていると、薄暗い廊下の端っこに何かが見えた。

(人?なんだあれは?)
とりあえず前は通らなければならないので、近づいてみる事にした。

「っう・・・」
なにやら呻き声が聞こえる。

(おいおい大丈夫か・・?)
「どうかしたぴょん?」

顔を覗き込むと、目も頬も涙に濡れた女の子がいた。

「ごっ・・ごめんベシ・・ぴょん・・」

焦って昔の語尾が出てしまうのも仕方がない。
彼は今までバスケのみに力を入れてきた。
兄弟に女の子もいないし、
女の子の泣き顔を見るなんて、幼稚園以来初めてに近いのだ。
04762011/06/18(土) 00:31:19.79ID:PrOrQvfQ
深津が思考停止していると
「・・山王の・・・」
と女の子が言った。

「そ、そうぴょん。話しかけてごめんぴょん。」

これ以上立ち入る事もないし、そう言い、立ち去ろうとした。

(・・俺を知ってるのか・・?可愛いし、まあ沢北のファンだろ・・
しかし可愛い・・クソッ沢北め・・)

沢北への怒りを沸々とたぎらせつつ、女の子に背を向けて歩き出した時、

「・・ごめんなさい!」
と聞こえた。

(・・・?俺?)
深津がゆっくりと振り返ってみると、女の子はこちらを向いて立ち上がっていて、
俯きながらひっくひっくと涙を流して泣いていた。
04772011/06/18(土) 00:46:03.69ID:PrOrQvfQ
「・・??何で謝るぴょん。」
深津には、この可愛い女の子に謝られる理由が何一つ浮かばない。
訳が分からなかった。

すると、女の子は少しずつ話し始めた。
「・・・私・・湘北のマネージャーです・・」

深津がトイレに立った時、愛知と湘北の試合は既に終わりに近づいていたが、考え事をしながらうろつく間に終わっていたらしい。

「・・・・・・(チッ・・)だから何ぴょん。」
そう言うと深津はキッと彩子を睨みつけ、
先程よりも遥かに冷たい返事をした。

「・・山王が今日の試合見てたの知ってます・・。選手の代弁になるけど・・。
不甲斐ない試合をしてしまって本当にごめんなさい・・・。」
彩子は深々と頭を下げた。

深津はその言葉を聞き、頭がカッとなった。
しかし相手は女の子だ、それに可愛い。
グっと手に力を入れながら気を紛らわした。
04782011/06/18(土) 00:47:56.80ID:PrOrQvfQ
「・・・・お前なんかに謝られても何も思わないぴょん。」

(クソッ・・・)
深津は握りしめた手に強く強く力がこもり、
早くこの場から立ち去ろう。そう思い、彩子を背にした。

「・・本当にごめんなさい。でも湘北の選手達もとても反省して・・・」
もう、我慢の限界だった。

深津はつかつかと歩き、まだ話している彩子の前まで行くと、
『ガンッ』
と言う音と共に彩子の後ろの壁を殴りつけた。

彩子はその音にビクッと身体を震わせると深津の目を見て、
どんな時も冷静で有名なはずの山王キャプテンを、
自分の言葉で怒らせてしまった事に今更になって気付かされた。

もう深津には、下を向き怯える彩子に気を使う事はできなかった。

「それは・・・同情してんのか?ふざけんなよ・・・」
深津は語尾も付けず、冷たく低い声で言った。

「・・・そんな訳じゃっ・・!」
その言葉に反応をするように彩子が上を見ると、
深津は右手で彩子の顎を掴みあげ、後ろの壁に押し付けた。
04792011/06/18(土) 00:49:07.35ID:PrOrQvfQ
「いっ・・・・」

「っお前らは俺達に勝った事で、気が抜けたかもしれないけどなぁ・・・っ!
俺達はその先も、戦いそうな奴全てのデータを調べて、仮想練習してずっとやってきたんだよ!
遥かに上の先輩達の代から受け継がれてきた、王者山王の名前を初戦で崩した俺達の、
王者の4番をつけてる俺の気持ちが分かるのか?!」

深津だって馬鹿ではない、
負けたのは自分達の責任だし、彩子に言ってどうにかなる訳ではない事は十分分かっている。
しかしプライドだってある、プレーヤーではないとはいえ、自分の負けた相手から謝られて
「はい、お疲れ様でした。」と言える程に大人にはなれなかった。

まくし立てる様に言った深津の目は赤く、今にもこぼれ落ちそうな程に涙が溜まっていた。

それ程に、インターハイ制覇は重たく、憧れのものだった。
04802011/06/18(土) 00:51:07.08ID:PrOrQvfQ
その深津の顔を見て彩子は、
自分よりも遥かに高い所にある深津の肩を両手で引き寄せ、愛おしそうに抱きしめた。

彩子自身、何故そうしたのか分からなかった。
でも、プライドの高いこの人が彩子の前で涙を落とす前に、そうしなければならないような気がした。

「は・・?なにすんだよ!」

「分からない!分かんないけどこうしなきゃ駄目な気がするの!」

深津は、可哀相だ、惨めだと慰められている気がして腹が立った。

「そんなに慰めたいならやらせろ」

冷たくそう言い顔を上げると、
左手で彩子の両手を頭の上で押さえ付け、
首筋に吸い付き片手でTシャツとブラジャーを一度にめくり上げた。

「やっやだっ・・!」
暗い場所特有の冷たい空気が、彩子の肌に一気に触れる。

それまで彩子は、深津はなよなよしていて変な奴。と思っていたが、
近くで触れる深津の腕や胸、
腕は筋肉質で硬く、利き手ではない手の力も強い。
それを見ただけで、山王というチームの練習の厳しさや濃さが分かった。
04812011/06/18(土) 00:52:50.02ID:PrOrQvfQ
「う・・んっ・・」

