スラムダンクでエロパロ4
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0001名無しさん@ピンキー2009/05/06(水) 23:19:41ID:yRz43pai
週刊少年ジャンプにて連載されたスラムダンクのエロパロスレです
気に入らないカプやシチュには紳士淑女らしくスルーで対応しましょう
オリキャラ出す場合は注意書きして下さい

前スレ
スラムダンクでエロパロ3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193453431/l50
0208赤木×彩子62010/03/26(金) 20:10:58ID:QXiZUnlT
彩子は赤木のアソコを優しく舐める


「ぁ…はっ…やめぃ…

「ウホォーッッッッ!!!!!!!!!!!」

「キャッ!」

彩子はびっくりした…。
赤木は、ちょっと舐めただけなのに果ててしまったのだ。


「先輩…」

「くっ…俺だけがこんなに恥ずかしい思いをするのは許さん」

赤木は彩子をベッドに押したおした。

とは言うもの…どうすればいいのかわからない赤木。
バスケに人生をかけてきたためもちろん、こういう経験はしたことがないのだ。
とりあえず赤木は
彩子の服をぬがした。


凄いエロい身体だ。

そしてひたすら乳首を舐めつづける。

「どうだ?気持ちいか?」

「ぷっ(笑)」

「なにがおかしいんだ!」


「先輩初めて?」


「なっ!!!!!!!!!!!!!」

赤木は顔が真っ赤になった。
0209赤木×彩子72010/03/26(金) 20:11:44ID:QXiZUnlT
「ごめんなさい。私ったら…あんなの初めてだったから…。あんなに大きいの見たの初めてで…。こういう、行動とってしまって」

「ここまでさせといてここで終わるなんて許さんぞ」


「え?」


赤木は彩子にキスをした。

「んっ…」

適当に舌を絡めたあと彩子のパンティーを脱がし彩子のアソコを舐めまくる。


「せ…先輩!!ちょっと!!!」

赤木は舐めまくる

「あ…っはん…」

「いれるぞ…」


「え………?」

「ん?、ん…はいらんな」
「赤木先輩!!!」

「…ッ!!?」

「さっきからめちゃくちゃよ!!!!!!!」

「なにがだ!」

「………全然気持ち良くない…」

「……………」

「あ、……………ごめんなさい」

「いや………………
こっちこそ……………………………

すまん。」

「いや、先輩が謝ることないわ!私から誘ったんだし…」

「………帰るわ。親御さん達ももう帰ってくるだろうしな。
紅茶上手かった。ご馳走様。それじゃあ」
0210赤木×彩子82010/03/26(金) 20:14:04ID:QXiZUnlT




「最近、ゴリの奴こねぇな」

「あんなに、毎日きてたのにな」

「そろそろ勉強しないとまずいと思ったんじゃないんすかー?」



あれから、赤木先輩は部活に顔をださなくなった。
晴子ちゃんに聞いたところによると受験勉強に専念してるとのこと。
本当にそうなのかもしれないけど私のせいもあるんじゃないかって罪悪感もある。



0211赤木×彩子92010/03/26(金) 20:15:15ID:QXiZUnlT
――――――


ある日の放課後


「よし、部活行くかー!……………って!あれは!!」


彩子は走った

「赤木先輩!!!!!」

「おぉ。彩子か」

「あ…、えっと…最近、部活に顔…出さないですね」

「そうだな」

「…………それって私のせいですか……?」

「ん?…まぁ、それもあるかもしれんな」

「私………」

「今、毎日やってることがあってな」

「勉強ですか?」

「あぁ。あっちのな」

「あっち?」

「…俺がお前を満足させるくらい上達したらまたリベンジしてもいいか?」


「え……………?
ふっ(笑)ええ、待ってます。私がフリーの時だけですけどね。」

「くっ!早く上達せねば!!」












今後、この約束が実現することはなかった。




END
0212名無しさん@ピンキー2010/03/28(日) 00:15:52ID:HCihUN/v
おお!久し振りのGJ!!
ゴリってやっぱりH下手なイメージだよな・・・
0214仙道×藤井 12010/03/28(日) 16:07:50ID:FdZvftDj
「あっ…」

ちょっと前に歩いていた、背の高い男の人が鞄の中の何かを取り出した時に何かが落ちた。
すぐさまその何かの所に走って行った。

「…生徒手帳…え、これ…」

その生徒手帳には

―陵南高校 仙道彰―

と書いてあった。
急いで仙道の姿を探したがすでに彼の姿はなくなっていた。

(どうしよう…届けた方がいいよね…?)

生徒手帳には住所が書いてあり少し遠いが藤井はその住所の元まで届けに行くことにした。



0215仙道×藤井 22010/03/28(日) 16:08:41ID:FdZvftDj

季節はすっかり秋になっていて外は少し肌寒い。
寒くなってきたなぁ。と感じながらもこの空気好きだなぁ。と思いながら藤井は生徒手帳に目をやる。海岸付近を歩いているため潮の空気がしてくる。
藤井はしばらく生徒手帳を見入ってしまっていた。
生徒手帳に貼ってある仙道の写真に見入っていたのだ。
「試合の時は凄いプレイに見入っちゃって顔はよく見てなかったけど…顔も結構…」
そんなこんなしているうちに生徒手帳にかいてある住所の付近来ていた。
「あ、ここだ…」
目の前には二階建てのアパートがあった。
201号室がどうやら仙道の住んでいる部屋のようだ。
階段を登ろうとするが
藤井はためらった。
急に緊張してきたのだ。
やっぱり渡せない。帰ろうかなという気持ちが込み上げてきた。
でもせっかくわざわざここまできたのだ。
とっとと渡してとっとと帰ろう。
藤井は階段を急いで駆け上がりインターホンを押した。
0216仙道×藤井 32010/03/28(日) 16:09:29ID:FdZvftDj

ピンポーン

この微妙な待ち時間が藤井を苦しめる。
あ、そうだドアの前に置いて帰ればよかった。
とインターホンを押したことを後悔した。
なんでそんな簡単なことを気づかなかったのかと自分を責めた。
そうだインターホンを押しちゃったけどドアの前に置いて帰ろう。
藤井は生徒手帳をドアの前に置こうとした時

ガチャ
ドアが開いた。

「あ…」

「ん……?君は?」

仙道だ。
しかも入浴後のようで前髪がたれていていつもとは違う雰囲気を醸し出している。
それにほのかにシャンプーの香りが漂ってきた。
大人びた大きな瞳に前髪が垂れた少し濡れた髪、それにシャンプーの香りに魅了してしまった藤井は身体が硬直してしまった。

0217仙道×藤井 42010/03/28(日) 16:10:02ID:FdZvftDj
「あの…なんかようですか?」

そんな藤井に仙道は再び、声をかける。
ハッ!と我に帰った藤井は持っていた生徒手帳を仙道に差し出した。

「これ、今日道で歩いてたら落とされていって…住所書いてあったんで…」

「ウソっ?!マジで?危ねぇ。わざわざありがとうございます」

右手を頭の上にもっていき左手で申し訳なさそうな笑顔で生徒手帳を受け取る男。
近くで見るとこんなに大人っぽくてかっこいいんだなぁ
うちの学校の流川君よりも仙道さんの方が私はいいなぁ
と彼女は思った。

「いえ…それじゃあ…」

「わざわざ、届けてもらったわけだしちょっとお茶でも飲んでいきません?」

「で、でも…」

「どうぞ入ってください」

藤井は仙道に言われるがまま家に入れさせられる。

家の中は特に必要なもの以外は置いていない1ルームのシンプルな部屋だった。

「あの…家族の人達は…」

「いないよ。」

「え?」

「一人暮らしなんです。家族は東京に住んでいて…」

「え?なんでですか…?」

「うん、今通ってる高校にね、スカウトされてね。遠いからね、借りてもらってるんですよ」

「スカウトってバスケですよね?」

「え?!」

仙道は驚いた顔をした。
そりゃあ当たり前の反応だろう。

「あ…私、湘北高校に通っていて…友達の付き添いで…バスケの試合、見に行ってるんで…陵南との試合も…」

仙道はなるほど。と言う顔をしていた。

0218仙道×藤井 52010/03/28(日) 16:10:44ID:FdZvftDj
「何年生?」

「1年です」

「そう。」

仙道はやかんに火をかけた。

「レモンティーと緑茶どっちがいい?」

「あ、えっとじゃ、じゃあレモンティーで…」

「了解」

仙道はニコっと爽やかな笑顔を藤井に向けた。
この人本当に私より1つ上なだけなのか?
どうしてこんなに大人っぽいのだろう。
藤井は白い半袖のTシャツに膝までの黒いダボっとしたズボンを履いている仙道の男らしい後ろ姿を見ながら思っていた。

「あ、ごめん名前聞いてなかったね。なんて言うの?」

「藤井です。」

「藤井さんね」

「はい」

「ねぇ、藤井さんも流川を応援してる人達のメンバーなの?」

「え…!!!!?ち、違いますよ!な、なんでですか…?」

藤井は驚いて早口になってしまった。

「いやぁ、試合見に来てるって言ってたからさ。湘北の女の子達は皆、あそこで応援してるのかなぁ?って」

「ち、違います!わ、私は赤木さんの妹の友達で一緒に見てるだけです…」

「へぇ」

仙道は沸騰したお湯をコップに注ぎ藤井の元に運んできた。

0219仙道×藤井 62010/03/28(日) 16:11:21ID:FdZvftDj
「ありがとうございます」

「いいえ」

仙道のあの優しそうな笑顔をみるたびに藤井の胸はドキっとなる。
やばい。ドキドキしている。
どうにかなりそうだ。
なんて色っぽい人なんだろうか。

「どうした?顔赤いよ?藤井さん」

仙道は藤井の顔を覗かせて問い掛けた。

「あ、赤くなんかなってません!!!!!!!!」

すぐさま仙道から顔を背ける。
顔が見れない…。
変な人だと思われたらどうしようか。
藤井は頭の中がこんがらがった。
しばらく沈黙が続いた。
何か話さねば。

「せ、仙道さんって…髪下ろしてると凄くセクシーなんですね…凄く…いつもと違って…色っぽいです」

「え?」

仙道は目を丸くしている。

「え?ぁ……!」

とっさにでてしまった言葉だった。なんでこんなこと口にしてしまったんだろう
藤井は今、この世が終わった。と思った。

0220仙道×藤井 72010/03/28(日) 16:11:52ID:FdZvftDj
「ななな、なんでもないです……!!忘れてください!!!!!……」

「藤井さん。」

「は、はい!?」

「誘ってる?」

「え…?」

「だって…そのかっこうにさっきの言葉。誘ってるとしか…」

藤井は自分の体制を見た。
膝は付いてふくらはぎだけ全開に広げた状態で座っている体制でスカートの中が見えている状態だった。藤井は一気に羞恥心が込み上げてきた。

「ハッ………!!
あ、わ、私帰りますね。レモンティーご馳走様した……」

藤井はとにかく今この場から去りたいと言うことで頭がいっぱいだった。
藤井は立ち上がり

「お、お邪魔しました…」

「あ、藤井さん!」

藤井は全力疾走で仙道の家をでた。

「ハァハァハァ…」

普段の自分じゃ考えられない。
どうしてあんないやらしい事ばかり考えて…。
しまいには口にだしちゃうし。
信じられない。
それにあんな体制…。
どうかしてるわ、本当に私。
仙道さんを困らせちゃって…私って最低よ。
しばらく歩いていると藤井はあることに気づいた。

「か、鞄……………忘れてきた……………」

0221仙道×藤井 82010/03/28(日) 16:16:22ID:FdZvftDj
また、戻るの?
それはできない。
気まずい。
でも鞄がないのわ…。

藤井は諦めて仙道の家に戻ることにした。


**


インターホンをゆっくり押した。

ガチャ

ドアが開いた。

「おかえり」

仙道はニッコリと変わらない笑顔で迎えた

「あの、鞄忘れちゃって…」

「うんうん。さっき持っていこうとしたら藤井さんすでにいなくてさ。明日、湘北にもっていこうと思ったよ。 はい、鞄」

「ありがとうございます……」

藤井は終始仙道の顔を見ずにそのまま立ち去ろうとする。

「送るよ」

「いや、いいです!!!!!!大丈夫です……!!!!!!」

これ以上、仙道さんと一緒にいたらおかしくなってしまう

「ダメだよ。藤井さんみたいな可愛い子、暗いのに一人で帰させられない」

「え?」

藤井は仙道の顔を見た。

0222仙道×藤井 92010/03/28(日) 16:18:51ID:FdZvftDj
「やっと顔見てくれた」

仙道の大人びた眼差しでこちらを見つめてくる。
藤井は再び顔を背ける。

「見れません」

「え?」

「そんな目で見つめられたら…見たくても見れないです」

「藤井さん…」

仙道が今、どんな顔をしているかどうかはなんとなくわかる。
きっと困ってるのだろう。
仙道は家をでて鍵をしめて藤井の頭をポンっと優しく叩き
さぁ、いこうか。
と眉を落としたちょっと困ったような顔で彼女に言った。

「仙道さん…」

「ん?」

「ごめんなさい」

「な、なにどうしたの?いきなり」

「私、仙道さんの事、困らせてばかりです」

0223仙道×藤井 102010/03/28(日) 16:20:08ID:FdZvftDj
「そんなことないよ?」

何かされたっけ?
という顔でこちらをみている。

「なんか…よくわからないです…。」

「それじゃあ、わからないよ」

子供をなだめるような顔をしてこちらを見ている。

「仙道さんといると変な気持ちになっちゃうんです…さっき言ったようなこととか考えちゃったり私、どうかしてるんです。今も一緒にいるとどうにかなっちゃいそうで…。やっぱり一人で帰ります。ありがとうございました」

軽く仙道にお辞儀をし、
帰ろうとした。
がすぐに女の細い腕を男の大きい手が掴んだ。

「よし、家に戻ろう」

0224仙道×藤井 112010/03/28(日) 16:21:03ID:FdZvftDj
「え…?」

強引に、仙道にひっぱられ再び家に戻ってきた二人

「どうしたんですか…?」

突然、抱きしめられる。
何が何だかわからない。
今、一体ここで何がおこっているのか。
仙道は片手で藤井のサラサラの髪の毛を撫でる

「藤井さんって可愛いね」
小さく呟く仙道の低い声が耳に触れる。
腰が抜けそうだ

「こんな顔してエロい事ばかり考えてるっぽいし」

「そ…そんな…こと…」

次の瞬間、藤井は身体全体が熱くなった。
生暖かい感触が耳を刺激した
耳を刺激させられただけなのにすでに身体はとろけそうになる
初めて体験するこの感覚
どうにかなってしまいそうだ

「ん…はぁ…」

その生暖かい感触は耳からゆっくりと首筋に移っていく
0225仙道×藤井 122010/03/28(日) 16:22:01ID:FdZvftDj

「だ…だめです…」

「何が?」

「や…やっぱり…私…」

藤井は俯く

「………うん。わかった、やめよう。ごめんね、家に戻させちゃって。
帰ろうか」

仙道はドアを開けようとする

「ち、違うんです…」

ドアノブを握ったまま
藤井の顔を見る

「その…このまま続けたら…壊れちゃいそうで…身体に力が入らないし…なんか…声もでちゃうし…私…おかしいんでしょうか…?」

そのまっすぐな純粋な目で仙道の目を見つめる

0226仙道×藤井 132010/03/28(日) 16:22:39ID:FdZvftDj
「まいったな…もう無理だ」

「キャっ」

お姫様だっこをされ
ベッドまで連れてかれて押し倒される。
次の瞬間、藤井の唇は仙道の唇によって塞がれる
自然と口をあけると舌が
入ってくる
最初は舌をだしたり入れたり
唇を甘噛されたり
そして段々強引に仙道の舌は彼女の口内を掻き乱していく
身体は熱くなり全てがとろけそうだ

「もうとまんないよ?」

彼女はコクッと頷いた。

再びキスをし始める
強引なのに優しいキス
二人は舌を絡ませながら
大きくてゴツゴツした手が制服のボタンをゆっくり外していく
シャツは開けブラジャー姿になる
藤井は思わず手で胸元を隠す
「は、恥ずかしい…です…」

そんなことされたらもっとぐちゃぐちゃにしたくなる。

「藤井さん…マジで可愛い」

0227仙道×藤井 142010/03/28(日) 16:23:24ID:FdZvftDj
そういうと彼女の額に優しくキスをする
そしてブラジャー越しから優しく揉みあげる
ホックを慣れた手つきて外しあげると
小柄だが形のよい膨らみが現れた
優しく最初は優しく段々強めに揉んでゆく
ゆっくり乳房の方に指を近づけていく

「はぁ…」

優しく乳首に触れると
ビクンっと彼女の身体は疼いた。
今度は舌の先でそこを転がしていく。

「あっ…ん」

そのまま強引にしゃぶりつき、スカートをめくりあげ太ももをゆっくりと撫で回していく

「ゃっ…は…ぁん…」

「藤井さん凄い敏感だね」

「や…ぁ…」

「だって下着がもうこんなに濡れてるよ?」

「見ないで……………くださ…い…」

ニヤっと男は笑みを浮かべパンティーの上から優しく触れる

クチュ…
いやらしい音が部屋に響いた

「やらしーね。藤井さん」

「な、なんか………溢れてくる感じがして………」

泣きそうな顔で男を見つめる女
男は容赦なく徐々に強めに摩っていく

0228仙道×藤井 152010/03/28(日) 16:24:01ID:FdZvftDj
「あっあぁん…あん」

指はゆっくりとパンティーの中に入っていく
そして指を熱い穴の中に入れ、ゆっくり中を指でついてゆく。
その度にクチャクチャといやらしい音が響いていく
段々激しく中を掻き乱していく
「あ、ぁあんはぁあ、あんあぁっ」