彩子はとりあえず、晒された胸を隠したかった。
両手を抑えられている為に万歳したままだが、
身体をずり下げ体育座りになると、胸を足で隠す事ができた。

しかし深津は、座り込み力を入れた彩子の足をいとも簡単に割き、股の間に押し入った。
「ねえ、こっちの方がエロいんだけど。わざと?」

「・・・・・っ」
駄目だ。力では敵わない。
彩子は、冷たく見る深津の目を静かに睨みつけた。

深津は睨む彩子と目を合わせたまま、冷たい言葉とは裏腹に唇に優しく吸い付いた。

少しずつ激しくなるキスの嵐で、罪悪感なのか、波にのまれたのか、何故かは分からなかったが、
彩子はもうどうなってもいいや。と思ってしまった。

慣れてはいない行為に、息をする事だけに必死だったのかもしれない。
くちゅくちゅと音を立てながら絡ませられる舌と、
深津の離さない目線に頭がぼーっとなっていった。
04822011/06/18(土) 00:54:29.81ID:PrOrQvfQ
深津もキスをしながら、何も考えられなくなっていった。
初めてのキスだとか、相手の気持ち、そんな事は微塵も考えなかった。

どちらのものかも分からない唾液が唇の端を伝うと、
深津は唇を離し、胸の尖端に口づけた。

ビクッ
彩子の身体が反応する。
きっとこの子はここが気持ちいいんだろう。
深津は直感的にそう感じた。

乳首を口に含むと、ゆるゆると回りを舐め、尖端を軽く噛んだ。
同時に、空いていた右手では片方の胸の尖端を軽くつまんだり、押し込んだり。

「っい・・んん・・・あ・・・・ぁぁ・・」
声を堪えている彩子の足が少し震えているのが分かる。

深津が胸を舐めつつ顔を見上げると、口は半開きで涙目
頬は上気して赤く、沸き上がる快感と、我慢しても出てきてしまう喘ぎを
必死に必死に堪えている彼女がいた。

童貞ならではかもしれないが、深津はその顔を見た瞬間に、
もう前戯などをしている余裕や、精神力はなくなり

早く一つになりたい、それだけを思った。
04832011/06/18(土) 00:56:28.78ID:PrOrQvfQ
深津は、胸を舐め目を合わせたまま
彩子の腰に先程まで胸を触っていた片手を伸ばすと
彩子の履いていたスパッツを腿の半分まで引っ張りあげた。

「やっぁ!」

驚いた彩子が少し大きな声を上げると、
深津は少し焦り、急いでまた自らの唇で彩子の口に蓋をした。
「うあっんっ」

絡ませられた舌と卑猥な音、自分の身体にピッタリと触れた筋肉質な体
胸に強弱をつけた快感を運ぶ、骨張り血管の浮いた大きな手。

彩子は身体の奥や足がむずむずとする、
抑える事の出来ない変な感覚に襲われた。

深津はさらけ出された彩子の秘部に右手の人差し指を触れさせ、上から下へつつつとなぞった。
0484十一2011/06/18(土) 01:05:35.29ID:PrOrQvfQ
「っ!んっぁぁ・・」
彩子の声がより一層甘えた声になる。

深津は触れてみて驚いた。
もう彩子からは沢山の蜜が溢れ出していて、
深津の人差し指をお尻までヌルヌルと滑らせる程だった。

指を滑らせる度に彩子は甘えた声をあげ、深津の理性をボロボロと崩して行くのだった。

深津は短パンを膝まで下ろすと、大会前から自慰を我慢していた為に
パツパツに張り、尖端からつつ・・と雫を落とす自身を
彩子の愛液が溢れる場所に少しづつ、少しづつ、耐えるように押し込んだ。

今すぐにも奥深くまで押し込みたかったが、
そうすると、彩子の中の自然とキツく絞めようとする動きで、すぐに限界を迎えそうだった。

グチ・・ヌチュチュ・・
「ぁぁ・・ぁぁぁぁっ」

深津の肩に頭を預け
耳元で、気持ち良さと声を押し殺す事の葛藤で苦しそうに喘ぐ彩子に、深津はもう理性など保てなかった。
0485十二2011/06/18(土) 01:07:37.95ID:PrOrQvfQ
グチュチュッピチャッグチュッ・・・

暗く誰も通らない廊下に響く二人の交わる音は
唇を噛んで押し殺す彩子の喘ぎよりも大きく、二人の気持ちをより高めた。

「ご・・め・・・イ・・・イ・・ク・・!」

深津はそう言い終わる前に急いで腰を引き
交わる部分から自身を抜くと、彩子の下腹に白液を放った。

深津も限界まで堪えたが、彩子の中の気持ち良さと、
自慰を我慢していた事、初体験と言う事もあり、やはり長くは持たなかった。

深津には最初の怒りの気持ちは無く、申し訳ない気持ちや愛しい気持ちで溢れ、
どうすればいいのか分からずこんがらがっていた。

(ごめん・・・)
深津は、背中を壁に預けぐったりした彩子に重らないようゆっくりと近付くと
(ごめん・・・)
言葉には出さず、自分よりも遥かに華奢で、小さな身体をギュッと強く強く抱きしめた。
(・・・・・好きだ・・・)
0486十三2011/06/18(土) 01:09:20.26ID:PrOrQvfQ
「・・・痛い・・・」

そう彩子が口にすると、
深津はガバッと飛び退き、下を向く彩子の様子を伺った。

・・・・・・

彩子はちらり、と深津を見上げた後、
「ははっあっあははははははっ!」

こちらを指差し突然爆笑し出した彩子に、深津は意味が解らなかった。
(も・・もしかして・・ショックでおかしくなったのか・・・?
そうだな・・無理矢理だもんな・・ショックな訳がないよな・・怖いよな・・嫌われたよな・・・もう駄目だ・・)
焦りと不安が出てきて、深津の頭の中の葛藤と緊張は更に増した。

その時、
「ははっ・・もう、なんて顔してるんですか!あはははっ・・捨てられた犬みたいに眉毛が下がってますよっ?!」

・・・・・・
「え?」
深津は不安がっている自分の顔で笑われている事にやっと気が付いた。

「なっ・・・なんだピョン・・・そりゃ心配するピョン!」
安心したのか、いつの間にか深津の語尾は復活していた。
0487十四2011/06/18(土) 01:11:47.00ID:PrOrQvfQ
すると
「・・・・・・」