もう少しで絶頂を迎えようとした時に指を止め、抜き出した。

「はぁはぁ…」

「今、イキそうだったでしょ?」

「え…?」

「まだ、イかせないよ」

そう言うとパンティーを脱がせ彼女の股に顔を近づけるとすかさず股を手でおおう

「そんな近くで…見られたら…恥ずかしい…です…」

男は指についた女の
粘液を女に見せる。
綺麗でかつ長い指についた白い蜜はとてもいやらしい

「これ、藤井さんの中からでてきたんだよ」

「これ………って…なんな…」

「尋常じゃないほどにね」

藤井の言葉を遮って低い艶のある声で女の耳元で呟いた
それは藤井にとって少し恐く感じられた

彼女の手が緩んだのを見た一瞬のすきに音をたてながら女の熱い泉の中に舌をいれ掻き乱していく

「あっあっはぁ…んあっあっはぁ…ああん」

舌はゆっくりクリトリスに近づいていき
舌の先で優しく舐める

「ん!?ぁあはぁん!!」

そこは先程とは違うよくわからない感覚でどうにかなりそうだった。
クリトリスと穴を同時に責め合げていく

0229仙道×藤井 162010/03/28(日) 16:24:38ID:FdZvftDj
「はぁ、ああんはぁあああああんっ!!!!!!!!!!!!」

ビクンビクン…

「はぁ…はぁ…」

全身に力が抜けた気がした。
力が入らない。
今の感覚はなんだったのだろう。
凄く気持ちがよかった

「はぁ…はぁ…せ…仙道さん…私いったい…」

「イっちゃったね」

これが『イく』という感覚なのか
もっときてほしい
そんな感情が彼女を襲った

「あ、やべっ」

「…!?」

仙道は突然慌てだした

「まいったな…」

「どうしたんですか…?」

いったい何があったのだろうか。
仙道は申し訳なさそうな顔をして藤井を見ている

0230仙道×藤井 172010/03/28(日) 16:26:28ID:FdZvftDj
「ごめん…藤井さん…。ちょっと買ってくる!」

「え…?」

ベッドから降りようとする仙道

「あの…仙道さん…?」

「ん?」

「私の鞄とってもらってもいいですか…?」

?とおもいながらも彼は彼女に鞄を渡した

「ありがとうございます…」

彼女は鞄の中を荒っぽく漁っている
それを男はベッドに座って不思議そうに見ている

「あ、あった…。これですよね…?」

彼女が持っている手の先にはきらしていたコンドームだったのだ

「あ…あ…えっと…友達がもっとけ…ってくれたのが………あったの思い出して………」

「ありがとう」

仙道はいつもの優しい笑顔で彼女に微笑みかけた。
彼が笑ってくれると自然と自分も笑顔になっている
不思議な笑顔だ
彼が服をぬぎ、それを身につけている時間はちょっと気まずい
独特な香りが部屋中充満していて生温い空気が漂ってくる

「ごめんね」

この沈黙を破ったのは仙道だった。
少しばつが悪そうにしている

「全然、大丈夫です…」

首を横に振り笑顔で答えた
その顔がとても愛らしい
優しく微笑んだ彼は彼女に優しくキスをする

「いれるよ」

女は小さく頷いた
仙道のものがゆっくりと
藤井の中に入ってくる
自然に力が入ってしまう

「力抜いて…」

眉をしかめてしまう
がすぐに平然とした顔をした
初めてだって言って
仙道に迷惑をかけたくないから…。

0231仙道×藤井 182010/03/28(日) 16:27:02ID:FdZvftDj
そしてゆっくりと突かれてゆく

「あっあっんッッッ!!!」

やっぱり痛い
けれども段々激しくなっていくうちに麻痺をしていき痛みは消えて
痛みは快楽に変わっていく

「あんっはぁっあっ」

いやらしい音が生温い部屋に大きく響いている

「あっあっはあっんっせ…仙道…さん…………も…もうだ…」

快楽に満ちた二人は同時に果てた。

0232仙道×藤井 192010/03/28(日) 16:27:35ID:FdZvftDj





「すっかり外は寒いですね…」

冷たい秋の夜風が吹いている。

「仙道さん、バスケも上手いけど………………えっと…………その…そっちの方も…上手いんですね…………」

仙道はそんな彼女を見て静かに笑った

「だって…私…初めてだったのに全然痛くなかったですし…………」

「え!?初めてだったの????」

仙道は驚いて目を丸くしている
まさかとは思ったが
あんなにエロすぎる反応に悲痛な顔をしない藤井を見てやっぱり違うと思っていた

「ごめんね。初めてにはみえなくて…」

「私、仙道さんが初めてでよかったです」

「え?」

二人は駅についた。

「駅降りたらすぐ家なんで。ここで…ありがとうございました」

彼に深くお辞儀をして
小走りで改札口を渡っていった。
彼女はゆっくり後ろを振り向いた。
彼はニコッと私の好きなあの優しい笑顔をしながらこちらに向けて優しく手を振った
私もそれに笑顔で小さく手を振った












END
0235名無しさん@ピンキー2010/03/31(水) 14:21:47ID:bavYxjto
YOU!いっそのこと生徒手帳エピをシリーズ化して
他カポーも書いちゃいなYO!!
0236名無しさん@ピンキー2010/04/01(木) 16:25:06ID:sHp2bAqH
GJでした!
どんだけフェロモンふりまいてんだ、仙道w
0237名無しさん@ピンキー2010/04/01(木) 22:26:25ID:jhcH95Fn
ギャーーース!!!要チェック要チェック要チェック要チェックやでぇッ!!(歓喜)
0238名無しさん@ピンキー2010/04/04(日) 21:41:15ID:qC37IRBg
三井×晴子おねがいちまつ

「あ、新しくマネージャーになりました。赤木晴子です(ドキドキ)」

「しってるぞー」

原作中でこれだけしか絡みがないので是非!w
0247名無しさん@ピンキー2010/06/11(金) 10:54:59ID:gcDmF2WX
…安西先生…スレをあげたいです…
0249名無しさん@ピンキー2010/06/12(土) 06:31:32ID:fHLDEfo7
あげてもええんでっか?
0250名無しさん@ピンキー2010/06/27(日) 14:53:48ID:KbCbexz7
保守
0253名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:40:43ID:Jfc8Oarg
牧「ハルコ今夜も夜のバスカンだぞ」
晴子「あぁん紳一・・・」
牧「うらぁっ!!」
晴子「紳一ぃぃぃ」
牧「ハルコぉぉ」
0254名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:46:36ID:Jfc8Oarg
晴子「ごめんなさい。私バスケット部の牧くんが好きなの。」
桜木「ズッコーン!!」
牧「おう桜木悪いな。晴子は俺のものだ。」
赤木「牧のヤツ、本当はオレじゃなく晴子のことを気にしてたんだな。」
晴子「ごめんなさい、お兄ちゃん。私今日から牧晴子になりました。それにお腹には紳一の赤ちゃんがいるのよう。」
桜木「ハ、ハルコさん・・・。いつの間に、じいと・・・。」
晴子「流川のことはカモフラだったの。本当は紳一さんと・・・キャッ!」
0255名無しさん@ピンキー2010/07/24(土) 14:49:27ID:Jfc8Oarg
赤木「青田と牧は似ているせいか女の好み(晴子)も同じなんだな。」
牧「まぁよろしく頼むよ、兄貴。」
赤木「誰が兄貴だ!晴子とお前の仲を認めたわけじゃないぞ。」
0256牧×晴子2010/07/24(土) 14:53:51ID:Jfc8Oarg
牧「ハルコ・・・ここがいいのか?」
晴子「うん・・・。あっ・・・んん・・」
牧「晴子、くっスゴイ締め付けだ・・・!」
晴子「しん・・・いちっ!」
牧「晴子っっ!」
晴子の茂みと牧の茂みが絡み合う。部屋中に卑猥な音が響き渡っていた。
晴子の中に厚い精液を放って果てた牧。




0257牧×晴子2010/07/24(土) 15:02:30ID:Jfc8Oarg
初めて晴子を見たのはいつの事だろう。牧は晴子を腕に抱きながら思い返していた。
試合の会場だっただろうか。友人と三人で客席に座っている可愛らしい女の子。その子が赤木の妹だった。
試合の後、赤木と少し話しをした。
赤木「今日はオレ達の負けだったが、今度会うときはそうはいかんぞ。」
牧「おう、いつでも待ってるぞ。」
赤木「晴子のやつ、今頃泣いてるだろうな。」
牧「赤木に妹なんて居るのか?」
赤木「おうバスケットが好きでな。兄のオレが言うのもなんだが結構モテテるみたいだ。」
牧「会ってみたいもんだな。」

0258牧×晴子2010/07/24(土) 15:10:20ID:Jfc8Oarg
着替えをして帰り道を歩いていた時だった。
松井「もう泣き止みなって晴子。」
晴子「うん・・・。」
藤井「でも・・・良い試合だったよね。感動したわ。」
晴子「そうだね・・・お兄ちゃんきっと泣いてるだろうな・・・。」
牧(お兄ちゃん・・・?まさかこの子が赤木の妹?)
とても兄妹とは思えないほどその少女は可憐で愛らしかった。
牧(なるほど、これなら男にモテるはずだ。)
牧は思い切って晴子み声をかけてみた。
牧「もしかしてキミは赤木の妹か?」
晴子「はい、そうですけど貴方は・・・あっ海南の牧さん!」
牧「ほう、名前を覚えててもらえたとは光栄だな。」




0259牧×晴子2010/07/24(土) 15:17:19ID:Jfc8Oarg
その日から牧は晴子の事が頭から離れなくなった。
清楚で可愛くて少し天然が入ってて・・・。
牧はやっと理想の女の子にめぐり合えたような気がした。