彩子は急に真顔になり、ムム・・と考え出した。
「???ど・・どうしたピョン・・?」

「やっぱり、ピョンって言ってない深津さんの方が絶対格好良いですよ?」

真面目な顔でそう言いながら、彩子は少し首を傾げた。

その仕草の可愛さに深津は
ああ、この年下の女の子には絶対に敵わないだろうなぁ。と思い知らされるのだった。

彩子は、俯いて照れたように笑う深津に安心した。
きっと深津は、笑い飛ばさないと、ずっと謝罪や後悔の言葉を口にしただろう。

しかし、彩子は謝罪も後悔もして欲しくなかった。
自分に気まずい気持ちを少しでも抱いて欲しくなかったのだ。
順序は違えど、恋心を抱いてしまったのは彩子も同じだった。

「早く拭いて下さいよー?」
彩子はそう言うと、笑いながら胸ポケットから常備しているポケットティッシュを取り出し、
深津に後処理を促した。
深津は苦笑いをしつつも、行為を強いた事を許して貰えた気がして嬉しかった。
0488十五2011/06/18(土) 01:13:31.56ID:PrOrQvfQ
その後、離れたくない一心で
「バ・・バスケ勝負をしないか?」
と深津から持ち掛けた。
女の子をどうやって誘えば良いかなど深津は全く分からなく、
この時程沢北のデート自慢を聞いておけば良かった・・と思った事はなかった。

顔を真っ赤にして、目をそらしながら誘う深津を見て、
驚いたように目をパチパチとさせた後、爆笑した彩子が
「いいですよ・・」と答えるまでに時間がかかった事は言うまでもない。

そして二人は試合会場の前の公園にあるバスケットゴールで1on1をしていた。

「ふぅー疲れた・・ちょっと休憩!」
彩子はコートの端に座り込むと、先程深津が買ってくれたミネラルウォーターをゴクッと一口飲んだ。
「・・・そう言えば・・うちの奴らダンク結構してるけど、先輩のダンク見た覚えがないなぁー・・」

まるで、あんたダンクできるの?とでも言うように呟いた。

深津は彩子を見て少し考えた後
サッと前を見ると
「見てろピョ・・・見てろ」
と言うと、ドリブルをしながらゴールへ向かった。

彩子は、フリースローラインからスラムダンクをしようとする深津を見つめながら

「天下の山王キャプテンも、あいつらと変わらない位に単純ね」
と、愛しそうに目を細め微笑んだ。
0489名無しさん@自治スレで設定変更議論中2011/06/18(土) 01:18:13.56ID:PrOrQvfQ
短いですが終わりです。
見て下さった方ありがとうございました。
どうか深津好きが増えますようにw
駄文すみませんでした。
0496sage2011/07/07(木) 09:45:14.78ID:Uhg7FbLP
深津好きになりました!!


わたしも本当に沢北読みたいです
0499名無しさん@ピンキー2011/08/09(火) 16:40:27.88ID:9p9l6GBq
夏休みだな…
湘北メンバーもみんなで海とか行くんだろうか
ひと夏の思い出とかあるんだろうか
0501名無しさん@ピンキー2011/08/22(月) 22:14:45.17ID:/AKVDIMN
夏はいいな・・・まさにスラダンって感じ
0502名無しさん@ピンキー2011/08/22(月) 22:43:10.82ID:/AKVDIMN
以前サイトに載せてたのですが、保守がてら投下します。
三井×藤井で恋人設定。ただヤってるだけです。
0503三井×藤井2011/08/22(月) 22:46:35.04ID:/AKVDIMN
暑い夏が過ぎ去ろうとしていた。
湘北バスケ部がIH初出場を果たし、王者山王を倒すという快挙を成し遂げた夏。

藤井は、恋をした。
そこで活躍をした、二つ上の先輩である三井に。

バスケ部の応援に毎日のように通い、IHでは広島までわざわざ足を運んだ
彼女を三井自身も気づかないわけがなかった。

そんな二人は、ごく自然と惹かれあい、そして恋をした。
0504三井×藤井 22011/08/22(月) 22:48:18.14ID:/AKVDIMN
夏休み明け、まだまだ残暑厳しい校舎内。
藤井は移動教室のため、晴子と松井の後を付いていくように歩いていた。
両手で抱きかかえるように教科書を持って。

そんな彼女の片腕を、急に掴んだ手。
通り過ぎた教室から伸びたそれは、力強く藤井の腕を掴んで中へと引っ張り込んだ。

「きゃっ!」という叫びと共に床に教科書が落ちた音。
驚いて振り返った晴子と松井の耳にそれだけを残し、藤井の姿はそこにはなかった。
0505三井×藤井 22011/08/22(月) 22:57:13.94ID:/AKVDIMN
藤井は壁に押し付けられて唇を奪われていた。
叫びも口の中に閉じ込められ呼吸もままならない。
舌ごと奪うような激しいキスに、目を白黒させる。

身に覚えのある感触、そして匂い。
恐怖で強張らせていた身体の緊張を解く。

でもふとここが学校で、薄い壁の向こうには友人たちがいることに気づく。
名を呼び自分を探す声が聞こえる。

慌てて彼の逞しい胸板に手を当て突っぱねると、名残惜しげに熱い唇は離れていった。


「ハア、ハア・・・三井、せんぱい・・・
も、何でこんなとこで、するんですか・・・っ!」

「藤井・・・悪ぃ、でもよ・・・もう、我慢できねえ。
今すぐお前が欲しい」


唇同士がすぐ触れ合いそうな近距離で発せられた三井の言葉は、
熱い吐息と共に切なげな声音で自分を求める言葉が紡ぎだされた。
そんなことを言われて、気持ちの揺らがない女の子なんて、いるわけない。
0506三井×藤井 32011/08/22(月) 22:58:35.73ID:/AKVDIMN
また近づいてきた唇。
うっとりと目を瞑り受け止めそうになる。

でも理性が、ここは危険だと教えそれに従い藤井は拒否する。


「だめ、です・・・!ここ学校ですよ」

「かまわねーよ、んなの。
・・・・・・な?分かるだろ?」


藤井の腹部に押し付けられた三井の下半身。
硬く熱く主張したその象徴に、快楽の味を覚えだしたばかりの藤井の秘部が、じゅるりと潤う。


「で、も・・・」


埋めた首に舌を這われて、ぞくりと身体が震える。
押し付けた腰をゆっくりと動かされ、藤井の身体にも火が点る。

やわやわとブラウスの上から胸を揉まれ、あ・・・と藤井の口から小さく甘い声が漏れた。
0507三井×藤井 42011/08/22(月) 23:00:56.90ID:/AKVDIMN
突然始業チャイムが流れる。
藤井はビクッと体を跳ねさせ、胸の上で妖しく動く三井の骨ばった大きな手を弱々しく掴んだ。