晴子もその日から何かにつけて牧のことを考えるようになっていった。
オールバックで少し恐そうだけど落ち着いた話し方をする人・・・。
そういえば桜木くんはあの人のことを「じい」って呼んでたっけ。
そんなことを思い返して晴子は何とはなしに笑ってしまった。
0260牧×晴子2010/07/24(土) 15:26:42ID:Jfc8Oarg
牧のことを意識すればするほど晴子の頭の中から流川への想いが消えていった。
そんなある日
藤井「は、晴子、校門の所にあの人が居るわよ。」
晴子「あの人って・・・?
藤井「ほら、湘北と海南の試合の後、話しをした人。」
晴子「牧さん!!」
晴子が急いで校門の所に行くと、そこには制服がスーツに見えるような男性が居た。
晴子「牧さん、どうしたんですか?もしかしてお兄ちゃんに会いに?」
牧「い、いや・・・そのだな・・・晴子さんに会いに・・・。」
晴子「え?私ですか・・・?」
晴子はひどく胸が高鳴るのを覚えた。
晴子(そうか、流川君のことは単なるあこがれだったんだ・・・。)
晴子は本当の自分の気持に気付いたような気がした。
0261牧×晴子2010/07/24(土) 15:37:31ID:Jfc8Oarg
その日から牧と晴子は交際をするようになった。
桜木と青田が男泣きに泣いたのは言うまでもない。
お互いの家に行き来をするようになり、赤木にも、妹である晴子の交際相手として牧は認めてもらえるようになった。
お互いを愛おしく思えば思うほど、身体も心も欲しいと思うようになった。
牧「オレは晴子との将来を真剣に考えている。」
晴子「紳一さん・・・」
牧「だから結婚するまで晴子の身体を求めるのを我慢したいと思ってる。」
本当は牧は今すぐにでも晴子を求めたかった。だが自分の様なゴツイ男が晴子を強く抱いたら、壊してしまいそうで怖かった。

0262牧×晴子2010/07/24(土) 15:48:44ID:Jfc8Oarg
晴子の全てを自分だけのものにしたい。心も身体も。
そんな牧の想いが晴子にも通じたのだろうか。
晴子「紳一がそう思ってくれるのは嬉しい。でも私はもう子供じゃない。」
牧「晴子・・・。」
晴子は自分から牧の唇に自分の唇をそっと重ねていった。
その瞬間牧は自分の身体が酷く熱くなったのを感じた。
牧「晴子、ほんとうにいいのか?そんな可愛いことを言われたら途中で止められなくなるぞ。」
晴子「うん、いいよ。だって愛する人だもの。」
牧「晴子・・・」
牧は晴子の身に着けているものをゆっくりと丁寧に脱がしていった。
自分のゴツイ手の中にすっぽり納まってしまうほどの愛くるしい胸のふくらみ。
これから牧に愛されることによって晴子の乳房は少女から大人になってゆくのだろう。
牧は晴子の乳房をゆっくり揉みしだきながら、自分の下半身が熱く固くなってゆくのを感じていた。
0263牧×晴子2010/07/24(土) 16:01:46ID:Jfc8Oarg
晴子「ん・・んん・・っ」
牧「晴子痛かったか?」
晴子「ち、違うの・・・なんだか変な感じなの・・・。すごく・・・が熱いの。」
晴子の反応が可愛くて牧はちょっとイジワルをしたくなった。
牧「どこが熱いんだ?言ってみろ。」
晴子「紳一のいじわる!」
そう言って唇をとがらせる晴子は幼い様でいて、ほのかにオトナの女を思わせるかすかな色気が漂っていた。
牧は晴子の下着の上からゆっくりと指を這わせる。
晴子「あぁん!」
下着がわずかに湿っているのが分かった。
牧は我慢が出来ずに、下着の中に手を入れて晴子のワレメを愛撫し始めた。
清楚な外見の晴子からは想像も出来ないほどの愛液が溢れ出してきた。クチュクチュ・・・
部屋中に響き渡り始めた。
晴子「しん・・いち・・・」
牧「晴子・・・ハ・・ルコ!」
晴子の膣に指を入れてめちゃくちゃに掻き回したい。牧はそう思った。
0264牧×晴子2010/07/24(土) 16:14:25ID:Jfc8Oarg
晴子の淡い陰毛を巻きは激しくかき乱す。
晴子のあえぎ声はだんだん高まっていった。
牧は晴子の全身を嘗め回してみたいと思った。唇はもちろん、うなじも腋の下も乳房も・・・そして陰毛を掻き分けてクリトリスも。
だが牧の下半身はもう限界だった。黒々とした陰毛。その身体と同様に逞しいペニス。
コレを晴子の華奢なアソコに挿入しても本当に大丈夫だろうか?牧は心配になった。
晴子「紳一、どうしたの?」
あえぎ声の合間にそう聞く。
牧「晴子・・・本当にいいのか?挿入したらオレはきっと激しく腰を動かしてしまうだろう。それでもいいのか?」
晴子「も、もちろんよう。だって紳一の・・・ その・・・赤ちゃんが欲しいんだもの。」
牧「晴子!!」
その言葉とほぼ同時に牧は晴子の膣の中にペニスを挿入した。
0265牧×晴子2010/07/24(土) 16:22:18ID:Jfc8Oarg
晴子「紳・・いちっっ・・・!」
牧「晴子ぉぉぉ」
晴子の中に挿入した牧は激しい腰を動かした。
軋むベッド。二人の切ないあえぎ声。卑猥な音。そして迎えた絶頂。
牧は晴子の中に熱い精液を放った。

牧は晴子を厚い胸板にしっかり抱きしめながらそっと額にキスをした。
牧(オレの晴子)
そして二人は心地良い眠りについた。目覚めたなら再び熱いセックスが交わされるだろう。牧はそう思いながら。

0269名無しさん@ピンキー2010/07/29(木) 01:04:23ID:kgQjY+wh
久し振りの投下GJ!
いや〜夏ですな!堪らんですな、若さが!w
また是非とも投下して下さい
お待ちしてます!
0270三井×春子2010/08/06(金) 04:33:43ID:HL4phuRw
>238さんのリクエストにお答えしして…
初なので拙い文ではありますが、斜め読みでもしていただければ幸いです。
0271三井×春子2010/08/06(金) 04:44:23ID:HL4phuRw
お兄ちゃんが引退して、代わりに私がマネージャーになって。
忙しい日々が過ぎてゆく。
新しいチームで、前よりもっと強くなるために、よりハードな練習になって。
マネージャーの私は、選手のみんなに比べたら疲れることなんかしてないのに、家に着くとすぐにベッドに倒れ込む。
夢の中でも、出てくるのはいつも流川君や桜木君ばかり…なんだけど。
最近、三井さんが出てくることが多くなった気がする…。