その停止を無視し三井の手は布越しの乳房を遠慮なく弄る。
舌を出しながら唇に吸い付く。

互いに密着した肌がしっとりと汗ばむ。
布越しではなく直に触れ合いたい欲望が高まる。
三井の口から漏れる熱い息が、荒く藤井の鼓膜に響く。

忙しくたくし上げたブラウスとブラジャーから、ぷるんと乳房が飛び出した。
先端が赤く色づきピンと立っている。


「体は、正直だな・・・っ」


片方の手で乳房を忙しく揉みながら、もう片方の乳房に顔を寄せ間近に見た
三井が、興奮したように低く呟く。
熱い息が敏感な部分に掛かり、藤井の胸が高鳴る。
そしてそのあからさまな言葉に恥ずかしさでかあっと顔が熱くなる。


「そんなこと、ない・・・っ」

「んじゃこれなんだよ?」


太ももを切なげに撫でていた掌が、藤井の足の付け根を掠める。
じわりと濡れたショーツの感触に、三井はニヤリと口角を上げた。

0508三井×藤井 52011/08/22(月) 23:03:26.18ID:/AKVDIMN
「俺が欲しいんだろ?」


片方の乳首を口に含まれ、もう片方は指できゅっと摘まれて、
藤井は「あんっ・・・!」と体を跳ねさせ切なげに啼いた。
硬く主張した先端を、飴玉を楽しむように口中で転がしそして吸う。
そうしながらもう片方の乳房を掌全体で揉み上げ指先で乳首を転がしその感触を楽しむ。

三井は藤井の胸が好きだ。
彼ははっきり言えば胸フェチなのだが、藤井の決して豊満とはいえない
小振りともいえる乳房が好きだった。
適度な弾力と柔らかさを持つその乳房はとても滑らかで先端は淡い色合いだった。
彼女自身を体現しているかのような控えめな印象を持つその胸は、
雑誌で見かけるグラビアアイドルのような豊満で男の目を引く主張するような
派手さのまったくない、ごく普通のサイズだった。
それでも三井を充分興奮させ、感触を楽しませそして満足させてくれる。

詰まる所三井は藤井自身にベタ惚れなのだ。
若さ故の、性欲を解消できる存在だからだとか、身近で気軽にヤることのできる
彼女だからだとか、そういった下世話な事情なしで三井は藤井を大切な存在だと思っていた。
だから彼女の胸は三井にとって愛しさ倍増だった。

0509三井×藤井 62011/08/22(月) 23:04:59.02ID:/AKVDIMN
「せんぱ、いっ・・・!
胸ばっか触るの、やめてくだ、さい・・・」

「・・・他も触れってか?」

「ち、ちがっ・・・!」

「お望みとあらば・・・」


ニヤリとサディスティックな笑みを口元に浮かばせながら太ももを撫で上げ、
短いスカートに手を忍び込させる。
他の部分よりもいっそう熱くなった箇所に辿り着くとそこは先程以上に濡れているのが
下着越しでも分かった。
隙間から差込んだ指を割れ目に沿ってゆっくりと這わせば藤井から熱い吐息が漏れる。
二三度擦っただけで指はあっさりと秘部へと飲み込まれていった。
んん・・・ときつく目を閉じ快感に耐える藤井が可愛い。
きゅうきゅうと指を締め付ける熱い内部に、ゴクリと喉を上下させる。
どの箇所が感じるかはもう分かっている。早急に擦り上げ内部を解していく。
ビクビクと跳ねる肢体と赤く色づいた唇から漏れる甘い声に気は急くものの、
二本三本と指を増やし自分を受け入れさせる準備を怠らない。

充分潤い柔らかく解れた秘部から指をスッと引き抜く。
ふやけた指をぺろりと舐めると独特の味が口内に広がった。興奮が深まる。
その行為をぼんやりと眺めた藤井は、惚けた表情だった顔にサッと朱が走った。

0510三井×藤井 72011/08/22(月) 23:06:00.33ID:/AKVDIMN
「いや、です・・・それ」

「お前の味、ちゃんと確かめねーとな」

「センパイ・・・悪趣味」

「言ってろ・・・んな憎まれ口、言えねェように今からしてやる」


ニヤリと口角を上げ素早くスラックスの前を寛がせると、藤井の片足を持ち上げ、
興奮で既に反り返った熱い欲望を宛がいゆっくりと沈めていった。
うっとりと瞼を閉じ息を潜めてその快感に耐える。
根元まで埋まるとしっかりと互いの体に腕を回して抱きしめ合う。
そのうち自然と腰が動き出す。
立ったままなせいか思うように腰を打ち付けられない。
もどかしくなった三井は藤井を抱え上げふっくらとした臀部を掴んだ。
慌てて藤井が三井の首に腕を回す。
ぴったりと密着し合い奥深くまで繋がり合う。
まだ足りないとばかりに噛みつくように唇を求め舌を絡め合った。