お兄ちゃんが引退して淋しいのか、勉強の邪魔したいのか、休みの日の練習が終わると、三井さんがうちに来るようになったからかな…?
0272三井×春子2010/08/06(金) 05:04:33ID:HL4phuRw
『赤木、漫画の続き借りに来たぞー』
あ、今日もまた三井さんが来た。
お兄ちゃん、木暮さんとまだ図書館だと思うんだけどな…
『三井さん、お疲れ様です…あの、お兄ちゃんまだ帰ってなくて…』
三井さんは頭をがしがし掻きながら、子供みたいに口を尖らせる。
『なんだよあいつ、ガリ勉野郎め』
帰って貰うのも申し訳ないしなぁ…
『もう少ししたら帰って来ると思うから、良かったら上がってください!』
お兄ちゃんの殺風景な部屋に案内すると、三井さんはベッドに寝そべって勝手に漫画を読み始めた。
毎日一緒に練習してるのに、三井さんと喋ったことって、あんまりないなぁ…。
彩子さんと違って、宮城さんや三井さんにはなんとなく声をかけにくい。
もっと色々話したいな…
そんなことを考えながら台所に行って、麦茶を持って部屋に戻ると…三井さんは既に寝息をたてていた。
0273三井×春子2010/08/06(金) 05:15:35ID:HL4phuRw
起こさないように、そっと麦茶を机に置いて、寝顔を覗き込む。
思ったより長い睫が、窓からの光で頬に影を作っている。
華奢ながらにごつごつした大きな手や、バランス良くついた筋肉が、なんだかとても綺麗に見えた。
(私も、三井さんみたいにシュートが打てたら…どんなに気持ちがいいんだろう?)
あどけない寝顔を見つめながら、ベッドの傍に座ると、暖かな秋の日差しが心地良くて、いつしか瞼が落ちていった。
0274三井×春子2010/08/06(金) 05:41:13ID:HL4phuRw
空が青からオレンジ色に変わる頃、俺はぼんやりと目を覚ました。
見慣れない天井を見渡して、寝返りを打つ。
…!?
鼻先を、さらさらとした髪がくすぐった。
シャンプーの優しい香りが広がる。
思わず勢い良く飛び起きると、眠りに落ちる前の記憶が蘇ってきた。
(そうだ、赤木の家に来て、寝ちまったんだ…)
それはそうと、なんでこいつがここで寝てるんだ。
無防備すぎるだろ、いくら兄貴の友達だからって。
(しっかし、いかつい赤木の妹とは今更ながらに信じられねーよな…)
細い肩、白い肌。
小さな唇は、自分のものとは違い、艶々と潤っている。
(キスしたのなんて、どんだけ前だっけな…)
数ヶ月前のバスケ部に戻る前の日々が、随分昔のことのような気がする。
あの頃は、空虚な心を満たす為に、気持ちも無いのに付き合ったりもした。
(馬鹿だったよな…俺)
これからは大事にしたい。
バスケも、自分も、友達も。
いつか好きになる誰かも。
夕日で輝く春子の細い髪を、三井は無意識に、優しく撫でた。
0275三井×春子2010/08/06(金) 06:12:04ID:HL4phuRw
『ん…』
吐息混じりの掠れた声が洩れる。
体育館に響くいつもと同じ高めの声が、甘く、柔らかく、三井の胸を震わせる。
静かな部屋の中で、自分の鼓動が速くなっていくのがはっきりとわかった。
(やべえ)
なんで、今まで何とも思わなかったんだろう。
こんなに可愛いのに。
桜木がこいつのことを好きだからか?
赤木の妹だから?
(いや、違う。俺がバスケしか見えてなかっただけだ)
高鳴る心臓とは裏腹に、三井の頭の中はとても穏やかだった。
ゆっくりとベッドから降り、春子に近付くと、天使のように無垢な唇に、そっと自分のを重ね合わせた。
0276三井×春子2010/08/06(金) 06:37:10ID:HL4phuRw
ふいに石鹸の香りがして、春子は夢の中から戻ってきた。
ぼんやりとした視界の先には、見覚えのある長い睫があった。
(キリンみたい)
幼い頃、兄と2人で行った動物園を思い出した。
……。
………?
…………!?
重なった唇が微かに震え、三井は目を開ける。
そこには、大きくて真っ直ぐな、茶色い瞳があった。
『…起こしちまったか』
低くて落ち着いた声が、部屋に響く。
数時間前と同じように、がしがしと頭を掻く姿を見て、春子は急にせつなくなった。
澄んだ瞳に、涙が滲む。
それは大きな粒となり、白い頬を伝った。
『悪い。寝てる時なんて狡いよな。』
三井の大きな手が、優しく、優しく、春子の頭を撫でる。
その温もりが、一層胸を締め付ける。
(違う…違うの。)
0277三井×春子2010/08/06(金) 06:49:54ID:HL4phuRw
細い指が伸びる小さな手で、自分の目頭をおさえる。
それでも涙は、ぽろぽろとこぼれ落ちていく。
(嫌だった訳じゃないの。)
肩が小さく上下する。
(どうして…)
(どうして謝るの?)
冷たい雫が膝に落ちる。
(初めてのキスが、三井さんとで…嬉しかったのに。)
(どうして謝るの??)
やっと気付いた自分の気持ち。
憧れじゃない、本当の 好き 。
なのに、気付いた瞬間、砕けてしまった。
三井さんには、 好き が無かったんだ。
後から後からこみ上げる、涙とせつなさに、春子は顔を覆う手を離すことができなかった。
0278三井×春子2010/08/06(金) 07:08:02ID:HL4phuRw
固い床に胡座をかいて、三井は泣いている横顔をずっと見つめていた。
(泣かせるつもりじゃなかったんだけどな)
じゃあ、どんなつもりだったのかと聞かれたら、言葉に詰まってしまうのだけれど。
いつも明るく仲間に声をかける姿や、密かにテーピングの巻き方を勉強するひたむきな姿を思い出して、こんな状況の中、三井の心は穏やかだった。
(やっと気付いたんだ)
大事にしたい誰かが、誰なのかを。
目を細めて机を見ると、氷が随分小さくなった麦茶が2つ並んでいた。
もう少しして、泣き止んだら…ちゃんと言おう。
ふられちまうかもしれないけど。
この小さな手で、ひっぱたかれるかもしれないけど。
今度はちゃんと、起きてる時に。
柔らかい唇にキスするんだ。
何度も。
何度も。。
0279名無しさん@ピンキー2010/08/06(金) 07:17:49ID:HL4phuRw
すみません。
長くなったのに、全くエロになりませんでした。
そしてそれ以前に。
晴子さんの名前を変換し間違え続けていたという…
穴があったら入りたいって、こういうことですね。。
眠れない…と、このスレを久しぶりに覗いて、なんとなく書いてしまって、夜が明けて。
自分の拙さに、後悔でいっぱいです。
気を引き締めて、仕事行ってきます。
なんだか本当に、すみません。
0281名無しさん@ピンキー2010/08/07(土) 00:40:07ID:Q7EirYN8
>>279
穏やかでいい話だった 投下ありがとう
仕事頑張って下さい
そして続きを思いついたら是非また書いて欲しいです
過疎スレだけど、自分みたいに密かに待ってる人居ると思う
0283名無しさん@ピンキー2010/08/08(日) 04:18:11ID:QZlUKtHh
>279です。
>280さん>281さん、ありがとうございます。
温かい言葉に胸を打たれました。
同時に、作品を創る難しさを実感しました。
本格的に艶っぽいお話は、もう少し修行してから投下しようと思います。
それまで、2人のあの日のその後を少しだけ。。
0284三井×晴子 涙の後に2010/08/08(日) 04:33:31ID:QZlUKtHh
窓の外をかける風の音だけが、部屋に響く。
2人の唇が触れ合って、離れてから、、どれ程の時間が流れたのだろう。
声もたてずに静かに震え、頬を濡らす晴子を、三井は黙って見つめていた。
泣かせたのは、他でもない自分なのに、罪悪感も戸惑いもなかった。
芽生えたばかりの、優しい気持ちだけだった。
『ごめんな』
一言だけ、呟いた。
突然で、驚かせただろうから。
独りよがりの想いを押し付けて、嫌な気持ちにさせたかもしれないから。
それでも、迷うことなく真っ直ぐな瞳で、晴子を見つめた。
0285三井×晴子 涙の後に2010/08/08(日) 05:07:30ID:QZlUKtHh
少し斜めに顔を背け、深く深呼吸をした後…晴子は指で涙を拭って三井を見上げた。
『…どうして謝るんですか?』
少し困ったような、でも、柔らかい表情で黙っている三井に、もう一度問いかける。
『謝るのは…気まぐれであんなことしたからですか?』
『気まぐれじゃねーよ』
晴子には、言葉の意味がわからなかった。
『気まぐれなんかじゃねーよ。むさい赤木にわざわざ会いに、しょっちゅう来てたわけじゃない。』
大きな風が、窓の外をざぁっと駆け抜けていった。
『俺、自分でもわかってなかったんだけどさ。』
ゆっくりと晴子の小さな手に、自分の手を重ねる。
2人の体温が、溶けてひとつになる。
『好きだよ』
重ねられた大きな手が、微かに震えている気がした。
0286名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 01:44:25ID:MGv2Pdvh
おお!!
ちょっとチェックするのをサボってたら
投下されてるジャマイカ!!
牧x晴子の人も三井x晴子の人もGJ!!
是非またお願いします。
0287名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 02:09:28ID:TlI4kmut
三井×晴子を書いた者です。
>282さんへのありがとうが抜けてしまってました、申し訳ないです。改めて、ありがとうございます。
そして、>285さん、ありがとうございます。
涙の後に を書いてる途中で寝てしまったので、今夜書き終えます。
0288三井×晴子 涙の後に2010/08/09(月) 02:44:53ID:TlI4kmut
三井が囁いた甘い言葉が、現実と思えなくて。
(まだ夢を見てるのかな…?)
と、うさぎのように赤い目で、ぼんやりと三井を見つめた。
『…好きだから、キスしたくなった。…嫌だったか?』
晴子は首をふるふると小さく横に振る。
2人の視線が交わった瞬間、重なった手の指先が、どちらからともなく絡まった。
『私も、三井さんが、好きです。だから、嫌じゃないです。』三井が小さく、ほっ と息を吐いた後。
熱い2つの唇が、ひとつになった。
お互いの温もりや感触を心に刻み込むように、長い間、何度もキスをした。
唇が離れる度に、照れくさそうに微笑み合って、また距離がなくなって。
((時間が止まってしまえばいいのに…))
言葉にしなくても、2人は同じことを思っていた。
0289三井×晴子 涙の後に2010/08/09(月) 03:16:29ID:TlI4kmut
オレンジ色の空が、群青色へと変わり始めた時。
晴子の頬に手を添えたまま、三井が急に動きを止めた。
(?)
不思議そうな顔で晴子が首を傾げる。
『こんなとこ赤木に見られたら…ハエタタキされんのかな、俺。』
青くなる三井を見て、思わず笑ってしまう。
けれど、笑い事じゃすまないかもしれない。
ここは、お兄ちゃんの部屋だから。。
『明日、練習終わったらさ。どっか一緒に行こうな。』
明日は日曜日。
三井さん、映画どんなのが好きなんだろ?
新しいバッシュを見に行くのもいいかもしれない。
明日も、明後日も、その次の日も。
この人と手を繋いでキスしたい。
今日は、その始まりの日。
0290名無しさん@ピンキー2010/08/09(月) 03:26:39ID:TlI4kmut
今の私の精一杯を見てくださった方々…本当にありがとうございます。
なんとなく書き始めてしまい、自分の未熟さを実感しましたが、ひとまず終えることができました。
いつか晴子さんが大人の階段登れるように、続きを書けるように、頑張ります。
0291名無しさん@ピンキー2010/08/10(火) 01:32:55ID:cruR6eor
GJ!
爽やかだ!
大人の階段登るシンデレラ、晴子ちゃん期待してます。
0292名無しさん@ピンキー2010/08/10(火) 22:29:02ID:KK+ao7/6
>>290
GJです
職人さん頑張ってください!
保管庫見てきたけど、仙道と松井さん、清田と藤井さんのがすごくよかった
仙道と松井さんて性格的にすごい合ってるなぁ
0293501 ◆Zt9AGvS4hE 2010/08/11(水) 22:41:05ID:gIdQbZkg
以前書くと言っていたものが進まないので、別に出来たものを載せます。

マイナーで長文なので、苦手な方は飛ばしてください。
0294木暮×彩子2010/08/11(水) 22:44:13ID:gIdQbZkg
初めて告白した時はびっくりしてたなぁ。
真っ赤になってあたふたしたりメガネを直したり。
でも一つ咳をしたら大人びた顔になって…。

“バスケが一番”

本気なのか体よく断られたのかわからないけど、別にどちらでもいい。
諦めなければうまく転がるかもしれないから。


「もうすぐ受験ですね。」
部活の片付けをしながら赤木先輩に言った。
「そうしたら卒業かぁ〜。来年もいい一年が入ってくれれば…。」
「彩子。」
「はい?」
「お前…木暮とはどうなんだ。」
「あ、バレてました?」
こんな話しが苦手なんだと容易に想像が付くほど苦い顔をしている。
「晴子も気付いてるぞ。まぁあれだけ態度で表していれば当たり前のことだがな。」
「晴子ちゃんがどうしたって?」
いつの間にか近くに来ていた木暮先輩に、赤木先輩は珍しく、わ!と言って驚いた。
「な、なんだよ赤木。晴子ちゃんなら流川に付いて帰っちゃったぞ。」
「ま、またかあいつは…!帰ったら一言言ってやらんといかん。」
「まぁまぁ。流川はもてるからなぁ。」
あははと笑う木暮先輩。今日もかっこいいです。
「木暮先輩の方がかっこいいのに不思議ですねー。」
「ははは…は…。」
笑いの止まった先輩の頬が赤くなっていく。ついでに赤木先輩も。
「ゴホンッ!…あー、お疲れ。」
バツが悪そうに赤木先輩が部室へ向かう。
赤面したままじろりと木暮先輩が私を睨んだ。小声なりに声を荒げる。
「彩子!お前はどうしてそーゆーことを言うんだ!恥ずかしいだろ!?」
「だって〜本当のことですよ?ほらほら先輩!着替えなくていいんですか?」
ブツブツと私を振り返りながら部室に行く先輩を見送る。
もうすぐ体育館で先輩を見ることはなくなるんだ。
部活に好きな人がいなくなるのは普通辛いことなんだろう。
私だって辛い。でもそれ以上にバスケのことで頭がいっぱいと言えなくなる先輩にわずかな期待を抱いていた。
0295木暮×彩子2010/08/11(水) 22:48:02ID:gIdQbZkg


「うわぁ。やっぱりみんなすごい食欲ですね。」
ガツガツ口に肉を運ぶ部員を見ながら晴子ちゃんが耳打ちしてきた。
本当すごい食べっぷり。見ているだけでお腹いっぱいになりそうだ。
今日で赤木先輩と木暮先輩は引退する。
送別会にと近くのしゃぶしゃぶ屋を選んだのだけど、これって予算足りるのかしら?
ひとしきり食べると席を自由に移動し、がやがやと入り乱れる状態になる。
なんとなく実感が沸かないまま時間だけが過ぎるが、
時折赤木先輩や木暮先輩の前で泣いている一年生たちを見るとその都度すごく寂しくなった。

「彩子。」
声をかけられて顔を上げると赤木先輩と木暮先輩が立っていた。
「あ、お疲れ様でした!受験、がんばってくださいね!」
「おう。」
そう言うと先輩たちが両隣に座ってきた。大きな2人に囲まれてなんだか照れる。
3人で改めて乾杯をした。
入部当時から、くじけそうになった時や諦めそうになった時、必ず2人は傍にいてくれた。
引っ張ってくれた赤木先輩と支えてくれた木暮先輩が、絶妙なバランスで私をここまで導いてくれたんだ。
色々と思い出していたら何も言葉が出てこなくなった。
他の部員のざわめきがやけに遠く響く。
「彩子。」
「はい。」
赤木先輩の声に…なんか、やばい。泣きそう。
ここで急に赤木先輩が立ち上がって朗々と歌い出したとしても泣けそうだ。
「俺は、常に部員に限界以上を求め日々無理をさせてきた。」
ポツポツよ低く話す赤木先輩の言葉に、動かないままはいと返事をする。
「だがそれは部員に限ったことじゃない。お前にも色々な注文をつけてきたはずだ。」
もう口を塞ぎたい。こんな空気は苦手なのだ。
声を出すと喉に痞えた塊が溢れてきそうで、ただうつむいて手に持ったグラスを見つめる。
「よくついてきてくれたな。この湘北が全国に行けたのも、お前のおかげだと思ってる。」
「彩子。お前の元気にみんなどれだけ助けられたかわからないよ。本当にありがとう。」
赤木先輩に続く木暮先輩の穏やかな声。
耐えられず頭をブンブンと横に振ると今にも出そうな涙を抑えるようにジュースを飲み干す。
「や、やめてくださいよ!泣かせる気ですか!?」
怒ったように言うと先輩2人が笑った。
ホッとした勢いでまた涙が出そうになる。あたふたと近くの飲み物を探すと向かいの三井先輩のグラスが目に入ってきた。
「あっちょっと先輩もらいますねっ。」
「あーっ!お、おいっ…!!」
勢いよく飲み干す様子を驚いたように見る赤木先輩と木暮先輩。
ターンッ!といい音を立ててテーブルにグラスを置くと、三井先輩が「あ…あ〜ぁ。」と情けない声を出していた。
0296木暮×彩子2010/08/11(水) 22:54:39ID:gIdQbZkg
あれ?これなんか味が変。これって……。
「オイ!?彩子!」
目の前がクラクラして気付いたら赤木先輩に寄りかかっている。
え?今のお酒??なんでお酒が…。
ちょっとした騒動になるかと思ったが周りもざわついているせいでみんな気付いていない。
「!!三井!お前〜!!!」
液体の正体を察した木暮先輩が睨むと、「しーっ!しーっ!」と必死で隠そうと慌ててる三井先輩が目に入る。
「ま、全く!呆れたやつだなお前は!彩子、大丈夫か?」
赤木先輩が支えてくれてなんとか起き上がる。ダメだ。クラクラする。
ここにいたら安西先生に間違いなくばれるだろう。
そしたら冬の選抜どころではなくなってしまうかも…。
「ちょっとヤバイですね…。すみません帰ります私。」
フラフラと立ち上がるとなんとか外に出た。
店から出るときに部員が色々言ってたけどよく思い出せない。
とりあえずここから出来るだけ遠くに離れとこう。
何重にも重なる景色をなんとか見分けて家の方へと歩く。
よろめいた身体をどこからか伸びてきた逞しい腕が支えてくれた。
「平気か?しっかりしろよ、フラフラじゃないか。」
その声にふらりと顔を上げると木暮先輩がいた。
「先輩?一人で帰れるから…。今日で最後なのに戻ってください。」
「心配するな。お前送ったらまた戻るから。」
それはこっちの台詞ですと返したくなるほど心配そうに顔を覗き込まれる。
いやだなぁ酔ったとこなんて見られたくないのに。
先輩が腕をつかんでくれているおかげでなんとか前に進む。
タクシーが通るたびに手を上げてみるものの、止まってくれる様子はない。
少しすると気のせいだと思い込もうとしていたものが存在感をもってきた。
(気持ち悪い)
クラクラする頭は落ち着くどころか激しさを増し、比例するように吐き気がしてくる。
(ウッ…やばい、吐く!!)

…あぁ。
今日は最後だから勇気を出して告白しようとか思ってたのに。
「大丈夫か!?吐きたいのか彩子?水飲むか?」
不安顔して恥ずかしさに追い討ちかけてくる先輩。
「ちょっと休んでもいいですか?」
「え…えぇっ!!??」
?なんだこの反応。
0297木暮×彩子2010/08/11(水) 22:57:21ID:gIdQbZkg

不思議に思い、ぼんやり立つこの場所を見渡してみる。
「ぁっ!」
気付くといつの間にかラブホテル街のど真ん中にいた。
そうだ。ここ通らないと帰れないんだっけ。
気分の悪さとは別の汗が額に浮かぶ。
真っ赤な顔で見ると先輩も同じだった。
私は木暮先輩が好き。木暮先輩もそれを知ってる。
ち、違うんです。いわゆる酔ったふりをして好きな人をラブホに誘うあの有名すぎる手段じゃないんです。
「あ、あのあのそうじゃなくって…。」
少し焦ったせいだろうか。忘れかけていた気持ちの悪さがまた押し寄せてきた。
今度こそダメかも。
周りにコンビニ等はなく、ただホテルが並ぶばかりだ。
酔っていて判断が鈍っていたこともあるが、
正直このまま帰るのは無理なので決心してホテルに入ることにする。
「せ、先輩店に戻っててください!わ、私ちょっと休んで帰りますから!!」
そう言うと口を押さえたままフラフラと近くのホテルに駆け込んだ。
(あーしくみわかんない。どうすんだこれ。)
もはや何を見ても視線が定まらない。ふいに足の力が抜け、ガクリと跪いた。
気付いた女の店員が慌てた様子で近づいてくるのがわかる。
(トイレ貸してくださいって言おう。言わなきゃ…。)
意識が朦朧とする。と、急に視界が高くなった。
「えっ!?」
「平気です、すみません。あとは大丈夫ですから。」
穏やかな声と間近にある木暮先輩の顔にドキリとする。
なんだ?なにごと??
ふわりと浮いている身体はしっかりと先輩に抱きかかえられたままどこかに移動している。
(お、お姫様だっこぉぉ!!!!????)
一瞬で酔いが覚めて吐き気も吹き飛んだ。
私の赤い顔をちらりと見た先輩は、同じく赤い顔で不機嫌に声を出す。
「全く。飲む前に酒だってわかるだろう?」
「す、すみません。」
先輩の怒った顔が照れ隠しのように見えてますます顔が熱くなる。
困った。
こんなことならまだ酔っていたかった。
素面の状態、加えてラブホテルで…先輩とどうしろって言うんだ。