ピチャピチャと上下の結合部から漏れる卑猥な水音が誰も居ない教室に響く。
獣のように夢中になって貪り合う。

授業中のひっそりとした校舎内。
とはいえいつ誰が不審に思い覗くかもしれないそんな状況で。
ただただ互いに夢中になって絡み合う。

激しい律動はやがて終わりへと向かう。

0511三井×藤井 82011/08/22(月) 23:09:52.04ID:/AKVDIMN
「んっ、あっ・・・ああっ!」

「・・・っ!」


小刻みに痙攣する体をきつく抱きしめ、欲望をドクドクと奥深くへと注ぎ込む。
恍惚とその快感に身を委ねていた三井は、ハッとして顔を蒼くさせた。


「あ、わり・・・中で出しちまった・・・」

「・・・ 。
・・・っ!」


無理な体勢だったこともあるし、がっついたせいでもある。
ちゃんと準備する余裕もなかった。

行為の激しさに脱力し放心状態だった藤井が、同じく蒼ざめ声を発することもできずに驚いた。



0512三井×藤井 92011/08/22(月) 23:10:36.69ID:/AKVDIMN
「ど、どうしよ・・・」


おろおろと眉尻を下げて泣きそうな顔の藤井を横目に
逡巡するように無言でいた三井は、意を決したように真剣な眼差しを彼女に向けた。


「・・・だったら俺はもう、逃げねえよ」


バスケの時のように、もう逃げることはしない。
大切なモノの前から、逃げることはもう、絶対にしない。


「だから、ちゃんと責任は取る・・・はずだ」


小さく付け加えられた言葉はともかく、その気持ちが嬉しくて、
藤井は泣き出しそうだった顔に笑みを浮かべた。


「本当、ですか・・・?」

「おう・・・だから、もう一回」

「・・・。えええっ!だ、だめですよ!」

「別にいいだろーが・・・ ・・・なあ」


甘く低い声で囁きながら再び唇を近づけてくる三井に、
藤井は困ったように眉尻を下げながらも、
そっと目を閉じて胸を高鳴らせながら落ちてくるはずのキスを待った。


0513名無しさん@ピンキー2011/08/22(月) 23:24:14.04ID:/AKVDIMN
sageるの忘れてましたorz
おまけに2が二つある・・・
駄文無作法失礼しました;

このスレの活性化を祈ってます。
0514名無しさん@ピンキー2011/08/25(木) 14:32:30.07ID:zdAv9Ky2
すでに恋人同士で経験済みの藤井さんって初めてじゃないですか?
すぐに受け入れてしまう藤井さんがエロかったです
最後、教室なのにもう1回ってがっつく三井もイイ!
乙でした!
0515名無しさん@ピンキー2011/08/27(土) 16:44:49.61ID:tQcIBTKW
保管庫落ちてる?
0518名無しさん@ピンキー2011/10/10(月) 07:44:09.01ID:ZwkBpbXj
スラダンで体育祭で活躍しそうなのって誰だろ
三井、流川あたりはやる気なさそう
赤城、リョータあたりかな?
0519名無しさん@ピンキー2011/10/23(日) 20:49:51.77ID:jQkm5bRR
花道、清田は絶対張り切るよ!

流川は花道に煽られて燃えると思う。

ミッチーはクラスの奴に「リレーのアンカー頼むよ〜」って言われたら
「しょうがねえな・・」って出るけど内心嬉しがってるはず。
0520名無しさん@ピンキー2011/10/26(水) 00:56:41.94ID:6dHzBLLa
ストックだけ多くあるのに書き上げきらない…
職人さんってすごいな
0521名無しさん@ピンキー2011/11/06(日) 00:14:44.04ID:Is7qJ1sM
わかるわかる、1シーンしか書けなくて数だけ増えていく
始まりから終わりまで書くって大変だ
0522名無しさん@ピンキー2011/11/09(水) 00:34:13.85ID:vhBHH6Ld
今さらながらZt9AGvS4hEさんのミッチー×藤井さんがかなりツボりました!
続き激しく希望なんですが、無理か…(´;ω;`)
付き合ってその後の二人が読みたい…絶対一筋縄には行かない気がする
0523名無しさん@ピンキー2011/11/10(木) 19:20:50.85ID:AqcP7uMs
鉄男×晴子が読みたい…。箱入り娘とヤンキーな感じがツボ。
0524名無しさん@ピンキー2011/11/13(日) 15:09:30.07ID:4ARI1C9z
>>523
盲点だった
遊びまくりだった鉄男がなかなか手が出せないでいるといい
0525名無しさん@ピンキー2011/11/15(火) 14:46:20.45ID:l3Bjhaob
流藤凄くいい!なにこれ!
鉄彩も三藤も!
ってか、自分が藤井さん萌えってココで気づいたw
晴子ちゃん可愛いけどイマイチ萌えないのは藤井さん萌えだったから?
晴子ちゃんと藤井さんだとタイプ全然ちがうもんね
しかし職人さんの才能すごいわー裏山

>>523
晴子に調子崩される鉄男って面白そう
0526名無しさん@ピンキー2011/11/15(火) 23:05:27.85ID:tabk7L3a
ハルコの何がすごいって魅力と個性の無さだよね
キャラが薄いっていうか
やたら桜木や青田とかにマンセーさせまくってるけど、全然そんな風に見えない
あんなもん親衛隊の一人ととって変わっても違和感無いと思うよ
0527名無しさん@ピンキー2011/11/17(木) 11:20:05.69ID:MKMFbPrV
いや、最初のほうの晴子は見た目は無敵に可愛かったよ
途中から残念だったけど
性格もまっすぐで天然で可愛いし
でも二次では自分は彩子さん&藤井さん萌え
二次では逆に可愛いすぎないほうがなぜかいい
0533名無しさん@ピンキー2012/01/07(土) 00:09:03.56ID:yx0PEpdq
あけおめー
最近原作読んで仙道×弥生さんにビビッとくるものがあり、
ここの保管庫見てほくほくしたwたまらんですー。
0536名無しさん@ピンキー2012/02/10(金) 09:41:13.20ID:7Db2MefH
岸本いいね
土屋×藤井とかも読んでみたいがどう出会わせるか難しいか
0538名無しさん@ピンキー2012/03/12(月) 06:01:13.32ID:ylxFCaph
原作でそれらしいエピがあるわけでもないのに
流彩がきっとずっと好きだ
0540名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 01:39:56.03ID:xpqcedPd
流川が親兄弟以外でまともに個別認識してる女はアヤコさんくらいだろうからな
0541名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 15:36:35.64ID:7bZAR5nR
流川にフラれ、保険としてとっておいた桜木までも藤井ちゃんにとられて体育館を去る晴子
2年後、グレてすっかりビッチな格好(でも処女)でバスケ部を襲撃する晴子でお願いします
0544名無しさん@ピンキー2012/04/24(火) 12:36:39.89ID:ubxKpdyZ
あ 安西先生 スカトロがしたいです(T_T)
0546名無しさん@ピンキー2012/05/05(土) 23:03:58.80ID:OLxnk1Eb
流川にとって彩子以上の女性は生涯いないってことだな。
男にとって一目惚れで初恋で筆下ろしの相手って何にも変え難い存在だよ。
オマケに美人で年上っていう最強スペック兼ね備えてるしさ。

晴子もそれを承知していたから、マネージャーという形で張り合おうとしたんだろうけど。
結果的にただの白痴女になってたのが痛かった。
0547sage2012/06/01(金) 12:32:06.65ID:G4l4NF/V
流川×藤井が好き
0554名無しさん@ピンキー2012/09/11(火) 04:39:26.60ID:zPZpAhw/
ぶっちゃけてしまうと、好きな書き手さんの途中で止まったままの
作品の続きが読みたいからという理由だけで覗きにきてる

その作品が投下されたら、安心してここから去る事が出来る
0555名無しさん@ピンキー2012/09/17(月) 11:15:36.86ID:orIOKdF8
流彩自分もはまりました。彩子さん家の流川くん、すごくいいですね
続きがどうなるのか気になってしまいます
職人さんここ見ることあるかなぁ・・
0556名無しさん@ピンキー2012/09/18(火) 03:23:31.15ID:Fd5Akz8t
オレはいつも寝る前にこのスレを巡回してきた… ◆/HloHuTzBQが… 「彩子さん家の流川くん」を完成させるところを毎晩 思い描いていた。7年前から ずっとだ
0557名無しさん@ピンキー2012/09/19(水) 09:40:44.12ID:Go8/N0Xs
いや、さすがにもう来ないんじゃないかな
虹って萌えが尽きると書けなくなるもんだし
0558名無しさん@ピンキー2012/09/20(木) 02:20:07.86ID:gfk+xH9p
世の中には引き寄せの法則というのがあるらしい
それを信じて作者再登場を待つ!
0559名無しさん@ピンキー2012/09/20(木) 03:17:39.75ID:DOHapUyv
この間初めて保管庫覗いたら、確かにレベル高かった
「彩子さん家の〜」は、絶賛されてる通り超良作だし、期待されるのわかるなー
てか、続き読みたいw

ざっと保管庫みるとやっぱり彩子さんは大人気だなあと思った
0560名無しさん@ピンキー2012/09/20(木) 13:02:27.83ID:gfk+xH9p
「彩子さん家〜」作者に限らずレベル高い職人がいっぱいいたよね
職人さん気が向いたらいつでも戻って来て下さい
0561名無しさん@ピンキー2012/09/21(金) 07:13:22.77ID:ttuFfCuH
久々に保管庫読んで、彩子さん家の〜は永遠にイチャついてればいいんじゃないか
エロとかむしろ余計だろって気分になった
昔は早くエロ突入しろって思ってたのにな…年かな
0562名無しさん@ピンキー2012/09/21(金) 22:44:18.35ID:3PT0ALi8
>>559とは別人だけど、この作品直接エロほとんどないのに、パロと思えない位
キャラが自然・しかも萌え満載で素晴らしい…
0563名無しさん@ピンキー2012/09/23(日) 07:27:08.71ID:t9ydneim
おお、なんだかにわかに活気づいているw
自分も流彩好きだが他カプも待ってますんで
文才ある方どうぞよしなに!
0564名無しさん@ピンキー2012/09/23(日) 07:51:07.70ID:9aAOIxCK
同じくノシ

一人悶々とするペット流川とにぶちんの飼い主彩ちゃんの話だよね?
あれ読んでから原作でついつい二人の絡みシーンを探してしまう俺のためにも、
職人様、早めのご帰還おながいします…!
0565名無しさん@ピンキー2012/09/23(日) 16:54:34.27ID:fCBe39Qq
この流れに便乗して言ってみる
実はあの作品で流彩にハマったので、職人さんが帰ってきてくれれば嬉しい
0566名無しさん@ピンキー2012/09/25(火) 02:13:46.16ID:M8mHPLUL
自分もこのスレの作品楽しみにしてた一人
今まで投下してくれた職人さんも新しい職人さんも
いつでもお待ちしてます
0567名無しさん@ピンキー2012/09/25(火) 12:09:29.27ID:6+gNBomk
自分も彩子さん家の続きが気になって仕方が無い…
いろんなエンディングの神の人帰って来てください〜(´Д⊂)
0568名無しさん@ピンキー2012/09/26(水) 23:06:22.60ID:kXBn5yYq
このスレとか保管庫の彩子さんはもの凄いイイ女だと思う!
美人・グラマー・姉御肌だけでなく、絶妙な加減の脆さとか。
ヒロインが魅力的だと、そこに惚れてく男キャラの心情に納得しやすいよね。
0569名無しさん@ピンキー2012/09/27(木) 15:16:53.30ID:r1UYGWIL
連載中にジャンプで読んでただけで、先日初めてコミックスを読んだら流彩が気になってしまってこのスレに来た
保管庫も堪能させてもらいました
職人様って素晴らしい
これからも頑張ってください
0570名無しさん@ピンキー2012/09/29(土) 23:33:56.50ID:l3ZtcoCP
彩ちゃんage
0571名無しさん@ピンキー2012/10/03(水) 21:24:37.14ID:UC8xjnQ+
流川、、、あいつのこといつから気になってたんだろう?
気づいた時には、もうかおを見るだけで胸がドキドキしていた。
私は彩子。バスケ部のマネージャーだ。ある日あいつが急に話しかけてきた。
ーいつも無口なこいつがどうしたんだろ?
そうも思ったが、流川に話しかけられた、そう思うだけで胸がドキドキしていた。他の部員はもう帰っていて、体育館にはあたしとあいつの二人しかいなかった。
「先輩、なんか足首ひねっちまったみてーで。けっこういたいんすけど。」
「足首⁉」
「ハイ。」
「あんた来週IHなのよ?わかってるの?」
ボリボリ、、、、、あいつが頭をかいた。その仕草をみたとたんわたしは、顔が真っ赤になるのを抑えきれなかった。
0573名無しさん@ピンキー2012/11/14(水) 11:15:27.78ID:3wMwzXy4
続きはまだか
05742012/11/19(月) 18:29:11.68ID:v7k9yE6i
藤井さん×洋平を考え中です。 やはり難しい・・・
05752012/11/28(水) 19:10:12.67ID:NLigJ0k0
あの時に私の運命は変わった。 なぜ、あの場面に出くわしたのだろう、、、
0576名無しさん@ピンキー2012/12/01(土) 00:01:08.96ID:E7H7yW07
赤木×晴子の近親相姦ものが読みたい…。気持ちを抑えきれなくなった赤木が無理やり…みたいなちょっとレイプっぽい展開で。
0578名無しさん@ピンキー2012/12/21(金) 11:08:34.45ID:8IRf0WLz
藤真×藤井が読みたい
藤真ちょいSで
05792012/12/21(金) 14:00:06.51ID:pENN98X3
三井さんがバスケ部に殴りこみに来て危なかったときに、桜木軍団が助けに来てくれた。 その中でも水戸君が輝いて見えた。
0580名無しさん@ピンキー2013/02/28(木) 13:30:05.68ID:rs3v6YsS
仙道彩子がお似合い
0581名無しさん@ピンキー2013/05/06(月) 14:36:25.20ID:VyK+dF6h
ミッチーと藤井さん最高だな。早く続き頼む。
0582名無しさん@ピンキー2013/07/19(金) NY:AN:NY.ANID:WPjCwdT4
南×藤井、南×彩子が読みたい
0583名無しさん@ピンキー2013/09/12(木) 12:48:02.16ID:M/+r4swh
かなり久しぶりに覗いてみたら、スレ健在で、しかも職人さんの作品沢山あってびっくりした。