0298木暮×彩子2010/08/11(水) 23:03:51ID:gIdQbZkg

トイレから出てくると、先輩が水を渡してくれた。
「少しはよくなったか?」
メガネの奥の心配そうな静かな目。
どうしよう…吐いてもないのにめちゃめちゃ気分よくなりました。
「はい。もう平気です。」
「よかった。ちょっと横になってろよ。」
まだ少しはクラクラするものの一人でも帰れる状態なのだが、
なんと伝えればいいかわからずとりあえずベッドに横になった。
静かな部屋にBGMだけが流れている。激しい鼓動は治まりそうもない。
鏡の前の椅子をベッドの脇に運んだ先輩がそれに座る。
優しく笑う先輩を直視出来ない。おかしいな、いつもなら私が攻め側なのに。
「彩子ってしっかりしてるようで抜けてるとこあるよね。」
思い出したように笑う先輩。
「豪快にイッキしてたもんなぁ。ははは見ててびっくりしたよ。」
「だって…お酒入ってるなんて思わないですもん…。」
「あはは。俺も彩子が急にふらつくから驚いた。」
考えたら2人でこんな風にゆっくり話すの初めてかも。そんな機会もなかったし。
いつもみんなに優しい先輩を独り占めしているようですごくうれしくなる。
こんな状況だけど、2人きりだし…告白するには一番いいときなのかもしれない。
決心してちらりと先輩を見ると、笑ってた先輩が視線に気付いてこちらを見る。
「せ…先輩。」
声が掠れる。私の固い表情でなにか悟ったのか先輩も赤くなった。
「あ、あーっと…水、横置いておこうな。」
焦ったように立ち上がろうとする先輩の指先を軽く握る。
先輩がギシッと固まった。
「ダメ。…ここに。」
流れるBGMがどこか遠いところで聞こえる。
もう告白するしかないのに心臓だけがせわしく動いて、何も言葉が浮かばない。
これでフラレるのかもと思ったら声が出てこなかった。
赤い顔をした先輩が一瞬私を見て視線を逸らす。
苦い顔で宙を睨んだ後、考えるように目を閉じた。
やっぱり迷惑なんだろうなぁ。
でも
どう思われても やっぱり好きなんです。
「…こっち見てください。」
消え入りそうになる声を押し出すと触れる指がピクリと震える。
先輩は眉根を寄せて真っ直ぐに私を見つめると、諦めたようにもう一度目を閉じてため息をついた。
「わ、私……ぇっ?」
しゃがみ込む先輩の顔が近づいたと思ったら、私の言葉を遮るようにいきなり温かな唇が重なった。
0299木暮×彩子2010/08/11(水) 23:08:29ID:gIdQbZkg
押しのけようとした両手をつかまれ、ベッドに押し付けたまま先輩が馬乗りになってくる。

何が何だかわからなかった。
力強い腕が、容赦ない舌が、普段の穏やかな先輩とはまるで結びつかない。
呼吸をさせないほどの強引さで押し付けるように唇が重なる。
「…っや、せっ先輩…!!」
唇が離れると熱を持った唇が頬を伝い耳へと移動する。
「あ…先輩っ…い、いゃっ。」
「騒ぐなよ。」
耳の傍で言われた言葉にぎゅっと閉じていた瞼を開いた。
信じられない。この人はあの優しい先輩なのだろうか。
体中がひやりとしたものに包まれていく。
低く低くうめくような冷たい声が頭をぐるぐると回り、言い知れぬ恐怖がまとわりついた。
「…んっ!」
耳に聞こえる水音と共にぬるりとした感触が耳の裏に伝わる。
丁寧にそこを舐め上げると耳朶を含み舌で転がす。
絶えず舌を動かしながら先輩の手が私の身体を撫でるように伝い布団の中に入って来た。
動きが予想できない大きな手に恐怖を感じ、触れる箇所にあわせて体が跳ねる。
「やっぱり…。彩子は敏感だね。」
くすりと笑う声は普段の柔らかな先輩のまま。
無理矢理私を押し倒している男は間違いなく、
ずっと想っていた先輩なのだと再確認させられ絶望的な思いに駆られる。
震える私には気付いているのだろう。が、かまわず先輩は身体を密着させたまま胸を掴んできた。
やわやわと力を込めながらじっと胸を見つめる先輩。
服の上からであるのに、まるで透かして肌が見られているような感覚に陥る。
胸からの刺激と羞恥心が加わり、冷えた身体が少し温かくなるのを感じた。
呼吸が荒くなるのを悟られないよう大きく口を開くが、その方がバレバレなことに気付く余裕はない。
反応を楽しむように先輩の指が胸の頂点に触れた。
「あっ!…はっぁ…!」
頭がパンクしそうなほど状況についていけない。顔に熱が集中する。
0300木暮×彩子2010/08/11(水) 23:19:42ID:gIdQbZkg
目に映る先輩はどこか冷静に私を見ていた。
「せんぱ…。」
呟く声を遮るように、再び口が重なる。
強引に唇を割り入ってきた舌が私の舌をなぞった。
さっきと同じ動きなのに、今はその感触に意識が飛ぶ。
体中の感覚が敏感になっているような気がした。
動かない私の舌を誘うように絡め、少し離すと口の際をなぞる。
たまらず声が漏れると急に荒っぽく奥へ舌を押し込めてきた。
先輩の二の腕を掴んだ両手から、熱い体温が伝わってくる。
自分自身、引き剥がそうとしているのか引き寄せようとしているのかわからなかった。
気付くと私の舌がより気持ちのいい刺激を求めるように自然に動きだしている。
貪欲に先輩を求める自分自身に気付いてにわかに戦慄した。



ぺろりと私の唇を舐めるのを終わりに先輩が離れ、満足そうに微笑む。
変化を悟られているのか押さえつけられている力を緩くした。
またがったままの体勢でゆっくりと大きな手がメガネを外す。
その下にある先輩の目はいつもの優しさがない。
怖いのになぜか侵食されることを喜ぶように身体の熱が高まった。
「彩子、顔赤いじゃないか。もう抵抗しないんだね。」
「そ、そんな…。」
突然私の手を掴み、先輩の大きくなって形が浮き出た下半身に触れさせた。
「ぇっ!?やっ…。」
押さえつけられる手から熱く硬くなっている感触が伝わってくる。
「興奮してるのわかるかい?彩子はどうだろ。」
「え!!??あっ!!ゃぁっ…!!」
いつの間にかスカートの中に入り込んだごつごつする指が下着の上からそこに触れてきた。
「あれ。濡れてるの?」
「…っ!!??」
ぬるりとした感触が下着と共に上下したことで、目をきつく閉じ唇を噛む。
先輩の笑い声に反応するように恥ずかしいほど溢れるのがわかった。
掴んでいた手を離し、服とブラジャーを一緒に荒っぽく胸の上までたくし上げる。
指で2、3度乳首を弾いたあと、口に含んだ。
「…っんぁあっ!!あっあぁああ!!」
我慢していた声が大きく出る。
0301木暮×彩子2010/08/11(水) 23:32:13ID:gIdQbZkg
自分の声ではないような高い声が意識の外側で響く。
声を出したのを確認したように下着に手を差し入れた先輩は直接敏感な部分に触れて擦り始めた。
強弱をつけ、その部分を圧迫する。
段々にはっきりとしてくる水音を楽しむようにわざと大きく響かしているようだ。
「んぁ…あぁああっ!!せんぱ…あっだめっき、気持ちい…ぃっあぁっ。」
ピクリと揺れた先輩が胸から口を離しこちらを見る。
下半身を弄る手は休めずに絶えず動かしながらにこやかに笑った。
「気持ちいいんだ。」
「んぅう…あっあっ。」
指の刺激に身体を揺らす。先輩の話が全く入ってこない。
下着から突然指を抜き、先輩がジーンズと下着を脱いだ。
引き締まった身体の下につく初めて見るモノに釘付けになる。
呆然となっている間に私の下着もスカートも剥ぎ取られていった。
覆いかぶさってくる先輩は吐息がかかる程近くにより、自分の大きくなったものに私の手を引き寄せる。
「ここ、擦って。」
そう言うと手に握らせたまま軽く上下に動かした。