保管庫まであってなんだかうれしくなってしまいました。

久しぶりなんですが、書いてみました。

まだ途中なんですが、流彩仙です。

ちなみに、私が昔書いたのは保管庫の140です。

久しぶり(6年ぶりくらい)なんで、駄文ではございますが、そして長文になるかと思います。
0584流彩仙2013/09/12(木) 12:58:56.07ID:M/+r4swh
「…いた…センパイ」

久しぶりに見た彼女は、少し大人びて見えた。
それでも笑顔は、昔と変わってなくてなんだか安心した。

彼女と出会ったのは、富中のバスケ部に入って間もない頃。

練習中の体育館で、彼女から声を掛けてきた。

「あんたが流川?」
…呼びすて?…どあほう…
急に呼び捨てにされ、ムッとしながら振り返ると、後ろに彼女が立っていた。

「なんすか…」

「バスケ部にスゴイ奴が入った。って男子が言ってたから見にきたの。あたし、2年の彩子。よろしく」

呼び捨てにされたことにムッとしていたので、彼女の挨拶をシカトして行こうとすると、

「ちょっと!アンタ聞いてんの!?人が挨拶してんだから、何か言ったらどうなの?」

「…うるせぇ…」

「ちょっ、ちょっと!!先輩に対してその口の利き方はなんなのっ!」

初めての会話は、こんな感じでいい雰囲気ではなかった。
彼女は女子バスケ部だったから、練習を一緒にすることも多く、彼女には、色々怒られる事もあった。
最初は、世話を焼く彼女が鬱陶しかったけど、過ごす時間が長くなればなるほど、彼女が近くにいるのが心地よかった。
彼女のそばで、バスケをすることが、なんだか幸せだった。

けど、彼女は先輩。俺より先に卒業する。幸せだった時間は、あっという間に終わりがきた。

「…流川。あんたともお別れね…」

「…」

「あんたには、色々るさく言っちゃったけど、あたし楽しかったわよ。ガキんちょだったあんたも、今じゃこんなにデッカくなって、有名人だもんね」

ガキんちょなんて言われて、少しムッとしたけど彼女の話を黙って聞いてた。

「一緒にバスケしたり、あんたの世話焼いたり…
もうできないと思うと、少し寂しいけど、あんたはもっともっと上手くなって、スタープレーヤーになってよね!!」

「センパイ…」

俺は何て言ったらいいかわからず、それしか言葉にできなかった。

「…じゃあ、怪我には気をつけて頑張んのよ!」

背中をバシッと叩かれ、背筋を伸ばすと、彼女が柔らかく微笑んだ。

「うす…」

顔が赤くなった気がして、少し俯いてそう言うと、彼女が背を向けて歩き出した。

彼女が卒業してから、俺はバスケに没頭した。彼女に言われたようにもっと上手くなりたかったのもあるが、寂しさを紛らわそうとしてたのかもしれない。
あのときはまだ、彼女に恋してたなんてわかってなかった。
ただ、彼女のいない毎日は、つまらなくてすごく寂しかった。
0585流彩仙2013/09/12(木) 13:01:02.06ID:M/+r4swh
「久しぶりに、彩子先輩に会った。相変わらず美人で、湘北の制服、すごい似合ってた!」

隣のコートで練習してる女子バスケの連中が、そんな話をして盛り上がってた。
久しぶりに彼女の名前を耳にして、鼓動が速くなるのがわかった。


それからしばらくして、進路希望の用紙が配られた。

「湘北高校」

それ以外考えられなかった。
ただ彼女のそばで、バスケがしたい。
それだけだった。

バスケ部の奴等や、顧問には色々言われたが、湘北以外考えられなかった。

そして湘北の入学式、彼女をみつけた…

昔と変わらないウェーブのかかった髪、懐かしく心地よい声。中学の頃の記憶が蘇る。

そんなふうに見ていると、彼女がゆっくりと俺の方に顔を向けた。
そして俺に気づいた彼女はびっくりしたような顔して、そのあと優しく微笑んだ。

「流川〜!!」

彼女に名前を呼ばれるのはすごく久しぶりだ。

「あんたが湘北にくるって後輩から聞いてたんだけど、本当だったのね。びっくりしたわよ〜。」

久しぶりの彼女に鼓動が早くなる。

「あんた、なんで湘北にしたのよ。スカウトとかあったんじゃなかったの?」

「べつに…」

「なによそれ…」

「言っとくけど、湘北はお世辞にも強いとは言えないわよ。あんたそれでもいいの?」

俺の顔を覗き込みながら、彼女が言った。

「……よくなる…」

「えっ!?なに?」

「…俺が入ったら強くなる…それに…バスケができればどこだってかまわねぇ…」

先輩がいれば…
本当はそう言いたかったけど、そんなこと言えるはずもなく、言葉を飲み込む。

彼女は少し面食らったみたいで、でもすぐに笑い出す。

「相変わらず、唯我独尊男ね、アンタは。頼りにしてるわよ。そうそう、あたし男子バスケ部のマネージャーやってんのよ。一回見に来なさいよ。」

じゃあね。そう言って彼女は校舎に戻っていった。
彼女がいなくなっても、収まらない鼓動。

ああ、俺やっぱり先輩のこと好きだ。
0586流彩仙2013/09/13(金) 11:07:15.28ID:mvLS0Iec
すぐにバスケ部に入部届けをだした彼女とも、ほぼ毎日顔を合わせた。
彼女のことが好きなんだと自覚しても、彼女への接し方は昔と変わらなかった。
全く変わらないと言えば嘘になるかもしれない。
でも、彼女のそばでバスケができるだけで幸せだった。
それだけで、何も望んでなかった。