先輩の手が離れ、戸惑った私はすがるように先輩の顔を見つめる。
「っ!?きゃっ!!」
突然叱るように敏感な部分を激しく擦られ痛みが走る。
「ぃたっ!…や、やだっ!せんぱぃ、やめ…っんんっ。」
「早く。」
低く楽しむ声に従いおずおずと手を動かす。
ぐりぐりと押し付けていた指が柔らかくなった。
「そうそう。いいコだね。」
子供をあやすように穏やかに呟くと、シーツにしみを作るほどに濡れた部分にゆっくりと指を差し入れる。
「ぅあ…あっ…!ぃ…たあい…っ!!」
あまりの異物感に声が漏れ、先輩の腕をきつく握り締める。
「えっ?」
熱い先輩の身体が反応するように震えた。
不意に内壁を犯す圧迫感から開放されきつく閉じていた目を開ける。
驚いたように私を見つめている先輩。
「…あ、…初めて…なのか…?」
先輩の表情が和らぎ動揺の色が見えて泣きたくなる。
ホッとしたような変な気分。
声を出すと泣きそうだったから頭を微かに縦に振った。
「…ご、ごめん。そうだよな。…バスケ一筋だったんだもんな。」
頭が冴えたのか先輩が密着した身体を少し離す。

0302木暮×彩子2010/08/11(水) 23:46:22ID:gIdQbZkg
え、だって…先輩は…先輩だって一筋だったんじゃないの?
混乱する私に先輩は頭を掻いて困ったように笑った。
「ごめん。…優しくしないとな。」
言葉を発しようと口を開いた途端、私の手を取った先輩が人差し指を口に含む。
舌先で、伸びた爪の間にまで侵入し指の腹に沿って股まで舐め上げた。
「せ…先輩…。」
唾液でしとりと濡れるそこはライトにちらちらと光り、今までされたどんな行為より官能的な光景に見える。
指股にぐりりと舌を押し付けられると思わず吐息と共に声が出た。
妖しい魅力を放つ挑発的な動き。大きく口を開けた先輩と目が合うと一際心臓が跳ねる。
きっとこれ以上ないほど顔が赤いはず。
指の刺激がそのまま体中に伝わって熱を上げて行くのがわかる。
そんな私を見ていた先輩が、甲に唇を押し当てるのを終わりに覆いかぶさってきた。
間近に私を見ると、頬にキスをする。
もう一度視線を絡ませて唇が重なった。
脳が痺れていく。何度も唇を柔く咥えられては離れる。
その合間に低い声は同じ言葉を浮かされたようにささやいていた。
遠のく意識を呼び起こすとようやく言葉は意味を成して耳に届く。
「…好きだよ。大好きだ。…彩子。」
「……………えっ?」
理解すると驚いて先輩の身体を押しやった。照れたような顔が映る。
困ったように視線を泳がせると、居心地悪そうに私を見た。
「好きだったけど…付き合ったりしたら襲っちゃいそうでね。」
あははと笑う先輩はいつも通りの先輩。
そんな理由で断られたんだ私。
気が抜けて呆れているのに、震える口からは本当?という言葉しか出てこない。
私の問いには答えず、もう一度キスをすると舌が侵入してきた。
同時に充分に濡れた部分をなぞる。
「ゆっくりしようね。痛かったらやめよう。」
「え?…あっ…。」
入り口を慣れさせるように弄りながら言葉通りゆっくりと指が中に入ってくる。
触れられたことのない部分を侵される不安が襲ってくるけど、止めて欲しくなかった。
半分ほど入るとそこで広げるように動かしている。
「平気?」
「ん…ちょっと、くるし…です。」
「そう。ちょっと慣らそうか。」
そう言うと反応を見ながら丁寧に奥へと指をおさめ、動かしながら出し入れを始める。
「んん…あっ…なん…かダメ…ですっ。あっ!先ぱぃっ…!」
きゅうっと抱きしめると、若干呼吸の荒くなった先輩は奥まで入った指を折り曲げ、間接の部分で上側を擦ってきた。
「はっ…!やだ…ぁ、激しくしないで…っ!」
痛みとは違う味わったことのない感覚が湧き上がってきた。
身体の芯がじれったくうずく。

「彩子。最後まで出来る?」
淫靡な音を一層響かせる先輩に、呼吸が整わないままぼんやりとうなずいた。
0303木暮×彩子2010/08/12(木) 00:00:21ID:LHLZIiIl

押し当てられたそれは熱く、指とは段違いの大きさは到底中に入るとは思えない。
「乱暴にはしないよ。」
泣きそうな顔をしてると、先輩がしわの寄る眉間にキスをしてそのまま唇を重ねてきた。
先輩の身体に力が入ると同時に押し寄せる圧迫感。
漏れる声は先輩の口に飲み込まれていく。
中を押し広げながら入ってくる痛みは想像以上にきつい。
力を抜きたいけどどうしたらいいのかわからなかった。
薄く開いた目に映る先輩も苦しそうに顔を歪めている。
唇を離した先輩が息を吸い込んだ。
何度かに分けて、ぐ、ぐ、と腰に力を入れる。
腿に、先輩の引き締まった身体が密着したのを感じた。
眉根を寄せ荒く呼吸を繰り返しながら、ふぅと息をした先輩が微笑む。
「…よかった。全部入ったみたいだ。」
うなずくと大きな手で髪を撫でられた。
肩を上下させている先輩はやはり苦しそうに見える。
「先輩も…痛いの?」
質問ににこりと笑った。
「少しね。だけど彩子の方が何倍も痛いよ。」
「…どうしよう…力の抜き方がわかんなくて…。」
「はは。そんな気にすることないけど…それに結構柔らかくなってきたよ。」
ホラ。と言いながら先輩が腰を引く。
全身に鳥肌が立つような感覚。
「あっ!ぅんん!!…っん…ぁ!」
「痛い?」
「わ…わかんなっ…でもや、やめないで…。」
「…うん。」
私の反応を慎重に窺いながら動く先輩。
「すごいよ彩子の中。ギチギチに締めつけて俺を搾り取ろうとしてる。」
からかうような声が水音に交じる。

これはなんなのだろう…。
気持ちいいのかと聞かれれば違う。だけど平常ではいられない。
「………そんな顔初めて見る。」
大きな手の平が頬を包み、奥に身体を沈めながら低くそう呟く。
――私、どんな顔してるの…?
「あっ…く…ぅっ!んん!」
一瞬の表情も見逃すまいとするかのように熱っぽい目で私を見下ろす先輩。
たとえ今私がどんなにだらしない顔してたとしても、こんな風に見つめられるならどうでもいいやと思ってしまった。

先輩の体温を私の中に感じる。
それはこの上なく幸せで、先輩を想う気持ちが身体から溢れていくようだった。

0304木暮×彩子2010/08/12(木) 00:03:48ID:LHLZIiIl


急速に意識が戻ってきて目を開けた。
果てた先輩の白濁した温かな液がお腹に飛び散っている。
何も分からないほど熱していた頭が行為の終わりと共に静かに覚めていく。
息も荒く私を見つめる先輩の目は優しく、まぎれもなく好きになった人だった。
「…彩子。」
一つ名前を呟いた唇が重なる。
途端に先ほど感じていた恐怖がこみ上げてきた。
「ふ、うぅ…うーーーーっ!!」
重なった口から聞こえる声に驚き、先輩が身体を離してまじまじと私を見る。
涙が止まらない。
声が届かないような先輩が怖くて、普段の先輩に戻ったことでホッとしてしまった。
とりあえずおどおどしている先輩に何でもいいから文句が言いたい。
「あ、彩子…。」
「もぉー!なっなんなんですかぁ…こんなのってっひどいぃぃ!!」
「ご、ごめんよ。悪かった。」
「わ、私初めてなのにぃっ!し、し、信じられないっ!」
「すまん!この通りだ!!」
深々とあわせた両手を前に平身低頭謝る先輩。
「ずるいっ!先輩の鬼畜!!」
涙声で訴える私を心底申し訳なさそうに見上げる。
「なんていうか、歯止めが効かなくて…。その、我慢したんだけど…ラブホテルだし…彩子は色っぽいし…あはは…。」
「わ、笑い事じゃないです。」
釈然としない気持ちとは別に顔が赤くなり、口の端がヒクヒクする。
こんなことで許さないわよ。許さないけど…色っぽいって本当ですか?
ぎりぎりの所で喜びを隠すが、突然先ほどの先輩の言葉を思い出した。
『ずっと好きだったけど我慢してた。』
やばい…と思ったがすでに口は左右に引っ張られ、へなへなとうれしそうな表情を作っている。
「あ、機嫌なおった?」
図々しくも見破ってくる先輩。
機嫌なんて直るわけないでしょー!?あんなのほとんどレイプですよレ・イ・プ!!
「…えーっと。鬼畜だけど、精一杯大切にするよ。俺と付き合ってくれる?」
いつもの笑顔で首をかしげて顔を覗き込む先輩。
コクン
即答すぎる自分の返事に愕然として、うなずいたままの体制でハッと我に返る。
たった今まで怒っていたのに情けないわよ彩子!!
「はは。よろしくね。」
ぽんぽんと頭に感じる大きな手が心地よい。

怒りなんて吹き飛んでしまった。そうだ、こんなときに不機嫌でなんていられない。
撫でられる心地よい感触の中、誰彼かまわず手当たり次第に報告したい気持ちをもてあました。
0305501 ◆Zt9AGvS4hE 2010/08/12(木) 00:08:37ID:LHLZIiIl
終わりです。
木暮がひどくてすみません。
長文にお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。

たくさんの職人さんを心待ちにしています!お願いします!
0307名無しさん@ピンキー2010/08/14(土) 00:20:41ID:2FHZ7pmM
鬼畜なのに爽やかだ…さすが木暮。
作家さん、GJでした!おもしろかったです。
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