(…センパイ…と、センドー?…)

今日は陵南と練習試合だった。
練習試合とはいえ負けたことにイライラしながらも、陵南に忘れ物を取りに戻った先輩がなかなか戻ってこないので、
木暮先輩に頼まれた俺は、先輩を捜した。そこで俺は、体育館横のベンチに座って話してる2人を見た。
先輩と仙道。
2人が仲良さそうに話している意味がわからず、俺は先輩に声をかけれずにいた。

すると、仙道が俺に気づいたのがわかった。先輩に何か言ってる。
この距離じゃ何言ってるかなんてわからない。
すると先輩が驚いたように振り返る。
そのとき、仙道がこっちを見て少し笑ったように見えた。
少し見下したような、そんなように思えた。

(…なんなんだ…あんにゃろぉ…)
俺は腹が立ちながらも、こっちに走ってくる先輩に視線をうつした。

「るっ流川、どうしたのよ?」
先輩が少し動揺してるように見えた。

「…木暮先輩が…遅いから見て来いって」

「えぇ!?あたし、待っててもらうのも悪いから、先に行っててくださいっていったはずよ?」

「…しらねぇ…俺は言われたからきた…」

「そうよね…流川、ごめん。行こっか…」
そう言って彼女はチラッと仙道を見て歩きだした。

俺も彼女について歩き出そうとすると

「彩子さ〜ん、流川〜」
仙道がこちらに手を振っていた。

彼女は仙道に軽く会釈をしたが、俺は2人のことが気になって、仙道をシカトして歩き出した。

暫く沈黙が続いて、彼女が先に口を開いた。

「今日、惜しかったわね…次は勝ちなさいよ!」

「うす…」
俺はさっきから気になってしょうがなかったことを聞こうとした。

「センパイ…さっき、セ…」

「あっ!まだみんな待ってる! 流川、走るよっ!」
言いかけて、彼女の声にかき消される。

(いまの…わざとか?…)
仙道が彼女を「彩子さん」と呼ぶこととか、2人の雰囲気とか、気に入らないことだらけだ。

「…何なんだよ…」
彼女の背中を追いかけながら、俺は小さくつぶやいた。
0588名無しさん@ピンキー2013/09/25(水) 14:29:44.81ID:jpaT1RNS
0591名無しさん@ピンキー2013/09/26(木) 21:16:02.90ID:4GnXvmoN
黒板カードで友人二人に手紙を見せないようにしてる晴子が可愛かった
0593名無しさん@ピンキー2013/11/11(月) 02:34:52.28ID:aqGh2/na
諦めずに巡回しててよかった…!
久しぶりの職人さんと流彩ばんざい
0596名無しさん@ピンキー2013/12/23(月) 06:16:57.45ID:Pj0jumZQ
マイナーかもだが、お互い名前で呼び合う水戸と晴子カップル大好きだ。
幸せな二人も見たい。
花道と藤井さん、りょーチンと彩ちゃん、流川と彩ちゃんも好きだ。
何気に藤井さん虹では輝くね。
花道ともお似合いだと思う
0597名無しさん@ピンキー2013/12/23(月) 07:41:44.93ID:wXYi8Xzd
水戸と晴子はお似合いだと思うけど水戸が花道の好きな人に手を出すかというとまた微妙だよな
万が一花道が晴子に興味がなくなったとしても女として見ない気がする
0600 【凶】 2014/03/01(土) 17:14:13.89ID:YxP7GcVH
新しい職人さんがきてくれますように

未完の名作SSの続きが読めますように
0602名無しさん@ピンキー2014/04/25(金) 16:58:53.04ID:Be29hYLU
支部だと活動してる人多いぞ
0604名無しさん@ピンキー2014/10/16(木) 11:53:53.90ID:8FbLs+EO
地元のテレビ局で再放送∩(゚∀゚∩)age
0606名無しさん@ピンキー2014/11/21(金) 12:41:23.76ID:brqrpTz+
支部だとホモは結構あるんだけどね…
0607名無しさん@ピンキー2014/12/01(月) 17:00:23.19ID:qcVrsd6K
大好きだった流藤サイトさん、いつのまにか閉鎖しちゃったんだ
最後まで読みたかったなー
0608名無しさん@ピンキー2015/01/11(日) 20:35:07.86ID:562Fun8p
保管庫の流彩たまらん…
あと三井晴子もいい!
投下してみたいけど保管庫の職人さんが神過ぎる
職人さんカムバックー!
0611名無しさん@ピンキー2015/10/08(木) 23:28:21.30ID:VyuLYwqb
もうこんなに月日が...
個人的にはもっと大阪組増えて欲しい!
0616名無しさん@ピンキー2016/12/21(水) 01:34:58.04ID:tdOYC521
茂一×弥生が読みたい

監督さんたち誰一人指輪してなかったけど既婚者なんだろうか
0618名無しさん@ピンキー2017/01/30(月) 12:56:44.50ID:yNiPnG4g
もう活動してるサイトさんないね…
流川×藤井、花道×晴子読みたいよー
0624名無しさん@ピンキー2017/08/25(金) 16:12:02.53ID:dvXxTCD+
いるよー
流藤、三晴作家さんcome back!!
0666名無しさん@ピンキー2020/06/30(火) 13:41:25.28ID:OO3bUOnS
保管庫の「distance」、「Until the world come to an end …」、「楓」、
のリンクがなくて気になったのでログ探したら2スレ目にあって読めた
最高でした。特に「楓」名作かと
0672(´・ω・`)まあ2021/09/23(木) 15:44:28.21ID:Mlc6X1tS
レスが過疎(キュート)ってるなあw
0675名無しさん@ピンキー2023/02/26(日) 13:08:04.98ID:Of0pic0M
彩子のホイッスルほしい どんな匂いがするんだろう??
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